« 「チャイナ・シンドローム」 | トップページ | 駒沢通り 「AS CLASSICS DINER」 »

兼高かおる 「わたくしが旅から学んだこと」

1959年から1990年まで30年続いた旅番組の草分け、「兼高かおる世界の旅」のナビゲーターとして、貴重な海外の風景や文化、生活をお茶の間に届けてくださった兼高かおるさんの著書、「わたくしが旅から学んだこと」を読みました。

Kanetaka_kaoru_book

サブタイトルは、80過ぎても「世界の旅」は継続中ですのよ! 語りかけるような文章で書かれた番組や取材旅行の裏話、著者ならではの視点での異文化論、人生哲学は、ご経験に裏打ちされた説得力があって興味深かったです。

「世界の旅」を家で見ていた頃、私はまだ小さかったので、番組の内容はほとんど覚えていないのですが、兼高かおるさんの特徴のある声と話し方だけは鮮明に覚えています。当時の写真の数々を拝見すると、心身ともに健康的で、聡明な美しさのある、バイタリティあふれるすてきな女性だったんだなあ、と改めて思いました。

今と違って日本人の海外渡航が一般的でなかった時代に、世界150ヶ国を次々と飛び回っていた兼高さん。しかも、番組は兼高さんがほとんどひとりで仕切っておられ、取材だけでなく、プロデューサーやディレクターも兼務されていたと知り、驚きました。

取材旅行では、日本の輸出促進活動を兼ねて、絹の着物に真珠、トランジスタラジオを抱えていった、というエピソードに時代を感じますが、ケネディ大統領やチャールズ皇太子、画家のサルバドール・ダリ氏… インタビューされた方々のビッグネームにただただ圧倒されました。

あとの編集を考えて同じ国では毎日洗濯しながら一着の洋服で通されたこと、現地の民族衣装を着ていくと喜ばれて大歓迎されることが多かったけれど、逆に和服を着ていなくてがっかりされたこともあったことなど、女性ならではのファッションにまつわる話題も楽しかったです。

一年のほとんどを海外取材という、ハードなお仕事を長年続けられてきて、結婚や出産の機会を逃してしまったと明るくお話される兼高さんですが、「世界が夫」ということばには、人生をかけてこられた番組に対する自信と誇りが伝わってきました。

          airplane          airplane          airplane

そろそろ出回り始めている大好きなブルーベリーを使って、ブルーベリータルトを作りました。

008_convert_20110718014637 010_convert_20110718014837

さっくりと焼いたタルト生地に、とろりとしたカスタードクリームを詰め、ブルーベリーを並べます。ブルーベリーのさわやかな酸味とぷちっとした食感がいい感じ♪ おいしくいただきました。

|

« 「チャイナ・シンドローム」 | トップページ | 駒沢通り 「AS CLASSICS DINER」 »

お菓子」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

今晩は。

この本、私も職場で見かけて「まだお元気なんだな~」と嬉しくなった本です。

「兼高かおる世界の旅」は、子供の頃、毎週欠かさず見てましたよ。本当に懐かしいです。あの頃、外国へ行くなんて夢のまた夢みたいなところがまだかなりあった時代だから、貴重な番組でしたよね。tv

兼高かおるさんは、インド人と日本人のハーフだったのですね。さっきネットで検索してみてはじめて知りました。だから外国人みたいな雰囲気があったんですね。それと、とっても上品な日本語shineを使われる方でしたよね。昔は、良いお家のお嬢様出身なんだろうな~って思ってました。

しかし、プロデューサーとディレクターまでやってらしたとは知りませんでした。凄い女性ですね~。いつまでもお元気でいて欲しいですね。happy01

投稿: ごみつ | 2011年7月19日 (火) 00時52分

「兼高かおる世界の旅」結構みていました。
とても上品な口調で世界を紹介してくださって、
今の旅番組とは少し違った上質の旅番組でした。
今日ご紹介してくださった本は知っていましたが、
読んでいません。
やはり面白そうな内容ですね^^

投稿: イザワ | 2011年7月19日 (火) 01時51分

☆ ごみつさま ☆
こんにちは♪
この本、新聞の広告で見つけて、懐かしくなり読んでみました。
兼高かおるさん、今も変わらず溌剌として美しいですね。

世界の旅、家でもよく見ていました。私も好きでしたが、なにしろ子どもの頃のことで、あまり覚えていなくて… でも兼高かおるさんの「~ですのよ!」という語り口は、印象的によく覚えています。

兼高さん、ハーフでいらしたのですね。本の中ではそのことについて触れられていなかったので、ごみつさんにうかがって、今初めて知りました。なるほど、そうした環境によって国際的な感覚が自然と身についていらしたのかもしれませんね。

兼高さん、どこの国に行ってもその土地の民族衣装がよく似合って、現地の方だと思われたと、本の中で書かれていました。きっと環境適応力が抜群にある方だったのでしょうね。

女性にとっても憧れの女性ですね。
いつまでもお元気でご活躍して欲しいです。

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2011年7月19日 (火) 11時51分

☆ イザワさま ☆
世界の国々を紹介する番組って、当時では画期的でしたね。
ちょっとのんびりすごしたい日曜日の朝にはぴったりで
家でもよく見ていた記憶があります。
この番組の魅力は、なんといっても兼高かおるさんの
パーソナリティによるところが大きかったですね。
すてきな女性でした。
本は兼高さんの飾らないことばで書かれていて
さらりと読めて楽しかったです。

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2011年7月19日 (火) 12時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1151970/40844900

この記事へのトラックバック一覧です: 兼高かおる 「わたくしが旅から学んだこと」:

« 「チャイナ・シンドローム」 | トップページ | 駒沢通り 「AS CLASSICS DINER」 »