« 瀬戸内(6) 「川福」さんのぶっかけうどん ~ アートの島 直島へ | トップページ | 瀬戸内(8) 高松 「一鶴」さんの骨付鳥 »

瀬戸内(7) 直島 家プロジェクト

直島に着いたら、まず本村(ほんむら)エリアへ「家プロジェクト」を見に行きました。これは、本村の集落で空き家となっていた古い家屋を修復して、アートの作品として蘇らせるというプロジェクトで、現在7軒が公開されています。この日は、そのうちの6軒を見ることができました。

「海の駅なおしま」の観光案内所で購入したチケット兼地図を見ながら、いざ出発。なんだかスタンプラリーみたいでワクワクしてきました♪ 最初に、高台に続く細い坂道を登って、「護王神社」を訪れました。

204_convert_20110829114622 207_convert_20110829114917

江戸時代からある島の神社を改築することになり、杉本博司さんが設計しました。一見なんの変哲もない神社ですが、階段の部分がガラスでできていて、はっとしました。この本殿の下には海の見える地下室があるそうです。

護王神社から別の坂道を下りて、次に「角屋」を訪れました。

215_convert_20110829115209_3

200年前の家屋を復元したもので、外観は伝統的な日本家屋ですが、中に入ると薄暗い空間の一部屋が、まるごとプールになっているのにびっくり! そこにデジタルカウンターのカラフルな数字が点滅していました。

宮島達男さんの作品ですが、デジタルカウンターが点滅するスピードは、島の人たちがそれぞれ設定しているそうです。アーティストと島の人たちとの共同作品というのがすてきだな、と思いました。

227_convert_20110829142408  229_convert_20110829142647

「直島銭湯」と同じ大竹伸朗さんの作品、「はいしゃ」です。もと歯科医院だったところを改修したそうですが、(失礼ながら)かえってボロくなったのでは…?! 中は海のような青い部屋、真っ黒い部屋、自由の女神の部屋…とあって、外観同様ぶっとんでいました。

220_convert_20110829142857

「南寺」は寺の跡地に安藤忠雄さんが設計した建物で、中にジェームス・タレルさんの作品「Backside of the Moon」があります。これはまさに体験するアート、とよぶのにふさわしい作品でした。暗闇の中を壁伝いに進み、ベンチに座ること15分間。この間、音も光も決して発してはいけません。

すると壁の反対側に薄ぼんやりと長方形の光が浮かび上がってきます…。しかし、建物の中の暗さは15分前と全く変わっていないそうです。今まで真っ暗だと思っていた空間が、いつの間にかはっきりと見えるのが不思議。人間の体の内なる能力の神秘に気づかされました。

このほか、須田悦弘さんの「碁会所」、千住博さんの作品のある「石橋」を訪れました。日本画家 千住博さんの「ザ・フォールズ」は、滝の轟音が聞こえてくるような迫力ある作品。写真では見たことがありましたが、実際に目にすると作品のもつ力に圧倒されました。日本画に対するイメージが大きく変わりました。

225_convert_20110829143549 221_convert_20110829143352

本村は、古い家々の黒い板壁が印象的な美しい集落でした。家プロジェクトの作品は、この集落に違和感なく溶け込みつつ、中に入ると「うわっ!」「えっ?」「なんじゃこりゃ?!」という世界が広がっていて、そのギャップがまた楽しかった。プロジェクトで働く島の人たちの温かい笑顔にも心が和みました。

このほか、安藤忠雄さんが設計した3つの美術館のあるエリアがありますが、フェリーの最終便の時間がせまっていたので、今回は前を通るだけに…。いつか別の機会に改めて訪れたいと思います。

|

« 瀬戸内(6) 「川福」さんのぶっかけうどん ~ アートの島 直島へ | トップページ | 瀬戸内(8) 高松 「一鶴」さんの骨付鳥 »

旅行」カテゴリの記事

コメント

初めまして。
私も映画を観るので以前から密かに拝見させていただいていました。
これまでもコメントしようと何度か思っていたのですが、直島の記事を拝見してどうしてもコメントしたくなってしまいました☆(以下長文ですがスミマセン)

ちょうど2年ほど前に私も直島を訪れました。
3年前の横浜トリエンナーレに引き続き、2年前の新潟トリエンナーレも行っていたので、是非直島も訪れたいと意気込んで東京から車で行きました。
直島銭湯やはいしゃ、南寺など、「行った行った♪あーそうそう」と記事をみて楽しく思い出させて頂きました。
今回時間の関係で「地中美術館」や「ベネッセハウス」には行かれなかったとの事ですが、次回もし機会がありましたら是非訪れてください。
とてもとても素敵な空間で、私が再度直島に訪れる時には、必ず行きたい場所です。
また、ベネッセハウスに宿泊するのも私の1つの夢であります。

初コメントで長文失礼致しました。

投稿: アサ | 2011年8月30日 (火) 11時46分

面白い空間ですね。
街ごとアート的な感じが訪れる人の心を
癒してくれそうです。
しかも、古い家屋を利用して・・・というところも
レトロ好きな私の好みかもしれません。
行ったことがありませんが、機会があれば、行って
みたいところです^^

投稿: イザワ | 2011年8月30日 (火) 23時14分

☆ アサさま ☆
アサさん、はじめまして。
コメント、ありがとうございました。
また、いつも見てくださっているとのこと
恐縮ですが、とてもうれしいです♪

アサさんも、2年前に直島に行かれたのですね!
小さいながらも、とても魅力的な島でしたね。
アートめぐりはもちろんのこと、島のどこからも見える瀬戸内の海の
風景、本村の集落の美しさ、島の人たち…と楽しい旅になりました。
お話をうかがって、ミュージアムエリアを訪れなかったのが
ますます悔やまれます。豊島や犬島にも行ってみたいですし
いつか改めて是非… 訪れたいと思います♪

ご訪問ありがとうございました。
またいつでもお気軽に、コメント残してくださいね☆

投稿: ☆ アサさま ☆ | 2011年8月31日 (水) 09時17分

☆ イザワさま ☆
古くて味わいのある集落を散策しながら、アートの地点を訪れるのは
宝探しにも似た楽しさがありました。
街角のひとつひとつが絵になるので、イザワさんでしたら
きっとすてきなお写真を撮られることと思います。
それと記事にはアップしなかったのですが
本村地区に、小さなかわいらしい漁港がありましたよ。
イザワさんを思い出しました。(笑)
いつか機会がありましたら是非。

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2011年8月31日 (水) 09時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1151970/41404782

この記事へのトラックバック一覧です: 瀬戸内(7) 直島 家プロジェクト:

« 瀬戸内(6) 「川福」さんのぶっかけうどん ~ アートの島 直島へ | トップページ | 瀬戸内(8) 高松 「一鶴」さんの骨付鳥 »