伊勢志摩(3) 手こね寿司に舌鼓 & 伊勢河崎散策♪
おはらい町で、伊勢名物「手こね寿司」をお昼にいただくことにしました。
私たちが入ったのは、趣のある佇まいの「すし久」さんというお店です。たくさんの人が待っていましたが、おかみさんのきびきびとした采配で、1階と2階にあるお座敷に、次々とお客様が案内されていきます。私たちもそれほど待たされることなく、1階奥の窓際の席につくことができました。
(右)味わいのある窓から、美しい新緑の山とおだやかに流れる五十鈴川を眺めつつ、食事を楽しみました。
(左)私は「手こね寿司」に煮物や茶わん蒸しなどの小鉢のついたセットをいただきました。しょうゆダレに漬け込んだカツオが、たれの味のしみたごはんにのっているお寿司は、鉄火丼とはまた違う素朴な味わいがあっておいしかったです。
(右)お刺身が苦手な家族は、名古屋名物の「ひつまぶし」のセットを注文しました。こちらもうなぎのタレのしみたしっかりとした味付けで、おいしかったようです。お茶碗によそってそのまま何杯かいただいた後は、伝統にのっとって?お茶漬けにして食べていました。
食事の後に、趣のある店内をちょっと探索してみました。私の心を捉えたのはこの台所です。お店の奥に広々とした調理場はあるのですが、お味噌汁やご飯などはこちらでよそっているようでした。昔の調理場が今もそのままの形で、現役で活躍していることに感動を覚えました。
おかげ横丁のおみやげ屋さんで、切り込みが入っていて立体的に起こせる絵はがきを見つけ、あまりのかわいらしさに買い求めました。なんと食事をした「すし久」さんの図柄もありました。後でわかったことですが、神宮に架かる宇治橋の古材を使って建てられた貴重な建物なのだそうです。
お伊勢参りの後は、タクシーに乗って伊勢市駅にほど近い「伊勢河崎」という町を訪れました。
ここは江戸時代、すぐ横を流れる勢田川の水運を利用してさまざまな物資が運び込まれ、「伊勢の台所」として栄えた商人の町だったそうです。今は当時の賑わいはないものの、古い建物はそのまま保存され、お店として人家として大切に使われているようでした。
(左)昔の土蔵の壁が、そのままに保存されていました。(右)昔の商家の佇まいのまま、今も現役で商売を続けている鰹節屋さんがありました。
この日はこの後近鉄に乗り、宿泊先の鳥羽へと向かいました。
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コメント
こんにちは!
昔、本を見て美味しそうなので「手こね寿司」を作った事があります。
この地方の名物とは,知りませんでした。
趣の有る佇まいの所で頂けたら、美味しかったでしょうね!
この台所、今でも使われて凄いですね、美味しいご飯が炊けそう!!
伊勢河崎の町、行ってみたいですね。
この前は、ツアーで時間との戦いだったので
次回は、ゆっくり行ってみたいなと思いました^^*
投稿: Rei | 2009年5月 8日 (金) 14時52分
てこね寿司、まぐろかなと思ったらかつおなんですね。
地方の名物料理をいただくのって楽しいし、想い出になりますよね〜。
うちは特に食いしん坊だから食べ物でその土地を思い出したりします(笑)
街並も風情があって素敵ですね。
昔ながらのお台所(この言葉がぴったりですよね!)も、今も大切に使っているところがいいですね。ここで炊かれたご飯なら一段と美味しそう☆
投稿: olive | 2009年5月 8日 (金) 16時58分
伊勢の旅、日本をあらためて感じる旅のようで・・・ステキですね~!
行ってみたいな~☆
古い建物もたくさんあるんですね。
すし久さんのかまど?も、いい風情を醸し出してて・・・。
みなさんもおっしゃっていますが、ここで炊かれたお米、おいしそう!
投稿: ルプレ | 2009年5月 8日 (金) 22時22分
美味しそうですね~~~~!
手こね寿司もひまつぶしも^^
そして私の心にずしんときたのは、鰹節屋さんです!
私の実家は鰹節屋だったんです(笑)
懐かしい!
お写真のような立派な店ではないのですが、
父が亡くなるまで削っていました。
削りたての鰹節はご飯にかけて醤油をたらしてたべると
とても美味しいです^^
投稿: イザワ | 2009年5月 9日 (土) 01時36分
☆ Reiさま ☆
Reiさんは手こね寿司を作られたことがあるのですね。
私は作ったことはありませんが、たしかレシピを持っていたと思います。
今度旅を思い出しながら作ってみようかな~。
趣のあるお店だったので、食事もおいしくいただけました。
大きなお釜にびっくり! おいしいごはんが炊けそうですね。
伊勢河崎の界隈は、ひっそりとして趣がありました。
人もそれほど歩いていなくて、のんびりお散歩が楽しめました。
投稿: セレンディピティ | 2009年5月 9日 (土) 07時32分
☆ oliveさま ☆
手こね寿司、正式にはカツオなのでしょうが
家で作る時はまぐろで作ってもいいかな、と思いました。
旅先でその土地ならではのお料理をいただくのは楽しいですね~♪
帰ってからも旅を思い出しつつ、再現してみたくなります。
oliveさんもしばらく韓国ブームが続きそうですね☆
そうそう「お台所」という呼び方がぴったりですよね。
大きなかまどやお釜に感激しました。
おっしゃるとおり、おいしいごはんが炊けそうですね☆
投稿: セレンディピティ | 2009年5月 9日 (土) 07時38分
☆ ルプレさま ☆
伊勢では日本ならではの風景の数々に癒されました。
趣のある古い建物がたくさんあって、古いもの好きとしては
おおいにに心惹かれました…☆
昔ならではのかまど、いい味出してますよね☆
ほんと、おっしゃるとおり、こんな大きなりっぱなお釜でしたら、
おいしいごはんが炊けそうですね。
投稿: セレンディピティ | 2009年5月 9日 (土) 07時47分
☆ イザワさま ☆
伊勢の名物料理、おいしくいただきました☆
実はこの鰹節屋さんを見た時、イザワさんのことを思い出して
絶対お伝えしなくちゃ♪と思っていたんですよ。
ちょっとのぞいた時には、お店のご主人の姿は見えなかったのですが
広々とした店内に商品がちょこんちょこんと置いてあって
鷹揚にご商売されているという感じでした。
雰囲気のあるとてもすてきなお店でしたよ。
削りたてのかつおぶし、さぞおいしいでしょうね!
なんともぜいたくですね。
投稿: セレンディピティ | 2009年5月 9日 (土) 07時59分
こんにちは。
伊勢志摩というのは、実は訪れたことがないかも知れません。
面白いもので、実家からはどちらかというと近場なのですが、いつでも行ける、と思っていて機会がなかったのかもしれません。
ということで、お写真、楽しく拝見させていただいてます。
今回はまたお食事がとっても美味しそうですね。
お店がまた伝統を感じられますね。
昔ながらの調理場が面白いです。
投稿: reiko | 2009年5月10日 (日) 05時57分
☆ reikoさま ☆
おはようございます♪
reikoさんはたしか名古屋方面のご出身とうかがっていたので
伊勢志摩はきっと行っていらっしゃるかと思っていました。
でも意外とそういうものなのかもしれませんね。
地形的には、去年の夏に訪れたケープコッドにも似ているのですが
作り出している風景や雰囲気が全く違うことに驚きました。
日本ならではの景色や食事を楽しむ旅になりました。
古い趣のある建物、調理場…そんなものも、ひとつひとつ
感動しながら見てしまいました☆
投稿: セレンディピティ | 2009年5月11日 (月) 07時40分