「ギャング・オブ・ニューヨーク」 / 塩キャラメルパウンドケーキ
DVDで、マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ギャング・オブ・ニューヨーク」(原題:Gangs of New York)を見ました。
タイトルからなんとなく「ゴッドファーザー」のような映画を想像していましたが、時代はずっと昔にさかのぼります。19世紀半ばのニューヨークを舞台に、アメリカで生まれ育ったギャングとアイリッシュ系ギャングとの確執と、彼らにまつわる人間ドラマが壮大なスケールで描かれていました。
物語の背景には、黒人奴隷の解放をめぐって起こった「南北戦争」と、じゃがいもの大飢饉をきっかけに「アイルランド系移民がアメリカに大量にやってきた」という、2つの歴史的なできごとがあります。
アメリカの学校の教科書を通じて、アメリカやニューヨークの歴史に関してはある程度知っているつもりでしたが、自分が知っているのはつくづく「表」の歴史だと痛感しました。初めて知る「裏」の歴史に衝撃を覚えながらも、私の中で糸がつながっていくことはおもしろかったです。
主人公のアムステルダム(ディカプリオ)は復讐を誓い、父親を殺した敵方のボスのもとに近づいていくのですが、そうとは知らず(あるいは知っていたのかも?)親子のような信頼を深めていく展開は、この映画の一番の見どころ。はらはらしながらも惹きこまれました。
敵方のボスを演じるダニエル・デイ=ルイスはちょっと細身かな?と思いましたが、すごみのある目つきはギャングそのもの。アムステルダムと惹かれ合っていく美しい女スリを演じるキャメロン・ディアスもすばらしかったです。
バイオレンスのシーンは苦手なので、ところどころ早送りしてしまいましたが(これがDVDのいいところ)、当時のニューヨークの様子を知ることもできましたし、いろいろ考えさせられることも多く、見てよかったと思う作品でした。
☆ ☆ ☆
「食べきりサイズの大人のお菓子」という本を見て、塩キャラメル味のパウンドケーキを焼きました。
量を倍にして作ったので、食べきりサイズではありませんが…(笑) キャラメル味のパウンドケーキですが、若干塩が入っているのが特徴です。
10分ほど焼いてからいったんオーブンから出し、表面にもぱらぱらと粗塩をふります。
キャラメル&塩の甘じょっぱさが、クセになる味わい。おいしくいただきました。
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コメント
塩キャラメル味のパウンドケーキ、美味しそうですね!
塩が入って、表面にもパラパラがきいて
甘さの中に塩っぱさが〜想像しただけで*^^*
渋谷で塩キャラメルソースのかかったクレープがありましたが
その時は、食べなかったので今度いったら食べてみようと思っています^^
とても人気の商品だそうですよ♪
(お店の名前が、??場所もうる覚えで今度行けるか心配です^^;)
投稿: Rei | 2010年3月12日 (金) 22時38分
壮大なストーリーの大作は、観ていると自分がその映画の中に
引き込まれていくような気がして楽しむと同時に疲れます(笑)
観終わった後のけだるい感じが好きなのですが、
この映画もそんな感じですね。
けだるさの後に頂く、このパウンドケーキは疲労回復には
もってこいですね^^
投稿: イザワ | 2010年3月13日 (土) 01時42分
今晩は!
新しくみたレオ様映画ってこれだったのですね!
なかなか面白かったでしょう?ニューヨークのたどってきた歴史の一部もかいまみる事ができるし。私は大好きな作品です。
ただ確かに暴力シーンがちょっと怖いんですよね。ダニエル・D・ルイス・ザ・ブッチャーが怖い!
ディカプリオのお父さんがリーアム・ニーソンで、彼も良かったですよね。オランダ系の移民でしたっけ?
私、ラストシーンのショットも大好きです。こういう歴史を経て、今のアメリカがある・・と感じられるショットですよね。
投稿: ごみつ | 2010年3月13日 (土) 19時29分
☆ Reiさま ☆
ありがとうございます♪
塩キャラメル味、おいしいですね。
あの甘じょっぱさがクセになる味です。
渋谷のクレープ屋さんも気になります。
塩キャラメルソース、想像しただけでおいしそうです☆
投稿: ☆ Reiさま ☆ | 2010年3月14日 (日) 09時35分
☆ イザワさま ☆
この映画、重厚感があるうえにかなり長いので(3時間弱)
2日に分けて見ました。
でも内容は興味深く、引き込まれましたよ。
俳優たちが演技派揃いで、圧倒されました。
パウンドケーキは、塩キャラメルの独特の風味がおいしく
朝食やおやつに楽しみました☆
投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2010年3月14日 (日) 09時41分
☆ ごみつさま ☆
そうなんです♪ 想像とはちょっと違う映画でしたが、
ニューヨークの歴史の一端を知ることができて、興奮しました。
ファイブ・ポインツは、今のチャイナタウンの辺りなんだなあ…とか
いろいろわかって、興味深かったです。
ディカプリオとダニエル・デイ=ルイスの駆け引き
見応えがあって、すばらしかったですね。
ディカプリオのお父さん率いる「デッド・ラビッツ」は
(後からアメリカにやってきた)アイルランド系移民という
設定のようですね。
ダニエル・デイ=ルイス率いる「ネイティブ・アメリカンズ」は
アメリカで生まれ育ったイギリス系移民ということのようです。
ビル・ザ・ブッチャーのナイフ使い、すごかったですね。
銃よりも、ナイフの方が恐い…と思いました。
過激なシーンが続いた後だけに
最後のブルックリンからの眺めの変遷が、穏やかで印象的でした☆
投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2010年3月14日 (日) 10時25分
セレンディピティさんはディカプリオの映画はもう全部見たのかと思っていましたが、まだ見ていない作品があったんですね^^。ニューヨークに住んでいらっしゃったからこそ楽しめた部分もあってよかったですね。キャメロン・ディアスも出演していたなんて知りませんでした!しかもこの写真を見ても彼女だってわかりませんね。
投稿: olive | 2010年3月14日 (日) 11時36分
☆ oliveさま ☆
ディカプリオの出演作品、これで主なものはだいたい見たかな?と思います。(笑)
この作品はバイオレンスのシーンが心配で、実は見るのをずっと後回しにしていたのですが、人間ドラマとしてすばらしかったので、勇気を出して見てよかったと思いました。ニューヨークの歴史や当時の様子を知ることができたことも、私としては収穫でした。
キャメロン・ディアスが出ていることは、私も見てから知りました。現代女性のイメージの彼女ですが、こういうクラシカルな役柄もよく合うと思いました。華やかな外見ながら過去に陰のある女性を、みごとに演じていましたよ。
投稿: ☆ oliveさま ☆ | 2010年3月15日 (月) 00時32分