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2011年7月

チキンのバスク風

最近のある日の夕食から。この日はメインディッシュに、「チキンのバスク風」を作りました。

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バスク風とはフランスのスペインとの国境に近いバスク地方のお料理。ピーマンやトマトといっしょに煮込む料理をいうことが多いようです。本ではタジン鍋を使って作っていましたが、私は厚手のフライパンとガラスのふたで対応しました。

  1. 一口大に切った鶏もも肉を、マリネ液(塩・こしょう・パプリカパウダー・カイエンペッパー・にんにくのみじん切り・レモン汁・オリーブ油)につけておきます。
  2. 赤ジャンボピーマン、ピーマン、たまねぎは1cm幅に切り、トマトは角切りにします。
  3. タジン鍋(フライパン)を熱して1の鶏肉を焼き、2の野菜を加えて炒めます。
  4. 野菜がしんなりしてきたら、1のマリネ液を加えてふたをし、蒸し焼きにします。

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野菜がとろりと柔らかく、たくさん食べられるのがうれしい。炒めて、蒸し焼きにする…という手軽さながら、ピーマンとパプリカパウダーの風味が豊かで、複雑な味わいです。

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メインディッシュは香りの強い野菜を使ったので、スープは淡白にヴィシソワーズ(じゃがいものポタージュ)を作りました。冷たくしていただくことの多いスープですが、この日は作りたてを温かくしていただきました。耐熱ガラスの器を使って、見た目だけは涼しげに。

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(左)この日は久しぶりに、テーブルロールを作りました。焼きたてのパンは、ほかほかと柔らかくてやっぱりおいしい。生地をホームベーカリーで作ってから成形し、表面にオリーブ油をぬって、塩をパラパラして焼き上げました。クセがなく、食事によくあうパンです。

(右)ありあわせで作った、なんちゃってサングリア。氷の上から赤ワインとオレンジジュースを2:1くらいの割合で注いでかき混ぜ、レモンを添えました。甘すぎず、さっぱりいただけました。

Tajin_pot_2  タジンポットでつくる、今日のメインディッシュ

チキンのバスク風は、こちらの本を参考にしました。タジン鍋用のお料理本で、お鍋の選び方からスパイスについての解説なまで、初心者にもわかりやすく書かれています。お料理もモロッコ風、アジア風、ヨーロッパ風…と実にバラエティが豊富で、どれもおいしそう! いろいろ作ってみたいです。

どのお料理もフライパンで作れると思いますが、タジン鍋を使うと、きっと雰囲気が盛り上がりますね。

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遠藤周作 「海と毒薬」

出版各社が毎年行っている夏の文庫フェア。本屋さんでラインナップを見ると、学生時代に読んだ懐かしい作品や、読もうと思いつつ読みそびれていた作品に出会って、つい手に取ってしまいます。先日久しぶりに、遠藤周作さんの「海と毒薬」を再読しました。

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(角川文庫の限定装丁は、夏らしい涼しげな手ぬぐい柄)

この作品との出会いは、高校時代。(登場人物の)戸田の少年時代の回想部分が、当時 国語の教材となっていたのですが、その後全文読みたくなって、すぐ本を買いに走りました。衝撃を受け、強烈な印象を残した思い出深い作品です。

作者の遠藤氏は、「神なき日本人の罪」をテーマにこの小説を書かれたということですが、古今東西を問わず、戦争という大義のもとで、多くの非道が行われてきたことをふりかえると、これは日本人に限らない、人間全体のテーマではないかと思いました。

実際 本書の中で、日本人の対極として描かれているドイツ人のヒルダさんも、私にはそれほど遠い存在とは思えないのです。当時と今とでは、日本を取り巻く環境は大きく違っていて、西洋との心理的境界をあまり感じなくなっている、ということもあるのかもしれません。

前回読んだ時も、そして今回も、私の心を捉えたのは戸田の存在です。彼の告白に、ことの大小はともかくとして、(無意識を装いながら)意識的に自分が犯してきた罪の数々を思い出します。

良心の呵責や罪の意識を感じたくて、事件に加担していった戸田ですが、彼が少年時代から自分の犯してきた罪をひとつひとつ記憶していることは、すでに彼が罪の赦しを求めていることに他ならないのでは…と思いました。

今回知ったのですが、「海と毒薬」は1986年に映画化されていて、しかも私の好きな渡辺謙さんが戸田を演じているとのこと。ちょっと恐いですが、これは是非見ておかなくては、と思いました。

また、主人公の勝呂に関しては、この後、遠藤氏が「悲しみの歌」という続編を書かれていることを知りました。こちらも近いうちに、読むのを楽しみにしています。

【 追記 】 「悲しみの歌」 感想

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レモンスクエア

レモンの皮のすりおろしと、果汁がたっぷり入った、さわやかで香り高い夏向きのお菓子、レモンスクエアを作りました。

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20cm角のスクエア型に焼いて、十分に冷めたら粉砂糖をふるいます。

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型にケーキナイフを入れて、16個の正方形に切り分けます。クッキー生地ととろりと柔らかいレモンカスタード生地が2層になっているので、切り分けるのはちょっと難しいですが、ラフな切り口が素朴なこのケーキならではです。

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アップルミントのひと枝と、削ったレモンの皮で飾りつけしました。一口ごとにレモンの香りと酸味がふわ~っと広がります。柔らかい食感もユニークで、さわやかに、おいしくいただきました。

Kids_cookies  KIDS COOKIES

レシピは、キッチン用品のWilliams Sonomaのライブラリから。アメリカの子どもたちに人気のお菓子の作り方が、子供向けのていねいなレシピで書かれています。

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レモンスクエアも、簡単に作れるよう工夫されています。

型の中で、①バターをを溶かす ②小麦粉と粉砂糖を混ぜる ③焼く ④レモンカスタードを流し入れてさらに焼く という一連の作業を行うので、最小限の道具で作れるのがうれしいです。

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「サンシャイン・クリーニング」

DVDで、「リトル・ミス・サンシャイン」の製作スタッフによって作られた映画、「サンシャイン・クリーニング」(原題:Sunshine Cleaning)を見ました。不器用に生きる人たちを慈しみ、温かい眼差しを向けているところが、「リトル・ミス・サンシャイン」と似ています。人生のほろ苦さを小さなユーモアで包んだ物語です。

「ジュリー&ジュリア」「ザ・ファイター」のエイミー・アダムス、「プラダを着た悪魔」「アジャストメント」のエミリー・ブラント、今、波にのっている若手女優2人の共演ということで、期待して見ました。

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ローズ(エイミー・アダムス)は、高校時代チアリーディングで学校のスターだった、という過去の栄光を心の支えにしているシングルマザー。今は不動産管理の資格取得を目指しながら、ハウスクリーニングのアルバイトで生計を立てています。

息子の転校のためにお金が必要になったローズは、警察官の元カレから「事件現場の清掃」という 仕事を紹介されます。親元でぶらぶらしている妹のノラ(エミリー・ブラント)を巻き込んで、「サンシャイン・クリーニング」という会社を立ち上げたローズでしたが…。

事件現場の清掃と聞いて、もっと壮絶な場面が出てくるかと思ったら、そうでもなくてほっとしました。手探りで仕事を始めた二人ですが、バイオハザード清掃にはいろいろノウハウがあるようで、同業者にはゴミの捨て方も知らないと陰口をたたかれる始末。

そんなローズたちに、さりげなく手を差し伸べる清掃道具屋の店員、片腕のウィンストンがいい味を出していました。一攫千金をねらってお菓子や海老の売り込みに精を出す父親、想像力が豊かで学校にうまく適応できない息子、世間とちょっぴりずれているローズたち家族たちが哀しくて愛おしい…。

私がすてきだなあと思ったのが、学校で問題行動を起こしてばかりいる息子オスカーへの家族の対応。薬物治療を勧める学校に、「こんな学校は、こちらから辞めてやる」と決意するローズ。

私生児だとからかわれたオスカーに、「お母さんがあなたを産むって決めたのはすばらしいことだよ。そのうち、ザ・バスタード(私生児)というバンドを作ったらかっこいいよ。」と言うノラ。中でもオスカーをかわいがっている、おじいちゃんのことばには愛があふれていました。

「学校の先生たちは、頭のいい子の扱い方がわかっとらん。おまえは利口だ。授業中すぐ飽きてしまうだろう? 外を見てしまうだろう? おまえには、みんなとは違う教え方が必要なんだよ。」

家族のそれぞれが小さな一歩を踏み出すラストには、一筋の希望の光が感じられました。

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アメリカン・バレエ・シアター 「ドン・キホーテ」

ニューヨークを本拠地とするアメリカを代表するバレエ団、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の来日公演、「ドン・キホーテ」を見に行きました。場所は上野の東京文化会館です。

この日のプリンシパルは、シオマラ・レイエスさんとアンヘル・コレーラさん(ともに下の写真)の予定でしたが、コレーラさんの体調不良のため、急遽マルセロ・ゴメスさんに変更になりました。コレーラ目当てだったのでちょっと残念でしたが、舞台はとてもすばらしかったです。夢のような時間をすごしました。

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ドン・キホーテのストーリーは、いってみればスペイン版「男はつらいよ」。なにしろ出だしから、寅さんと同じく、夢のシーンから始まるのですから…。夢の中のドルシネラ姫に恋をしたドン・キホーテは、ドルシネラ姫を探す旅に出かけます。

旅先でドン・キホーテは、ドルシネラ姫によく似たキトリを好きになりますが、キトリにはバジルという恋人がいます。ところがキトリの父親が、二人の結婚に反対しています。そこで寅さんならぬドン・キホーテがひと肌脱いで父親を説得し、二人はめでたく結婚する…というお話です。

衣装や踊り、音楽…と舞台は古典をベースとしながらも、スペインのフラメンコや闘牛士など、民族的な要素がふんだんに取り入れられていて、陽気なラテンの魅力あふれる、とても楽しい作品でした。結婚を反対されたバジルが狂言自殺をはかるところなど、コミカルな場面もあって大笑いしました。

シオラマ・レイエスさんのくるくるよく動く表情、軽やかな身のこなしは、ちょっぴり気の強いスペイン娘のキトリのイメージによく合って、とてもキュートでした。マルセロ・ゴメスさん演じるバジルも、情熱的だけどちょっと軽めのラテンの男という雰囲気がよく出ていてよかったです。

第3幕の結婚式の場面は、仲間たち、闘牛士と踊り子のソロの踊り、キトリとバジルのグラン・パ・ド・ドゥ(一番の見せ場の踊り)と、テンポよく次々と踊りのシーンが展開して、その華やかさとテクニックのすばらしさに圧倒されました。大興奮のうちに幕が下りました。

帰ってからも、ドン・キホーテのCDを聴いたり、You Tubeで動画を探したりして、しばらく余韻を楽しみました。数年前のですが、ABTのドン・キホーテの最後の場面の映像を見つけたのでリンクしておきます。舞台の雰囲気は伝わると思います。超人的なクルクル回転をお楽しみください。

crown ABT - "Don Quixote" Coda

なお、ABTには加治屋百合子さんという日本人のソロダンサーの方がいらして、今回は「ドン・キホーテ」の別の回で、プリンシパルを演じています。今回の来日公演、震災の影響でどうなるか心配していたのですが、すばらしい舞台を見ることができてほんとうによかった。感謝しています。

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刑事コロンボ 「別れのワイン」

6月23日にお亡くなりになった俳優のピーター・フォークさんを追悼して、少し前にNHKで「刑事コロンボ」4作品を放映していました。私は最初の2作品は知らずに見逃してしまったのですが、先日、録画しておいた「別れのワイン」を見ました。

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(画像はネットよりお借りしました。番組はカラー放映です。)

「刑事コロンボ」は、子どもの頃大好きだったドラマシリーズで、その中でも「別れのワイン」は印象深い作品でした。当時は子どもということもあり、ワインといえば赤と白の2種類しかないと思っていたので、ワインの世界がこんなに奥が深く、品質管理が難しいということを、この番組を通じて初めて知ったように思います。

今でしたら、(番組に出てきた)カベルネ・ソーヴィニヨンとかピノ・ノワールとか聞いても多少はわかるので、私も成長したなあと番組を見ながら感慨深く思いました。当時と比べて、日本人の生活の中にワインが広く浸透してきた、ということも大きいのでしょうね。

ワインの温度管理が犯罪を見破る鍵となっていたこと、犯人がだめになってしまったワインを片っ端から惜しげもなく捨てるシーンは、よく覚えていました。ただ、犯人はどうしてワインの貯蔵庫の空調を切ったのか、それがどうして被害者を殺したことと結びつくのか… 番組が終わってもわからず、もやもやしました。

すると、コロンボを研究している方のHPを発見! ようやく納得しました。(→コチラ) つまり、貯蔵庫に被害者を運びこんだ時にはまだ息があって、その後空調を切って閉じ込めたために、2日後に窒息死したこと。また、そうすることで死亡推定時刻を、犯人がニューヨークに出発した2日後にずらすことができたこと…。

捜査のためにワインのことを一から学び、犯人を逮捕する時にはすっかりワイン通になっていたコロンボ。それは犯人の一番の理解者になった瞬間でもありました。最後にコロンボが選んだとっておきのデザートワインで、別れの乾杯をする二人。犯人のコロンボへの賛辞のことばが、温かい余韻を残しました。

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真夏の夜のビル・エヴァンス

今年はジャズ・ピアニスト ビル・エヴァンスの名盤、「ワルツ・フォー・デビイ」(Walts for Debby)が発売されてちょうど50年の節目の年にあたるとのことで、ジャズ・ミュージシャンたちによるトリビュート企画が出ているようです。(→コチラ

私のビル・エヴァンスとの出会いは、間接的なものでした。ジャズ・ピアノが好きであれこれ聴いていた若かりし頃、「すてきだなあ」と思った曲のもとをたどるとビル・エヴァンスに行き着く、ということが何度もあり、気になるアーティストとなったのでした。

その頃は気づかなかったのですが、後からビル・エヴァンスはクラシック、それも私の大好きなドビュッシーやラヴェルといった印象派の音楽の影響を受けていると知って、きっと潜在的に私の心に訴えるものがあったのだろうな、と妙に納得しました。

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  "Waltz for Debby" - Bill Evans Trio

「ワルツ・フォー・デビイ」は私も大好きなアルバムです。1961年6月25日、ニューヨークのジャズ・クラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」でのライブ録音で、ボーナストラック4曲を含む全10曲が収められています。ライブということもあって、聴くとその場の空気もいっしょに運び込まれてくるような気がします。

リリカルでメロディアスな演奏は、どれもため息の出る美しさです。2種類のテイクで録音されているものもあって、比較して繰り返し聴くのも楽しい。タイトルにもなっている「Waltz for Debby」が有名ですが、私が一番好きなのは「My Romance」という曲です。

music "My Romance" - Bill Evans Trio

もとはロマンティックなボーカル曲ですが、エヴァンスの甘すぎないスウィンギーな演奏が軽やかな気分にしてくれます。

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「ノーカントリー」 / スパイスココアケーキ

DVDで、コーエン兄弟監督の映画、「ノーカントリー」(原題;No Country for Old Men)を見ました。

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名作の呼び声が高くずっと気になっていた作品ですが、ハビエル・バルデムが冷酷な殺人鬼を演じると聞いて、バイオレンスの苦手は私はずっと見る勇気が持てずにいました。でも先日ハビエル主演の「BIUTIFUL ビューティフル」を見て、ようやく決心がつきました。

何を考えているのか、まるで捉えどころのない殺人鬼シガー(ハビエル・バルデム)は、不気味で恐ろしかったですが、映画は流血はあるもののグロテスクなシーンはそれほどなく、自分でも驚くほど引き込まれました。

自己分析してみると、私はナイフはダメですが、銃はわりとだいじょうぶなのかもしれません。しかもシガーの使う武器が、とにかく変わっているのです。酸素ボンベを改良したエアガンのようなもので、彼の手作り?と思ったら、家畜を殺す時に使われる道具のようです。

狩りに出かけたテキサスの荒野で殺人現場に出くわし、そこに置き去られていた大金を持ち逃げしたことで事件に巻き込まれたモスと、彼を執拗に追い続ける殺し屋シガーの追跡劇は、緊張感のある展開でおもしろかったです。

この映画のテーマは、原題のNo Country for Old Menと、映画の冒頭と最後に語られる老保安官のことばに表れていると思いました。すなわち、(このような凶悪犯罪が起こるとは)もはや年寄りの手に負える時代ではなくなってしまった…。

今までにないタイプの犯罪や事件が起こった時、私も同じように感じます。最近でいえば、フェイスブックを使って北アフリカで連鎖的に起こった革命運動や、ハッカーによるソニーのユーザ情報流出事件など…。もはや武力だけで国を守れる時代ではなくなった、とちょっと恐ろしいような気がしてきます。

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気分を変えて、最近作ったケーキより。

ココアとシナモン、オールスパイスを入れて、柔らかいシフォンタイプのスパイスケーキを焼きました。黒川愉子さんのレシピです。

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スポンジケーキの生地で作っているので、適度に弾力があってふんわかとした仕上がりです。焼き上がりはもちろんのこと、ケーキドームのふたを開けるたびにふわ~っとスパイスのいい香りがします。

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市販のチョコレートソースでお皿にジグザグ模様を描いて、ケーキを横に倒して置き、軽く泡立てた生クリーム、斜め切りにしたバナナ、ミントの葉で飾りつけしました。

チョコレートとバナナの最強ペアで、おいしくいただきました。

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駒沢通り 「AS CLASSICS DINER」

アメリカンなグルメ・ハンバーガーが食べたくなって、夕方、風が出て涼しくなってから、駒沢公園の近くにあるハンバーガー屋さん、「AS CLASSICS DINER」(エーエス・クラシックス・ダイナー)に食事に行きました。場所は駒沢通り沿い、東京医療センターの前です。

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(写真はHPよりお借りしました)

こちらのお店、十種類以上あるハンバーガーやサンドウィッチも魅力的ですが、60年代のアメリカン・ダイナーをイメージしたインテリアがとにかくかっこいい。アメリカ好きにはわくわくするお店です。

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数あるハンバーガーのラインナップから、「ベーコンチーズバーガー」「アボカドバーガー」「オニオン&マッシュルームバーガー」をそれぞれオーダーしました。写真はベーコンチーズバーガーです。何層にもうずたかく重なったハンバーガーは、見るからにボリュームたっぷり。

巨大なハンバーガーに隠れて見えませんが、ホームメイドのフレンチフライが添えられています。私はアボカドバーガーをジンジャーエールとともにいただきました。

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大きなハンバーガーはそのまま食べると崩れてしまうので、お店が用意してくださるワックスペーパーに包んでいただきます。それでも食べているうちに、いつの間にかバンの片側ばかり、アンバランスに減っていきます。

悪戦苦闘している間に100%ビーフパティの肉汁があふれ、最後は結局ベタベタになってしまいましたが、バン、パティ、野菜、ソース、すべてにこだわりの感じられるハンバーガーは、とてもおいしかったです。

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(右の写真は、HPよりお借りしました)

夜の薄暗い照明も、なかなかいい雰囲気。お天気のいい暑すぎない日でしたら、外のテラス席も気持ちよさそう。今度は是非サンドウィッチを食べに行きたいです。

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女子ワールドカップサッカー日本代表チーム、やりましたね! 優勝、おめでとうございます。なでしこたちの絶対にあきらめない、ねばり強い姿勢に力づけられました。

試合はもちろんすばらしかったですが、なでしこたちのこれまでの長く厳しいみちのり… 子ども時代に男の子たちに交じってサッカーを始めたこと、予算がない中で手弁当で遠征に出かけたこと、今も仕事をされながら練習を続けていらっしゃること…といったエピソードに心を打たれました。

日本中に勇気と希望、そしてすてきな笑顔をを届けてくださったことに感謝します。

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女子サッカーといえば、「ベッカムに恋して」。私の大好きな青春映画です。この映画の女の子たちも、「女の子がサッカーなんて」という逆風をさわやかに乗り越えていきます。久しぶりにまた見てみたくなりました。

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兼高かおる 「わたくしが旅から学んだこと」

1959年から1990年まで30年続いた旅番組の草分け、「兼高かおる世界の旅」のナビゲーターとして、貴重な海外の風景や文化、生活をお茶の間に届けてくださった兼高かおるさんの著書、「わたくしが旅から学んだこと」を読みました。

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サブタイトルは、80過ぎても「世界の旅」は継続中ですのよ! 語りかけるような文章で書かれた番組や取材旅行の裏話、著者ならではの視点での異文化論、人生哲学は、ご経験に裏打ちされた説得力があって興味深かったです。

「世界の旅」を家で見ていた頃、私はまだ小さかったので、番組の内容はほとんど覚えていないのですが、兼高かおるさんの特徴のある声と話し方だけは鮮明に覚えています。当時の写真の数々を拝見すると、心身ともに健康的で、聡明な美しさのある、バイタリティあふれるすてきな女性だったんだなあ、と改めて思いました。

今と違って日本人の海外渡航が一般的でなかった時代に、世界150ヶ国を次々と飛び回っていた兼高さん。しかも、番組は兼高さんがほとんどひとりで仕切っておられ、取材だけでなく、プロデューサーやディレクターも兼務されていたと知り、驚きました。

取材旅行では、日本の輸出促進活動を兼ねて、絹の着物に真珠、トランジスタラジオを抱えていった、というエピソードに時代を感じますが、ケネディ大統領やチャールズ皇太子、画家のサルバドール・ダリ氏… インタビューされた方々のビッグネームにただただ圧倒されました。

あとの編集を考えて同じ国では毎日洗濯しながら一着の洋服で通されたこと、現地の民族衣装を着ていくと喜ばれて大歓迎されることが多かったけれど、逆に和服を着ていなくてがっかりされたこともあったことなど、女性ならではのファッションにまつわる話題も楽しかったです。

一年のほとんどを海外取材という、ハードなお仕事を長年続けられてきて、結婚や出産の機会を逃してしまったと明るくお話される兼高さんですが、「世界が夫」ということばには、人生をかけてこられた番組に対する自信と誇りが伝わってきました。

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そろそろ出回り始めている大好きなブルーベリーを使って、ブルーベリータルトを作りました。

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さっくりと焼いたタルト生地に、とろりとしたカスタードクリームを詰め、ブルーベリーを並べます。ブルーベリーのさわやかな酸味とぷちっとした食感がいい感じ♪ おいしくいただきました。

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「チャイナ・シンドローム」

福島原発事故による放射能汚染が、目に見えない恐ろしさで私たちにじわじわと忍び寄っている今、ふと思い出して、DVDで映画「チャイナ・シンドローム」(原題:The China Syndrome)を見ました。

これは1979年に公開された、原発事故をテーマにした作品ですが、映画が公開されて12日後、まるで予見するかのように、アメリカでスリーマイル島原発事故が起こったそうです。(余談ですが、先日の「SUPER 8」の舞台も1979年で、スリーマイル島原発事故を報じるシーンがありました。)

この作品で描かれているのは、私たちが今まさに直面している状況です。30年前にこうした問題提起があったにもかかわらず、ずさんな危機管理や隠蔽体質は今なお変わっていない… 私たち人間の愚かさに改めて気づかされました。

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TVの人気キャスターのキンバリー(ジェーン・フォンダ)は、カメラマンのリチャード(マイケル・ダグラス)とともに、地元の原子力発電所の取材に訪れて、偶然、制御室でトラブルに遭遇します。

原発側は、これはよくあるトラブルであり、すぐに対処できたと説明しますが、その時リチャードがこっそり撮影した制御室の映像を専門家に見てもらったところ、実はメルトダウン寸前の深刻な事態だったとわかります。

一方、このトラブルで、わずかに異常な振動に気づいたベテラン社員のゴデル氏(ジャック・レモン)は、工場の設備にある不具合を見つけます。このままでは大変な事故になると確信したゴデル氏は、上層部に訴えるも退けられ、証拠のX線写真は何者かに奪われてしまいます。

ゴデル氏は最後の手段として自ら制御室に立てこもり、TVでこの問題を告発することを決意しますが…。

映画は骨太の社会派作品ですが、人気キャスターの野心や正義感、危機感をつのらせた原発社員の命をかけた告発といったドラマ性、またサスペンスの要素もあり、こういう言い方は適当ではないかもしれませんが、とてもおもしろかったです。

映画の中の原発に起こりかけた、「冷却水が減って炉心がむき出しになり、核燃料が溶け出す」トラブルが、今まさにフクシマで起こったのだという事実に愕然としました。ちなみにチャイナ・シンドロームとは、「溶解した核燃料が地中を貫通して、地球の反対側の中国に到達する」という例えだそうです。

映画の中で、ゴデル氏は当初、原発はすべてのトラブルを想定し、対応できるように設計されているので問題ないと言っていました。しかし人間のすることに「絶対」なんてことはあり得ないことは、なにより私たちがよくわかっていることです。

電気がなければ私たちの今の生活が維持できないこともまた事実ですが、それがとてつもないリスクの上に成り立っているのであれば、やはり私たちは方向転換すべき時に来ているのでは、と思わずにはいられませんでした。

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宝塚歌劇宙組公演 「美しき生涯」「ルナロッサ」

宝塚ファンの友人の帰国に合わせて、宝塚歌劇の宙組公演、「美しき生涯 ―石田三成 永遠の愛と義―」を見に行きました。場所は、日比谷の東京宝塚劇場です。

今回の演目は、日本を舞台にした戦国武将もの。豊臣秀吉の側近として仕えた石田三成の忠義に生きる姿を、秀吉の側室・淀とのロマンスを主題に描いた、宝塚ならではのストーリーでした。ドラマなどでおなじみの人気脚本家、大石静さんによる書き下ろし作品です。

石田三成を大空祐飛(おおぞら・ゆうひ)さん、織田信長の姪・茶々姫(のちの豊臣秀吉の側室・淀殿)を野々すみ花さんが演じています。

  Takaraduka_2 (ポスターは、関西の宝塚大劇場のもの)

三成と茶々は同じ近江の出身。初めて出会った時から、気の強い茶々に興味を引かれた三成でしたが、三成が落城の炎の中から茶々を救いだしたことがきっかけで、二人は次第に惹かれあうようになります。しかし、茶々は三成の主君、豊臣秀吉に気に入られ、側室となることに…。

秀吉を支え、絶対的な忠義を示しながらも、茶々への思いは変わることなく、茶々を、そして息子秀頼を命をかけて守り通した三成。「生きるも愛、生かすも愛」ということばが、静かに心に響きました。

三成はどちらかというと命を張って戦う勇ましい武将というよりも、後方支援など戦略に優れ、細やかな気配りのできる武将として描かれていました。そして、そのため七本槍とよばれる武将たちに疎まれることになります。

舞台で大空祐飛さんが演じる三成は、孤高の武将といった雰囲気があって、寂しげな表情の中にも凛とした佇まいが印象的でした。宝塚の和の舞台を見るのは久しぶりでしたが、戦いの場面の立ち居振る舞いも美しく、日本人が日本人を演じるのはやはりよいものだなあと思いました。

休憩の後は、歌と踊りのショウ、「ルナロッサ ―夜に惑う旅人―」。ルナロッサとは赤い月のことで、こちらは舞台ががらりと変わって中近東です。

浅黒い肌のターバンの男たちと、鮮やかなレースのドレスに身を包んだ女たち。ペルシャ風の音楽の中で繰り広げられる、華やかでエキゾチックなダンス・シーンが楽しかったです。

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四ツ谷 「リトルインディア」のカリーランチ

四ツ谷に用事があってでかけた折に、インド料理の「リトルインディア」でお昼をいただきました。場所は四ッ谷駅から歩いて3分ほど。大通りから一本入ったところのビルの地下にあります。ビジネス街でありながら、日曜日も開いている貴重なお店です。

1階にフレンチのお店(この日はお休み)が入っている、白い小さなビルの螺旋階段をトントンと下りていき、インド風の彫り模様のついた木の扉を開けると…

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地下でありながら、天窓から初夏の陽射しがさんさんと降り注ぐ、気持ちのよい空間が広がっていました。金糸の刺繍のついたインド風クッションの並んだお座敷が居心地よさそうで心惹かれましたが、結局テーブル席で食事することにしました。

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壁にインド映画のポスターがあって、気分が盛り上がります。奥にも広い部屋があり、TVでボリウッドの映像が映し出されていました。ランチは2種類のカレーが選べるセットのほか、それにタンドリーチキンやデザートなどがプラスできるコースなど4種類ほどありました。

私たちは一番ベーシックな2種類のカレーに、食後の飲み物がつくセットを注文しました。ガラス張りの厨房で、インド人シェフがリズミカルなしぐさで、ナンの生地をびろ~んとのばしているのが見えました。

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カレーは、サグチキン(ほうれん草ベースのチキンカレー)、アルベガン(トマトベースのなすとじゃがいものカレー)、マトンマサラ(オニオンベースのマトンカレー)の3種類があったので、それぞれ2種類ずつ選んでシェアして食べました。

できたて熱々のナンをちぎって、カレーにひたしながらいただくととてもおいしい。私は特にトマトベースのアルベガンが気に入りました。アルミの器が、いかにもインドらしい雰囲気でよいなー。

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食後のマサラティ(インド風ミルクティ)もおいしくて、大満足のランチでした。

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「SUPER 8/スーパーエイト」

J.J.エイブラムス監督・脚本、スピルバーグ製作の映画、「SUPER8/スーパーエイト」を見に行きました。Super 8とは、かつてKodak社が出していた、アマチュア用8ミリフィルムのこと。先日の「リトル・ランボーズ」と設定がちょっと似ていて、舞台は1979年のアメリカの田舎町、映画製作に夢中になる子どもたちのお話です。

こちらはハリウッドならではの派手な演出のSF映画ではありますが、タイプは違ってもノスタルジーあふれる、私たち世代のための作品という感じでした。どこにでもあるアメリカの田舎町の風景も、私にとっては懐かしく、キレのよい展開で、冒頭からぐぐっと映画の世界に引き込まれました。

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なんといっても、映画作りに夢中になっている子どもたちの会話が、生き生きとしてとってもいい。 お母さんを工場の事故で亡くしたばかりの主人公ジョーは、プラモデルやフィギュアを作るのが得意な男の子。映画作りでは、そのアートな才能を生かしてメイクを担当しています。

監督を務めるのは親友のチャールズ。リーダーシップがあって、態度がでかいところは、すでに監督の素質あり? アメリカの青春映画には、必ずといって登場するタイプのおデブちゃんで、この作品でもいい味を出していました。憧れの女の子、アリスをめぐってのジョーとのやりとりは、とてもかわいかったです。

チャールズにスカウトされて仲間に入ったアリスは、初めての演技とは思えない名女優ぶり。真夜中の撮影で、停車場での別れのシーンには、誰もが引き込まれてしまいました。この撮影の最中に、貨物列車の脱線事故が起こるのですが… 迫力ある爆破シーンの美しさに息を呑みました。

空軍が貨物列車で秘密裏に運んでいた謎の物体の正体がわかってからの展開は、多少幼稚といえなくもなかったですが、そのあえてB級特撮風の作りも、この作品の魅力なのかもしれません。

Electric Light Orchestraの「Don't Bring Me Down」から始まり、The Nackの「My Sharona」で終わる映画ナンバーは、どれも懐かしい。エンドロールでは、ジョーたちの作ったゾンビ映画が上映されるので、どうぞお見逃しなく。

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劇場の入り口に、今月公開される「トランスフォーマー」最新作のプロモーションで、大きなフィギュアが飾ってあったので、思わずパチリ。精巧にできていて、わくわくしました。車が変身するロボットとあって、カリフォルニアのナンバープレートがちゃんとついていて、なんだかかわいかったです。

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「ル・クルーゼのMENU(ムニュ)」

図書館で、平野由希子さんのお料理本、「ル・クルーゼのMENU(ムニュ) 日々のごはんと、季節の味と」を借りました。

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ル・クルーゼを使ったお料理の本をたくさん出されている平野由希子さん。この本では平野さんが主にブログで紹介した日々のお料理が、12ヶ月に分けて編集されています。季節ごとのお献立のヒントが見つかりますし、力みすぎないテーブルセッティングも魅力でした。

横長の小さな冊子は邪魔にならず、表紙もすてきなので、いつも手元に置いておきたくなります。お料理はすべて、ル・クルーゼを使って作られていましたが、厚手のお鍋やフライパン、耐熱容器などで代用できると思います。いくつか作った中からご紹介させていただきますね。

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chick 鶏肉とじゃがいものタイム焼き chick

いわゆるローストチキンで、本では骨付きのもも肉を使っていましたが、私は一口サイズにカットした鶏もも肉でカジュアルに作りました。冬向きのお料理ですが、オーブンに入れっ放しでできる手軽さは季節を問わず魅力的。シンプルながら、味わい深いお料理です。

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  1. フライパンにオリーブ油を熱し、鶏もも肉の表面をこんがり焼きます。
  2. 鍋に一口大にカットしたじゃがいもを敷き、オリーブ油をたら~りして塩こしょう。1の鶏肉をのせて、タイムの枝をたっぷりのせ、そのままオーブンに入れてじっくり焼きます。

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pig あさりと豚肉とキャベツの蒸し煮 pig

  1. 鍋にオリーブ油とにんにくのみじん切りを熱し、1cm厚さにカットして塩こしょうした豚バラ肉を焼きます。
  2. さらにキャベツを加えてざっと炒めて、白ワイン、赤唐辛子、タイムの枝を加え、ひと煮立ちしたらふたをして蒸し煮にします。
  3. あさりを加えてさらに蒸し煮し、口が開いたらできあがり。

キャベツ、豚肉、そしてあさりから出る旨味が相乗効果となって、とてもおいしい。じんわり味のしみたスープも絶品です。

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pig スペアリブのマスタード煮 pig

マスタード煮は時々鶏肉で作りますが、スペアリブにもよく合いました。ボリュームのあるスペアリブが、夏らしいさっぱりとした風味でいただけます。

  1. フライパンにオリーブ油を熱して、スペアリブをこんがりと焼いたら、取り出して鍋に入れます。
  2. 1の油をふきとって新しいオリーブ油を熱し、今度はたまねぎの薄切りをしんなりするまで炒め、1の鍋に入れます。残ったフライパンに白ワインを入れてひと煮立ちし、これも1の鍋に入れます。
  3. 鍋にブイヨン、ローズマリーの枝、ベイリーフを加えて煮込みます。最後に粒マスタードをたっぷり入れて、塩こしょうで味を調えてできあがり。

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chick 鶏肉とじゃがいもの辛味煮 chick

韓国風鶏肉じゃが、といった感じのお料理でした。ピリ辛味で、ごはんにもよく合います。

  1. じゃがいもは皮付きのまま、柔らかくなるまでゆでておき、一口大にカットします。
  2. 鍋にごま油を熱し、一口大にカットした鶏もも肉、1のじゃがいも、ぶつ切りにした長ねぎを入れて炒めます。料理酒をざ~っと入れたら、砂糖、しょうゆ、食べるラー油を加え、ことこと煮込んでできあがり。

どのお料理も簡単にできておいしく、我が家の定番の味になりそうです。

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「リトル・ランボーズ」

DVDで、映画「リトル・ランボーズ」(原題:Son of Rambow)を見ました。映画「ランボー」がヒットした1982年のイギリスを舞台に、映画作りに夢中になっていく2人の少年の友情を描いた、心温まる物語。ノスタルジーあふれる、とてもかわいらしい作品でした。

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ウィルは、家庭の信仰上の理由から映画やTVといった娯楽を一切禁じられている 11歳の男の子。ひょんなことから学校一の問題児、カーターと知り合ったウィルは、学校帰りに立ち寄ったカーターの家で、生まれて初めて映画「ランボー」を見て、大きな衝撃を受けます。

おとなしいウィルと、悪ガキのカーター。全くタイプは違うものの、それぞれ家庭に問題があり、孤独をかかえていた二人は、互いに惹かれあい、すぐに仲良くなります。ランボーの世界にすっかり魅了されたウィルは、自らを「ランボーの息子」と名乗り、カーターが監督となって、二人は映画作りに夢中になっていきます。

映画のネタ本となるのは、ウィルが聖書にびっしりと描きこんでいるイラスト。彼の想像の世界には、とてつもなくすてきなアイデアがたくさんあふれているのです。体を張ったロケの場面は危なっかしくて、見ていてひやひやしましたが、男の子の冒険の世界が垣間見えて、これまた楽しかったです。

フランス人留学生の登場で、二人の友情に小さな溝が生まれ、映画作りは思わぬ方向に向かいますが… 最後に、カーターの兄の粋な計らいによって上映された作品「ランボーの息子」には、ウィルとカーターのかけがえのない、すてきな宝物がたくさんつまっていました。

新しい世界を知るにつれ、表情がどんどん輝いていくウィル。厳しい戒律にがんじがらめになっていたお母さんが、ほんとうに大切なことに気づいてくだした決断に、心からの拍手を送りました。

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林真理子 「下流の宴」 / ブルーベリーマフィン

友人から借りて、林真理子さんのベストセラー小説、「下流の宴」を読みました。林真理子さんのコラムは、雑誌などで読んだことがあったのですが、小説を読んだのは初めてです。コラムと同じ印象の、時流に合ったスピード感あふれるストーリー展開で、すいすい読めておもしろかったです。

もとは毎日新聞に連載されていたそうですが、当時の読者はきっと毎日、先が気になってしかたがなかっただろうなあと思います。今ちょうどNHKでドラマ化されていて、こちらは私は見ていないのですが、うまく編集しないと視聴者の反感を買うだろうな~などと想像しながら楽しく読みました。

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かくいう私も、読み始めは主人公、福原由美子の言動や考え方に辟易として、ものすごく不愉快な気持ちになっていました。由美子のようにラベルで人を判断するのは、誰しも多かれ少なかれ持っている感情だとは思うのですが、それがあまりにむき出しなので読んでいるほうが恥ずかしくなるくらい。

息子の翔が学校を辞めてフリーターになり、20歳そこそこで結婚すると言い出して、由美子がショックを受ける気持ちはわからなくはないけれど…。固有名詞を多用したリアルな描写は作者ならではで、こんなこと書いてだいじょうぶなの?と思いながら、時にくすりとさせられました。

最初のうちは、由美子やその娘の可奈の価値観にうんざりしながら読み進めていましたが、翔の彼女のタマちゃんが、由美子からひどいことを言われて怒り心頭し、医学部をめざす!と宣言してから、おもしろくなってきました。

医者になると宣言することは、そのまま由美子の価値観を認めることになるのでは?と疑問は感じたものの、やはり逆転劇は気持ちいい。タマちゃんを応援するスポンサーやブレインが次々と現れ、本気で受験勉強をはじめるタマちゃん。面接試験での試験官とのやりとりには笑った、笑った…。

当初は由美子を見返してやろうという思いから勉強をはじめたタマちゃんでしたが、だんだん学ぶおもしろさに目覚め、最後に「誰もやりたがらない、一番きつい現場で医師として働きたい」と決意するに至る場面は感動的。

軽いノリの中にも、作者らしい前向きな姿勢やハングリー精神が感じられて、前半の不快感が救われました。ぴりりと皮肉の効いたラストも秀逸。う~むと考えさせられました。

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フレッシュなブルーベリーを使って、朝食用のマフィンを焼きました。

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私の作るブルーベリーマフィンは藤野真紀子さんのレシピで、すりおろしたオレンジの皮が入るのが特徴です。毎年ブルーベリーが出始めると作りたくなる、お気に入りのお菓子です。

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ブルーベリーがたっぷり入って、ジューシーな味わい。生地に混ぜ込んだオレンジの皮がさわやかさをプラスしてくれます。さくっ、ふわっとおいしくいただきました。

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4th of July ティラミス & 初夏の献立

7月4日はアメリカの独立記念日です。この時期、日本ではいちごがなかなか手に入りませんが、先日たまたま北海道産のいちごと千葉県産のブルーベリーを見つけたので、アメリカ時代を思い出して、星条旗のケーキを作りました。

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チーズクリームを使って、さわやかなティラミス風のケーキにしました。

  1. 長方形の耐熱皿を使ってスポンジケーキを焼き、取り出して、器は洗っておきます。
  2. スポンジが冷めたら再び器にもどし、コーヒーシロップ(インスタントコーヒー・水・砂糖・カルア)をぬり、上にチーズクリーム(クリームチーズ・ヨーグルト・生クリーム・砂糖・コアントロー)を広げ、フルーツを並べてできあがり。

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酸味のあるクリームがさわやか~♪ さっぱりおいしくいただきました。

夕食は、初夏らしい献立を用意しました。

chick 鶏肉とアスパラガスのヴィネガー&クリーム煮 chick

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平野由希子さんのレシピをアレンジしました。アスパラガスのグリーンが目に清々しい。ヴィネガー風味のクリームが、さっぱりとしておいしいです。ほのかな酸味がさわやかで、暑い夏にも食の進むお料理です。

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  1. フライパンにオリーブ油を熱し、一口大にカットして塩こしょうした鶏もも肉を皮の方から表面をこんがり焼いておきます。
  2. 鍋にバターをとかしてたまねぎの薄切りをしんなりするまで炒め、さらにしめじを加えて炒め、塩こしょうします。
  3. 1の鶏肉を加えて白ワインヴィネガーを加え、ひと煮立ちしたら、豆乳と生クリームを加え、弱火で軽く煮込みます。
  4. 最後に塩ゆでしたグリーンアスパラガスを加え、できあがり。

bell 赤パプリカ(ベルペッパー)のポタージュ bell

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こちらも平野由希子さんのレシピから。ビタミンカラーが夏らしい一品です。この日は温かくしていただきましたが、冷たくしてもおいしそう。

  1. 鍋にバターを熱し、たまねぎの薄切り、長ねぎの小口切りをていねいに炒め、さらに薄切りにしたじゃがいも、細かく刻んだ赤パプリカを加えて炒めます。
  2. 野菜ブイヨンを加えてことこと柔らかくなるまで煮込んだら、ミキサーにかけてなめらかにします。
  3. 再び鍋にもどして、豆乳を加えて温め、最後に塩こしょうで味を調えてできあがり。パセリのみじん切りを散らして。

シーザースサラダ、パン(カンパーニュ)とともに、おいしくいただきました。

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「マイティ・ソー」

この週末に公開された映画、「マイティ・ソー」(原題:Thor)を見に行きました。アメリカの人気コミックスを映画化した、コメディタッチのSFアドベンチャー。ベテラン俳優のアンソニー・ホプキンスと若手実力派のナタリー・ポートマンが出演、そして浅野忠信さんのハリウッドデビュー作ということで楽しみにしていました。

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神々の国アスガルドの王位を継承することになったソー。しかし、自信過剰と好戦的な性格が災いして、軽はずみな行動に出たことが父オーディンの逆鱗に触れ、ソーは最強武器のハンマーを奪われ、地球に追放されてしまいます。

地球で人間たちと接していく中で、祖国、そしてそこで暮らす弱き民を守ることこそが王の使命であると目覚めたソーは、ようやくオーディンに認められ、アスガルドにもどる…というお話です。

もとがアメコミだけに単純明快なストーリーですが、おもしろかった! すかっと楽しめる作品でした。なんといっても、クリス・ヘムズワース演じる主人公のソーの、明るくて華があって、やんちゃ坊主がそのまま大人になったようなキャラクターがチャーミング。天真爛漫な、誰からも愛される王子様といった感じでした。

北欧神話の雷神がモデルとあって、朴訥としてワイルドなところがどこかかわいい。地球に落ちてからの展開は、文明の世界に放り込まれた野生動物といった感じで、そのちぐはぐな会話や大暴れがおかしかったです。

ソーを妬み、陥れようとする弟ロキの陰謀、地球人とのロマンスなどなど …わくわくしながら楽しめました。

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映画の後で、冷やし中華が食べたくなって、六本木ヒルズ内にある「梅蘭」(ばいらん)さんに行きました。

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(右の写真はHPよりお借りしました。)

(左)冷やし中華は定番のお味ですが、夏にはぴったりでおいしかったです。お店オリジナルの手打ち麺は、弾力のあるしっかりとした食感でした。

(右)お店の名物の梅蘭やきそば。この日は、「牛肉入り辛口梅蘭やきそば」をいただきました。あんかけ…ではなく、あんの上に焼き固めた麺をのせるのがお店独特のスタイルです。焼き固めた麺の周囲は、溶き卵でとじてありました。唐辛子がぴりりと効いて、こちらも夏向きのお味でした。

チケットの半券で、デザートには大好きな杏仁豆腐もいただき、おいしいお昼になりました。

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