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「グリーン・ゾーン」

マット・デイモン主演の映画、「グリーン・ゾーン」(原題:Green Zone)を見に行きました。

     Greenzone

2001年のアメリカ同時多発テロ事件後、アメリカのブッシュ大統領はイラクが「大量破壊兵器を持っている」という理由で侵攻し、イラク戦争へと踏み切りました。

ロイ・ミラー(マット・デイモン)率いるアメリカ陸軍MET隊は、大量破壊兵器が隠されているという情報をもとにある施設に踏み込みますが、そこは何もないただの工場跡。こうしたことが何度も続き、ミラーは情報の信憑性に疑問を抱くようになります。

彼に近づいてきたイラク人フレディの情報をもとに、独自に調査を開始したミラーは、あるキーマンとの接触に成功します。そこでわかった真実は、「イラクには大量破壊兵器は存在しない」。しかもアメリカはそれを知っている、という事実でした…。

映画は手持ちカメラで撮影されていて、画面はぐらぐらと揺れ、時には焦点がぼやけ、ドキュメンタリーフィルムのような臨場感にあふれていました。夜の追跡の場面では、暗視カメラでの撮影となり、息もつけないような迫力がありました。

内容はシリアスですが、アクションシーンがあったり、ミステリー仕立てになっていたり…ハリウッドらしいエンターテイメントに仕上がっていて、どきどきしながら見ましたが、実際に起こったできごとだと思うと、心から楽しめない、なんとも複雑な気持ちになりました。

タイトルの「グリーン・ゾーン」とは、バグダッド市内に設けられたアメリカ軍(多国籍軍)のベースキャンプのこと。ここにはフセイン元大統領の宮殿もありますが、プールサイドでくつろぐアメリカ人たちの姿に、映画の演出とはいえ、やりきれない気持ちになりました。外では民衆や兵士たちが傷ついているのに…。

最後に国防長官が「我々はイラクを制圧した。これからは民主的な国家にする。」と発表しますが、外のテーブルでは、いくつもの宗派がそれぞれの主張をゆずらず、激しく言い争う姿が映し出されていました…。

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映画を見る前に、銀座の老舗の洋食屋さん「キャンドル」でお昼をいただきました。

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(左)は「チキンバスケット」、(右)は「1950年の海老マカロニグラタン」、どちらもお店の名物です。特にチキンバスケットは、お客様の半数以上の方がオーダーしていたのではないでしょうか。骨付きチキンのフライとコロッケ、ポテト、オニオンスライスが、バスケットに盛り合わせになっていました。

海老マカロニグラタンは、ぐつぐつのあつあつで運ばれてきました。家ではカロリー控えめに柔らかめに作ってしまうので、バターのたっぷり入った濃厚なお味はとても懐かしい気持ちになりました。どちらも老舗ならではのしっかりとしたお味でした。

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コメント

こんばんは!
アメリカはこういった映画を作れるところの凄さが
あるとは思いますが、こういった映画を見た後は
一般に当初報道されている内容の真偽とはどうなっているんだ・・・
と思わざるをえませんね。
日本の報道もどこまでが本当なのか・・・
最近でてきた、核の持ち込みに関しての密約だったという報道・・・等々。
裏の裏にはジャーナリズムも限界があるのかもしれませんね・・・

投稿: イザワ | 2010年6月12日 (土) 03時16分

こんにちは!

「グリーン・ゾーン」見に行かれたんですね!私も見たいな~。
イザワさんもおっしゃてますが、確かにアメリカはこういう映画を撮れるところが、凄いんですよね。情報の真偽はわからないにせよ、問題を提起出来ます。

原作はノンフィクションなんですよね。しかし、これほど複雑化した世界情勢の中で、どの情報が真実なのかなんて、一般人にはわからない怖さが常にありますよね。libra

銀座の「キャンドル」さん、けっこう前にテレビの「オーラの泉」で見ました!美輪様(笑)が、「チキンバスケット」をお勧めメニューで紹介してました。私も食べてみたいな!happy02

投稿: ごみつ | 2010年6月12日 (土) 12時56分

映画、けっこう評判いいようですね。私の周囲でも高得点だと聞いています。
それはともかく、このような映画が話題になるのは民主主義国ならではでしょうね。戦争を始める理由なんて、もっともらしく形式が整えばいいのです。要は戦争という手段をとることにより目的を達成できたかどうかが問題なのです。良き戦争とは勝った戦争ではなく、目的を達した戦争です。イラク戦争はその意味で、いささか問題があると思います。
もっとも、アメリカが開戦意義を問うのは、いささか青白い倫理観から抜けきれないからでしょうが、日本の場合戦争=悪と定義してしまっている幼稚さがあるように私には思えます。

投稿: ヌマンタ | 2010年6月12日 (土) 14時45分

これ、私も観ました。内容を予習しないで観にいったので、話が進むにつれて把握した次第でして(汗)

ハリウッドって、こういう映画を作らせたら右に出るものはいないって思いますが、映画なのか、実話なのか、バーチャルゲームなのか、showなのか、国民はよくわかっていないのではないか?が私の印象です。アメリカ人は、良くも悪くも2週間単位で興味が変わる…と言いましょうか。グリーンゾーンも、後悔当初は評判がよかったですが、だからといって、観た人が映画が終わってからも討論したとは思えないってのがまたアメリカですね~

でも、マット・デイモンは格好良かったです!

投稿: schatzi | 2010年6月13日 (日) 05時40分

☆ イザワさま ☆
そうですね。
国家機密という壁を崩すことはなかなか難しいと思いますが
丹念に取材を重ね、情報をたぐりよせていくことで、
見えてくる真実というものがあるのでしょうね。
これは映画なので、もちろんフィクションの部分もありますが
私たちに考える機会を与えてくれたと思います。
沖縄返還の密約については、山崎豊子さんが
「運命の人」という作品を書いていらっしゃいますね。

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2010年6月14日 (月) 07時43分

☆ ごみつさま ☆
「グリーン・ゾーン」おもしろかったです。
この作品、ある意味自己批判になってしまうので
アメリカでは一部ではウケが悪かったと聞いていますが
こうした作品が出てくること自体、すごいことですね。
情報を積み重ねることによって導かれた結論だと思いますし
映画なのでエンターテイメントにはなっていましたが
見る人に考える機会を与えてくれた作品だと思います。

まあ、「キャンドル」三輪様がご紹介されていたのですね!
古きよき、昔の洋食屋さんという雰囲気で
どこか懐かしい感じのするお味でした。楽しかったです。

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2010年6月14日 (月) 08時04分

☆ ヌマンタさま ☆
私はまだ見ていませんが、「ハートロッカー」も評価が高いですね。
「グリーン・ゾーン」はアクションシーンもあって
ちょっとエンターテイメントにすぎる部分もありましたが
考えさせる機会を与えてくれるいい作品だと思いました。
映画の中で「私たちの国のことは、私たちが考えればいいんだ」と
いうようなセリフがありましたが、どうしてアメリカが武力を持って
他の国に干渉するのか、理解できません。
これがもし他の国だったら、絶対に許されないことですよね…。
しかも事態はかえって悪化し、目的すらも見えなくなってきているように思えます。

投稿: ☆ ヌマンタさま ☆ | 2010年6月14日 (月) 08時25分

☆ schatziさま ☆
この作品、schatziさんが以前ご紹介されていて
気になっていたんですよ。戦争映画なので残酷なシーンがあるのでは
と心配していたのですが、いたずらに刺激するシーンもなく
きちんと作られていましたね。

たしかに、シリアスな題材もエンターテイメントにしてしまうところが
アメリカなのかもしれませんね。
戦争もアメリカ本土で起こったことではないですし、
身近に軍の人がいないと、なかなか自国の問題として
捉えられないという部分があるのかもしれません。

マット・デイモン、静かに熱かったですね。かっこよかったです♪

投稿: ☆ schatziさま ☆ | 2010年6月14日 (月) 08時50分

大変恥ずかしながら、イラク戦争がどうして起こったのか、つまり「イラクが大量破壊兵器を持っている」という理由で起こったということをこの映画をみるまで知りませんでした。だからどこまでが真実でどこまでがフィクションなのか、映画を観ているときはわかりませんでしたが、原作はノンフィクションなんですね。
アクションあり、サスペンスあり、ストーリーもしっかりしていたし、マット・デイモンのよさも出ていましたよね。私もあの映像の迫力はすごいと思いました。手ぶれや暗闇など見ずらい映像にも関わらず、まるでその場にいるような緊迫感を感じました。
マット・デイモンの「ボーン」シリーズが大好きなので期待してみましたが、ボーンシリーズとはまた少し違う、でも面白い映画だったと思います。

投稿: olive | 2010年6月15日 (火) 09時43分

☆ oliveさま ☆
実は私たちとは別に、息子もお友だちといっしょに
この映画を見に行ったのですが、彼らはアクション映画だと思って
見に行ったらしく、ちょっととまどっていたみたいです。
でも「ほんとうのことなのかな?」と、彼らなりに
いろいろなことを感じていたようですよ。

マット・デイモン、よかったですね。
以前はルックスが、あまり好みではなかったのですが(笑)
最近になって、いい役者さんだなあ、と気になる存在になりました。
「ボーン」シリーズは、私は見ていないので
近いうちに、是非見てみようと思います!
(早速、ネットレンタルで予約しました☆)

投稿: ☆ oliveさま ☆ | 2010年6月16日 (水) 08時23分

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蔦温泉@青森 ---------- 映画「グリーン・ゾーン」 ハートロッカーに引き続き こちらもイラク戦争の映画。 とはいえ、こちらは陰謀などが渦巻く フィクション色が強いもの。 いつものワーナー千葉NTでは上映していないので、 シネリーブル千葉NTで鑑賞。 コチラの方....... [続きを読む]

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