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本郷の小さな美術館めぐり♪

学校の課題のために、本郷の東大・弥生門近くにある「立原道造記念館」を訪れました。同じ通りのすぐ横に「弥生美術館・竹久夢二美術館」という2つの小さな美術館があり、いい機会なので併せて見学することにしました。

20090613020_convert_20090615082007 3館共通のチケット

立原道造さん(私は知らなかったのですが)は、詩人であり建築家であり、その才能を認められながら24歳の若さでこの世を去ったそうです。この記念館では、幼少の頃から大学卒業後までの作品の一部を見ることができました。

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(左)は屋根裏に作ったという自室の再現、(右)は彼が作詞をした歌の楽譜です。この他、自筆の詩やパステル画などが数多く公開されていました。どれも10代の頃の作品で、小さく粒の揃った文字からは几帳面な性格の一端がのぞかれました。

どの作品にも彼独特の美意識が感じられて、子どもとは思えない精神性の高さが伝わってきました。それでいて、隠れ家みたいに屋根裏に自室を作る…という子どもらしい発想には、なぜかほっとして微笑ましい気持ちになりました。

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建築科の学生時代に描かれた設計図は、駅や集合住宅など、どれも時代の先をいくシンプルモダンで洗練されたデザインでした。生きていたらどんなにすばらしい作品を残していたでしょうか…。(左)は2004年に彼の設計図をもとに建てられたセカンドハウスの模型です。

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すぐお隣にある「弥生美術館」では、この日「やなせたかし展」が開かれていました。アンパンマンでおなじみのやなせたかしさんですが、もともとはグラフィックデザイナー、詩人、イラストレーターとさまざまな顔を持っていらしたようです。

三越デパートの包装紙のロゴや、「手のひらを太陽に」の作詞もやなせたかしさんによるものと知って驚きました。また独特のメルヘン画は、子どもの頃絵本で見たことがあり、とても懐かしい気持ちになりました。

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弥生美術館から渡り廊下でつながったところに「竹久夢二美術館」があります。明治から大正時代にかけて、20誌以上の雑誌の表紙や挿絵を描き続けた竹久夢二さんは、まさにひとつの時代を作った方だな…と実感しました。

20090613013_convert_20090615081611 雑誌の付録となった双六

ノスタルジーを感じさせる柔らかいタッチの独特のイラストからは、当時の女の子たちの過ごし方まで見えてくるようで、自分もタイムスリップしてその輪の中に入ってみたくなりました。

3つの美術館を見た後は、弥生美術館に併設された昭和の香り漂う喫茶店でひと休みしました。どの美術館も小さいながら各人の多才な人となりに触れ、その時代の息遣いが聞こえてくるような楽しい時間をすごすことができました。

本郷のあたりは、同じ都内でも家の方とは雰囲気が違い、歴史と味わいが感じられる街並みに心落ち着ちました。また機会があったら、のんびりお散歩してみたいと思います。

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コメント

私も立原道造さんという方は知りませんでした。
展示されている竹久夢二さんの双六、とても可愛くて欲しくなってしまいますね。

ところで今日、また夢でセレンディピティさんとお会いしました。
今回はお顔がはっきり見えたのですが、今までとちょっと印象が違っていて
私の想像するセレンディピティさんと今日の夢の中のセレンディピティさんと
どちらが本物に近いのかしら?と想像を膨らませています。
夢の設定が変で(夢ってだいたいそうですけど)、セレンディピティさんはサーカスのようなところで空中ブランコに出演したり、息子さんはなぜかベビーカーに乗っていたり(赤ちゃんではなかったけど小さかったです)、よくここでお見かけするイザワさんも登場したのですが(私は直接の関わりがないのに!)、何故か女性だったんですよ〜。変な夢でしょ(笑)

投稿: olive | 2009年6月15日 (月) 11時36分

こんばんは!
見覚えのあると思ったら、ここ2年前に行きました。
セレンディピティさんのブログを読んでいて、そうそうこんな感じと
思い出し、懐かしく思いました♪
私も、またあの界隈を歩いてみたくなりました☆

投稿: Rei | 2009年6月15日 (月) 23時43分

今晩は。

おお・・、私の住まいはここから歩いてちょとの所にあるんですよ。
近くまでいらしてたんですね~。

とは言っても、恥ずかしながら、私、どちらの美術館にも行った事がないんですよ。「いずれ行こう行こう」と思いながら現在に至っています。ホント、今度散歩がてらブラリと立ち寄ろうと思います。

美術館も良いですけど、こういう記念館も、ゆったりと見れて良いものですよね。

投稿: ごみつ | 2009年6月16日 (火) 00時54分

素敵な歴史散歩をされてこられたのですね。
3館を周った後に昭和の香り漂う喫茶店でひとやすみなんて
まさしくタイムスリップ気分ですね。
私も行ってみたくなりました。

投稿: イザワ | 2009年6月16日 (火) 02時02分

☆ oliveさま ☆
私は竹久夢二の世代ではないですが、それでも小さい頃の
きせかえ人形とか、ぬりえとか、懐かしく思い出してしまいましたよ。

ところで、またoliveさんの夢に登場したんですね! 光栄です。
私は運動は苦手ですし、活発なタイプでもないので
空中ブランコというのは、ちょっと違うような気がします~。(笑)
息子やイザワさんまで登場したなんてびっくりです♪
私も時々おもしろい夢は見ているのですが
目が覚めると、すっかり忘れてしまっていることが多いんです。
お話できなくて残念!

投稿: セレンディピティ | 2009年6月16日 (火) 07時45分

☆ Reiさま ☆
Reiさんも、ここにいらしたことがあるんですね♪
小さい美術館なので、全部見てもそれほど時間がかからないですし
お散歩ついでにちょっと入るのに、ちょうどいい感じですよね。
このあたりは、街並みも味わいがあってすてきですね。

投稿: セレンディピティ | 2009年6月16日 (火) 07時49分

☆ ごみつさま ☆
ここは、ごみつさんのお家から近いのですね!
いいところにお住まいですね。
地図を見たら、白山神社がわりとすぐのところにあったので
寄ってみたかったのですが、美術館を出たときにはもう夕方で
暗くなってきていたので、結局行かなかったんです。

近いとかえって、なかなか行けなかったりすることがありますね。
ここの記念館・美術館はどれも小さくて、
お散歩ついでにちょっと立ち寄るのにちょうどいい雰囲気でした。
機会がありましたら是非ご覧になってみてください☆

投稿: セレンディピティ | 2009年6月16日 (火) 08時00分

☆ イザワさま ☆
どれも小さな記念館・美術館ですが、全部回るとそれだけで
明治・大正・昭和・平成…と時代を感じることができて
楽しい時間がすごせました。
最近は美術館カフェもおしゃれなものがいろいろありますが
「喫茶店」という雰囲気のお店に入ったのは久しぶりでしたので、
とても懐かしい気持ちになりました。
古いレジスターなども、味わいがありましたよ。

投稿: セレンディピティ | 2009年6月16日 (火) 08時06分

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