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2011年6月

「ラブ・アクチュアリー」

DVDで、映画「ラブ・アクチュアリー」(原題:Love Actually)を見ました。ちょっと季節はずれですがsweat01 クリスマスのロンドンを舞台にしたロマンティック・コメディです。

9つのラブストーリーがパラレルに進行していきますが、それぞれが違和感なくつながっていて、ごちゃごちゃしていないところがすばらしい。イギリスを代表する人気俳優、実力派俳優が勢揃いしている「珠玉の短編集」といった感じでした。笑って、泣いて、見た後にはほんわかハッピーな気分になりました。

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9つのラブストーリーは、どれもそれぞれすてきでしたが、その中で私が一番気に入ったのは、コリン・ファース演じる作家ジェイミーのエピソードです。

失恋して、フランスの別荘で執筆するジェイミーのもとに、お手伝いさんとしてやってきた、ポルトガル人のオーレリア。英語を話すジェイミーとポルトガル語を話すオーレリアは、全く会話になっていないのですが、あるできごとがきっかけでお互い気になる存在となります。

ロンドンにもどってからもオーレリアが忘れられないジェイミーは、ポルトガル語を習い始めます。そしてクリスマスに、ポルトガルにいるオーレリアのもとを訪ね、覚えたばかりのたどたどしいポルトガル語でプロポーズする場面は最高にロマンティックでした。(ちょっと「英国王のスピーチ」風です。)

「君のことを何も知らないのに、こんなことを言うなんてばかげていると思うかもしれない。でも事があまりにも明白な場合は、それを裏付ける理由なんていらないんだ。」

学校で一番人気のある女の子に片思いをしている、少年サムのエピソードもかわいかったです。サムが恋した女の子がなかなか出てこないので、どんな女の子か気になってやきもきしましたが、満を持して?学校のクリスマスコンサートにさっそうと登場した時は、あまりのかっこよさにしびれました。

映画に登場する曲は、新旧取り混ぜでしたが、どれも映画の場面をチャーミングに彩っていてすてきでした。懐かしかったのは、ポインター・シスターズのJump! ヒュー・グラントの80年代風ディスコダンス?とともにお楽しみください。

music Love Actually - Jump

このほか、ミスター・ビーンのローワン・アトキンソンが小さな役で出ていましたが、存在感はさすが。最高におかしかったです。

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「フタさえあれば!すごくおいしい」

図書館で、浜内千波さんの「フタさえあれば!すごくおいしい」を借りました。

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先日ご紹介した、岩崎啓子さんの「かぶせて蒸すだけ!ふた蒸しレシピ」と同じコンセプトのお料理本で、しかも表紙もよく似ています。今、蒸し料理がいかにブームか、よくわかります。

岩崎さんの本はすっきりとした装丁でしたが、この本は、作る過程が写真を使って細かく説明されていました。どちらの本がいいかは、お好みかと思います。この本の中からいくつか作ったので、ご紹介させていただきますね。

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pig やわらかポークソテー pig

塩こしょうしたしょうが焼き用の豚薄切り肉で、くし形にしたたまねぎを巻いてソテーし、角切りにしたトマト・酒・みりん・しょうゆを加えてフタをし、蒸し煮にします。線キャベツとポテトサラダを添えて。

たまねぎのしゃきっとした食感が残っていておいしい。そのまま豚肉をソテーするよりカロリー控えめで、しかもボリュームたっぷりでいただけます。今回はトマトソースで煮込みましたが、カツにしてもおいしそうですね。

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clover たまねぎとズッキーニの蒸し炒め clover

フライパンに輪切りのたまねぎ、その上にズッキーニをのせてフタをし、油なしで弱火でじっくり、時々全体を返しながら、蒸し焼きにします。最後に塩こしょうで味を調え、オリーブ油をかけてできあがり。

野菜本来の旨味がじっくり味わえるお料理です。(右)今回はローストポークの付け合せに使いました。お肉には、ゆずこしょうソース(バルサミコ酢・オリーブ油・ゆずこしょう・塩・こしょう)をかけていただきました。

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taurus 牛肉ロール taurus

塩こしょうした牛薄切り肉で、細切りにした3種の野菜(アスパラガス、にんじん、セロリ)を巻いて焼付け、水を加えてフタをし、蒸し煮にします。私はしょうゆ、みりんも加え、ちょっと照り焼き風の味付けにしました。

このままおつまみにも、メインディッシュにもなります。お肉の両端から、野菜が顔を出すように巻いてもかわいいですね。

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taurus 牛肉のトマト煮込み taurus

フライパンに油を熱して、みじん切りにした野菜(たまねぎ・にんじん・セロリ)をていねいに炒めたらすみによせ、塩こしょうして薄力粉をまぶした牛シチュー肉を焼き付けます。白ワイン、ベイリーフ、缶詰のトマトを加えたらフタをして、蒸し煮にします。最後に塩こしょうで味を調えてできあがり。

黒米を加えて炊いたごはん、ズッキーニのグリルとともにワンプレートにしました。上にパセリを散らして。トマトの酸味がさわやかで、夏にぴったりのお料理です。

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今日の東京は、朝からじりじりと太陽が照りつける夏の暑さです。ひょっとして、梅雨明けしたのかしら…? 大好きなペンギンさんで涼をお届けします。

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郵便局でペンギン切手を見つけたので、まとめ買いしました。「南極条約発効50周年」の記念切手です。夏は涼しげに、冬は冬らしく、季節のお便りにぴったりです。

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NHKスペシャル ホットスポット最後の楽園 「日本」

ふだんTVはめったに見ないのですが、先日偶然見た「NHKスペシャル ホットスポット最後の楽園」という番組がとてもおもしろかったので、書き留めておきます。シリーズは全部で6回あって、私が見たのは第6回で最終回でした。う~ん、今まで見逃していたなんて残念。

ホットスポットとは、生物学者ノーマン・マイヤーズ博士の提唱した概念で、「生物多様性がきわめて豊かなのにもかかわらず、破壊の危機に直面している地域」のこと。その34の地域には日本も含まれているそうです。そして第6回は「日本 ~私たちの奇跡の島~」でした。

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番組では主に、上高地の山の中で暮らすニホンザルと、西表島に住むイリオモテヤマネコにターゲットをしぼって紹介していました。

ニホンザルは私たち日本人にとって身近な動物ですが、実は日本固有の貴重な種であり、極寒の地に生息する世界で唯一のサルだそうです。そういえば、アメリカの地理の本で、雪の中、温泉につかるニホンザル(snow monkey)が驚きをもって紹介されていたなあと思い出しました。

ニホンザルは、インドのアカゲザルが進化したものと考えられています。かつて地球が氷河期にあった頃、海面は低く、日本は大陸と地続きになっていました。大陸から日本に渡ってきたアカゲザルが、その後日本が島として分離してから、独自の進化をとげてニホンザルとなったそうです。

黒潮と対馬海流が日本にもたらす恵みの雨、それによって生まれたブナなどの広葉樹林のおかげで、ニホンザルは極寒の雪の中で樹皮などの食料を得て生きながらえるようになりました。誰に教わるでもなく、春になると雪解けに合わせて、食べ物を求めて山を登っていくニホンザルの姿は感動的でした。

     Hot_spot_2 (HPより)

西表島は、ここが日本?という亜熱帯のジャングルの風景にまず驚きました。イリオモテヤマネコは西表島の固有種で、100匹しかいない絶滅危惧種です。最近、島の道路が整備されたことによって、イリオモテヤマネコが車に轢かれる事故が増えているとのこと。人間と野生動物の共存の難しさを思い知りました。

ネコといえば魚が好物というイメージがありますが、意外にも自ら魚を獲って食べるのはイリオモテヤマネコだけだそうです。このほか、温泉にもぐってエサを採るニホンザル、離島で海藻を採って食べるニホンザルが紹介されていましたが、環境に応じて食性を変える動物の生命力に心を打たれました。

それで思い出したのは、ガラパゴス諸島の生物のことです。島の植生に応じてエサが変わるので、島によって(つまりは採るエサによって)ゾウガメの甲羅の形が違う進化をとげること、また世界で唯一、海にもぐって海藻を採るイグアナがいること…。

日本は離島とはいえませんが、やはり島国なので、生物もその地域での環境に応じた習性や食性をもつようになり、特異な進化をとげるのかな、と納得しました。

それにしても、映像で見る日本の自然の美しさに息を呑みました。西表島の亜熱帯樹林、雪に覆われた日本アルプスの山々、蔵王の樹氷、清流。南北に細長いため気候は亜寒帯~亜熱帯と変化に富み、また国土の大部分を占める山地と、周りを取り囲む海が日本に豊かな自然をもたらしている幸運を改めてかみしめました。

ナビゲーターは福山雅治さん。自然体で取材する姿に好感がもてました。

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347Cafe @cocoti SHIBUYA

映画の後に、劇場の入っていたcocoti SHIBUYA(渋谷ココチ)3階にある「347Cafe」でお昼をいただきました。お昼のメニューは、ランチプレート(お肉 or お魚)、パスタ、パニーニの4種類。私たちはランチプレートの肉料理と魚料理をそれぞれいただきました。

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肉料理は牛肉の赤ワイン煮込みでした。お肉はボリュームたっぷりで、大満足。柔らかく煮込んだお肉は脂も適度にあり、とてもおいしかったです。マッシュドポテトと温野菜ついていました。

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魚料理は、サーモンのソテーで、きのこのクリームソースがたっぷりと入っていました。サーモンが肉厚でおいしかったです。こちらは、ガーデンサラダが添えてありました。パンはおかわり自由。平日でしたら映画の半券があれば、コーヒーか紅茶がつくそうです。

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(右の写真は、HPよりお借りしました)

お店は私の大好きなオープンテラス。ビルの中ですが、小さなプールつきのお庭があって、リゾート気分で食事ができました。これからの季節、プールサイドパーティもすてきですね。お店の中に階段があって、上は小さなパーティルームになっていました。

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旅行の間、鉢植えを預かっていました。

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これは棕櫚竹(しゅろちく)でしょうか? 2、3日ごとに根元に水をやっていましたが、とにかく枯らさないように、と緊張しました。それにしても緑はやっぱりいいものですね。ここのところ暑い日が続いていましたが、大きな葉が気持ちのよい木陰を作って、見た目に涼しくすごせました。

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そしてイスラエルのおみやげを、いろいろいただきました。これはその中のひとつ、デーツ(ナツメヤシ)のスプレッドです。まだ開けていませんが、デーツとくるみが入っていて、濃厚なお味が楽しめそう。ヘブライ文字が異国情緒があって、いい感じです。

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「BIUTIFUL ビューティフル」

ハビエル・バルデム主演の映画、「BIUTIFUL ビューティフル」を見ました。スペインのバルセロナを舞台に、死期を目の前にしたある男の苦悩を切々と描いた物語。重くて救いのない話ですが、なんともいえない味わいがあって、私はとても好きです。静かなるラストに、深々とした余韻を味わいました。

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いわゆる余命ものの映画は、いかにも感動させようという企みが感じられて、私はあまり好きではないのですが、この作品にはそうした感傷的な甘さはありません。ここに描かれているのは、底辺ともいえる人生の厳しい現実。そんなところが私の心を捕らえたのかもしれません。

舞台はバルセロナ、といっても「それでも恋するバルセロナ」に描かれた美しい街ではなく、人々がぎりぎりのところでもがいて生活しているスラム街です。ウスバル(ハビエル・バルデム)は、アフリカ系や中国系の不法移民たちに、偽ブランドのバッグを作って売らせる非合法な仕事を斡旋し、その紹介料で生活しています。

犯罪には違いないのですが、中国系移民たちに暖房器具を買ったり、住む場所のなくなったセネガル人の母子を家に招きいれたり、知り合いの警察官に賄賂を渡して彼らを見逃してもらったり… ウスバルを見ていると、善意すら感じられるのが不思議です。彼はまた、死者の魂を静める、おくりびとのような仕事もしています。

ウスバルは二人の子どものよき父親でもあります。コーンフレークの貧しい夕食を、子どもたちの好きなハンバーガーやポテトオムレツに見立てて食べさせるところは、切なくも心温まる場面。こういう人が、どうしてまっとうな生き方ができなかったのか… やり切れない気持ちになりました。

末期の癌に侵され余命が2ヶ月しかないことを知ったウスバルは、誰にもそれを告げず秘かに死にゆく準備を始めます。一番心配なのは子どもたちのこと。しかし別れた妻も、血を分けた兄も、とても子どもたちを託すような信頼に足りません。そして頼みの綱のセネガル人の女性も、母国に帰ってしまいます。

もがけばもがくほど、指の間から砂がこぼれ落ちるように、予期せぬ不運にみまわれるウスバル。しかし映画のラスト近くで死期を目前にした彼の表情は、穏やかな美しさに満ちているように思いました。

彼を天国へと迎えにきたかのように登場する、一度も会ったことのない亡き父親との語らい。白い雪の林の風景の中に流れる、ラヴェルのピアノ協奏曲の美しい調べが静かに心にしみわたりました。

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「日の名残り」

DVDで、アンソニー・ホプキンズ主演の映画、「日の名残り」(原題:The Remains of the Day)を見ました。原作は、「わたしを離さないで」と同じく、カズオ・イシグロ氏。アンソニー・ホプキンズの名演と相まって、重厚で上質な、イギリスらしい味わいに満ちた作品でした。

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舞台は第二次世界大戦前、緑豊かな森にある、イギリスの名門貴族ダーリントン卿のお屋敷です。ここは、イギリス首相をはじめ、国内外の実力者たちがお忍びで足を運び、国の命運をかけた重要な案件について議論を重ねる、いわば民間外交の場となっていました。

ベテラン執事のスティーブン(アンソニー・ホプキンズ)は常に職務を忘れず、ゆるぎない忠誠心をもって、主人のダーリントン卿に仕えてきました。自分にも、部下に対しても厳しく、決して妥協を許さないその姿勢は、主人の絶大な信頼を得ていますが、周りの人には少々気詰まりなほど。

職務に忠実なスティーブンは、主人や客人に意見を求められた時、たとえ愚かだと思われようとも、自分の考えを口にし、他人に意見するようなことを決してしません。しかし彼は、ひとりの時間を読書に費やし、常に自分を鍛錬している勉強家なのです。

彼は女官のミス・ケントン(エマ・トンプソン)の仕事ぶりを認め、二人はいつしか恋愛に似た信頼関係で結ばれるようになります。しかし、ケントンがひそやかな愛情を示しても、スティーブンはそれに動じ、応えることはありません。あきらめたケントンは、結局他の男性と結婚して、屋敷を出ていってしまいます…。

大きな事件が起こるわけでも、これといった結末があるわけでもないのですが、不思議と引き込まれる作品でした。スティーブンの誇り高い生き方、お互いに惹かれあいながらも欲望に走ることのない二人に、今の時代にはない精神の尊さが感じられたからかもしれません。

ドイツに友好的な立場をとっていたダーリントン卿は、ナチスを支持したとされて、戦後は裁判にかけられ、その心労がもとで亡くなってしまいます。

屋敷の新しい持ち主となったのが、かつてダーリントン卿を批判して敵対関係にあった、アメリカの富豪政治家ルイスという皮肉。でもスティーブンは、ルイスに対してもダーリントン卿の時と同様に、忠実な執事であり続けるのだろうな…と思います。

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「はじめてのふたりごはん」

図書館で、有元葉子さんの「はじめてのふたりごはん」を借りました。

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タイトルから、おそらく新婚さん向けに作られた本だと思いますが、簡単にあまり手間をかけずに作れるお料理は、どれもおいしかったです。有元さんの本の中で、私は一番気に入ったかも…。

サブタイトルに「キッチンツールを使ってつくる」とあり、フードプロセッサを使ったお料理が多いですが、私は包丁や手持ちの道具だけで対応できました。いくつかご紹介させていただきますね。

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taurus 大根と牛肉の炒め煮 taurus
フライパンにオリーブ油を熱し、にんにく、刻んだ牛肉を炒めます。さらに乱切りにした大根を加えて炒め、酒、みりんを加えます。アルコールをとばしたらしょうゆを加え、水をひたひたになるまで入れたら、コトコト煮こんでできあがり。

大根は下煮をせずに直接加えるので、手間がかかりません。甘辛のこっくりした味わいながら、大根のしゃきっとした食感も残っていて、おいしかったです。たっぷり作って、常備菜やお弁当のおかずにもいいですね。

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clover ピーマンの炒め煮 clover
鍋にごま油を熱し、ピーマンを炒めます。油がまわったらしょうゆを加え、炒め煮にしてできあがり。

子どもの頃からピーマンが大好きだった私には、どこか懐かしさも感じて、とてもうれしいお料理でした。ハムといっしょに炒め煮にしてもおいしそう。

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pig 豚肉の味噌つけ焼き pig
バター焼き用の豚肉に合わせ味噌(味噌、おろしにんにく、おろししょうが、みりん、ごま油)を塗り、グリルで焼きます。(左)このままレタスで巻いて食べてもおいしいですが、(右)お弁当のおかずにもぴったりでした。

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clover かぶとベーコンの蒸し煮 clover
(左)お鍋に8つ割りにしたかぶ、かぶの葉、スライスしたにんにく、ベーコンを入れて、オリーブ油を回しかけ、塩こしょうします。(右)ふたをして、蒸し煮にしたらできあがり。

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これ、とっても私好みのお料理です。簡単なのに、かぶとベーコンの旨味がこっくりと効いておいしかったです。

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taurus 牛肉と夏野菜のオイスター炒め taurus
牛薄切り肉は下味(おろしにんにく・ごま油・砂糖・酢・酒・片栗粉)をつけ、なすは高温で揚げておきます。フライパンに油を熱して、牛肉を炒め、しょうゆとオイスターソースで味付けします。ざく切りにしたトマトと揚げなすを加え混ぜてできあがり。

フレッシュ感の残ったトマトがとてもおいしかったです。夏野菜はピーマンかアスパラを加えて3色にすると、より華やかな仕上がりになりそう。

どのお料理も野菜がたっぷり食べられて、おいしくいただきました。

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夏のフルーツで ケーキいろいろ

最近、夏のフルーツで作ったケーキを、まとめてアップします。

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春に沖縄を旅行した時、シークヮーサーの果汁を買ってきました。濃厚な風味と酸味が気に入って、最近はレモン果汁の代わりにお料理によく使っています。この日は、シークヮーサーを使って、レアチーズケーキを作りました。

ブルーベリーを軽く煮詰めて作ったソースをかけて、ミントの葉を飾りました。クリームチーズとヨーグルトのさわやかな風味に、シークヮーサーのすっきりとした味わいがよく合って、おいしくいただきました。

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パイナップルを使って、スクエアケーキを焼きました。アーモンドパウダーの入るしっとりとした焼き菓子ですが、刻んだパイナップルがたっぷり入っているので、さわやかな風味でいただけます。ところどころ生地が沈みますが、そのでこぼこがまた素朴でいい感じ。

四角く切り分けて、対角線で三角に粉砂糖をふるって飾りつけしました。

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この日は、アプリコットのシロップ漬け(缶詰)を使って、ロールケーキを作りました。薄く焼き上げたロール生地に生クリームを薄くのばし、刻んだアプリコットを散らしてロールしました。

アプリコットは見た目はピーチに似ていますが、ピーチと比べて酸味があり、さっぱりとした味わいになります。

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家族のためにバースデーケーキを焼きました。バースデーケーキといえばいちごが定番ですが、この時期は手に入りにくいので、キウィやピーチで飾り付けすることが多いです。この日は、キウィ、アプリコットのシロップ漬け、ブルーベリーを使って、少し大人っぽい飾りつけにしました。

アメリカンなタイダイ(tie-dye)模様のバースデーキャンドル。すわりの悪いキャンドルは、底に爪楊枝を刺しておくとケーキに立てやすくなります。

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スポンジケーキは横二つにカットして途中にも生クリームとフルーツをはさんでいます。生クリームをぬる前にスポンジケーキにシロップを塗っておくと、味が全体によくなじみます。スポンジケーキ&生クリームの定番の組み合わせは、飽きの来ないほっとする味わい。おいしくいただきました。

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さて、今日は夏至。Googleのタイトル文字も、村上隆さんの夏至バージョンになっていました。東京方面はかなり暑くなりそうですが、熱中症に気をつけておすごしください。

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銀座 「Aux Bacchanales」 &日比谷公園散歩

日比谷で映画を見た後、泰明小学校前のフレンチカフェ「Aux Bacchanales」(オーバカナル)でお昼をいただきました。道路に面してオープンテラスがあり、パリのカフェの雰囲気が味わえるすてきなお店です。(以前アークヒルズのお店について記事にしています。)

本日のランチは魚料理と肉料理がそれぞれ一種類ずつありましたが、肉料理の牛タンはちょっと気分ではなかったので、魚料理とキッシュをシェアしていただくことにしました。

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魚料理はスズキのポアレでした。香ばしく揚げ焼きにしたお魚の下に酢キャベツが敷いてあり、上にはフライドオニオンがたっぷりかかっています。クリームソースが全体をうまくまとめていて、とてもおいしかったです。

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本日のキッシュはサーモンでしたが、私はハムとたまねぎの入ったキッシュロレーヌにしました。高さがあって、まるでケーキみたい。おいしかったですが、塩味がしっかりついていて、のどが渇きました。グラスのお水を何度もおかわりしてしまいました。

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お店の向かい側は、泰明小学校です。蔦のからまる校舎、アーチ型の門が歴史を感じさせます。夏は緑のカーテンになりそうですね。

食事の後は、隣のタリーズでコーヒーを飲んでから、日比谷公園を散策しました。といっても、この後予定があったので、日比谷交差点近くの心字池のあたりだけ少し歩きました。

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日比谷花壇のところから入って、心字池の裏側から石垣を登り、日比谷通りに沿って歩きました。梅雨空の下、紫陽花がとてもきれいでした。

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(左)皇居に隣接している日比谷公園。この石垣は、かつてここに江戸城外郭城門があった時の名残だそうです。当時のお濠は、今は心字池として残されています。

(右)石垣を登ると、心字池を望む見晴台のように整備されていて、ベンチが並んでいました。眺めがよくて落ち着ける、ちょっと隠れ家的な空間です。

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心字池の方から石垣を眺めると、かつてここがお濠だった、ということがなるほど!と実感できました。

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(左)花壇では季節の花々が咲いて、目を楽しませてくれました。これはスーパースターという名前のバラの花。オレンジ色がかった大輪のバラは華やかさの中に柔らかさが感じられて、とてもきれいでした。

(右)芝生のところから日比谷のビル群を眺めると、規模はかなり小さいながらも、どことなくニューヨークのセントラルパークに似ているような気がしました。梅雨時の緑はみずみずしい美しさがあって、心が洗われました。

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「127時間」

この週末に公開された映画、「127時間」(原題:127 Hours)を見に行きました。アメリカ・ユタ州の峡谷を単独トレッキングしていた若者が、岩の隙間で落石に遭い、指をはさまれてしまいます。身動きの取れない状態から、5日後にある決断をして生還するまでを描いた、実話に基づく物語です。

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「スラムドッグ$ミリオネラ」のダニー・ボイル監督作品。パワフルでキレのいいオープニングから、一気に引き込まれました。カラフルなパッチワーク映像と音楽の洪水はエネルギーにあふれていて、その後の静寂の場面と好対照でした。若者が指をはさまれた時点で「127 HOURS」と現れるタイトルもかっこいい。

この指をはさまれてからが長い… はずですが、家族や昔の恋人との遠い思い出、ほんの数日前のできごと、想像の世界といった映像が、脱出への奮闘ぶりの間にはさみ込まれ、飽きさせません。感情と現実の渦が、アーロン・ラルストンというひとりの人間の極限状況をみごとに表現していました。

映像はアーロンの一人称で語られます。彼が撮影するビデオは、ある時は実況中継になったり、時には弱気になって遺書めいたメッセージになったり。感謝の気持ち、後悔、いろいろな感情が渦巻きながらも、彼の中で決してくじけることがなかったのは「生きたい」という思い。

ありとあらゆる可能性を模索しながら、彼が決断した方法は、おそらくベストの選択だったのでしょう。私はどうしても見れなくて、目をつむってしまった数分間がありましたが、無事に生還したアーロンが、今もスポーツを楽しみ、家庭を作り、幸せに暮らしている様子を見て、清々しい気持ちになりました。

Blue_john_canyon (画像はHPよりお借りしました)

舞台となったブルー・ジョン・キャニオンは、ユタ州のキャニオンランズ国立公園にあり、別名スロット・キャニオンとよばれる狭い峡谷が特徴のようです。ホームページを見ると、アーロン・ラルストンによって近年有名になったとあり、彼が事故に遭って時の人となったことがうかがえます。

映画の冒頭で、アーロンが迷子になった二人の女性のガイド役を務め、秘密の楽園に案内する場面は楽しかったです。私自身、トレッキングの楽しさを覚えたのはアメリカの国立公園がきっかけだったので、いつの日かまた、アメリカの大自然を感じながら歩いてみたいなあ、と思いながら見ました。

shoe ブルー・ジョン・キャニオン(Blue John Canyon) ホームページ

それから映画に登場したスクビードゥ(Scooby-Doo!)は、アメリカの子どもたちに人気のTVアニメ。ホラーコメディですが、大人が見てもおもしろくて、私も大好きでした。

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オープニングテーマを見つけたので、リンクしておきます。

tv Scooby-Doo! オープニングテーマ

【 追記 】 (2011.10.10)

映画「127時間」の原作、アーロン・ラルストンが自ら書いた手記、「アーロン・ラルストン 奇跡の6日間」(原題:Between a Rock and a Hard Place)を読みました。

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映画は原作にほぼ忠実に描かれていましたが、ブルー・ジョン・キャニオンの自然の偉大さ、美しさ、そしてアーロンがどのような状況で腕をはさまれてしまったのか、を視覚的に実感できたのは、やはり映像ならではの力だと思いました。

原作では、アーロンのバックグラウンドや人となりをより深く知ることができました。そして彼が自らの決断に至った過程も。

映画では、終始アーロンの一人称で語られていましたが、原作では彼が連絡せずに仕事を休んだことで、彼の身に何かあったのでは、と周囲の人たちや家族が彼の捜索を始めた状況について詳しく書かれていました。(映画で、ヘリコプターが待機していたことも、これで納得しました。)

救助されてからも、感染症のために何度も手術を受け、しばらくは予断を許さない状況だったようです。また回復してからは、マスコミによる取材攻勢にも悩まされました。

それから些細なことですが、映画で彼の頭を回っていたメロディはスクビードゥでしたが、原作ではオースティン・パワーズでした。(笑)

原作は、今は映画に合わせて「127時間」というタイトルで出版されています。

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「レッスン!」

BSにて、アントニオ・バンデラス主演の映画、「レッスン!」(原題:Take the Lead)を見ました。ニューヨークの社交ダンサー、ピエール・デュレイン氏がスラム街のすさんだ高校の生徒たちに社交ダンスを教え、やがて彼らはダンスを通じて大切なことを学んでいく…という実話に基づく物語です。

メリル・ストリープ演じる音楽教師が、ハーレムの小学生にヴァイオリン指導を通じて音楽を演奏する喜びを教えていく、やはり実話に基づく「ミュージック・オブ・ハート」という映画がありましたが、これはその社交ダンス版といった感じでした。

実は私は、こういう話にめっぽう弱いのです。音楽やダンスシーンも楽しく、最後にはさわやかな感動が残りました。

     Lesson

ヒップホップが大好きな生徒たちにとって、社交ダンスはお上品な白人のための時代遅れなダンス。全くやる気の出ない彼らに、デュレイン氏(アントニオ・バンデラス)はふと思いついて、ダンス大会で常勝しているモーガンを連れてきて、二人で情熱的なタンゴを踊ってみせます。

その官能的なダンスにひと目で魅せられた生徒たちは、ダンスレッスンにも身が入るようになり、さらには社交ダンス大会優勝をめざします。ガーシュインとヒップホップの音楽をリミックスさせて踊る彼らのダンスは、世界のどこにもないオリジナルな魅力にあふれていて、とてもかっこよかったです。

生徒たちは、父親がドラッグ中毒だったり、兄を発砲事件で亡くしていたり、それぞれ複雑な家庭の事情をかかえています。物語の前半では、生徒たちひとりひとりの人物描写や背景が描かれますが、このエピソードが後の社交ダンス大会でのダンスシーンに生きていました。

特に、誰と踊るか、いつも三角関係でもめていたサーシャと二人の男の子が、それを逆手にとって踊った刺激的なタンゴには圧倒されました。ダンスも音楽やアートなどと同じく、表現の芸術なんだなあということを実感させてくれたシーンでした。

デュレイン氏はダンスを通じて、相手を信じること、自分を信じること、そしてそのためのマナーを教えています。最初は紳士的なふるまいのデュレイン氏をからかい、あいさつも身についていなかった生徒たちが、後半になって見違えるように変わっていく姿がすがすがしかったです。

モデルとなったピエール・デュレイン氏は、孤独だったイギリスでの少年時代が、社交ダンスを習うことによって変わったというご経験があり、それがニューヨークでダンスプログラムを始めるきっかけにつながったそうです。詳細については、古いインタビュー記事を見つけたので、リンクしておきます。

boutique ピエール・デュレイン氏 インタビュー

アントニオ・バンデラスには、今までどちらかというとワイルドな印象を持っていましたが、この作品のどこまでもジェントルマンなダンス講師役はとてもすてきでした。彼がブロードウェイミュージカル(舞台)の「NINE」でグイドを演じた、というのがおおいに納得できる演技でした。

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広尾 「Burger Mania」 &有栖川公園散策

用事があって広尾に出かけた際に、ハンバーガーショップの「Burger Mania」(バーガーマニア)でお昼をいただきました。

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お店は、外苑西通り沿いのビルの2階にあります。ここでは、本格的なアメリカのグルメバーガーが楽しめます。肝心のハンバーガーの写真を忘れましたがsweat01
(右)は私がいただいたBLTサンドウィッチ。こちらも懐かしいアメリカの味です。

トーストの焼き具合、トーストと具のバランス、フレンチフライの塩加減…と全てがアメリカらしさにおいてパーフェクト。具がはみ出るほどに大きいハンバーガーも、しっかり食べ応えのあるパティがおいしいです。

この後、時間があったので、久しぶりに有栖川公園を散策しました。

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ちょうど紫陽花がきれいでした。園内はゆるやかな傾斜のある変化に富んだ地形で、梅雨の潤いのある緑がとても美しかったです。

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坂を上っていくと、遊具のある広場があって、子どもたちがわいわいと遊んでいました。他の広場では、ボーイスカウトの子どもたちが集まっていたり、ギターの練習をしている人がいたり… 穏やかな休日の風景に心がなごみました。坂を上りきったところには都の中央図書館があります。

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公園はもとは宮様のお屋敷があったところで、園内には渓流や滝、大きな池もあり、かつての庭園の面影が残っています。渓流では番の鴨が、毛づくろいをしていました。池では釣り糸をたれる人の姿も。深々とした緑の中、のんびり楽しいお散歩になりました。

お散歩のあとは、公園の前にあるナショナル麻布スーパーに寄りました。

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(左の写真は、HPよりお借りしました。)

最近では、輸入食品が買えるお店も増えたので、あまり足を運ばなくなってしまいましたが、ここのスーパーの独特の雰囲気が好きです。2階の日用品や雑貨、雑誌のコーナーも楽しくて、つい長居をしてしまいます。ちょこちょこいいお買い物ができて、満足しました。

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有川浩 「県庁おもてなし課」

有川浩(ありかわ・ひろ)さんのベストセラー、「県庁おもてなし課」を読みました。高知県庁に実在する「観光部おもてなし課」を舞台に、25歳の若き職員、掛水君が県の観光発展をめざして奮闘する物語。高知出身という有川さんの郷土愛にあふれた観光小説です。

もとは地方を元気にするために書かれ、いくつかの地方紙で連載された新聞小説だったそうですが、今回の単行本化にあたって、有川さんはこの本の印税をすべて東日本大震災の被災地に寄付すると発表しました。その心意気に拍手を送り、購入しました。

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有川作品には、悪い人が出てくることも、ネガティブな展開になることもないような気がします。さらりと読めて、最後にはハッピーで前向きな気持ちになる。昔の少女漫画やホームドラマに似た安心感が、刺激に満ちた今の時代に、ほっとする心地よさを与えてくれるのかな、と思います。

物語は、活動が一向に進まない県庁・おもてなし課の掛水と、それに業を煮やして叱咤激励する高知出身の人気作家、吉門喬介のやり取りから始まります。作品の中では何度となくお役所批判も登場しますが、私にはそれもお役所に対する応援メッセージのように感じられました。

吉門氏の厳しい一言には、故郷への限りない愛情が伝わってきます。そしてその忠告を素直に受け、仕事で応える掛水くんの、若さゆえの柔軟性、謙虚さ、まっすぐな情熱はとてもさわやかで、好感が持てました。

かつて県庁に勤め、今は地元で観光業を営む清遠氏が県に提案したのは、高知まるごとレジャーランド化構想。既にある観光スポットを有機的につないでブランドイメージを統一させるという計画は、ただ「見せ方を変えるだけ」という妙。地方の観光活性化を握る鍵は、実は予算などではなくアイデアなのかもしれません。

「観光地ではトイレが重要」「お仕着せの懐石料理よりもその土地の名物が食べたい」などは女性にはよくわかる意見でしたし、その土地の人にとってはなんでもない当たり前のことが、外から来た人には新鮮に見える、という意見にも納得でした。

宮崎県や、北海道の旭山動物園など、近年観光地として成功してきたところは、まさにプレゼンテーションとおもてなしマインドの勝利なのだろうなと思います。どの地域も、魅力的な観光地となる可能性を秘めている… そんな気がしました。

こうして書くと、なんだかビジネス書みたいですが、家族愛あり、さわやかな恋愛ありの物語です。全体に貫かれた高知弁の会話には、ほっこりと温かい気持ちになりました。

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「プレシャス」

DVDで、映画「プレシャス」(原題:Precious: Based on the Novel Push by Sapphire)を見ました。公開された時から気になっていた作品ですが、ニューヨークのハーレムを舞台に、肉体的、精神的、性的虐待を受けて育った16歳の少女の話と聞いて、私には見ることにとても耐えられないのでは、と躊躇していました。

たしかに主人公プレシャスを取り巻く状況は悲惨ではあるのですが、作品はセンセーショナルな表現は一切なく、ドキュメンタリーフィルムのように淡々と撮られていたので、余計な感情に左右されず、作品に向き合うことができました。作り手の良心が感じられ、真摯な思いが伝わってきました。

プレシャスが数学の先生に恋して授業を妨害する生徒をぶっとばしたり、空腹に耐えかねてフライドチキンを食い逃げしたり… くすりとさせる場面もところどころにあって、救われました。

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プレシャスは2度の妊娠で高校を退学になりますが、そうした彼女を見捨てることなく、さまざまな形でバックアップする体制が整っている、アメリカの教育や福祉のあり方に心を捉えられました。

プレシャスは代替学校に通うチャンスを得て、レイン先生に出会います。ABCからねばり強く教える先生の指導で、日記を書き始めるくプレシャス。それは自分を見つめ、表現することであり、最終的には自分を愛し、認めることにつながりました。

母親とのトラブルで家にいられなくなり、急場しのぎでレイン先生のもとに身を寄せるプレシャスは、人の心の温かさに初めて触れます。ちょうどクリスマスの時期で、ツリーを見たプレシャスが「TVで見たクリスマスと同じだ…」とつぶやいた時には、彼女のこれまでの過酷な人生を思い、胸がつぶれました。

16年間、誰にも相談できずに、たったひとりで虐待の苦しみに耐えてきたプレシャス。その強靭な精神力に驚かされますが、ソーシャルワーカーの粘り強いアプローチによって、母親との面談が成立し、ようやく虐待の実体が明らかになります。

その告白は衝撃的なものではありましたが、虐待の理由がわかったことがプレシャスを呪縛から解き放ち、「働きながら学び、子どもを育てる」という生きる力を与えたように思いました。最後にプレシャスが二人の子どもを連れて、胸を張って歩いていく姿には、希望の光が感じられました。

ソーシャルワーカーの女優さんは誰かな?と何気なくエンドロールを見ていたら、なんと世界の歌姫マライヤ・キャリーでした。ほとんど素のままの出演で、全く気づかなかったのでびっくり! また、アメリカで絶大な人気を誇り、もっとも影響力のある黒人女性であるオプラ・ウィンフリーが作品の総指揮を務めています。

ハーレムでは、プレシャスのようなケースは決してめずらしくないということですが、日本でも最近は虐待事件が後を絶たず、とても他人事とは思えません。社会が、学校が、地域が、子どもたちの心を叫びを捉え、助けるために何ができるか、考えさせられました。

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目黒通り 「IL LEVANTE」

目黒通りの大きなアンティークショップ「GEOGRAPHICA」(ジェオグラフィカ)の2階にあるカフェ、「IL LEVANTE」(イル レヴァンテ)でお昼をいただきました。グリーンサラダ、フォカッチャ、飲み物がつく、パスタのランチセットです。

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「スモークサーモンと小帆立、アスパラガスのクリームパスタ」です。サーモンとクリームはとてもよく合う組み合わせ。クセのない、とろりとしたクリームソースが優しい味わいでした。

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私は、「小海老とアスパラガスとフレッシュトマトの冷たいパスタ」をいただきました。パスタはそうめんのように細いカッペリーニ。家ではあまり冷たいパスタは作らないので、勉強になりました。

パスタはキーンと氷のように冷たく、トッピングの揚げたまねぎの甘苦い風味がいいアクセントになっていました。サラダ感覚でおいしかったですが、体を冷やさないように、温かいスープと組み合わせるといいかもしれない…と思いました。食後にいただいた深煎りのコーヒーが、おいしかったです。

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(写真は、HPよりお借りしました。)

GEOGRAPHICAは、地上3階、地下1階と、目黒通りでは一番大きなアンティーク家具屋さんです。きれいにリストアして磨きこまれた家具は、コーナーごとに統一感があって美しく、店内をぶらぶら見るだけで楽しめるお店です。交通の不便な場所にありますが、雨にもかかわらずカフェは盛況でした。

すぐ隣に、揚げまんじゅうの「御門屋」(みかどや)さんの本店があったので、立ち寄ってみました。

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こちらも以前から気になっていたお店。揚げまんじゅうのほか、おかきもあって、どちらもおいしそう。店内には喫茶スペースもありました。

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揚げまんじゅうは、プレーンとごまの2種類があります。あとで半分ずつ、おやつにいただきました。初めて食べた揚げまんじゅうは、あんドーナツに似ている、と思いました。揚げ菓子ですが、小さいので無理なく食べられます。

生地とあんに黒ごまが入っている、ごま味の方がコクがあって私好みでした。機会があれば、今度はおかきを食べてみたいです。

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本格的な梅雨に入る前に、雨用の靴を買いました。

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昨年までのレインブーツは、カジュアルな服装に合うものが中心でしたが、今年はオフィス仕様のデザインがいろいろ出ています。今まで、長靴ではちょっと…という時には、古いパンプスを「これは雨の日用」と自分で決めてはいていたので、雨の日専用のパンプスがあると助かります。

完全な防水ではないようですが、撥水効果があって靴が傷みにくいので安心です。途中で雨が降るかどうかわからない時にも迷わずはけますし、ゴムの長靴に比べて軽いので疲れません。憂鬱な雨の日が快適にすごせるようになりました。

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「かぶせて蒸すだけ! フタ蒸しレシピ」

「蒸しなべレシピ」の岩崎啓子さんの新しい本、「かぶせて蒸すだけ! フタ蒸しレシピ」を図書館で見つけたので、借りてきました。

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蒸篭や蒸し器ではなく、フライパンやお鍋を使って作る蒸し料理の本です。早速いくつか作ってみました。

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フライパンに油を熱し、ざく切りにしたキャベツを炒めたところに、もやしを豚バラ肉で巻いたものを並べます。あわせだれ(しょうゆ・酒・みりん・しょうがのすりおろし)を回し入れてフタをし、蒸し焼きにしたらできあがり。

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しょうがの風味の効いたあっさりとした和風味。味がよくしみたキャベツが、たっぷり食べられます。

この時は豚バラ肉を使いましたが、本では豚もも薄切り肉を使っていました。牛しゃぶしゃぶ肉で作ってもおいしいです。甘辛の味付けにして最後に水分をとばすと、お弁当のおかずにもなります。いろいろ応用の利くお料理です。

taurus すき焼き風蒸し煮 taurus

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フライパンに油を熱し、斜め切りにしたねぎを焼きます。ささがきごぼう、半分に切ったしいたけ、豆腐、牛薄切り肉を加え、あわせだれ(酒・しょうゆ・砂糖)を回し入れてフタをし、蒸し焼きにします。仕上がり際にセリを加えます。

写真はちょうどセリを入れたところです。フタをして蒸し焼きにすると、短時間で熱が全体にまわるので、お肉が柔らかく仕上がります。すき焼きよりも薄味で、ヘルシーな味わいです。

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  1. フライパンにごま油を熱し、豚ひき肉とみじん切りにしたねぎ・しょうが・にんにくを炒め、豆板醤・甜面醤を加えて炒め混ぜます。
  2. ざく切りにした白菜を加えてざっと炒め、油抜きをして一口大に切った厚揚げを加えます。
  3. しょうゆ、酒を加えてひと混ぜし、フタをして蒸し煮にしたら、できあがり。

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ピリ辛の麻婆味で、ごはんが進みます。麻婆豆腐よりも簡単、ヘルシーにできるのがうれしい。白菜がたっぷり食べられますし、厚揚げが入るのでボリュームがあります。

どのお料理も、材料を焼く・炒める⇒あわせだれをかける⇒フタをして蒸し焼きにするの3ステップで簡単にできるのがうれしい。フタ蒸しをすることで、おいしさが封じ込められ、火の回りがよく、短時間においしく仕上がります。

どのお料理も、タジン鍋で作ってそのまま食卓に出すこともできますが、私はひとり分ずつ器に盛り付けることが多いので、厚手のフライパン+フタで作っています。この時フタは、フライパンにぴったり合うサイズで、少し重めのものを使うのがポイントです。

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「アジャストメント」

マット・デイモン主演の映画、「アジャストメント」(原題:The Adjustment Bureau)を見ました。SF作家フィリップ・K・ディックの短編小説に着想を得た作品で、予告を見た時にはアクション色が強いSF映画かと思っていましたが、どちらかというとコミカルな恋愛映画といった感じでした。

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上院議員候補のデヴィッド(マット・デイモン)は、ダンサーのエリースと運命的に出会い、恋をしますが、これは実は予定されていなかった出来事。デヴィッドは、アジャストメント・ビューロー(運命調整局)によって操作される運命に逆らい、エリースと結ばれるべく奔走しますが…。

結局、「愛の力は運命に打ち克つ」ということなのでしょうが、私には二人の間に運命を変えるほどの強い引力を感じることができなくて、どうも話にのめり込むことができませんでした。

運命調整局のメンバーは、居眠りをしていてうっかり調整の仕事をミスしたり、デヴィッドの熱意に負けて大目に見てあげたりと、どこか間抜けで人間的。私たちの運命も、ほどよくいい加減な自由度で決められているのかもしれません。

地元のワルだったデヴィッドが、持ち前のキャラクターで人気を集めて政治家をめざすというエピソードや、彼の飾らない演説は魅力的でしたし、ピア17やMoMA(NY近代美術館)など、ニューヨークの懐かしい風景を見ることができました。

デヴィッドとエリースが「どこでもドア」を開けた先には、リバティ島(自由の女神)、ヤンキースタジアム、ロックフェラー・ビルの屋上… と、ニューヨークの観光スポットが次々と登場し、まるで観光PRビデオ?のようでした。

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映画の後は、インドネシア料理の「バリ カフェ プトゥリ」でお昼をいただきました。

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(左)はナシゴレン(炒飯)、ミーゴレン(焼きそば)、サテ(焼き鳥)など、インドネシアの代表的なお料理がセットになったもの。上にのっているのは油揚げ風のぱりっとしたものでした。

(右)私は小海老のココナッツミルク煮込みをいただきました。ピリ辛味ですが、タイカレーに比べてクセがなく、おいしかったです。どちらもセットで、野菜スープ、デザート(トロピカルフルーツのココナッツミルクがけ)、ジャワティーが付きました。

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バリのビーチリゾートを思わせるテラス席。この日は曇り空でしたが、だんだん外で食事をするのが気持ちいい気候になってきました。

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この後、以前から気になっていた、「トラヤカフェ」のあんペーストを買いました。トーストにバターといっしょにぬって食べたらおいしそう! 楽しみです。

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村上春樹 「ねむり」

村上春樹さんの新刊、「ねむり」を読みました。1989年に書かれた短編「眠り」を手直しされたもので、オリジナルは当時「TVピープル」という単行本に収められました。私はその頃に一度読んでいるはずですが、なぜか記憶になくsweat01 おかげで、新鮮な気持ちで読み直すことができました。

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濃紺&シルバーのスタイリッシュなデザイン。これは、「眠り」がドイツで出版された時の装丁だそうです。カット・メンシック氏のイラストが、主人公の内面に広がる恐怖を視覚的に表現していてすばらしく、イラストと文章の相乗効果で、作品の不思議な世界に渦のように引き込まれました。

この短編小説は、眠れなくなって17日目になる、ある女性の一人称によって語られます。眠れないといっても一般的な不眠症と違い、疲労も体の変調もなく、意識はいつも以上にクリアに保たれている。ただ単に眠れない状態が延々と続くだけ…。

いつもどおりに家庭の仕事をこなし、「アンナ・カレーニア」を読み続ける。眠れなくても生活に支障はないものの、体や心を休ませずに活動し続けることで、やがて「死」に対するイメージが揺らぎ始めます。

「死」とは、永遠の眠りであり、休息だと思っていたけれど、ほんとうは今の状態のように、暗闇の中で永遠に覚醒し続けることなのではないか、という思いにとらわれる恐怖。しかも、その答えは、その時になってみないとわからないのです…。

…久しぶりに、村上ワールドに酔いしれました。20年前に読んだ時は、おそらく若すぎてピンとこなかったのだと思いますが、今読むと心にぐいぐいと迫るものがありました。それは、主人公と自分の立場が似ていて、多くの部分で共感を得た、ということもあるかもしれません。

あとがきによると、村上氏は「ノルウェイの森」「ダンス・ダンス・ダンス」という2つの長編が成功を収めた後、(いろいろな理由で)しばらく小説が書けない状態が続いていて、ローマで暮らしながら翻訳の仕事をされていたそうです。

その後、春が来て、ようやく心の氷が解け始めた時に書かれたのが、この「眠り」という作品だそうです。そうしたいきさつをうかがって読むと、当時の作者の心の一端に触れることができたような気がしました。

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先日のシリコン製のフラワー型に添付されていたレシピを見て、「シフォン風アーモンドケーキ」を焼きました。

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軽くてふわふわした食感のシフォンケーキですが、アーモンドパウダーが入っているので、しっとりとした仕上がりになりました。油は、オリーブオイルを使っています。お菓子にオリーブ油?と思いますが、クセがなくよく合いました。

上にはたっぷり粉砂糖をふるって。素朴な風合いでおいしくいただきました。

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 「Souvenir」でフレンチ・ランチ

目黒通りにあるフレンチレストラン「Souvenir」(スーヴニール)でお昼をいただきました。場所は都立大学駅から歩いて5分ほど。窓にはレースのカフェカーテン、入り口にフランス国旗が掲げてある、ビストロ風のかわいいお店です。

地元の方がふらりと訪れる、気軽な雰囲気のお店。常連さんらしいご年配のご婦人がひとりでいらして、お店の方とお話しながら食事を楽しんでいらっしゃるのが印象的でした。私たちは、前菜1品+メインのお料理1品が選べるプリフィクスのコースをいただきました。

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(左)私は前菜にハムのムースをいただきました。ハムやクリームチーズなどが入った、ふわふわのムース。薄くスライスしてかりかりに焼いたバゲットに、たっぷりつけていただきます。バゲットが蝶々の翅のように見えるかわいい盛り付けでした。

(右)こちらは、子持ちワカサギのマリネです。今の季節にぴったりの清涼感あふれるお料理でした。

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(左)メインディッシュの「豚バラ肉とキャベツの煮込み」です。ワインヴィネガーの酸味が効いていて、ドイツ料理に似た味わい。豚バラ肉はほろほろに柔らかかったです。

(右)私は「塩漬け豚とレンズ豆の煮込み」をいただきました。こちらも家庭料理風のほっとするお味でした。ポトフのように、マスタードをつけていただきます。

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デザートの選択肢はなかったのですが、違うものを用意してくださいました。(左)はココナッツミルクのブラマンジェ、(右)は洋梨のプリン。そしてどちらにも、バナナアイスクリームといちごのソルベがついていました。

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食後のエスプレッソに添えてあった、手作りのグレープフルーツのピールがおいしかったので、おみやげに2パック買って帰りました。(レストランで販売していました。)実は私、柑橘類のピールが大好きなのです。そのまま食べても、お菓子に入れてもいいですね。

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雑草抜きをさぼっているうちに、ドクダミがものすごい勢いで増殖中。でも花が今ちょうどきれいなので、抜くのはもう少し後にしようかな?

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昨年、箱根で買った紫陽花も、少しずつ色づき始めています。

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「小さな中国のお針子」

DVDの予告編で見てひと目で惹かれ… 「小さな中国のお針子」(原題:Balzac Et La Petite Tailleuse Chinoise)を見ました。中国映画だと思ったら、フランス映画でした。中国系フランス人のダン・シージエ監督が、自らの小説「バルザックと小さな中国のお針子」を映画化した作品です。

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舞台は文化大革命時代の中国。医師を親に持つ2人の青年マーとルオは、再教育のため、山の奥深くにある小さな村に送られます。農作業や炭鉱での仕事、慣れない肉体労働に明け暮れる二人は、やがて美しい文盲の少女「お針子」と仲良くなります。

お針子から、同じく再教育で来ている「めがね」が西洋の書物をたくさん隠し持っていることを聞いたマーとルオは、それらを盗み出すことに成功します。マーとルオ、そしてお針子の3人は、禁じられた本を夢中になって読みながら、新しい世界を知り、感動を共有し、心の絆を深めていきます…。

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お針子を演じたジョウ・シュンさんは、とてもかわいらしい女優さんでした。文化大革命時代が舞台ですが、政治色はほとんどありません。美しい悠久の山々の風景の中、短くも濃密な時間をすごした3人の、甘酸っぱくほろ苦い青春の物語です。

文学や音楽が、反革命的で罪悪であるとされていた時代。しかし、マーが奏でる美しいヴァイオリンの音色や、二人が村人たちに話して聞かせる外国の物語の数々は、村人たちの心を抗しがたい魅力で捉えていきます。

マーとルオは、モーツァルトのソナタを「毛沢東を想って」という曲、バルザックの小説を(当時、中国と友好関係にあった)アルバニアのお話、という具合にごまかしますが、誰もが心のどこかでウソと知りながら、だまされたふりをしていたのではないでしょうか。

二人は町で上映される映画を見に行って、それを村人たちに話して聞かせる、という役目を与えられます。雪の代わりに籾殻を降らせるなど、演出効果満点、時に感極まって涙ぐみながらの二人の話に聞き入る村人たちの、うっとりとした表情が印象的でした。

27年後、パリでヴァイオリニストとなったマーは、あの小さな村がダムの底に沈むと知って、中国を訪れます。バルザックの文学に触発されて外の世界に飛び出していったお針子の行方はわかりませんでしたが、上海で歯科医として成功しているルオと会い、思い出話に花を咲かせます。

お針子と愛し合ったルオにとっても、一歩さがってお針子を静かな愛で包んでいたマーにとっても、お針子とすごした青春の日々は、色あせることなくいつまでもキラキラと輝いていました。

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ハッシュド・ビーフ & サラダ・ニソワーズ

最近の夕ごはんから。どちらも我が家の定番のお料理です。

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ハッシュドビーフは家で人気のお料理。私はよくハッシュドモーモーtaurusと呼んでいます。今までいろいろなレシピを試してきましたが、今一番気に入っているのは稲田多佳子さんのレシピです。

市販のデミグラスソースに、ウスターソース、ケチャップ、しょうゆ、みりんといろいろな調味料を足すことで、インスタント特有のにおいがなくなり、複雑な味わいになるところが気に入っています。しょうゆやみりんが入るので、日本人好みのごはんに合う味になるのかな?と思います。

具は牛薄切り肉、たまねぎ、しめじ。青みは今回はあさつきですが、その時によってパセリだったり、グリーンピースだったり。たまねぎをていねいに、ていねいに、くたくたのペースト状になるまで炒めることが、おいしく作るコツ…でしょうか。薄切り肉を使うので、煮込み時間がかからないのもうれしいです。

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サラダ・ニソワーズは華やかさがあって、私の一番好きなサラダです。その時ある野菜で適当に作りますが、ゆで卵、ツナ、ゆでじゃがいも、黒オリーブを必ず入れるのが私流。あとはサラダの常連、レタス、クレソン、プチトマト、それとスナップエンドウを入れました。

食べる時にドレッシングをかけてもいいですが、葉もの野菜をヴィネグレット(フレンチドレッシング)であえてから、上に他の野菜を彩りよく配すると、味がなじんでおいしくなります。

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もう何ヶ月も前ですが、急須を割ってしまいました。しばらく紅茶用の小さなポットを使いながら、のんびり新しいのを探していましたが、先日ようやくこれは、というのを見つけました。

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私がこだわったのは、手になじむかどうか、という点。私は左利きなので、左手でも右手でも入れやすい、ということも重要です。

この急須は、雑貨屋さんの「私の部屋」で購入しましたが、決め手となったのは、握りが私の手にぴたりと収まったこと。また、デザインが手持ちの他の食器と合うところや、繊細で美しい模様も気に入りました。中は広く、茶こしがたっぷりと大きいので、とても使いやすいです。

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「収納上手にならなくてもいい 片づけのルール」

昨年からの断捨離ブームに震災の影響も手伝ってか、本屋さんで、整理、収納、片付け関係の本が特集されていました。美しい表紙の写真に惹かれて、つい手に取ってしまったのが、こちらの本。

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     収納上手にならなくてもいい 片づけのルール

写真や装丁がとてもきれいで、インテリア雑誌の感覚で、ついパラパラとめくって見たくなる本です。料理家さんや、雑貨・インテリアショップのオーナーさんの片づけ術は、その方のお仕事や考え方が反映されていて興味深い。

あれこれノウハウやら、実例やらが紹介されていますが、ざっと見たところ、ポイントは次の2点にほぼ集約できます。
  clip すべての物の置き場所を決める。
  clip 出したものは必ずもとの置き場所にもどす。

簡単なことですが、これを実行するのがなかなか難しい。sweat01

とはいえ、まずは試しに洋服(クローゼット)の整理で実践してみました。アイテムごとに色別にきれいに見えるように並べただけですが、これだけでかなりすっきりとした印象になって、私としてはびっくり。

そしてこうすることで、いかに自分が同じようなテイストのものばかり持っているかがわかって、愕然としました。(常にきちんとされている方には、何を今さらと思われるでしょうが…) 無駄をなくすためにも、この方法、有効だと思いました。

私の場合、特にキッチン関係(食器・調理道具・食品・料理本など)が非常にまずい状況なので、早くなんとかしたいと思います。

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週末にお祝いごとがあり、懐石料理のコースをいただきました。

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日本料理は、目で、舌で、五感で味わう芸術だということを改めて実感しました。お節料理も、昆布=喜ぶ、数の子=子孫繁栄といったようにそれぞれ意味がありますが、季節感に加え、食材やお料理、器によってお祝いの気持ちが表現されているところがすばらしい。おもてなしの心を感じました。

この日は台風が近づいていて、あいにくのお天気。お庭の風景は楽しめませんでしたが、美しく繊細なお料理の数々を満喫しました。

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「アバウト・ア・ボーイ」

DVDで、ヒュー・グラント主演の映画、「アバウト・ア・ボーイ」(原題:About a Boy)を見ました。コリン・ファース主演の「シングルマン」に出ていた美しい青年、ニコラス・ホルトくんの子役時代のデビュー作というので、気になっていた作品。ちょっぴり風変わりな、心温まるコメディです。

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ウィル(ヒュー・グラント)は、父親が作ったクリスマス・ソングの印税でぶらぶら遊んで暮らしている、いい加減な独身男。女性とつきあっても長続きしたことがない。彼は後くされなくつきあえるシングル・マザーに近づくため、子持ちのふりをして、あるシングル・ペアレントの会に入ります。

その会のつながりで知り合ったのが、12歳のマーカス(ニコラス・ホルト)という男の子。彼の母親はヒッピー風の個性的なキャラクターで、その影響を受けているマーカスは学校ではいじめられっ子。うつ病で自殺未遂をはかる母親にパートナーが必要と、マーカスはウィルに近づきますが…。

この作品の魅力は、なかなか一言では説明しにくいですが、ひとつには、なんといってもヒュー・グラント演じるウィルのキャラクターでしょうか。最初はあまりのいい加減さに、見ていてほとほと嫌になるほどですが、ここぞという時に、いいところあるじゃない?と思わせるので憎めない。

自分勝手に生きてきたウィルには、マーカスにつきまとわれるのは正直迷惑。しかも彼の母親は、自分の好みのタイプではないし…。それでも、マーカスがいじめられていると知って、彼なりの方法でなんとか助けようとするなど、ウィル自身も少しずつ変わっていきます。

責任ある大人となることを拒否して生きているウィルと、母親を愛しながらも自分では力になれないと悩むマーカスは、いつの間にか不思議な友情関係を築き、お互いなくてはならない存在となっていきます。

ウィルのシニカルなセリフには独特のユーモアがあって思わずくすりとさせられますし、マーカスや母親フィオナの世間とちょっぴりずれた感覚が愛おしい。イギリスらしい魅力にあふれた作品でした。

ところで後から知ったのですが、この作品の原作者ニック・ホーンビィは、先日見た「17歳の肖像」の脚本家でもあるらしい。今とても気になっている作家さんです。

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