沖縄(9) 万座毛 ~ 南国ダイニング 海の家
ルート58を北へと向かって目指したのは、この日最後の目的地、「万座毛」(まんざもう)です。日が暮れるまでに、なんとかたどり着くことができました。
海岸の切り立った崖に打ちつける強い波が、長い年月を経て、このような奇妙な形の洞穴を作りました。この角度から見ると、象の鼻のような形にも見えます。
私たちが訪れた時はまだ冬枯れていましたが、この岬には芝の野原が広がっています。「万座毛」とは「一万人が座ることができる野原」という意味で、琉球国王によって名付けられました。
ざば~んと大きな波がやってくる度、洞穴を大量の海水が通り抜けます。いつかはこの洞穴がさらに浸食され、また違った風景を見せてくれるのでしょうね。
(左)岬はかなりの絶壁です。足元を見ると恐~い。><
(右)万座毛の反対側は入り江になっていて、万座ビーチが広がっています。入り江の向こう側に、ANAインターコンチネンタルホテルが見えます。
夕食は、万座毛の近くにある「南国ダイニング 海の家」という居酒屋さん風のカジュアルなお店でいただきました。その名の通り、海岸にせり出すように建てられていて、目の前に絶景の海を見ながら食事ができます。
とはいえ、私たちが着いた時にはすっかり日が暮れて、暗くなっていました。
お店の入り口には生簀があり、海の幸を中心とした沖縄料理が食べられます。フラッシュをたかずに撮ったので、ちょっとボケボケの写真になってしまいましたが おつきあいくだされば幸いです。
(左)ふーチャンプルー。チャンプルーにもいろいろな種類がありますが、これは大きな車麩を使ったチャンプルーです。ランチョンミート(SPAM)、たまごといっしょに炒めてありました。
以前、マクロバイオティックのお店で車麩のフライを食べて、その鶏ひき肉のような食感に驚きましたが、今回も高野豆腐のような、厚揚げのような独特の食感に驚きました。車麩ってなかなか奥の深い食材だなあと思いました。
(右)近海魚のバター焼き。この日のお魚は、フエフキダイでした。スズキに似た白身のお魚で、身がほろほろに柔らかくほぐれました。淡白でおいしかったです。フエフキダイは沖縄ではタマンとよばれる、ポピュラーなお魚だそうです。
(左)ゴーヤのサラダ。旅行中、ゴーヤがすっかり気に入ってしまった私は、生のゴーヤにもチャレンジしてみました。ゴーヤはごく薄くスライスされていて、他の生野菜といっしょにいただくと、いいアクセントになっていました。
(右)ヒラヤーチー。沖縄風お好み焼きです。キャベツを入れずに薄く仕上げてあるところは、関西のお好み焼きよりも、韓国のチジミに似ていると思いました。素朴なスナックという感じです。
ちょっと調べましたら、ヒラヤーチーは家にあるもので簡単に作れるので、沖縄では外に出られない台風の時に食べる風習があるそうです。
このほか、あぐー豚のステーキや、焼きそばなどをいただきました。
屋根の上にはおもしろい表情のシーサーがたくさんのっていて、賑やかに歓迎してくれました。
| 固定リンク
「グルメ」カテゴリの記事
- 大坂屋砂場と、切腹最中(2016.12.28)
- 久しぶりの...Brasserie Tomo(2016.12.19)
- Bistrot Grand Soleil &銀座のクリスマス(2016.12.14)
- 紅葉の京都(5) 清水寺と、イノダコーヒ(2016.12.10)
- 紅葉の京都(4) 東福寺(2016.12.08)
「旅行」カテゴリの記事
- 富士山づくしのお正月 2017(2017.01.04)
- 紅葉の京都(5) 清水寺と、イノダコーヒ(2016.12.10)
- 紅葉の京都(4) 東福寺(2016.12.08)
- 紅葉の京都(3) 鞍馬~貴船ハイキング(2016.12.05)
- 紅葉の京都(2) メキシカンと川床スタバ(2016.12.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
今晩は!
この岸壁、凄いですね~。本当に面白い形に浸食されてますね。
確かにこの上に立ったら足がすくんじゃいそう~。
「ゼロの焦点」状態。(笑)
「海の家」さんのお料理は、今まで見てきた沖縄料理とはかなり感じが違いますね。鉄板焼き風で、どれもすごく美味しそう!ガッツリ!って感じですか?
ゴーヤのサラダ、美味しそうだな~。
シーサー人形可愛い!真ん中の2匹はビール飲んでますね。
投稿: ごみつ | 2011年4月20日 (水) 23時48分
こんばんは。
万座はビーチということで名前は知っていましたが、
崖をみると、ビーチという感覚とは程遠い迫力ある
景観ですね。
ここからの夕陽は美しそうですね。
南国の景観を観ながらの食事は食も進むことと思います。
今年は時間を作って仕事以外でプライベートな撮影旅行を
してみたいものです^^
投稿: イザワ | 2011年4月21日 (木) 00時32分
☆ ごみつさま ☆
こんにちは。
この岸壁、「ゼロの焦点」も顔負けの迫力のある風景でした。
晴れた青空の下でしたら、また少し印象が違ったかもしれませんが
とにかくざば~ん、ざば~んという波が恐くて。
足元をのぞくと、スリル満点でした。
「海の家」さんは、どちらかという海の幸のお店なのですが
食べ盛りの息子がいたこともあって
がっつり系のお料理が多くなってしまいました。
私は、ゴーヤのサラダが気に入りました。
屋根の上にずらりと勢揃いしたシーサーがかわいかったです☆
投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2011年4月21日 (木) 11時50分
☆ イザワさま ☆
こんにちは。
私たちが立ったこの場所から、前を見ると切り立った岸壁の万座毛、
後ろを見ると入り江の穏やかな万座ビーチ
と全く趣の違った風景が広がっていました。
この日は残念ながら曇り空でしたが
西海岸にあるので、晴れた日の夕景は
きっと美しいことと思います。
沖縄は絵になる美しい風景、何気ない風景がたくさんありました。
撮影旅行にはぴったりの場所かもしれません。
投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2011年4月21日 (木) 12時02分