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国立印刷局 滝野川工場

dollar 日本銀行の見学と関連して、今度は北区にある「国立印刷局 滝野川工場」を見学してきました。場所は、地下鉄南北線の「西ヶ原」駅前。見学には、事前に予約が必要です。(予約先はコチラ

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ここでは、日本銀行から発注される紙幣(日本銀行券)をはじめ、収入印紙、証券類などを製造しています。広大な敷地にある、巨大な印刷工場といった雰囲気でした。なお、硬貨についてはここではなく、造幣局で作られているということです。

大きな会議室で紙幣と国立印刷局の仕事についてのビデオを見た後は、グループに分かれて工場に入りました。見学者用通路から、工場の方の説明をうかがいながら、紙幣を製造しているところを見学しました。(敷地内は撮影禁止です。)

工場の中には巨大な印刷機が何台もあり、お札は1シートに20枚ずつ、切手シートのように印刷されていました。すかしの入った紙に、地模様、額面と肖像画、記番号と3種類の違う方法で印刷され、さらにホログラムや特殊発光インキなどが施されている日本の紙幣は、まさに世界一の品質だと実感しました。

毎日これだけ大量の紙幣を見ているとドキドキしてしまいそうですが、工場で働いている方たちにはお金という意識はなく、製品という感覚なのだそうです。とはいえ、ものがものだけに、お仕事の前後には、枚数確認はしっかり行われているそうです。

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肖像画など図案の原版は、工芸士の方が手で彫って作られているということです。1mmに11本もの線が入る細密画で、ルーペを使わなくては読めないような細かい隠し文字も入っています。

↑はおみやげにいただいた、お札の印刷技術によって作られているはがきです。次の新しいデザインのお札が出るまでには長い年月があるので、工芸士さんたちはその間腕が衰えないよう、日頃はこうしたはがきやカレンダー用の図案を彫っているそうです。

印刷の最終チェックも、手作業で行われているということです。紙幣が20枚ずつ印刷されたシートを束ね、ぱらぱら漫画の要領でめくって、間違いを見つけます。こうすると、わずかな印刷の不具合も、すぐに見つけられるのだそうです。

最高レベルの技術で印刷されている日本の紙幣ですが、原版作りや品質チェックといった一番重要な部分は、今もなお人間の手や目の力に頼って作られているというのが、とても興味深く思いました。

紙幣ができるまでのさまざまな工夫や秘密を知り、楽しい工場見学となりました。

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お出かけ」カテゴリの記事

コメント

夏休みの社会科見学ですね☆
日本のお札の印刷技術は素晴らしいというのは知っていましたが、
興味深かったのは職人さんたちが腕が落ちないように日々鍛錬されているということ。
確かにお札の柄が変わるのは十年以上ブランクがありますものね。
なるほど〜と感心しました。

投稿: olive | 2009年7月27日 (月) 10時28分

セレンさん、こんにちは。私自身、アメリカに来て初めて造幣局という存在を知り、ワシントンDCを訪れたときにちょっとだけ立ち寄ったのですが、やはり日本にもあるんだなぁと(←当たり前なことを言ってますね。汗)あらためて興味深く拝見しました。
そして、ハイテクな機械や技術がどんどん進化する中、やっぱり最後は人の力なのだなぁとちょっと嬉しくなりました。帰国したら子ども達にもぜひ見せてあげたいです。

それから・・・ボストン&NY旅行記を読んでくださりありがとうございました。セレンさんのNYでの記事も参考にさせていただきながら、楽しい思い出を積み重ねてきました♪魅力溢れるNY、おかげさまでますます大好きな街になりました。^^

投稿: ふゆさくら | 2009年7月27日 (月) 14時47分

今晩は。

前回の日銀、今回の造幣局と、息子さんの社会科見学(夏休みの課題)かしら?
この滝野川の印刷局は、通っている帝京大学病院から家までの途中にあるので、たまにウォーキングして帰る時には、いつも前を通ってます。中は見学出来るんですね~。滅多にない機会だし、勉強になりますよね。happy01
私にもちょっと(できれば1000枚位)印刷してくれないかしら。(笑)yen

先日「ターミナル」を見たのでTBさせていただきました。やっぱり、私トム・ハンクス好きだわ~。notes

投稿: ごみつ | 2009年7月28日 (火) 01時23分

こんばんは!
お金関係施設見学ですね~^^
北区にあるんですね。
今日のお話で私にとって印象的だったのは、
腕が衰えないようにカレンダーの図案などを彫っている
工芸士さんたち、そして手作業のお札の確認作業・・・
やはりどんなに技術が進んでも人の目・技術というのは
凄い!と感じさせていただきました!

投稿: イザワ | 2009年7月28日 (火) 02時09分

おはようございますhappy01

私も工場見学大好きなので、ここはいってみたいなと思いますが、
きっと平日だけですよね。。
(あとでご紹介のサイトをみてみますね^^)

人の目にかなうものはないのですね~。
絵もきれいなのは日本の技術力の高さによるものなのですね。

去年ですが、ANAでの見学ツアーに参加してきましたが、
ヘルメットも着用して滑走路の近くまで出られましたし、
飛行機の近くまでいくことができました!

私も化粧品の工場見学にいってみたいと思っていますが、
やはり平日しか行われてないのですよね。。

投稿: のりたま | 2009年7月28日 (火) 07時29分

☆ oliveさま ☆
社会科見学、おもしろかったです。note
原版が手彫りというのにも驚きましたが
腕を維持するために、常に鍛錬しておくというのはたいへんなことですね。
おっしゃるとおり、新しいお札が出るまでに10年以上はあるわけですから
その間、モチベーションを維持するのもたいへんなのでは?と
素人は思ってしまいます。
そうした自己のコントロールも含めての職人技なのだなと思いました。

投稿: セレンディピティ | 2009年7月28日 (火) 08時09分

☆ ふゆさくらさま ☆
私も以前、ワシントンDCの造幣局と、フィラデルフィアにあるお金の工場を見学したことがあったので、思い出しながら比較して見ることができました。
米ドルはたまに印刷が微妙にずれていることがありますがcoldsweats01、日本の紙幣ではそんなことは皆無ですものね…。日本の技術力の高さを改めて誇りに思いました。最後は人間の力というのも、緻密で責任感の強い日本人ならでは…と思うとなんだかうれしかったです。

アメリカでの最後のご旅行、楽しまれたようでなによりです。note そして最後にまたNYを選んでくださったことが、私がいうのもなんですがcoldsweats01うれしいです。ボストンも魅力的な街ですよね。 ご帰国の準備でますますお忙しくなるかと思いますが、お体に気をつけて、最後の瞬間までアメリカ生活を楽しんでくださいね☆

投稿: セレンディピティ | 2009年7月28日 (火) 08時30分

☆ ごみつさま ☆
日本銀行もこちらの印刷局も、平日しか見学できないので
夏休みに入ったら、是非連れていきたいと思っていました。
どちらも興味深く、貴重な体験でしたが
夏休みの自由研究は、自然科学系のテーマにするそうです。
早速地図を見てみましたら、帝京大学病院はここのすぐ近くなのですね。
ごみつさんのお家もわりと近そうですし、ウォーキングにはぴったりの
コースですね。(って余計なお世話ですが…。)
さすがにお札のおみやげはなかったですが、日銀ではシュレッダーに
かけた古いお札をいただきましたよ。何かに使えるかな?お守りとか。
「ターミナル」ご覧になったのですね!
TBうまく反映されていないようです。ご確認くださいませ。
後で記事を拝見しにうかがいま~す☆

投稿: セレンディピティ | 2009年7月28日 (火) 09時01分

☆ イザワさま ☆
日銀と関連して、お金に関する施設見学をまとめてしてみました。
いろいろな角度から見ることができて、どれも興味深かったです。
私も、原版を彫る方が、日頃から腕が衰えないように
鍛錬されていらっしゃることに敬服しました。
長い年月の間、モチベーションを維持するのもたいへんなのではと
思ってしまいますが、使命感やご自分の腕への誇りが
支えになっているのかもしれませんね。
人間の目や技術に勝るものはない…というのも、
すばらしいことだなあと感動しました。

投稿: セレンディピティ | 2009年7月28日 (火) 09時17分

☆ のりたまさま ☆
工場見学は楽しいですね。こちらの印刷局の見学はあいにく平日のみですが
機会がありましたら、ご覧になってみてください。
いつも何気なく使っているお札ですが、よく見るとほんとうに細かい
工夫が隠れていて、肉眼でも見えない文字や線が、すべて職人さんの
手仕事によるものと思うと、感動してしまいました。

のりたまさんはANAの見学ツアーに参加されたことがあるのですね。
私も以前JASがなくなる前に、見学ツアーで羽田を訪れたことがありますよ。
格納庫で飛行機を間近に見ましたが、なかなか楽しい経験でした。
化粧品の工場見学もおもしろそうですね!

投稿: セレンディピティ | 2009年7月28日 (火) 09時29分

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