「ロビン・フッド」
リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演の最新作、「ロビン・フッド」(原題:Robin Hood)を見に行きました。古典的な題材ながら、壮大なスケールと美しい映像、そしてアクション、人間ドラマ、ロマンス…といろいろな要素が散りばめられていて、とてもおもしろかったです。映画ならではの迫力あるシーンを堪能しました。
「ロビン・フッド」は過去に何度か映画の題材になっていますが、私は1991年にケヴィン・コスナー版「ロビン・フッド」を見たことがあります。ケヴィン・コスナーがとってもかっこよかったこと、ちょうどCGが映画に使われ始めた頃で、矢のスピード感に興奮したことなどを思い出しました。
伝説上のヒーローだけに、映画や小説によって100人いれば100通りのロビン・フッドがあると思いますが、この作品の中で、ラッセル・クロウは、包容力があって、朴訥としていて、人間味があって… 彼ならではの魅力的なロビン・フッドを表現していました。
舞台は12世紀末のイングランド。十字軍に従事していたロビン・フッドは、瀕死の騎士ロバート・ロクスリーに頼まれ、ノッティンガムの領主であるロバートの父のもとを訪れ、遺品の剣を届けます。
領主に気に入られ、ロバートの代わりにノッティンガムを守ることになったロビン。貧窮していた領民たちも少しずつ活気を取り戻し、ロビンは亡きロバートの妻マリアンと徐々に心を通い合わせていきます…。
この作品では、ケイト・ブランシェットが演じるマリアンのハンサムぶりも魅力的でした。きりりとした佇まいと、聡明な美しさ。領民たちとともに畑で汗を流し、馬を駆り、必要とあれば剣で戦う、その男っぷりがかっこよかったです。
無能なジョン王や、その家臣で裏切り者であるゴドフリーなど、悪役の描き方はわかりやすくステレオタイプ。(笑) 戦いのシーンは迫力はあるもののグロテスクではなく、どきどきしながらも、安心して楽しめるところがよかったです。
イングランドの絶壁の海岸に押し寄せるフランス艦隊や、シャーウッドの深い森… 壮大で美しい映像に魅了されました。
季節柄、ジュエリーや時計等の広告をよく見かけるようになりましたが、映画の予告編にあった、香水の「CHANEL No5」のコマーシャル・フィルムがとてもすてきでした。
オドレイ・トトゥの美しさが際立つこのフィルムは、まるで短編映画のよう。ヨーロッパの魅力あふれる映像は、見た後もしばらく余韻が残りました。
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コメント
今晩は!
お~、「ロビン・フッド」早速見に行かれたのですね!
私、リドリー・スコット監督、大好きなので気になってたのですが、楽しめたみたいですね。
そうか、ケイト・ブランシェットも出てるんですね!私、彼女の大ファンです。
やっぱり私も見に行こうかな~。
ケビン・コスナーの「ロビン・フッド」も私、未見なんですよね~。
シャネルNo.5のCMフィルムも拝見しました!オドレイ・トトゥ、きれいですね~。ファンタジックな映像もステキ。
ちょっと前の、ニコール・キッドマンのもすごくステキなCMでしたよ。
投稿: ごみつ | 2010年12月15日 (水) 21時44分
☆ ごみつさま ☆
おはようございます♪
「ロビン・フッド」早速見てきました。
ハリウッドの大作にふさわしい、映画らしい作品でした。
とてもおもしろかったです♪
ケイト・ブランシェットが、すてきでした~
壮大なスケールの作品なので、できたら是非
映画館の大画面でご堪能ください。
ニコール・キッドマンのCM、You Tubeで探して見てみました。
5年前のフィルムなんですね。なぜか舞台はニューヨーク…。
ほんとうに美しい女優さんですね~。改めてうっとりです。
最初のモノクロの映像のクラシカルな雰囲気がよく似合いますね。
投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2010年12月16日 (木) 08時44分
最近新作映画をご覧になるのが早いですね。
ロビン・フットは楽しめそうな映画だなと思っていました。
しばらく観たい映画がなくてこの映画の公開を待っていたのに、
公開になったら今度は映画を観に行くヒマがなくなってしまいました。
以前セレンディピティさんがご紹介されていた「瞳の奥の秘密」がようやく今週末から公開になるので、そちらはぜひとも観たいと思っています。
ちなみにクロッシングも新潟では年明けの公開なんですよ。なんでこんなに時差があるんだろう…。
投稿: olive | 2010年12月17日 (金) 10時50分
☆ oliveさま ☆
子どもが大きくなって、手が離れてきたので
以前よりも、映画を見る機会が増えたかもしれません。
(逆にファミリー映画を見に行くことがなくなって、ちょっと寂しい…。)
「ロビン・フッド」は、息子もいっしょに見に行ったんですよ。
ハリウッドらしい映画で、安心して楽しめる作品でした。
お正月映画にはぴったりです。
「瞳の奥の秘密」いよいよ公開なのですね。
テーマは重いですが、心にしっとり残るいい作品でした。
気に入っていただけると、いいのですが…。
「クロッシング」は悪くはないのですが、
お勧めできるかどうか自信がありません。
見た後は、ど~んと重苦しくなるので、覚悟してご覧ください。(笑)
投稿: ☆ oliveさま ☆ | 2010年12月17日 (金) 12時56分