伊勢志摩(7) 名古屋・ノリタケの森
名古屋もあいにくの雨降り…。 街の中をあちこち歩くのはやめて、駅にほど近い「ノリタケの森」でのんびりすごすことにしました。
「ノリタケの森」は、日本を代表する洋食器メーカー「ノリタケ」が誕生した場所に作られた複合施設。芝生の広がる美しい敷地に、明治に建てられたという趣のあるレンガ造りの建物がありました。この建物は創成期のノリタケの工場で、今はギャラリーとレストランになっています。
この建物の奥に、クラフトセンターがあり、工房とミュージアムを見学することができました。(クラフトセンター内は撮影禁止でした。)
工房では、ノリタケの製品を実際に作っている過程を見学しました。私たちが訪れた時は、主に壷や置物などの装飾品が作られていましたが、生地を型にはめたり、部品を組み合わせたり、絵付けをしたり…というひとつひとつの作業が、全て職人さんたちの手作業で行われていて驚きました。
ミュージアムでは、明治から終戦直後まで作られていた「オールドノリタケ」とよばれる美術品の数々を見ました。まさにアンティークといった雰囲気の重厚な作品は、どれもため息もの! 写真でお伝えできないのが残念です。
西洋にならって作り始めたディナー食器は、透けるように薄くて白く、美術品とはまた別の難しさがあったようです。金の縁取りのある優美なデザインのディナープレートからは、西洋に対する明治の日本人の気概と誇りが伝わってくるようで、感動しました。
戦後の量産された食器のコレクションは、どこかで見たことがあるような…?というデザインも多く、懐かしさでいっぱいになりました。ちなみにノリタケというのは愛知県の地名、則武から来ているそうです。瀬戸や常滑で知られるこの地にノリタケが誕生したのも、なるほどとわかる気がしました。
季節の花々が植えられたガーデンや、ビオトープもあったので、晴れていたらのんびりお散歩してみたかったなあと思いました。
この後は、タクシーに乗って名古屋一の繁華街、栄へと向かいました。
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コメント
ノリタケの森、私も数年前に行きました!
ちょっと時間が空いたので寄ったのですが、予想外に素敵なミュージアムで驚きました。
たくさんのオールドノリタケを見ながら、日本の技ってすごいんだ!とウットリしていました。
もう一度行ってみたい(よく見てみたい)と思うミュージアムのひとつです。
投稿: ルプレ | 2009年5月14日 (木) 23時42分
☆ ルプレさま ☆
ルプレさんもノリタケの森、行かれたのですね!
私も、雨が降ったので行ってみることにしたのですが
建物やガーデンも美しく、すてきなミュージアムで気に入りました。
オールドノリタケ、アンティークデザインがほんとうにすてきでしたね♪
うっとりしてしまいました。
私も、機会があったら是非また足を運んでみたいなと思いました☆
投稿: セレンディピティ | 2009年5月15日 (金) 00時18分
今晩は~。
「ノリタケの森」、ステキなところですね~。こんな施設があるなんて知りませんでした。
「オールドノリタケ」は、写真集も出てますよ。物凄いきれいですよ。私、陶磁器にはそれほど詳しくないのですが、それでも「ノリタケ」の作品の完成度の高さと美しさは、ちょっと見ただけでわかります。私もいつか行ってみたいな~。
あ、↓の記事は目の毒でした。(笑)特にあわびステーキ。
私なんて、今日の夕飯「のり弁当」なのに~。(笑)
投稿: ごみつ | 2009年5月15日 (金) 00時39分
☆ ごみつさま ☆
おはようございます♪
ノリタケの森、私も今回の旅行で初めて知ったのですが
とってもすてきなところで気に入りました。
「オールドノリタケ」写真集も出ているのですね。見てみたいなあ☆
絵付けのひとつひとつに高い芸術性と職人の技が感じられて、
圧倒されました。日本にもこんなにすごい陶磁器があるんだなあと
うれしくなりました。機会があったら、また是非見てみたいです。
↓ ふだんはなかなか食べられないお料理ばかりだったので
旅行ならではのぜいたくな味を楽しみました。
あわびのステーキ、むっちりした食感でおいしかったです☆
でも「たまに」がいいのかもしれませんね。
2日続くと、普通のごはんが食べたくなりました。
投稿: セレンディピティ | 2009年5月15日 (金) 08時26分