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抹茶とホワイトチョコレートのマフィン / 「夜と霧」

和素材で優しいお菓子」という本を見て、抹茶とホワイトチョコレートのマフィンを焼きました。

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抹茶味の生地に、手で砕いたホワイトチョコレートを混ぜて焼きました。

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生地には豆乳をたっぷり入れ、しっとり柔らかく仕上げました。抹茶はグラニュー糖と混ぜて熱湯で練り、濃い目のシロップを作って混ぜました。抹茶の緑色が目に鮮やかです。

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ほんのり苦い抹茶に、ホワイトチョコレートのミルク味がアクセントとなって、おいしくいただきました。

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新聞の紹介記事を見て、ヴィクトワール・E・フランクル博士の「夜と霧」を読みました。「アンネの日記」と並ぶ名著とされていますが、読むのは今回はじめてです。

読んでみて、今まで味わったことのない深々とした気持ちが広がるのを感じました。そして、めったにないことですが、読み終えてから、もう一度初めから読みたくなりました。

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著者は第2次世界大戦中に強制収容所に入れられ、奇跡的に生還したユダヤ人の心理学者です。この本では、強制収容所で多くの被収容者とともに自らが体験したことを、心理学者という立場からできるだけ客観的に描写しています。

ホロコーストの記録は、ナチの非人道的な行いの数々がサディスティックに描かれたものが多いですが、この本ではそうした行為にはほとんど触れられていません。そして収容された人々の、怒りや憎しみが書かれているわけでもありません。

にもかかわらず、この控えめな本が、何十年にもわたって多くの人々の心を捉え続けてきたのは、どんなに悲惨な状況であっても、私たちが誇り高く、心豊かに生き続けることができることを、示しているからだと思いました。

何を書いても薄っぺらくなってしまうので、内容に具体的に触れることは控えますが、著者が語りかけることばは、戦争という特殊な状況を越えて、今の時代を生きる私たちを励まし、勇気づける力を持っています。

小さなともしびのように、心を温かく照らしてくれる一冊です。

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コメント

抹茶の緑にホワイトチョコレート、
春を感じる可愛い大人なマフィンが美味しそう♪
しっとり感がお写真から伝わってきます。
こういうマフィンは紅茶、コーヒー、お煎茶やほうじ茶も
合いそうですね。

こちらの本、映画のシンドラーズリストを思い出しました。
まだまだ知らない本がたくさんあるわー
セレンディピティさんの最後の一行、セレンディピティさんの
お優しいお人柄が感じられますぅ。

投稿: ゆず | 2011年2月 1日 (火) 15時45分

私も抹茶のケーキ大好きです。今度私もホワイトチョコを入れてみますね!ところで、セレンディピティさんは豆乳をよく使われますね。私はいつもココナッツミルクを使います。缶なので安いですし、常備がきくのでよく利用します。乳製品のアレルギー持ちの友達がいまして、彼女からヒントを得て使用してみたらとても美味しかったので、それ以来常備品です。豆乳、Soy milkですよね。こちらですと、サイズが大きいのが難点かな…(苦笑)

夜と霧、有名な本ですが、未だに読んでいません。ドイツでは、今尚引きずっている事実ですし、誰もが皆「過去は十分分かっている。でも自分は違う」という念を抱いている気がしました。こういった本は、皆さん隠れて読むって感じでしょうかね(苦笑)友達と、アムステルダムに行ったとき、誰も「アンネの家」に(見学に)入ろうとしませんでした。心が痛いんですって…。

アンネの日記と同じく、パリに住むユダヤ人の女性が、自らの幼女期の過去を振り返る小説が数年前に出ました。Sarah's keyという本ですがご存知ですか?これは胸がつまり、夢まで見てしまいました(苦笑)私の娘と次男とが被ってしまったのだと思います…。アメリカではベストセラーになりましたが、ドイツ人の友達には勧められない一冊です…。

投稿: schatzi | 2011年2月 1日 (火) 23時29分

Sarah's keyは、小説の設定がパリに住むユダヤ人女性の過去…というだけでして、作者の自伝ではありません!ご紹介の仕方がまずくてごめんなさ~い!

投稿: schatzi | 2011年2月 1日 (火) 23時33分

今晩は。

「夜と霧」は私にはじめてホロコーストというものの存在を教えてくれた本でした。中学生の時、図書館で借りたのですが、その時は強制捕虜収容所の写真だけが強烈に印象に残って内容をすっかり忘れていたのですが、数年前にみすず書房から新訳が出たのを機に購入して再読。私、その時は号泣してしまいました。

著者が、強制労働をさせられながら、はなればなれになっている妻と心の中で対話をするパート。
「愛は生身の人間の存在(dasein)とはほとんど関係なく、愛する妻の精神的な存在、つまり本質(sosein)に深くかかわっている・・」っていう考えに著者がたどりつく箇所は、心が震えました。

たくさんの方に読んでいただきたい名著ですよね・・。(私も今、本を引っ張り出してきました。book

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抹茶のケーキ、色がとってもきれいですね!ホワイトチョコとの相性も良さそう!

投稿: ごみつ | 2011年2月 2日 (水) 01時18分

こんばんは。
読んだことのない本ですが、思うことは、
人類の歴史、常にどこかで紛争が起こっていて、
今でも・・・
それでも、大戦後、長年大きな戦争が起こっていないのは、
第三次世界大戦級の戦争がおこった場合、人類が
滅んでしまうかもしれないという恐怖感が世界の指導者の
中にあるのではないかと感じます。
間違いを起こさないで欲しいと祈るばかりです。

投稿: イザワ | 2011年2月 2日 (水) 02時13分

☆ ゆずさま ☆
抹茶とホワイトチョコレートってとっても相性がいいですね。
抹茶の緑とチョコレートの白で、見た目も春らしいマフィンになりました。
コーヒーとともに、朝食にいただきましたが
和菓子の感覚で、お茶の時間にもいいですね☆

ゆずさんも、「シンドラーのリスト」を思い出されたのですね。
私もこの本を読んでから思い立って… 先日ようやく
「シンドラーのリスト」を見たところです。
ゆずさんも同じように感じられたのだなあと思うと、うれしいです☆

投稿: ☆ ゆずさま ☆ | 2011年2月 2日 (水) 08時21分

☆ schatziさま ☆
抹茶とホワイトチョコレートって、相性がいいと思います。
よかったら、是非お試しください☆
豆乳を使いはじめてから、牛乳の動物性のにおいが気になるようになってしまって、以来ずっと豆乳です。日本では200mlのパックが出ているので、便利です。アメリカの豆乳はハーフガロンですし、少し甘みとフレーバーがついているところが使いにくいかもしれませんね…。
ココナッツミルクは、トロピカルなお菓子を作る時に使うことが多いですが、
私ももっと気軽にいろいろトライしてみますね!

ドイツ人の心の痛みにはとても近づけませんが、こっそり読むという感覚は少しわかります。実は今回も記事にしようか迷いましたが、やっぱり書き留めておきたくて。schatziさんから貴重なお話も伺えて、勇気を出して?よかったと思いました。
Sarah's Keyは存じ上げなかったので少し調べてみましたら、「サラの鍵」という日本語訳が出ていたので、早速図書館に予約しました。最近映画化もされたようですね。
…ちょっと緊張しますが、早く読んでみたいです。

投稿: ☆ schatziさま ☆ | 2011年2月 2日 (水) 08時47分

☆ ごみつさま ☆
ごみつさんは、旧訳・新訳どちらも読まれているのですね。しかも最初に読まれたのは中学生の頃ですか@@ 早熟だったのですね。
私が今回読んだのは新訳の方ですが、解説によると、旧訳にあった写真などの資料がなくなって、訳も今の時代に合わせたものになっているようですね。
特殊な状況を描いたものでありながら、時を経て今生きることばとなっているところがすばらしいと思いました。ごみつさんがあげてくださったところから続くパート…私も何度も繰り返し読みました。いつか絶望の淵に立たされた時に、救ってくれることばになるだろうとも思いました。
旧訳の方も、較べて読んでみようと思います。

抹茶は濃い目のシロップを作って混ぜたので、緑色がしっかり出ました。
抹茶にホワイトチョコレートが、よく合いました☆

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2011年2月 2日 (水) 09時48分

☆ イザワさま ☆
今となっては信じられないことですが、たしかにあったことであり
しかも今も地球のどこかで同じことが起こっている、という現実を
忘れてはいけませんね。
私たちにできることは過去に学び、二度と同じ過ちを起こさないと
約束することだと思います。

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2011年2月 2日 (水) 10時19分

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