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2011年2月

「英国王のスピーチ」

この週末に公開された映画、「英国王のスピーチ」(原題:The King's Speech)を見に行きました。子どもの頃から吃音に悩まされていてスピーチが大の苦手、という英国王ジョージ6世が、型破りな言語聴覚士と出会って少しずつコンプレックスを克服し、大切なスピーチを成功させるまでの物語。

英国王室を舞台にした作品ですが、ジョージ6世の苦悩や不安、それを乗り越えようと奮闘する姿は、ひとりの人間として身近に感じられ、共感を覚えました。言語聴覚士ライオネルとの強い信頼で結ばれた友情、そして妻エリザベスの献身的な愛、コミカルでありながらも心が温まるすてきな作品でした。

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映画の中でのライオネルの治療法というのが実にユニークで、ジョージ6世に歌を歌わせたり、わざと汚い言葉を言わせたり。(笑) 最初はあまりのナンセンスぶりに怒っていたジョージ6世でしたが、確実に吃音が治ってきていることでライオネルへの信頼を高めていきます。

内気で、ともすれば自信を失いがちなジョージ6世を、いつも温かい笑顔で支える妻のエリザベスの深い愛情にも心を打たれました。「あなたの吃音がすてきだったから結婚したのよ。」ということばには思わずほろりとしてしまいました。

そもそもジョージ6世の吃音は、子ども時代に受けた厳しいしつけが原因でしたが、エリザベスやライオネルが、国王ではなくひとりの人間として、ジョージのありのままの姿を受け入れ接したことが、ジョージの心を救い、吃音を克服する力となっていったのだろうと思います。

ヒトラー率いるナチス・ドイツに対し、英国王としてジョージ6世が開戦スピーチをする場面で、映画はクライマックスを迎えます。この時流れていたベートーベンの交響曲第7番の静かで力強い調べが、またすばらしかった。ジョージが紡ぎ出すことばのひとつひとつを重厚に彩っていて、心が高揚しました。

「パパのスピーチはどうだった?」というジョージに、「最初は危なかったけれど、途中からは上手だった。」と答えるおしゃまな女の子は、今のエリザベス女王。映画の舞台になってしまう英国の開かれた王室を実感しました。

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築地「幸軒」の焼売と「うおがし銘茶」

春一番が吹いた暖かい日、用事があって築地にでかけました。

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隅田川のほとりにて。(左)は佃大橋と大川端リバーシティのビル群。川沿いの桜の木は、まだ硬い花芽をつけていましたが、来月頃にはきっとみごとな花を咲かせて目を楽しませてくれることでしょう。(右)は勝鬨橋(かちどきばし)方面です。

帰りに、以前Reiさんに教えていただいた、「幸軒」(さいわいけん)の焼売を買いに行きました。築地場外市場に本店がありますが、私は築地本願寺の裏手にある支店を訪れました。

外観は、会社員の人が次々とお昼を食べに入るごく普通の中華料理屋さん。売店はありませんでしたが、お店の中に入って「焼売をお持ち帰りしたいのですが…」と申し出ると、気持ちよく引き受けてくださいました。1個100円とのことで、私は12個包んでいただきました。

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大きい焼売ですね! とってもおいしそうです。

幸軒で焼売を買ったあとは、地下鉄築地駅の方に向かい、大好きな日本茶の専門店、「うおがし銘茶」を訪れました。築地にいくつかお店がありますが、築地本願寺の斜め前にある築地新店に寄りました。

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いつもは濃厚な「にゅう」を買うことが多いのですが、この日はクセのない「しゃん」にしました。店内にはゆっくり座れるスペースがあり、お品を包んでいる間に、お店の方がていねいに入れてくださるお茶がおいしい…。生き返るような気分です。

焼売は、夕ごはんにいただきました。

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蒸篭で蒸しあがったほかほかの焼売がおいしそう~♪ 中華街の焼売は、比較的お肉の割合が多く、ぎゅっと肉汁が閉じ込められているようなおいしさがありますが、こちらのお店の焼売は野菜が多めで、柔らかい仕上がりでした。ていねいに作られた、家庭的な味わいの焼売でした。

焼売に合わせて、この日は中華のメニューを用意しました。

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(左)「豆腐とかにのクリーム煮」です。細切りにしたしょうがとねぎを炒めたら、かに肉(缶詰)と小松菜を入れ、スープ(ウェイパア・水・酒・塩こしょう)を加えて煮立て、ひし形に切った絹ごし豆腐を入れて煮込みます。豆乳を加えて、水溶き片栗粉でとろみをつけてできあがり。

(右)「温泉たまごのスープ」です。中華スープ(ウェイパア・水・酒・しょうゆ少々・塩こしょう)で白菜とねぎを煮込み、温泉たまごに注ぎます。あさつきを散らしてできあがり。

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どのお料理も穏やかな味わいで、おいしくいただきました。

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「ゴーン・ベイビー・ゴーン」 / スコッチロールキャベツ

先日見た「ザ・タウン」がおもしろかったので、DVDでベン・アフレックの初監督作品、「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(原題:Gone Baby Gone)を見てみました。日本では劇場未公開の作品です。

「ザ・タウン」と同じく、ボストンのある街を舞台にしたサスペンス・アクションとあって、同じにおいの感じられる作品でした。原作は「ミスティック・リバー」「シャッター・アイランド」のデニス・ルへイン。どんでん返し、さらなるどんでん返しのストーリー展開に引き込まれました。

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主人公は、この街で生まれ育った私立探偵のパトリック(ケイシー・アフレック)そして相棒のアンジー。この街で4歳になる女の子、アマンダが失踪し、パトリックたちはアマンダの叔母から捜索を依頼されます。

アマンダの母親はドラッグ中毒者であり、どうやらドラッグ関係のトラブルから、アマンダが事件にまきこまれたらしい、とパトリックは捜査を始めるのですが…。

パトリックを演じるケイシー・アフレックは、ベン・アフレックの弟ということですが、なかなかさわやかな雰囲気で好感が持てました。役柄でも、この街の表の世界と裏の世界を、両方うまく渡り合っていける青年という感じがよく出ていました。

街のワルにもひるまずに取り引きする一方で、捜査の過程である殺人者を撃ってしまった時には、相手が犯罪者とはいえ、殺してしまった自分を責め、葛藤する… そんな人間くささが魅力的でした。

どんでん返しの末に明らかになった事件の真犯人は意外な人物でしたが、それを知った時、パトリックはある決断を迫られます。彼の決断は、事件の当事者たちにとって最良であったかどうかはわからないけれど…。

どんな事情があるにせよ、私はやはり犯人のやり方は間違いであり、他にとるべき正しい方法があったような気がしました。 …いろいろと考えさせられる作品でした。

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少し前、まだ寒かった頃ですが、スコッチロールキャベツ?を作りました。

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鶏肉のたねでゆでたまごを包み、それをさらにキャベツで包んで野菜ブイヨンでコトコト煮こんで作りました。春らしく、菜の花を添えて。

スコッチエッグ+ロールキャベツで、「スコッチロールキャベツ」と命名しましたが、「親子ロールキャベツ」もいいですね。大きくて見ためのインパクトはありますが、キャベツと鶏肉の旨味がじんわりしみて、穏やかな味わいに仕上がりました。

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「植物図鑑」「阪急電車」

ずいぶん前にあおいさんに教えていただいた、有川浩(ありかわ・ひろ)さんの「植物図鑑」を先日ようやく読みました。本の扉には野草の写真がずらりと並んでいて、各章のタイトルも野草の名前。なにやらほんとうに植物図鑑みたいですが、実はとってもロマンティックな恋愛小説です。

あとがきを読んで、もとは「ケータイ小説」として書かれたと知ってびっくり。ケータイ小説なんて、と読んだこともないのに決めつけていましたが、思い込みはいけないな、と反省しました。

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主人公のさやかが、夜遅く飲んで帰ってくると、マンションの前に若い男の子が行き倒れているのを発見。やむをえずその彼、イツキを一晩泊めることに。ところが翌朝、イツキがありあわせの材料で作ってくれた朝食があまりにおいしかったので、さやかは彼を引きとめ、奇妙な共同生活が始まります。

イツキは家事能力がものすごく高いうえに、野草にやたらと詳しい。それまで会社と家の往復で、食事は外食かコンビニのお弁当だったさやかの生活が、イツキのおかげでみるみる潤いのある、豊かな生活に変わっていきます。

週末には「狩り」と称して、いっしょに近場の空き地や河川敷などをお散歩し、食べられる野草を摘んできます。帰ってから、イツキがそれらを使って作るお料理が、とにかくおいしそうなのです。フキノトウやワラビ、ヨモギ…はともかく、中には「これ、ほんとうに食べられるの?」というものまで。

特に気になったのは、ノビルとセイヨウカラシナのパスタ! ノビルはねぎに似た味で、球根のような食感があるそうです。さやかの「今まで食べた中で一番おいしい」ということばを聞いて、ますます食べてみたくなくなりました。

さやかとイツキの会話がなんともかわいらしく、ほのぼのとした気持ちになります。お互いに惹かれあいながらも、なんとなく踏み込めず、小さなできごとにも、心がざわめいてしまう。そんな切ない気持ちが伝わってきて、つい涙がこぼれてしまいました…。

忘れかけていた昔にふっともどれるような、すてきなラブストーリーです。

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友人に「植物図鑑」の話をしたら、同じ有川浩さんの「阪急電車」を貸してくれました。

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「植物図鑑」のような、どきどきする展開はありませんが、こちらもなかなかおもしろかったです。阪急今津線の宝塚駅~西宮北口駅に繰り広げられる人間模様を描いているので、この沿線になじみがある方には、特に楽しめるかも…。夏には映画化される予定だそうです。

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新じゃがいもで キャラメル肉じゃが

まだまだ寒い日が続いていますが、新じゃがいもや新ごぼう、ふきや山うどなど、春野菜も少しずつ手に入るようになってきました。先日は、ころころかわいい新じゃがいもを使って、「キャラメル肉じゃが」を作りました。平野由希子さんのレシピです。

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お鍋でこんがり、お砂糖をキャラメリゼしてから作るお料理。新じゃがいもと豚バラ肉だけを使って作るシンプルレシピです。

  1. 鍋に油と砂糖を入れて熱し、砂糖が溶けてキャラメル色になったら、一口大に切った豚バラ肉を加え、カラメルをからめるように炒めます。
  2. お肉の表面に焼き色がついたら、よく洗った皮付きの新じゃがいもを入れ、ざっと炒め合わせます。
  3. 酒と水を加え、軽く煮込みます。
  4. さらにしょうゆを加え、じゃがいもが柔らかくなるまで、コトコト煮こんでできあがり。

お砂糖をキャラメリゼすることによって、時間をかけなくても、こっくりとした仕上がりになりました。じゃがいもにも、豚肉にも、しっかりと味がしみて、おいしくいただきました。

先日作った長ねぎのサラダの残りをトマトとあえて、別のサラダにしてみました。

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ねぎだけでもおいしかったですが、トマトが入ることで酸味と甘味が加わって、複雑な味わいになりました。こちらもおいしくいただきました。

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家族が寝静まってから、サプライズのバースデーケーキを焼きました。

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amazonでこっそり注文していたプレゼントとともに。ありあわせのペーパーを使ったので、女性向けのラッピングですが。sweat01

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ケーキは定番のいちごのショートケーキです。冷凍庫に入っていたブルーベリーもアクセントにのせました。あたりまえの味ですが、久しぶりに食べるとやっぱりおいしい。ほっとする味です。

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プレゼントの中身は、ペンギンの形をしたスピーカーです。(我が家はみんなペンギン好きで、ペンギンアイテムをいろいろ集めています。) ipodなどの音楽プレイヤーにつなげると、音楽に合わせて口をパクパク動かしながら踊ります。

カタログの写真で見た時より、ずっとかわいくて、手触りもよく、気に入りました。我が家の新しいアイドルになりそうです。

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レンコンと鶏肉の蒸し物 & 蒸した長ねぎのサラダ

最近作ったおうちごはんより、「白いお料理」をまとめてご紹介します。

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       chick レンコンと鶏肉の蒸し物 chick

新聞に載っていたウー・ウェンさんのレシピがおいしそうだったので作ってみました。

  1. 一口大に切った鶏もも肉は、酒・しょうゆ・オイスターソースをからめ、さらに上新粉をまぶしておきます。
  2. 水にさらしたレンコンと、1の鶏肉を蒸篭に並べ、蒸気のあがったお鍋にのせて、蒸します。
  3. 蒸しあがったら、別に作っておいたタレ(青ねぎのみじん切り・ごま油・豆板醤・こしょう少々)をつけながら、いただきます。

簡単にできる蒸し料理ですが、ふっくらもちもちと蒸しあがった鶏肉と、さくっとした食感のレンコンのコンビネーションがすばらしく、とってもおいしかったです。豆板醤の入ったピリ辛のタレがいいアクセントになっていました。

レンコンのかわりに、里芋や長いもなどに代えてもいいですし、鶏肉の代わりにスペアリブを使ってもおいしいとのこと。いろいろな組み合わせで作ってみたくなりました。

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        clover 蒸した長ねぎのサラダ clover

平野由希子さんの「材料も作り方も引き算しておいしくなるレシピ」というお料理本から。これは長ねぎだけを使ったサラダですが、ねぎの甘みとまろやかさが感じられて、驚くほどおいしい。ねぎ好きには魅力的な味です。

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  1. 長ねぎは斜め切りにして、蒸気のあがった蒸し器に入れて、くったり柔らかくなるまで蒸します。
  2. グレープシードオイル・粒マスタード・白ワインビネガー・塩・こしょう少々を混ぜてドレッシングを作り、1をあえてできあがり。

油と酢はお好みのもので。本ではサラダ油と酢を使っていました。

サラダというより、どちらかというとマリネに近いかなと思いました。クセがないので、フライや冷奴のトッピングなど、いろいろ使えそう。切ったトマトと合わせて、シンプルサラダにしてもいいかも、などなど、いろいろアイデアが浮かんできました。

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先日の「くたくたねぎのグラタン」がおいしかったので、今度はじゃがいもで作ってみました。

  1. じゃがいもは薄切りにして水にさらしてから、柔らかくなるまでゆでておきます。
  2. 耐熱容器に1のじゃがいもを並べ、塩こしょうして、バターをところどころに散らします。さらに細切りにしたハムを散らして生クリームをかけ、とけるチーズを散らしてオーブンで焼いてできあがり。

ねぎと違って想像できる味ではありますが、ほくほくしたじゃがいもがとってもおいしかったです。定番ならではのほっとする味わいでした。

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「szechwan restaurant 陳」で飲茶ランチ

映画を見た後に、渋谷・セルリアンタワー東急ホテルに入っている中華料理のお店、「szechwan restaurant 陳」(スーツァンレストラン・チン)でお昼をいただきました。私たちは、点心、メインのお料理にデザートのついた、飲茶セットをいただきました。

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まず最初に運ばれていた点心、蒸しもの3点です。左手前の三角に包まれたものは、皮ににんじんを練りこんだ海老蒸し餃子、右がおまんじゅう、奥はかぼちゃの形を模した蒸しもので、中には枝豆と海老が入っていました。

おまんじゅうは、長野のおやきに、少し似ているような気がしました。中に香りの強い青菜(香菜かな…?)が入っていて、ちょっと個性的な味がおいしかったです。餃子の皮に野菜を練りこむのは、イタリアのパスタみたいと思いました。ちょとまねしてみたいアイデアです。

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メインのお料理は8種類くらいの中から選べました。私は前から食べてみたかった酸辣湯麺(サンラータンメン)にしました。真っ赤なスープは、赤唐辛子や中華山椒などがたっぷり入って舌にビリリとくる辛さがありましたが、刺激の中にも旨味が感じられてとてもおいしかったです。

スープはほどよい酸味があって、辛さの中にもさっぱりとした味わいでした。食べている間に、体がぽっぽっと温まりました。大好きな豆もやしがたっぷり入っていたのも、うれしかったです。

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海鮮のあんかけ焼きそばです。白菜、白ねぎ、きくらげといった野菜に、帆立、海老、かに、白身のお魚…と魚介類がふんだんに入ったぜいたくなおいしさでした。麺は少し太めでしたが、大きくカットされた具とのバランスがよいと思いました。

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デザートは4種類の中から選べました。私は(左)の愛玉ゼリーにしました。この赤いシロップは、グレナデンシロップでしょうか。上にはクコに似た小さな赤い実がのっていました。薬膳のような体によさそうな一品。赤いシロップと謎の実と…魅惑的な大人のデザートといった感じでした。

(右)はマンゴープリンです。中にはダイスにカットされたマンゴーの実も入っていて、2つの食感が楽しめました。

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自由が丘の雑貨屋さんで、懐かしいキャンディーを見つけました。

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わかる人には、わかるかな…?(笑) ライオネスコーヒーキャンディは、先日ルプレさんがご紹介されていて、復刻版が出たことを知りましたが、バターボールも出ていたなんて! うれしくて、思わず両方いっしょに買ってしまいました。

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バターボールのことは記憶の彼方に飛んでいましたが、見たら一気に懐かしさがこみ上げてきました。子どものころは、苦くて本格的な?コーヒーキャンディよりも、甘いバターボールの方が好きだったような気がします。

ちょっぴりレトロなデザインの袋とキャンディの包みも懐かしく、タイムスリップしたような気分でおいしくいただいています。

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「ヒア アフター」

クリント・イーストウッド監督、マット・デイモン主演の映画、「ヒア アフター」(原題:Hereafter)を見に行きました。

タイトルのヒアアフターとは、死後の世界のこと。これまでリアルな人間ドラマを描いてきたイーストウッド監督らしからぬ?テーマですが、私はこれにはもっと深い哲学的な意味が込められていると感じました。映画を見た後は、静かで深い感動に包まれ、優しい気持ちにあふれました。

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冒頭から、アジアのビーチリゾートを襲う巨大な津波の、臨場感あふれる映像に圧倒されました。この津波に飲み込まれ、九死に一生を得たフランス人ジャーナリストのマリーは、生死の狭間で見た不思議な光景が忘れられず、その正体を探ろうと調べ始めます。

ところ変わって、サンフランシスコ。霊能者として、死者と会話できる特殊な能力を持つジョージは、人の秘密をも知り得てしまう自分の能力を呪い、苦悩しています。今はその能力を封印し、心穏やかな生活を送ることだけを願っています。

そしてロンドン。いつも頼りにしていた双子の兄を突然の交通事故で亡くした少年マーカスは、大好きだったお兄さんともう一度話がしたくて、霊能者を探し求めます。

映画では、マリー、ジョージ、マーカスの物語がそれぞれ平行して進みますが、やがて運命に導かれるように、マリーとジョージがそれぞれロンドンを訪れ、3人の物語が交錯していきます…。

私は、霊能者や死後の世界といった話は苦手で、この作品も予告を見た時には正直心がそれほど動きませんでした。でも映画を見て、イーストストウッド監督が描きたかったのは、そうした表面的でサイキックな話ではなく、もっと内面的な世界なのだと思いました。

死というのは肉体を失うことではあるけれど、その精神は残された者の心に寄り添い、いつまでも生き続けることができる…。ジョージと、少年マーカスの会話の中でそのことに気付かされ、私はあふれる涙を止めることができませんでした。

作品は、イーストウッド監督の人間愛にあふれていて、すばらしかったです。個人的には、イーストウッド作品の中で一番好きかも…。いつもいい作品を見た後は饒舌になる私も、この日は気持ちがことばになりませんでした。

音楽もすばらしかったです。大好きなラフマニノフのピアノ協奏曲の旋律が、少年マーカスを優しく包み込むように繰り返し流れていて、心に響きました。

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ごはんでパンを焼く♪

小麦粉に米粉を混ぜて焼くパンは、その食感のおもしろさに惹かれて、今も時々思い出したように作っていますが、先日の新聞に、米粉ではなく、ごはんをそのまま入れて作るパンのレシピが紹介されていたので、早速作ってみました。

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ふっくらいい感じに焼きあがりました♪ 見た目はプレーンなパンと変わりませんが、よく見ると、表面にごはんの粒々がわずかに見えます。レシピは、「ふんわりタイプ」と「もっちりタイプ」がありましたが、私は今回は「ふんわりタイプ」で焼いてみました。

【 材料 】 強力粉200g、水130g、ごはん100g、砂糖大さじ2、塩小さじ1、バター10g、ドライイースト小さじ1

ホームベーカリーに冷やごはんと水を入れてさらさらの状態にほぐし、残りの材料を入れてスイッチぽん。朝焼きあがるようにタイマーをセットしました。

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焼きたてのパンは香りがすばらしく、味も格別ですが、ふんわり柔らかすぎて切りにくいのが悩ましい。私は、はじっこの香ばしいところを、半分はそのまま味わい、あと半分は屋久島で買ったぽんかんジャムをつけていただきました。

ごはんのつぶつぶの食感は感じられず、全体的になめらかに焼きあがりました。ふんわりしっとりとして、とってもおいしかったです。ごはんからパンが焼けちゃうなんて感動です。

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別の日には、簡単なサンドウィッチを作ってみました。薄くスライスしたパンに粒マスタード&マヨネーズをぬって、サラダ菜、薄切りの二の岡ハム、刻んだゆでたまごをマヨネーズであえたものをはさみました。クセがなく、ふかふかしっとりとしたパンが具によくなじみ、とってもおいしくいただきました。

これに影響されたのかどうか、最近、私の中でまた、パン作り熱が高まってきています。(といっても、簡単にできるものばかりです。) 先日は、図書館で「ホームベーカリーでつくるパンの感動レシピ」という本を、借りてきました。

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この本にも、配合は若干違いますが、ごはんを入れて作るパンのレシピが載っていました。混ぜて焼くだけの簡単でおいしそうなレシピがたくさんのっているので、いろいろトライしてみようと思います。

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魚久さんの粕漬けで 和定食

ハンバーグのお昼をいただいた後は、お隣の「魚久」さんで、銀だらの粕漬けを買って帰りました。こちらの粕漬けは家族の大好物。目に入ったら買わないわけにはいきません。(笑) 後日、粕漬けをメインに、和定食の夕ごはんを用意しました。

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粕漬けは、焼く前に水洗いして…と書かれていますが、もったいないので、いつも手で軽く粕をぬぐうくらいにして焼いています。グリルの自動設定で簡単に。

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常備菜に、ひじきの煮物を作りました。もどした長ひじきのほか、冷蔵庫をのぞいて、使えそうな食材をなんでも入れてしまいます。今回は、れんこん、にんじん、えのき、油揚げ、ちくわをそれぞれ細切り(れんこんは薄切り)にして入れました。

材料をグレープシードオイルで炒めて、だし汁、砂糖、みりん、しょうゆを加えてことこと煮込んでできあがり。

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栗原はるみさんのレシピで、「くず豆腐」を作りました。

  1. 耐熱容器に、一口大に切った絹ごし豆腐を入れ、上に薄切りにした生しいたけ、半分に割ってから斜め薄切りにした長ねぎをのせて、たれ(だし汁・砂糖・酒・しょうゆ・片栗粉)をかけます。
  2. ラップして、時々上下を返しながら、電子レンジにかけてできあがり。

レンジの時間は、私は5分、1分半、40秒と様子をみながらかけました。

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とろとろ加減がおいしくて、ごはんにかけて、いくらでも食べられます。

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ふだんはお味噌汁が多いですが、この日はおすましを作りました。少しだけ残っていた魚河岸揚げをおすましに入れて軽く煮込み、塩ゆでした菜の花を添えました。魚河岸揚げがはんぺんに似た味で、おすましによく合いました。

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どれもほっとする和の味わいで、おいしくいただきました。

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「ザ・タウン」

ベン・アフレック監督・脚本・主演の映画、「ザ・タウン」(原題:The Town)を見に行きました。ボストンの犯罪多発地域、チャールズタウンを舞台にしたクライムアクションということで、重くてダークな作品かも…とちょっと心配でしたが、これが予想に反して、すごくおもしろかったです。

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冒頭からいきなり緊張感あふれる銀行強盗のシーンに、ぐぐっと一気に引き込まれました。チャールズタウン(通称タウン)で完璧な強盗犯罪を続ける、4人の強盗団のプロフェッショナルで鮮やかな仕事ぶりは、見ていて惚れぼれするほどです。

冒頭の銀行強盗で人質にとった、クレア(レベッカ・ホール)のその後をひそかに見張るため、強盗団のリーダー、ダグ(ベン・アフレック)が近づきますが、そうとは知らないクレアはダグに心を開き、二人はいつしか惹かれあうようになります。

クレアのためにこの世界から足を洗い、まっとうに生きる決意をするダグですが、チームの頭脳でもあるダグが辞めることを仲間たちは許すはずはなく、父親の代からの元締めとのしがらみもある。しかしダグは、ある大きな仕事を最後に、タウンを出ることを決意します…。

銃撃戦やカーチェイスなど、アクションシーンは文句なく大迫力ですし、小さなエピソードがていねいに描かれていて、恋愛やドラマの部分も楽しめました。ダグの正体がいつクレアにばれるのか、というどきどき感も味わえて、おもしろかったです。

最後の結末は、ダグにはちょっと都合がよすぎる気もしますが、これも監督が主役を演じることの特権でしょうか。(笑) 監督はこれが2作目というベン・アフレック。これからの活躍が楽しみです。

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映画の後、渋谷の明治通り沿いにある洋食屋さん、「俺のハンバーグ 山本」でお昼をいただきました。思わず笑ってしまう、インパクトのある名前ですが、行列のできる人気店です。私たちは4組ほど待って、席に着くことができました。

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(写真は、お店のホームページからお借りしました。)

店名と同じ「俺のハンバーグ」が名物ですが、今回は「自家製ハンバーグ」をオーダーしました。付け合せのスパゲティが泣かせます。以前いただいた五反田のハンバーグはお肉が自慢でしたが、こちらのハンバーグはソースが自慢、でしょうか。

私は、ビーフシチューをいただきました。箸で簡単に切れるほどに柔らかく煮込んだお肉がとっても美味で、感激しました。

お店はカリモクの家具があったり、壁にイラストが描かれていたり…と、カジュアルで居心地のよい雰囲気。お味はちょっと濃い目ですがデミグラスソースがおいしく、ボリュームたっぷり。男性に人気が高いというのも納得です。

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中華街でお買い物♪

中華街で食事をした後は、お買い物を楽しみました。まずは、中華街に行くと必ず立ち寄る、調理道具の「照宝」さんへ。大通りにある小さなお店ですが、プロが使う本格的な調理道具や、中華料理店で使っている食器などが手に入ります。私が愛用している蒸篭も、こちらで買ったものです。

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今回買おうと決めていたのは、左の中華用のお箸置き。お箸とれんげがいっしょに置けるすぐれものです。いっしょに、中華箸も買ってしまいました。

中華箸はもとは象牙だったのでしょうが、今は象牙は輸入禁止なので樹脂製です。赤く中国語が書かれたお箸だと雰囲気が出るかな?と思ったのですが、お店の方の話では、あの赤の塗料は日本では食用に許可されていないので、扱っていないとのことでした。そういえば、最近は料理店で見たことがないかも…。

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以前照宝さんで買ったれんげとともに置いてみました。これで、これから家でラーメンを食べるときに、れんげの置き場所に困らずにすみます。(笑) ちなみにれんげは、ラーメンどんぶりとおそろいで買ったものです。

それから、「萬珍楼」さんの売店へ。

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こちらでは、肉まんと小さな月餅を2種類(つぶあん・ごまあん)買いました。月餅はほんとうはお月見のお菓子ですが、なんとなく気分で。

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月餅は、私が子どもの頃には、大きくて、ナッツやら何やらいろいろ入っていて、かなり甘かったという記憶があるのですが、今は小さいサイズもありますし、甘さも控えめです。日本人向けに食べやすく作られているのかもしれません。

つぶあんとごまあんはほとんどお味はかわらなかったですが、ごまあんの方が少し中華の気分が味わえました。小さいしあっさりしているので、2、3個一度に食べられそうですが、ぐっとこらえて…。(笑)

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肉まんは蒸篭で15~20分くらい蒸していただきます。これに合わせて、ワンタンスープを用意しました。

先日作った餃子の皮が少しだけ残っていたので、家にあった鶏ひき肉、むきえび、白ねぎ、あさつき、しょうが汁をそれぞれ少々混ぜて包み、ワンタンにしました。ウェイパアで作ったスープをしょうゆ少々、酒で味付けし、白菜、白ねぎ、ワンタンを入れて煮込み、最後に塩こしょうで味を調えました。

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ボリュームたっぷり、体がぽかぽか温まり、おいしくいただきました。

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春節の横浜中華街

日本郵船歴史博物館を訪れた後は、横浜中華街までぶらぶら歩いて、お昼をいただきました。ちょうど2月3日~17日は春節(旧暦のお正月)のお祝いがあるということで、楽しみにしていました。

この日はお天気が悪く、山下公園で行われる予定だった獅子舞や中国雑技などのイベントは残念ながら中止になりましたが、中華街は赤や金で飾りつけされ、中国のお正月の華やいだ気分を味わうことができました。

特に当てはなかったのですが、大通りから横道を入ったところにある「獅門酒楼」(しもんしゅろう)というこじんまりしたお店に入ってみることにしました。私たちは、メインのお料理に点心やデザートなどがつく、ランチのセットをいただきました。

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(左)最初に運ばれてきたスープとザーサイです。スープは、とき卵やきのこ、野菜などが入ったほっとする味わい。冷たい雪まじりの中を歩いてきましたが、体がぽかぽかと温まりました。

(右)メインのお料理を食べている途中で、蒸篭にはいったほかほかの蒸しものが運ばれてきました。小籠包と海老餃子です。しょうがの細切りの入った黒酢をつけていただきます。小籠包からあふれるあつあつのスープがおいしかったです。

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メインのお料理は4種類の中から選べました。私は「海老と帆立の塩味炒め」をいただきました。八宝菜のようなさっぱりとした味わいで、むくむくっとした帆立がおいしかったです。中華きのこやくわい、ぎんなんなどが中華気分をもりあげてくれました。

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「牛肉ときのこの炒めもの」です。牛肉は肉厚で、一切れが大きいのですが、驚くほど柔らかかったです。おしょうゆのしっかりとした味付けがよく合っていました。ごはんがすすみます~。

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「上海焼きそば」です。麺は、上海焼きそば独特の麺だと思いますが、稲庭うどんやリングイネに似ていて、少し太めです。柔らかいながらもこしがあっておいしかったです。

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デザートは3種類の中から選べました。(左)私は珍しいものをと思って、「紹興酒のムース」をいただきました。結構アルコールが効いていましたが、クリーミィでとってもおいしかったです。はじめて出会うお味でした。

(右)はマンゴープリンです。マンゴーがそのまま入っているような濃厚なお味でした。

どのお料理も家庭的なほっとするおいしさがあって、お値段もリーズナブル。大満足でした。厨房と客席を飛び交う早口の中国語に気分が盛り上がり、楽しい食事になりました。

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フォンダンショコラ♪

2日間、みぞれまじりのあいにくのお天気だった東京ですが、今日は朝から気持ちよく晴れました。sun バレンタインには一日早いですが、朝から「フォンダンショコラ」を作りました。

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できたてをいただくと、中から温かいチョコレートソースがあふれるフォンダンショコラ。今までに何度かチャレンジしたことがあるのですが、外がくずれて中がどろどろにあふれてしまったり、逆に火が入りすぎて、ただのチョコレートケーキになってしまったり…とタイミングが意外と難しいのです。

今回はたまたまスーパーにあった、フリーのレシピブックを見て作ったのですが、これが簡単なのにもかかわらず、とってもいい具合にできたのでご紹介させていただきますね。オンラインレシピも出ているので、よかったらご参照ください。→ コチラ

何がいいって、スーパーのレシピだけあって、特別な材料を全く使っていないこと。チョコレートもクーベルチュールとか特別なものでなくて、普通に手に入る板チョコでとってもおいしくできました。

レシピは6個分ですが、できたてをすぐにいただくお菓子なので私は半量の3個分のレシピで作りました。型はプリンカップに薄くバターをぬって、強力粉をはたいて準備しました。チョコレートはガーナのブラックチョコレート(板チョコ)を使いました。

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焼きあがったら、型に沿ってナイフを入れ、お皿に取り出します。中を割ってココアをふるい、軽く泡立てた生クリームといちごを添えました。

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できたてのあつあつをいただきました♪ 写真ではいまひとつお伝えできませんが、外がしっとり、中がとろりとして、できたてならではのおいしさが味わえました。

とろりと泡立てた生クリームが、またフォンダンショコラによく合いました。混ぜながらいっしょにいただくのがお勧めです♪

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日本郵船歴史博物館 「船→建築」展

雪がそぼ降る中、横浜の海岸通りにある日本郵船歴史博物館で開催されている、「船→建築」展を見に行きました。

近代建築の巨匠ル・コルビジェをはじめとする建築家たちが、船の持つ機能性、合理性に着目して、それを”陸の”建築に生かしたということを、さまざまな事例を通して紹介するユニークな企画展。とてもおもしろかったです。

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乗り物好きとしても知られるル・コルビジェは、自身の建築作品に、随所に船のデザインを取り入れたそうです。企画展では、その代表例として、マルセイユにある集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」を取り上げていました。

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豪華客船をイメージして設計されたというこの集合住宅には、客船と同じく都市機能、すなわち、食堂、美容室、診療所、託児所などが備えられているそうです。

また屋上には、客船と同じように屋上デッキが備えられ、屋上プールが作られていました。船の煙突を思わせる塔のようなものも取り付けられました。

また各階の平面設計には、客船と同じように廊下をはさんで両側に各部屋が並ぶアイデアが取り入れられていました。廊下もまるで船のデッキのように見えました。

展示では、船の写真とル・コルビジェの作品と、それぞれの特徴が対比できるように並べてあったので、とてもわかりやすく、興味深く見ることができました。

またル・コルビジェの影響を受けて、船のデザインを取り入れた、国内外の建築家の作品例も示されていました。例えば、それは船のブリッジ(操舵室)を思わせる流線型のデザインであったり、船室と同じような作りつけの家具のついた部屋であったり…。

特に1920~30年代は、船を思わせる丸い窓のついた建築が、日本で流行したそうです。そういえば子どもの頃に、曲面に丸い窓のついた建物を見たことがあると思い出して、はっ!としました。

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(左)はル・コルビジェ設計のサヴォア邸。ル・コルビジェが好んだ白い箱のような外観は、豪華客船に使われることの多い白い船体塗装の影響を受けているのだそうです。

(右)日本にあるル・コルビジェ作品といえば、上野の国立西洋美術館。この階段は、船のタラップをイメージして設計されたそうです。

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最後に、船のデザインが現代建築に取り入れられている例が紹介されていました。代表的なものは、(左)船の帆の形をしたシドニーのオペラハウスがありますが、(右)アムステルダムのサイロ=ダムという水辺の建物は、積み重なったコンテナをイメージしているそうです。

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(左)日本郵船歴史博物館は、日本郵船横浜支社の1階にあります。常設展も、日本の海船の歴史や、輸送用の専用船などが紹介されていて、興味深かったです。横浜の官庁街は、こうした味わいのある古い西洋建築が多く、建築ウォッチングが楽しい♪

(右)あいにくのお天気で、ランドマークタワーの上の方が霧の中にすっぽりと隠れていました。左に見える流線型の古い建物は、旧横浜銀行本店ビルです。

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くたくたねぎのグラタン♪

私の大好きな、白ねぎのおいしい季節…snow 平野由希子さんのレシピで、「くたくたねぎのグラタン」を作りました。

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  1. 白ねぎは6cmほどの長さに切って、少量の水、バター、塩こしょうとともにお鍋にかけて、くったりと柔らかくなるまで30分ほど煮込みます。
  2. 1の白ねぎを耐熱容器に並べ、細切りにしたハムを散らして、生クリームをまわしかけて塩こしょう。とけるチーズを散らしてオーブンで焼き上げます。

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お皿に取り分けていただきます♪ くったり、とろとろに柔らかいねぎが甘くて、とても優しい味がしました。穏やかな白ねぎに、香ばしく焼き色がついた二の岡ハムの塩味が、いいアクセントになっていました。

白ねぎだけでなく、じゃがいもや、カリフラワーも合いそう! いろいろな野菜で試してみようと思います。

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この日はメインディッシュに、ブフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮込み)を作りました。以前にも記事にしたことがあるYOMEちゃんのレシピです。

お料理用に使っているお安い赤ワインを一瓶どぼどぼ~wine と入れて、缶詰のホールトマトとともに煮込んで作る、大胆で簡単なお料理。カラメルソースやはちみつを加えて、コクを出しています。とろとろに柔らかい牛肉がおいしかった~♪

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この日は、久しぶりにディナーロールも作りました。といっても生地を作るところまでは、ホームベーカリーにおまかせ。フォカッチャのレシピで生地を作って50gずつ丸め、上にオリーブ油をぬって、フルール・ド・セル(塩)をトッピングし、焼き上げました。

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焼きたてのパンは香ばしくておいしい♪ ほんのり塩味が効いて、食事によく合いました。

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キムチ餃子♪

キムチと餃子が大好きな家族のために、先日oliveさんがご紹介されていた「キムチ餃子」を作ってみました。

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作り方はとっても簡単。水気をしぼったキムチをフードプロセッサにかけてみじん切りにし、豚ひき肉とあわせてタネを作ります。あとは餃子の皮に包んで、焼くだけです。

いつものように野菜をそれぞれみじん切りにして、味付けして…という手間がかからず、あっという間に準備できるのがうれしい。今回私は350gのキムチ1パックに、豚ひき肉約250gを混ぜて作りました。

(右)に見えるのは、カップケーキのデコレーションに使うパレットナイフですが、餃子のタネを包むのにぴったり♪ 愛用しています。

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この分量で、42個の餃子が包めました。

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熱したテフロンのフライパンに餃子を放射状に並べ、熱湯を注いでふたをし、3分蒸します。その後、(お湯が残っていたら切って)油をたらりとひいて、かりっとするまで焼いてできあがりです♪

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いい感じに焼けました♪ キムチに味がしっかりついているので、私はこのまま何もつけずにいただきましたが、辛いものが大好きな家族は、さらにラー油&しょうゆを少々つけて食べていました。いつもの餃子とはまたひと味違って、おいしくいただきました。

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先日、おいしいクッキーをおみやげにいただきました。

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メイプルリーフ・クリームクッキーというこちらのクッキー、カナダのお菓子なので箱は英仏のバイリンガル表示になっています。上の写真ではフランス語ですが、箱の反対側は英語が書かれていました。

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メイプルシロップの濃厚な風味のクッキーで、クリームがサンドしてあります。メイプルリーフの形がかわいらしく、メイプルシロップのこっくりとしたお味が楽しめました。カロリーは気になりますが、病みつきになるおいしさです♪

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「シンドラーのリスト」

今までなかなか覚悟できなかったのですが、先日「夜と霧」を読んだことがきっかけで、ようやくスティーヴン・スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」(原題:Schindler's List)を見る決心がつきました。DVD2枚に渡る3時間以上の長編で、内容的にも重い作品ですが、結局2回繰り返して見てしまいました。

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私の心を捉えたのは、オスカー・シンドラーという人物の魅力です。

彼は決して聖人君子ではありません。戦争中にもかかわらず、パーティやどんちゃん騒ぎが大好き。そして女の人も大好き。(特典映像で)生存者の方がシンドラーのことを、いつもシェービング・ローションの匂いがしたと懐かしそうに話していましたが、きっとおしゃれな方だったのだろうと思います。

でも、そうした人生の楽しみ方を知っている人だからこそ、そして融通の利かないまじめ人間ではなかったからこそ、あの狂気の時代に逆らって、政府の高官に多額の賄賂を贈って1100名以上のユダヤ人を助けるという、とてつもなく大胆な離れ業ができたのだと思うのです。

シンドラーはもともと戦争でひと儲けしようとの考えから、工場に人件費のかからないユダヤ人を雇い入れたにすぎません。しかし、工場の経営を任せていた会計士のイザック・シュターンをはじめとするユダヤ人たちとの関わりの中で、たしかに何かが変わっていったのでしょう。

クラクフの収容所が閉鎖され、工場で働いていたユダヤ人たちがアウシュヴィッツに移送されることになった(=それは死を意味する)という事実が、シンドラーに「命のリスト」を作らせる原動力になったのだと思います。

もうひとつ、この作品で忘れてならないのは収容所の所長、アーモン・ゲートの存在です。彼はもちろん、実際には許されざるサディスティックなナチの将校ですが、映画では監督によって人間くさい部分が加味され、すばらしい(という表現は変ですが)悪役となっていました。

映画は全編モノクロームで撮影されていて、ドキュメンタリーフィルムのような効果を生み出していましたが、私にとってはもうひとつ「これは過去に起こったことである」というメッセージのように感じられ、救いを覚えました。

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煮豚ともやし & 大根とほたてのサラダ

最近のある日の夕ごはんから…。家族がお肉好きなので、我が家では塊肉を使ったお料理がよく登場します。この日はメインディッシュに、久しぶりに栗原はるみさんの「煮豚ともやし」を作りました。

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表面を焼き付けた豚肩ロース肉にひたひたの水を加え、しょうゆ・酒・砂糖・ねぎの青い部分・つぶしたしょうがを加えて、お肉が柔らかくなるまでコトコトと煮込みます。最後にもやしを2袋入れて、火が通ってくたっとしたらできあがりです。

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お肉を切り分けて、もやしとともに盛り付け、刻んだ三つ葉をのせて仕上げました。

煮汁をすったもやしがおいしい♪ 私はお肉はほんの少しで、もやしをたっぷり食べてしまうので、2袋入れてもあっという間になくなります。上の写真はできたてですが、時間がたって、もやしがすっかり茶色くなっても、またおいしいです。

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この日は、久しぶりに「大根と帆立のサラダ」を作りました。少し前に、新聞に連載されている「作家の口福」というコーナーで、ある作家の方が大根と帆立のサラダのことを書かれているのを読んで以来、食べたくてしかたがなかったのです。

千切りにした大根は塩少々をふって、缶詰の帆立とひと混ぜしておきます。しんなりしてきたらマヨネーズとおしょうゆ少々をあえて、最後にかいわれ大根を混ぜてできあがり。

簡単ですが、さっぱりとした大根に帆立の旨味が引き立って、とてもおいしい。いくらでも食べられます。缶詰の帆立は、お米といっしょに炊けばおいしい炊き込みご飯になりますし、常備しておくと便利。生や乾したものとは違うおいしさがあって、手軽に使えるのがうれしいです。

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写真ではわかりにくいですが、この日のお味噌汁は里芋・白ねぎ・油揚げ・三つ葉を入れました。ほっこりとした里芋が味わい深く、ほっと心和むおいしさでした。

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「ウォール・ストリート」

オリバー・ストーン監督、マイケル・ダグラス主演の映画、「ウォール・ストリート」(原題:Wall Street: Money Never Sleeps)を見に行きました。前作「ウォール街」がとてもおもしろかったので、楽しみにしていた作品です。

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正直、前作ほどの強烈なインパクトは感じられませんでしたが、マイケル・ダグラスは相変わらず魅力的でしたし、今という時代も感じられて、映画としてはなかなかおもしろかったです。

物語は、インサイダー取引で逮捕されたゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)が、8年の刑務所生活を終えて出所するところから始まります。

前作では欲にぎらぎらしていたゲッコーが、今回ではすっかり丸くなり、毒気がなくなってしまったのは、個人的にはちょっぴり残念ですが(笑)、いったんお金も家族も失い、年を重ねた彼にとって「金より時間が大切だ」ということばは真実なのかもしれません。

とはいえ、獄中から自分の体験を本にして出版する抜け目のなさはさすが。大学での講演会で、ゲッコーが獄中にいる間に起こった金融システムの変化を指摘し、今の金融業界を痛烈に批判する場面では、彼のみごとなスピーチに酔い、聞き惚れてしまいました。

そしてゲッコーが予測した通り、ウォール・ストリートを震源地として世界的な金融危機が起こりますが、身内をうまく利用して、しっかり宿敵を陥れ、自分はロンドンに高飛びして、不死鳥のように蘇った姿はみごとでした。

本筋とは離れますが、前作では美術コレクターでもあったゲッコー。彼は現代アートがお好みでしたが、今回の宿敵ブレトンの不気味な?美術コレクションが独特でおもしろかったです。

特にゴヤの「我が子を喰らうサトゥルヌス」は、ゲッコーと義息となるジェイコブ(シャイア・ラブーフ)を暗示しているのかと心配になりましたが、映画の方は、気持ちのよいハッピー・エンディングでほっとしました。

監督が伝えたかったことは、ざっくり言えば「金融システムを変えることで、第2、第3のゲッコーのような人物は出てくる。幸せになるには、マネーゲームから下りることだ。」ということなのでしょうか。

ゲッコーが予測する、「次のバブルはクリーン・エネルギーだ」発言も気になりますが、とにもかくにも愛すべき人物。今後の動向から目が放せません。

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豚肉と白いんげん豆のトマト煮込み & パスタ・アマトリチャーナ

最近のおうちごはんより、缶詰のホールトマトを使ったお料理2品をご紹介します♪

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   pig 豚肉と白いんげん豆のトマト煮込み pig

  1. 豚肩ロース肉の塊は1cm幅くらいにカットして、フライパンで表面を焼き固めておきます。
  2. 鍋に油をひいて、細切りにしたたまねぎをていねいに炒め、途中で細切りにしたベーコンを加えて、さらに炒めていきます。
  3. 1の豚肉を加え、野菜のブイヨン、ベイリーフ、水気をきった白いんげん豆の水煮、缶詰のホールトマトを1/2缶くらい加えて、コトコト煮込みます。最後に塩こしょうで味を調えてできあがり。

白いんげん豆は、簡単に缶詰の水煮を使いました。ベーコンは、先日取り寄せた二の岡ハムを使いましたが、スモークの豊かな香りがふわっと広がりました。

トマトの水煮はあまり多すぎるとトマトの味が勝ちすぎるので、1/2缶ほど使いました。私はコクを足すために、作りおきしてあったトマトソースをほんの少し加えましたが、お好みでトマトペーストを加えてもいいと思います。

トマトと白いんげん豆がしみじみとした味わいで、お肉に旨味がしみてとてもおいしくいただきました。寒い冬にぴったりでした。

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    restaurant ショートパスタのアマトリチャーナ restaurant

先日EATALYで買った「カラマーリ」というパスタを使って作りました。カラマーリとはイカのこと。イカの胴体の輪切りを模したパスタで、シーフードとの相性がいいそうですが、私はアマトリチャーナ(ベーコン&トマトソース)でいただきました。

  1. フライパンにオリーブ油を入れて、にんにくのみじん切りと赤唐辛子を弱火でていねいに炒めていきます。
  2. 香りが立ってきたら、細切りにしたベーコンを加えてさらに炒めます。あらかじめ作っておいたトマトソースを加え混ぜ、ゆであがったパスタを入れてひと混ぜしてできあがり。

こちらもベーコンは二の岡ハムのブロックベーコンを使いました。ベーコンから出る脂が、ソースをさらにおいしくしてくれた気がします。

カラマーリは巨大なパスタで、ゆでるのに20分以上かかるので、ゆであがりの時間に合わせてソースを用意しました。ソースがよくからんでおいしくいただきました☆

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恵比寿 「ビストロ・ダルブル」

恵比寿の「ビストロ・ダルブル」(Bistro D'arbre)にお昼を食べに行きました。店内には細長い中庭があって、天井は高い吹き抜けになっています。私たちが座った中庭の席は、寒くないようにブランケットが用意され、ストーブがついていました。

シャンデリア、空の鳥かご、キャンドル、壁にディスプレイされたいろいろなデザインの帽子…と一見バラバラでクレイジーなインテリアは、ニューヨークのダウンタウンのよう。古びた赤いギンガムチェックのテーブルクロスが、ビストロらしいいい味を出していました。

私たちはランチのコースを注文して、シェアしていただきました。

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前菜です。(左)オニオングラタンスープは大好きなお料理ですが、手間がかかって家ではめったに作らないので、うれしくいただきました。奥に見えるパンとオリーブ油は和食器で運ばれてきました。こちらも絶品でした♪

(右)季節の温野菜はコンソメスープのようでしたが、運ばれてきた時に、わずかにこぶだしか、かつおだしを思わせる和の香りがしたように思いました。珍しい和の野菜が中心で、あっさりしみじみとした味わいでした。

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メインディッシュです。(左)ポークソテーは、小麦粉をまぶして焼いたお肉が、かりっとした上がり、ソースはグレイビー(肉汁)を生かした複雑なお味でした。付け合せのポテトソテーも外はかりっと、中はほっくりしておいしかったです。

(右)は鶏ひき肉と冬瓜のあんをからめた、和風味のスパゲティ。三つ葉がトッピングされていました。今までに全く食べたことのない、新しいコンビネーションで、新鮮な驚きがありました。

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デザートは2種類ずつ選べます。いっぺんに4種類選んだら、アンバランスな組み合わせで出てきました。(笑) (左)はいちごのタルトとガトーショコラ、(右)はバニラアイスクリームとカラメルプリンです。どれもしっかり濃厚なお味で、私好みでした。

食事の後は、インテリアのお店をのぞきながら、代官山までぶらぶら歩きました。イタリア食材のEATALYでセールをやっていたので、少しお買い物をしました。

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(左)ショートパスタはどちらもお安くなっていました。カラマーリという名前のイカの胴の輪切りの形をしたパスタと、コンキリオーニという大きな貝の形のパスタです。

(右)マンダリン(オレンジ)のジャムと、セールではなかったですが、バルサミコ酢のジェリーというのがおもしろそうだったので買ってみました。どんな風に使おうか、今から楽しみです♪

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抹茶とホワイトチョコレートのマフィン / 「夜と霧」

和素材で優しいお菓子」という本を見て、抹茶とホワイトチョコレートのマフィンを焼きました。

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抹茶味の生地に、手で砕いたホワイトチョコレートを混ぜて焼きました。

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生地には豆乳をたっぷり入れ、しっとり柔らかく仕上げました。抹茶はグラニュー糖と混ぜて熱湯で練り、濃い目のシロップを作って混ぜました。抹茶の緑色が目に鮮やかです。

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ほんのり苦い抹茶に、ホワイトチョコレートのミルク味がアクセントとなって、おいしくいただきました。

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新聞の紹介記事を見て、ヴィクトワール・E・フランクル博士の「夜と霧」を読みました。「アンネの日記」と並ぶ名著とされていますが、読むのは今回はじめてです。

読んでみて、今まで味わったことのない深々とした気持ちが広がるのを感じました。そして、めったにないことですが、読み終えてから、もう一度初めから読みたくなりました。

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著者は第2次世界大戦中に強制収容所に入れられ、奇跡的に生還したユダヤ人の心理学者です。この本では、強制収容所で多くの被収容者とともに自らが体験したことを、心理学者という立場からできるだけ客観的に描写しています。

ホロコーストの記録は、ナチの非人道的な行いの数々がサディスティックに描かれたものが多いですが、この本ではそうした行為にはほとんど触れられていません。そして収容された人々の、怒りや憎しみが書かれているわけでもありません。

にもかかわらず、この控えめな本が、何十年にもわたって多くの人々の心を捉え続けてきたのは、どんなに悲惨な状況であっても、私たちが誇り高く、心豊かに生き続けることができることを、示しているからだと思いました。

何を書いても薄っぺらくなってしまうので、内容に具体的に触れることは控えますが、著者が語りかけることばは、戦争という特殊な状況を越えて、今の時代を生きる私たちを励まし、勇気づける力を持っています。

小さなともしびのように、心を温かく照らしてくれる一冊です。

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