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「アバウト・ア・ボーイ」

DVDで、ヒュー・グラント主演の映画、「アバウト・ア・ボーイ」(原題:About a Boy)を見ました。コリン・ファース主演の「シングルマン」に出ていた美しい青年、ニコラス・ホルトくんの子役時代のデビュー作というので、気になっていた作品。ちょっぴり風変わりな、心温まるコメディです。

     About_a_boy

ウィル(ヒュー・グラント)は、父親が作ったクリスマス・ソングの印税でぶらぶら遊んで暮らしている、いい加減な独身男。女性とつきあっても長続きしたことがない。彼は後くされなくつきあえるシングル・マザーに近づくため、子持ちのふりをして、あるシングル・ペアレントの会に入ります。

その会のつながりで知り合ったのが、12歳のマーカス(ニコラス・ホルト)という男の子。彼の母親はヒッピー風の個性的なキャラクターで、その影響を受けているマーカスは学校ではいじめられっ子。うつ病で自殺未遂をはかる母親にパートナーが必要と、マーカスはウィルに近づきますが…。

この作品の魅力は、なかなか一言では説明しにくいですが、ひとつには、なんといってもヒュー・グラント演じるウィルのキャラクターでしょうか。最初はあまりのいい加減さに、見ていてほとほと嫌になるほどですが、ここぞという時に、いいところあるじゃない?と思わせるので憎めない。

自分勝手に生きてきたウィルには、マーカスにつきまとわれるのは正直迷惑。しかも彼の母親は、自分の好みのタイプではないし…。それでも、マーカスがいじめられていると知って、彼なりの方法でなんとか助けようとするなど、ウィル自身も少しずつ変わっていきます。

責任ある大人となることを拒否して生きているウィルと、母親を愛しながらも自分では力になれないと悩むマーカスは、いつの間にか不思議な友情関係を築き、お互いなくてはならない存在となっていきます。

ウィルのシニカルなセリフには独特のユーモアがあって思わずくすりとさせられますし、マーカスや母親フィオナの世間とちょっぴりずれた感覚が愛おしい。イギリスらしい魅力にあふれた作品でした。

ところで後から知ったのですが、この作品の原作者ニック・ホーンビィは、先日見た「17歳の肖像」の脚本家でもあるらしい。今とても気になっている作家さんです。

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コメント

今晩は。cherry

あ~、「アバウト・ア・ボーイ」私もこの映画けっこう好きですよ。
セレンディピティさんが記事でもおっしゃてる様に、少~し変わった雰囲気の映画なんですよね。

とにかくヒュー・グラントのキャラクターが面白いし、マーカス少年との友情、マーカスとパンクっぽい(?)女の子が仲良くなるエピソードも気持ち良いし。

"Killing Me Softly"~♪って歌いたくなってきました。(笑)
学芸会のシーン泣けましたね。

投稿: ごみつ | 2011年6月 1日 (水) 22時00分

☆ ごみつさま ☆
おはようございます♪
「アバウト・ア・ボーイ」独特の雰囲気がありますが
楽しくて、最後はほっこり温かくなる作品ですね。
ヒュー・グラントの独白が、おかしかった!
彼はこれが地では?と思うくらいに、よくはまっていましたね。

お母さんがヒューのことを勘違いして
レストランに乗り込んでくるところもおもしろかった。
マーカスとパンクの女の子と仲良くなるところもよかったですね。

同級生の男の子がヒップホップで「殺してやるぜ!」みたいな曲を
踊った後に「Killing Me Softly」(笑)
このずれ感が、愛おしかったです。

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2011年6月 2日 (木) 10時35分

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