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屋久島(4) 縄文杉に会いに

翌日は、朝4時に起床。宿で用意していただいた朝とお昼のお弁当を持って、樹齢七千年ともいわれる縄文杉に会いに、往復約10時間の登山に出かけました。

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登山口付近は、環境保護のため車両規制を行っているので、途中の屋久杉自然館に車を停めて、シャトルバスに乗り換えます。(左)バスに乗り込む頃、ようやく夜が明けてきました。

(右)バスで走ること約40分。荒川登山口に着きました。ここより縄文杉登山の始まりです。

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(左)コースの最初の3分の2は、こんな感じのトロッコ軌道を歩きます。かつて屋久杉を伐採していた頃の名残ですが、今もトロッコは、時々使われているそうです。

(右)まもなく最初の鉄橋を渡ります。何度か鉄橋を渡りましたが、どの鉄橋も足元には隙間があり、下には轟く渓流が流れているので、慣れないうちは足がすくんでしまいました。

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(左)水が流れる樋の下をくぐったり、真っ暗なトンネルを歩いたり、(右)崖の横を歩いたり…と冒険気分が高まります。頭の中には、映画「スタンド・バイ・ミー」のテーマ曲が流れていました。(笑)

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(左)途中、手すりのついていない鉄橋がありました。これはさすがに私も恐かったです。橋の下は深い谷になっていて、ごつごつした岩の間を渓流が轟いていました。

(右)途中に、屋久杉を伐採していた頃の集落跡がありました。かつては、500人以上もの家族がこの集落に住んでいたのだそうです。今は当時あった学校の校庭の跡に、その面影を見ることができますが、幻を見ているような不思議な気持ちになりました。

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(右)沿道に、中が空洞になっている杉の木があったので、入ってみました。ここから外を見る景色が、まるで教会のステンドグラスのようでした。

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(左)トロッコ軌道を歩くのはここが終点。ここからは本格的な山道になります。左に見える細いはしごのような階段が、登山道の始まり。う~ん、なかなか手ごわそうです。

(右)昨年上高地を訪れた時は、ご年配の登山者が多いという印象でしたが、今年は女性の登山ブームを実感しました。「山ガール」というそうですが…登山用のスカートにスパッツという装いが、なかなかかわいかったです。

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(左)「ウィルソン株」に着きました。中が空洞になっている巨大な杉の株です。5、6人は入れるほど広く、祠(ほこら)のようなものが祭られていました。

(右)あるポイントから上を見上げると、空洞がちょうどハート形 heart01 に見えます。

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山を登るにつれ、少しずつ植生も変化しているようです。この赤い滑らかな肌の木が目立つようになりました。「ヒメシャラ」という木で、椿の仲間だそうです。登山道のいたるところに、小さな白い椿の花が落ちていて、目を楽しませてくれました。

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登山口から歩くこと5時間弱。展望デッキへの最後の階段をのぼり、とうとう縄文杉にたどり着きました。日本最大で、かつ最も古いといわれている杉の木で、樹齢は2700年とも7200年ともいわれています。

途中で、いくつも苔むした杉の大木を見てきましたが、この縄文杉は、そうしたどの木とも違った印象を受けました。神秘的というよりは、全てを包み込むような、大きさと穏やかさ、強さと優しさを感じました。見上げていると、心がふんわりと柔らかくなるような気がしました。

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縄文杉の少し先の山小屋の近くでお弁当を食べて、もと来た道を戻りました。帰りはさすがに足が筋肉痛になっていましたが、登る前に覚悟していたせいか、思ったほどきつくはありませんでした。登山道では、ヤクジカのかわいらしい姿が、目をなごませてくれました。

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コメント

おかげさまで片道5時間かけて自分が行って来たつもりに
なってます!  いや~魅力的ですねぇ~!
でも実際には私はこの行程、無理かも… 
普段から泳いだりトレッキングをされているセレンディピティさん
でさえも最後は筋肉痛と聞くとまったく自信がなくなりますぅ。
雨にならなくてよかったですね! 日頃の行いですね、きっと。
ヤクジカちゃんがこんなに近くに現れるなんて♪
この豊かな自然、世界遺産もうなずけますね☆

投稿: ゆず | 2010年7月22日 (木) 17時10分

ぢぢぃと申します。
屋久島に行きたいと思い数年経ちます。今年こそは!!と準備をすすめていたところ腰椎骨折(゚ー゚;うつ病再発(u_u。)となり計画が頓挫しています・・・
屋久島は行くときは屋久島に呼ばれた時だ!?と聞いたことがありワシはまだお呼びでないのね、としょんぼりしてます
セレンディピティさんのブログを見て行きたい感が再び湧きあがってきました。しばらくはブログの中で旅したいと思います。
屋久島の魅力をまた伝えてください。

投稿: ぢぢぃ | 2010年7月22日 (木) 17時35分

凄い自然ですね!
屋久杉を見に行きたいです!!
10時間位かかると聞いていましたので、少々不安を感じていました。
3分の2は、トロッコ軌道と聞いて行けるかな〜なんて思ちゃったりして^^*
お気楽なReiであります^^
最近は、カラフルな登山用のスタイルが可愛いですよね!
ヤクジカ、ヤクザルなど会えたなんて良かったですね^^

投稿: Rei | 2010年7月22日 (木) 21時53分

今晩は!

わ~~、これが屋久島でのメインイベントですね!
縄文杉に会うためには、往復10時間の道行きなんですね!
そんなに大変だとは知りませんでした。

でも写真を拝見していると、そんな苦労も十分に甲斐がありましたね。私も行ってみたいけど、高所恐怖症気味なので、手すりのない鉄橋が最大の難関になりそう・・っていうかムリかも。crying

最後のヤクジカちゃん、かわいい!

楽しくて、貴重な記事と写真、本当に有難うございました!shine

投稿: ごみつ | 2010年7月23日 (金) 00時11分

こんばんは!
臨場感ある説明にお写真もあって楽しみながら
ご一緒した感覚になりました。
私もトロッコの線はスタンド・バイ・ミーを
思い起こしました^^
往復10時間、大変な登山だと思いますが、
それを上回る楽しい思い出になったことでだと思います。
行きたいリストの上位進出決定です(笑
(仕事よ、おいで~~~^^)

投稿: イザワ | 2010年7月23日 (金) 00時35分

☆ ゆずさま ☆
少々長くなってしまいましたが…
最後まで読んでくださって、ありがとうございます♪
往復10時間のトレッキングと聞いて、
私もこれは無理だと思っていましたが
疲れたら途中で引き返せばいいや…という軽い気持ちで歩いて
なんとか到達することができました。
雨や風があったら、きっと途中であきらめていたと思うので
お天気に恵まれて、ほんとうにラッキーでした。
ヤクジカちゃんは、道中何度も見かけて感激しました。
つぶらな瞳に、心が洗われました☆

投稿: ☆ ゆずさま ☆ | 2010年7月23日 (金) 08時12分

☆ ぢぢぃさま ☆
はじめまして。
コメント、どうもありがとうございます。
ぢぢぃさんも、屋久島への旅を考えていらっしゃるのですね。
島には「紀元杉」という、車で見に行くことができる
大きな屋久杉の木もあるそうですし
登山をされる場合には、ガイドさんをつけることもできるので
安全なペースで登ることができると思います。
ご旅行が、いつか実現できることをお祈りします。
読んでくださって、ありがとうございました。

投稿: ☆ ぢぢぃさま ☆ | 2010年7月23日 (金) 08時24分

☆ Reiさま ☆
私も10時間なんてとても無理…と思っていましたが
だめなら途中で引き返せばいいや、という軽い気持ちで
なんとか登れてしまいました。
私よりもあちこちの山を登られているベテランのReiさんですから
絶対に大丈夫だと思います。
トロッコ軌道もあって、歩きやすかったですよ。
登山用のスカートは今年初めて見ましたが、なかなかかわいいですね。
野生動物たちの無垢の瞳には、ほんとうに癒されました☆

投稿: ☆ Reiさま ☆ | 2010年7月23日 (金) 08時32分

☆ ごみつさま ☆
往復10時間の登山なんてとても無理…と思っていましたが
なんとか歩けてほっとしました。
言ってみれば、ただの木なんですけど、
やはり達成感は特別のものがありました。
トロッコ軌道や道々の風景も楽しかったです。

私は高所恐怖症ではないのですが、
鉄橋を渡るのはなかなかのスリルがありました。
雨や風があったら、きっとあきらめていたと思うので
お天気に恵まれたのは、ほんとうにラッキーでした。

ヤクジカちゃんのつぶらな瞳には、ほんとうに癒されました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2010年7月23日 (金) 08時52分

☆ イザワさま ☆
最後までおつきあいくださって、ありがとうございます♪
いっしょに臨場感を感じていただけて、うれしいです。
この線路の感じ、まさに「スタンド・バイ・ミー」ですよね。wink
長い一日でしたが、やはり達成感は特別のものがありました。
道中の景色も変化に富み、野生動物にも会えて
楽しいトレッキングとなりました。
いつかイザワさんが撮られた屋久島のお写真を見てみたいです☆

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2010年7月23日 (金) 09時15分

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