「天まる」さんの天丼 / AVOCAのブランケット

先日、丸の内に出かけた際に、丸ビルの中の天ぷら屋さん、「天まる」さんでお昼をいただきました。定食メニューもありますが、この日はなんとなく気分で天丼を食べることに。私はお店の一番人気という特上天丼をオーダーしました。

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どんぶりから天ぷらがあふれるように入っていて、そのうえにふたがちょこんと帽子のようにのっていました。天ぷらは、海老2つに、きす、なす、春菊、かきあげまであって、かなりボリュームたっぷり。ごはんは少なめです。

ごま油の香り豊かで、甘辛いたれのしみた天ぷらはどれもおいしかったです。かきあげは海老や小柱が気前よくたっぷり入っていてびっくり。料金もお手頃で、かなり良心的と思いました。大満足のランチでした。

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こちらはとびだし天丼です。その名のとおり、頭つきの大きな海老が2つ、丼から大きくとびだしていました。3Dでお見せしたいです。^^ 大海老のほかには、穴子、なす、かぼちゃ、春菊が入っていました。海老は頭つきで、みそも楽しめました。

店内は落ち着いた雰囲気でカウンターやテーブル席もありますが、天ぷら屋さんにはめずらしく、広々としたボックス席もあってくつろげました。夜はお酒が飲めるようで、和食のメニューも充実していますが、今度は定食を食べてみたいです。

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ソファでくつろぐ時に使う小さめのブランケットが欲しくて、なんとなく気に留めて探していましたが、先日、雑貨屋さんのTimeless Comfortで、素朴な風合いのウールのブランケットが、セールで50%OFFになっているのを見つけました。

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淡いブルーとブラウンは、最初はちょっとおとなしすぎるかな…と悩みましたが、結果的には我が家の濃紺&金茶のソファにとてもよく合いました。柔らかな色調が目に優しく、素朴な風合いと手触りのよさが気に入っています。

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これはアイルランドのAVOCAというショップのもの。実際には大きな工場で作っているのかもしれませんが、なんとなく手織りの機械でパタパタ作っているような… そんな情景が浮かんできました。

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ただ、ほのかな温かさが心地よく、すぐに眠くなるのが困りものです…。><
なお今回モデルを務めてくれたのは、我が家の新しい仲間、辰年生まれのドラちゃんです。^^

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「ヤコブへの手紙」

DVDで、フィンランド映画の「ヤコブへの手紙」(Postia Pappi Jaakbille / Letters to Father Jaakob)を見ました。主な登場人物はわずか3人、フィンランドの田舎を舞台にした小さな作品ながら、見終わった後になんともいえない豊かな気持ちに包まれました。

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登場人物は、盲目の牧師ヤコブ、恩赦によって12年ぶりに刑務所から釈放されたレイラ、ヤコブに手紙を届ける郵便配達夫の3人ですが、ほとんどヤコブとレイラの二人劇といってよく、舞台作品のような味わいがありました。フィンランドのはかなげな陽射しが作り出す、柔らかい色彩と陰影が印象的でした。

刑務所を出たレイラは身寄りなく、気が進まないままにヤコブの家で住み込みで働くことになります。しかたなしにやってきたレイラを、温厚な笑顔で迎えるヤコブ。しかし長年の刑務所暮らしで心がかさついているレイラは、とまどい、あからさまに無愛想な態度をみせるのでした。

レイラの仕事は、盲目のヤコブに代わって手紙を読み、それに返事を書く…というもの。郵便配達夫によって毎日届けられる手紙は、たわいないものから、深刻な悩みまでさまざまでしたが、ヤコブはそのどれにも聖書のことばとともにていねいな返事を書き送り、祈りを捧げるのでした。

しかしレイラにとっては、そうしたヤコブの行いも、偽善であり、自己満足にしか見えません。投げやりな彼女は、手紙を勝手に捨ててしまったり、送り主の名前を教えなかったりすることも。そうしているうち、ある日を境になぜか、ヤコブ宛のの手紙がぷつりと届かなくなります。

最初のうちは「そんな日もある」と笑っていたものの、来る日も来る日も手紙は届かず、ヤコブはすっかり意気消沈してしまいます。「もう誰も私を必要とはしていないのだ…。」 しかし絶望の中で、ヤコブはようやく気づくのです。人のために祈ることによって、逆に自分が生かされていたのだ、ということを…。

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その後もあいかわらず手紙は届かず… ヤコブを見かねて郵便配達夫から手紙を受け取った風を装ったレイラは、語り始めます。それはレイラからヤコブへの告白の手紙でした…。

ヤコブを通じて神様から大きな愛を受け取ったレイラ。それはヤコブにとっても、人生最後にふさわしい、大きな大きな贈り物でした。

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平野啓一郎 「決壊」

以前ごみつさんがご紹介されていておもしろそうと思い、平野啓一郎さんの社会派ミステリー、「決壊」(上・下)を読みました。読んだのは先月ですが、あまりにも内容が衝撃的すぎて、ホリデイシーズンにはふさわしくない…と記事にするのをためらっているうちに、今になってしまいました。

それほどまでにこの作品で描かれる世界は、非情で、陰湿で、残酷で… 誰一人救われることがありません。それでもぐいぐい最後まで引き込まれ、読み進めることができたのは、ひとつには事件の真相を知りたいという純粋な好奇心、ミステリーとしてのおもしろさがあったから。

そしてもうひとつ、大きなストレスを抱えた現代社会、そしてネット社会に生きる私たち誰もにとって、他人事ではない…という恐怖が、私を震撼させ、目を逸らせなくしたのだと思います。読後感は決して愉快ではありませんが、読んでよかったと思える作品でした。

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山口県に住む会社員の沢野良介は、妻と子と幸せな家庭を築きながらも、ネット上では、エリートである兄へのコンプレックスや日頃の不満、悩みなどを書き綴っていました。大阪出張の折、同じく出張で関西に来ていた兄の崇と会った良介は、その後行方不明となり、後日バラバラ死体となって発見されます。

間もなく兄の崇が容疑者として逮捕されますが、取調べの最中に新しい事実が明らかになり、事件は思わぬ方向へと展開していきます…。

ミステリーなので詳細に触れることは差し控えますが、私は犯人の想像を超えた残虐性に、まず背筋が凍りました。しかしそれと同じくらいに、薄気味悪く、不快に感じたのは、多くの一般の人たちの”姿なき悪意”です。

遺体の写真をネットにばらまく発見者たち、容疑者のことを知らずに憶測で中傷する人たち、事件を模倣し捜査を攪乱する人たち、被害者や加害者の家族のプライバシーを暴き、執拗に追い回す人たち…。

自分と直接関わりのない人に対するこれほどの好奇心、これほどの悪意は、いったいどこから来るのだろう…。そして、ネットのもつ利便性や匿名性が、こうした悪意ある行為に対して簡単に手段を与え、後押ししててしまうことの恐怖を改めて感じました。

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新春浅草歌舞伎 「南総里見八犬伝」「廓文章」

東京に思いがけない大雪が降った翌日、新春浅草歌舞伎を見に行きました。でこぼこに凍った道路は歩きにくく、また一見凍っていないところがかえって滑りやすく、一歩一歩慎重に歩いてでかけました。松の内は過ぎていますが、浅草仲見世通りの新年の飾りつけに、気持ちが浮き立ちました。

会場となる浅草公会堂も、樽酒が積み重ねられ、新春公演らしい華やかさと賑わいにあふれていました。そして上の階の休憩所からは、雪化粧した美しい浅草寺を見ることができました。

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広重が描く雪景色のような荘厳な美しさに、心が透き通る思いがしました。

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さて新春浅草歌舞伎、私が見たのは第1部で、演目は『南総里見八犬伝』と『廓文章』です。今回はドラマをしっかり見せるというよりは、ぱっと華やかでおめでたい、お正月らしい舞台でした。若手の役者さんたち中心のフレッシュな演技を楽しみました。

中村歌昇さんによる新年のご挨拶に続いて、『南総里見八犬伝』。もとは江戸時代に書かれた曲亭馬琴による長い長いお話ですが、今回はその中から、八犬士誕生を描く「富山山中の場」、「大塚村庄屋蟇六内の場」、八犬士が勢揃いする「円塚山の場」、3つの場面を楽しみました。

「富山山中の場」は、犬と結婚させられた伏姫(市川春猿)が、没落した里見家の復興を願って腹を裂き、八つの珠を産み落とす場面が、迫力あって印象的でした。春猿さんのたおやかな美しさに圧倒されて、舞台が狭く感じたほど。暗闇の中できらめき、揺れ動く八つの珠が神秘的でした。

「大塚村庄屋蟇六内の場」は、コミカルな演出が楽しかった。強欲な庄屋の蟇六は、養女の浜路を代官と結婚させようとしますが、祝言の日、浜路はいなくなり代官は怒ってしまいます。暗闇の中、持参金を手探りで取り合う蟇六と代官とのスローモーションの動き(だんまり)が、今の映像に通じるものがあっておもしろかったです。

「円塚山の場」では、火の中から現れる犬山道節(市川亀治郎)のアクロバティックな動き、立ち姿の迫力に魅せられました。亀治郎さんは、蟇六と道節の二役を演じましたが、全くタイプが違う役だけに、その演技の幅の豊かさに感動しました。最後にそれぞれ個性的な八犬士が勢揃いし、舞う場面は圧巻でした。

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『廓文章』は上方和事の代表作品だそうで、舞台は大阪新町、セリフが関西なまりだったのが新鮮でした。放蕩により勘当され、今はすっかり落ちぶれている伊左衛門(片岡愛之助)が、2年ぶりに遊女の夕霧(中村壱太郎)に会いに吉田屋を訪れます。

今は見る影もない伊左衛門を、昔のままに迎える吉田屋の主人、喜左衛門。人気の夕霧は他のお座敷に出ていて、さんざん待たされた伊左衛門は夕霧とけんかをしたり、仲直りしたり。

最後はなぜか勘当がとけて、夕霧を身請けする手はずが整い、無事に新年を迎える… というハッピーエンディング。あれあれ?という展開ではありましたが、このおおらかさがいかにもお正月らしく、楽しい舞台でした。

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歌舞伎を見た後は、近くの舟和さんの喫茶室であんみつをいただきました。久しぶりの和の甘味がおいしかった。あんと黒みつのやさしい甘みに、じんわり疲れがほぐれました。

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フォンダンショコラとチョコレートのお菓子

休日のおやつに、フォンダンショコラを作りました。

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グラニュー糖を加えて、もったりするまで泡立てた卵に、溶かしたチョコレートとバターを混ぜ、さらに薄力粉とココアをふるい混ぜてオーブンで焼きます。ふんわりいい具合にふくらみました。

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焼きたてのあつあつにスプーンを入れると、中からチョコレートソースがとろ~り。外側の少し固まってスポンジ状になっている部分と混ぜながら、おいしくいただきました。

フォンダンショコラは型から出す時に外側が破れてしまうことがありますが、ココットで作るとそのまま食べられるので失敗がありません。チョコレートのとろり具合は、オーブンの性能によって変わるので、できれば何度かくりかえして最適な時間を見つけておくといいかな…と思いました。

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(左)残ったフォンダンショコラは、冷めるとチョコレートが固まって、こんな感じにしぼみますが… (右)電子レンジに40秒ほどかけると、中のチョコレートが溶けて、生地が再びふくらみました。今度は冷たいバニラアイスクリームをのせていただきました。

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作りたてのおいしさにかないませんが、温め直すと、中のチョコレートは再びとろりとなります。熱でとけたバニラアイスクリームとチョコレートがいい感じになじみ、おいしくいただきました。アイスクリームの代わりに、ブランデー少々をたらすと大人の味になりそう。

おまけで最近のチョコレートのお菓子を少々。

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(左)お客様に、ガトーショコラフォンデュを用意しました。外はさくっ、中はしっとり。定番の味ですが、やっぱりおいしい。小さなココットに作ったパンナコッタ&ブルーベリーソース、軽く泡立てた生クリーム&ミントの葉とともに。

(右)ちょっと早めに、GODIVAのバレンタイン・チョコレートをいただきました。

これからValentine's Dayに向けて、チョコレート気分が続きそうです。

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古いブレンダー&新しいブレンダー

先月、10年以上愛用していたブレンダーが壊れてしまいました。

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今まで使っていたのは、Osterizer(オスターライザー)のクラシックモデル。Osterizerはアメリカのロングセラー商品ですが、これはおそらく復刻版として販売されたものだと思います。十数年前に、アメリカの会員制スーパーで格安に見つけました。

ほとんど衝動買いでしたが、Osterizerは(機種は違いますが)実家でも使っていてなじみがあったのと、アンティーク好きの私としては、なんといってもこのデザインに一目惚れでした。アメリカ製品らしく、音が大きくて重量級ですが、パワフル&シンプルで、使いやすいところが気に入っていました。

長年大切に使っていましたが、とうとうプラスティックの部分が割れてしまったので、新しく買い替えることにしました。デパートや家電量販店で見たり、レビューを参考にしたりして、ようやく決めたのがこちら。

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TESCOM(テスコム)社のブレンダーです。TESCOMさんは、(知らなかったのですが…)日本の小型家電メーカーだそうです。こちらも今までのOsterizerと同じく、機能をしぼってシンプルにしているところが気に入りました。メタルのデザインも、どことなく似ているような…。

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こうして並べてみると、Osterizerのミニバージョンといった感じ。コンパクトで軽く、扱いやすいです。さすがは日本製品とあって、アタッチメントもきっちりしていて感動しました。(当たり前か…)

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Osterizerはとにかく大きかったので、いつもキッチンカウンターの上にでんと置いていましたが、今度のはガラスジャーの部分をひっくりかえすと、コンパクトに収納できるよう工夫されています。

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我が家では、ポタージュやスムージー、ソース作りなどに欠かせないブレンダー。この日は、チョコチップスコーンにあわせて、いちごとバナナとブルーベリーのスムージーを用意しました。ブレンダーにフルーツと豆乳を入れて、が~っとしたらできあがり。朝のフレッシュスタートに、おいしくいただきました。

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「モールス」

DVDになるのを待ちかねて、映画「モールス」(Let Me In)を見ました。スウェーデン発のヴァンパイア映画、「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作を、ハリウッドで再映画化した作品です。

ハリウッド版は、舞台をスウェーデンからアメリカ、ニューメキシコ州の小さな田舎町に移し、登場人物たちの名前も変えていますが、ストーリーは同じで、スウェーデン版と同じくピュアでひんやりとした、透明感あふれる作品となっていました。

「ぼくのエリ」の感想は以前記事にしているので、リンクしておきますね。
movie 「ぼくのエリ 200歳の少女」

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雪がしんしんと降る夜、顔にひどいやけどを負った身元不明の男性が、救急車で病院に運ばれてきます…。予想外のオープニングでしたが、この場面だけ時間の倒置が用いられていて、「ぼくのエリ」を見た私も、ぐぐっと期待が高まりました。

とはいえ、全体的には「ぼくのエリ」と同じストーリー展開で、オリジナルの持ち味がそのまま生かされていたのが好印象でした。ストーリーは同じでも表現方法の違いが楽しめましたし、恐いシーンが近づくと、かえってドキドキしてスリルが味わえました。

一番印象が違ったのは、ヴァンパイア役の女の子。「ぼくのエリ」のエリは、大きな瞳に黒髪で、大人びた表情が神秘的な少女でしたが、「モールス」のアビー(クロエ・グレース・モレッツ)はあどけなくてかわいくて、あまりヴァンパイアらしく見えない…。

でもそれゆえに、本性をむき出しにして血をむさぼる場面での、ものすごい形相が衝撃的でした。

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「ぼくのエリ」も「モールス」も、気になったのは子どものいじめの場面。見ているとつらくて、親や先生はいったい何をしているんだ、と憤慨してしまいました。もっともそれが、ともに孤独をかかえた、アビーとオーウェンとを結びつける力になっているのですが…。

幼い二人の行き先のない逃避行が切なくて… 美しい余韻が心に残りました。

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新宿 「アカシア」のロールキャベツ / 焼きりんごのおやつ

新宿武蔵野館に、ユアン・マクレガー主演の映画「パーフェクト・センス」を見に行きました。映画の方は、私としては少々期待はずれ…だったのですが、武蔵野館のなんともレトロな雰囲気に、ほっこりした気分になりました。ほっこりついでに、昭和の雰囲気漂う老舗の洋食屋さん、「アカシア」でお昼をいただきました。

こちらのお店の名物はロールキャベツ。ロールキャベツは私の大好きなお料理のひとつで、自分では時々作るものの、外でいただくことはほとんどないのでわくわくしました。

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私は定番のロールキャベツのランチセットをいただきました。こちらのお店のロールキャベツはクリーム味。ランチには大盛りのごはんがついてきますが、パンの方が合うお味です。

クリームシチューを思わせる、ほのかな優しい甘さを感じるクリーム味。コンソメ味やトマト味とはまた違う、穏やかな味わいがありました。キャベツの中のお肉はぎゅっとしまっていて、ナツメグの香りがふんわりとしました。

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食べかけですが… こちらはロールキャベツと牡蠣フライのセットです。ランチセットは、ハンバーグやフライなどに、名物のロールキャベツ一個をプラスできるメニューが充実していました。

今が旬の牡蠣フライ。一口かじると、中から熱々の牡蠣のジュースがあふれ、とてもおいしかったです。手前に見える黄色いものは、卵のオーブン焼きをスライスしたもので、洋風茶碗蒸しのようなお味でした。

この日は、帰ってからもなんとなくレトロ気分が続いていて、おやつに、昔懐かしい焼きりんごが食べたくなりました。

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りんごは紅玉を使いました。スプーンを使って、中の芯をくり抜き、グラニュー糖をくぼみの半分まで(大さじ1くらい)入れます。大人用にはラムレーズンを少し入れ、その上に小さく切ったバターをのせました。上にシナモンパウダーをふりかけて。

200℃のオーブンで20~30分ほど、様子をみながら焼いていきます。

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ちょっと焼き時間が長かったのか皮が破けてしまいましたが、その分りんごは柔らかくジューシィで、バターのこっくりとした風味が生きて、とってもおいしかったです。上に冷たいバニラアイスクリームをのせて、あつあつ&ひえひえのコンビネーションを楽しみました。

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「善き人」

ヴィゴ・モーテンセン主演の映画、「善き人」(Good)を見に行きました。ヒトラー独裁が進む1930年代のドイツで、運命に導かれるがままにユダヤ人の親友を裏切ることになってしまったある大学教授の物語です。

静かな印象のポスターに惹かれて見ましたが、オープニングはむしろドタバタとした雰囲気。ナチスが台頭し始めた初期の頃の話なので、意外にも軽いタッチで物語は進行していきます。それだけにラストの衝撃が、胸に突き刺さりました。

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大学で文学を教えているジョン(ヴィゴ・モーテンセン)は、家庭に問題を抱えながらも日々奮闘している、ごく普通の善良な市民。しかし、ジョンが以前に書いた安楽死をテーマにした小説がヒトラーの目に留まり、気に入られたことから、彼の運命は大きく変わり始めます。

ジョンはこの小説をもとに、論文を執筆することを命じられますが、それは後にヒトラーの考えを正当化する根拠として使われるものでした。当局の求めに応じてナチに入党したジョンは、やがて幹部として重用されるようになります。しかしそれは、親友のユダヤ人モーリスを裏切る行為でもありました。

ユダヤ人弾圧の高まりに、モーリスはドイツを脱出すべく、ジョンにパリ行きの切符の手配を頼みますが、その切符は結局モーリスの手に届くことはありませんでした。その後、モーリスの行方を捜してある収容所に行き着いたジョンは、事態がもはやモーリスひとりの問題ではなくなっていることを知ります…。

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タイトルの善き人は、善良な市民、あるいは普通の人と言い換えることができるかもしれません。ジョンはもともとナチには否定的でしたが、当時の状況ではやむを得ないネガティブな選択を重ねていくことで、最終的には国家的犯罪に加担することになってしまうのです。

自由な今の時代にあっても、アクションを起こさないこと、NOとはっきり言わないことは、結局は現状を認めていることと同じではないか… 自分をふりかえって、ふと考えさせられました。

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ふだん着のおかず

最近のある日の夕食より…。この日は、ごはんとお味噌汁以外は、有元葉子さんの「ふだん着のおかず」という本から作りました。どれもレシピというほどのこともない、簡単なお料理ばかりですが、不思議と飽きの来ないおいしさがあって気に入っています。

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以前にもご紹介したことがあるかも…。ピーマンをごま油で炒めておしょうゆで煮るだけの簡単な一品ですが、ピーマンの甘みが感じられて驚くほどおいしい。お年賀でいただいた辰の絵柄の小鉢で。

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pig 豚肉入りきんぴらごぼう pig

刻んだ豚薄切り肉を入れただけで、きんぴらがボリュームたっぷりのおかずに。常備菜として、またお弁当のおかずにもぴったりです。

ごま油でにんにくみじん切りを炒め、香りが立ったら豚肉を加えてよく炒めます。千切りごぼう、赤唐辛子を加えたら、酒・みりん・しょうゆを加えて、水分がとぶまで炒め煮にします。

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どちらかというと、夏向きのお料理ですが… 牛肉のバターじょうゆの風味に食が進みます。青じそが入って清涼感たっぷりです。

オリーブ油で牛薄切り肉を焼いたら、バターを落としてからめ、風味付けします。しょうゆをまわしかけたら火をとめ、たっぷりの青じそを加えてひと混ぜします。

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(左)帆立の炊き込みご飯。お米に帆立の缶詰を汁ごと、山椒の実の水煮を加え、塩・酒・しょうゆ少々で味付けして普通の水加減で炊きました。炊き込みご飯に山椒の実を入れると、清涼感が増してさっぱりおいしくなります。

(右)絹ごし豆腐、四万十川の青さのり、あさつきのみじん切りの入ったお味噌汁。

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普通のごはんですが、これが一番ほっとします。

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