« 豚肉と白いんげん豆のトマト煮込み & パスタ・アマトリチャーナ | トップページ | 煮豚ともやし & 大根とほたてのサラダ »

「ウォール・ストリート」

オリバー・ストーン監督、マイケル・ダグラス主演の映画、「ウォール・ストリート」(原題:Wall Street: Money Never Sleeps)を見に行きました。前作「ウォール街」がとてもおもしろかったので、楽しみにしていた作品です。

     Wallstreet_poster

正直、前作ほどの強烈なインパクトは感じられませんでしたが、マイケル・ダグラスは相変わらず魅力的でしたし、今という時代も感じられて、映画としてはなかなかおもしろかったです。

物語は、インサイダー取引で逮捕されたゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)が、8年の刑務所生活を終えて出所するところから始まります。

前作では欲にぎらぎらしていたゲッコーが、今回ではすっかり丸くなり、毒気がなくなってしまったのは、個人的にはちょっぴり残念ですが(笑)、いったんお金も家族も失い、年を重ねた彼にとって「金より時間が大切だ」ということばは真実なのかもしれません。

とはいえ、獄中から自分の体験を本にして出版する抜け目のなさはさすが。大学での講演会で、ゲッコーが獄中にいる間に起こった金融システムの変化を指摘し、今の金融業界を痛烈に批判する場面では、彼のみごとなスピーチに酔い、聞き惚れてしまいました。

そしてゲッコーが予測した通り、ウォール・ストリートを震源地として世界的な金融危機が起こりますが、身内をうまく利用して、しっかり宿敵を陥れ、自分はロンドンに高飛びして、不死鳥のように蘇った姿はみごとでした。

本筋とは離れますが、前作では美術コレクターでもあったゲッコー。彼は現代アートがお好みでしたが、今回の宿敵ブレトンの不気味な?美術コレクションが独特でおもしろかったです。

特にゴヤの「我が子を喰らうサトゥルヌス」は、ゲッコーと義息となるジェイコブ(シャイア・ラブーフ)を暗示しているのかと心配になりましたが、映画の方は、気持ちのよいハッピー・エンディングでほっとしました。

監督が伝えたかったことは、ざっくり言えば「金融システムを変えることで、第2、第3のゲッコーのような人物は出てくる。幸せになるには、マネーゲームから下りることだ。」ということなのでしょうか。

ゲッコーが予測する、「次のバブルはクリーン・エネルギーだ」発言も気になりますが、とにもかくにも愛すべき人物。今後の動向から目が放せません。

|

« 豚肉と白いんげん豆のトマト煮込み & パスタ・アマトリチャーナ | トップページ | 煮豚ともやし & 大根とほたてのサラダ »

映画」カテゴリの記事

コメント

うわぁ~! もしかすると今週末辺りセレンディピティさんは
これをご覧になっているかも?なんて思ってました!
あらら、今回のゲッコーは丸くなって毒気がなくなってしまった
感じですかぁ?! 
予告編を見ると相変わらずの迫力のようでしたね。
でもやはり刑期を終えて歳も重ねて変わって行くのでしょうね~
週末の我が家のレンタル活動(?)も続いています。
やっとパブリック・エネミーズを観ました♪
でも来週はオットは予定があるようで借りられないかも…
一人で松たかこさんの「告白」を観ようかと目論でいますぅ。

投稿: ゆず | 2011年2月 6日 (日) 14時38分

日本でも公開になりましたか!私はこの映画、他の映画を観るたときの劇場トレーラーを観て「前作より良いわけがない」と、勝手に思い込んで直ぐには観にいかなかったのです。でも彼、マイケル・ダグラスが末期がんで、それでもTVでプロモーションをしているのを観て、これは迫真の演技が期待できるかも…と、不純な動機でやっぱり観にいきました。そうそう、あのギラギラ感抜けて、かなり落ち着いていましたよね。あのスピーチは本当に聞き入ってしまいました。

こちらではごく最近、前作の若きディーラー、チャーリー・シーンがお騒がせ人物となっています。彼は実生活でも未だバブルを引きずっているというか、50歳になってもまだ子供なところが可哀想だなぁ…と思われているようです。マイケル・ダグラスはいい結婚をして幸せそうですよね。結婚してから、妻を引き立てていてとても魅力的な男性になったな…と思います。

投稿: schatzi | 2011年2月 7日 (月) 01時28分

☆ ゆずさま ☆
この週末に封切られたので、早速見に行ってきました。
期待通りにおもしろかったです。
ゲッコーはお年とともに?少し落ち着いていましたが
相変わらず魅力的でしたよ。

パブリック・エネミーズ、記事にはしていないですが私も見ました~。
ジョニー・デップ、あの役にはいまひとつ共感できませんでしたが
かっこよかったですね。マリオン・コティヤールもきれいでしたし。
「告白」は原作を読みました。
松たか子さんは演技派で、好きな女優さん。
あの役をどんな風に演じられたのか、気になります☆

投稿: ☆ ゆずさま ☆ | 2011年2月 7日 (月) 08時42分

☆ schatziさま ☆
ウォール・ストリート、日本ではちょうどこの週末から公開でした。
schatziさんも見に行かれたのですね☆
私も今回は前作にはかなわないだろうな~と思いましたが
楽しめました。
マイケル・ダグラス、癌は無事に克服されたようですね…。
映画では以前のキャラクターよりも落ち着いていましたが
あの存在感はさすがですね。魅力的でした。

チャーリー・シーン、お騒がせですか。
今回の映画にも登場していましたが、真っ黒に日焼けして
たしかにいまだにバブルの香りがしてましたね。(笑)

投稿: ☆ schatziさま ☆ | 2011年2月 7日 (月) 09時01分

早速ご覧になったんですね。
以前セレンディピティさんから「ウォール街」という「ウォールストリート」の前作があるとお聞きして、これは前作をみてから映画館に行かねばと思っているうちに公開になってしまいました。前作をみなくても楽しめますか?できれば前作をレンタルでみてからとは思っていますが…。

マイケルダグラス、久しぶりのような気がしますね。
予告編でも十分存在感でてましたけど、こういう存在感のある役者さんって大事ですよね〜。私も早く観たいです!

昨日は南極料理人をみました。
以前ご紹介されていた原作本を読んでみたいなという気持ちになりました。
原作の方が面白そうですよね。

投稿: olive | 2011年2月 7日 (月) 10時43分

今晩は!

わ~、早速「ウォール・ストリート」見にいかれたんですね!記事を読ませていただくと、やっぱり面白そうですね~。dollar
M・ダグラスは、20年以上も刑務所にいたのか!?と思ってたら、この作品はあれから8年後だったんですね。(笑)インサイダー取引で20年は厳しすぎるな~と思ってたので、納得しました~。

O・ストーン監督作品は、このところいまひとつって感じのが多かったのですが、これはかなり期待出来そうな作品ですね。

↑のお料理記事も美味しそう~。私ももやしは大好きでいくらでも食べられますよ~。それと、里いものお味噌汁、最高!ですね。lovely

投稿: ごみつ | 2011年2月 8日 (火) 00時47分

☆ oliveさま ☆
ウォール・ストリート、早速見に行きました☆
今回パーティの会場で、前作に出ていたチャーリー・シーンが
マイケル・ダグラスと偶然会って話をする場面があるのですが、
ここの部分は前作を見ていると、プフッと楽しめると思います。
でも全体の話の流れには関係ないので、前作を見ていなくても
だいじょうぶだと思いますよ。

南極料理人、私は原作の方が楽しめました。
原作はネットに連載していたものをまとめたとかで
途中からはちょっとマンネリ気味なのですが、
最初の方の、食材を調達するためのノウハウとか
ちょっとマニアックなところが、おもしろかったです。

投稿: ☆ oliveさま ☆ | 2011年2月 8日 (火) 08時21分

☆ ごみつさま ☆
おはようございます。cloud
「ウォール・ストリート」早速見に行ってきました♪
M・ダグラス、たしか裁判に5年、刑務所に8年とか言ってました。
C・シーン以外に仲間内からもさされて、この手の犯罪としては
一番長い懲役になってしまったようです。(笑)
映画は金融危機の少し前から始まるという設定でした。

前回の作品ほどのメッセージ性はなくて
ゲッコーというキャラクターを生かした作品になっていましたが
おもしろかったです☆

↑ もやしはクセがなくて、たっぷり食べられるので私も大好きです♪
里芋のお味噌汁もおいしくいただきました☆

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2011年2月 8日 (火) 08時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1151970/38755359

この記事へのトラックバック一覧です: 「ウォール・ストリート」:

« 豚肉と白いんげん豆のトマト煮込み & パスタ・アマトリチャーナ | トップページ | 煮豚ともやし & 大根とほたてのサラダ »