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東京都庭園美術館 「アール・デコの館」

白金の東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)が、11月から約3年間、改修工事のために休館となります。それに伴い10月末まで開催されているオープンハウス、「アール・デコの館」に行ってきました。

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朝香宮両殿下がすごされた1920年代のパリでは、アール・デコという装飾様式が大流行していました。ご帰国後、フランス人デザイナー アンリ・ラパン、ガラス工芸家ルネ・ラリック、そして宮内省内匠寮(くないしょう・たくみりょう)の技師たちの粋を集め、1933年にご自邸として建てられたのがこの建物です。

幾何学模様の装飾、大理石や金属などの硬質の素材、うねりのある古いガラス、市松模様のタイル、優美なレリーフや壁画などなど… アール・デコのクラシックでモダン、エレガントな美の世界を、うっとりしながら堪能してきました。

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大広間に続く、次室(つぎのま)にある香水塔。上部に香水を施して照明の熱で温め、香りを漂わせたそうです。オレンジ色の人造石を使った硬質な壁と、優美なデザインの香水塔との対比が鮮やかでした。

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(左)小客室のラジエーターカバー。金属でできたラジエーターカバーは、部屋毎にデザインが違っていてどれもすてきでした。(右)私の心をとらえたペンギンちゃんのオブジェは、ロイヤルコペンハーゲンのもの。

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大客室は、花をテーマとした装飾でした。(左)ルネ・ラリック制作のシャンデリア。歯車のようなギザギザ模様がアール・デコらしいデザインです。(右)ドアの上の飾りにも、アール・デコらしい幾何学模様が施されていました。

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(左)大客室のラジエーターカバー。(右)大客室に続く大食堂には、フルーツや魚のモチーフが取り入れられていました。金属の壁には、優美な花と植物のデザインが施されていました。

1階はお客様をお迎えするパブリックなスペースで、フランスのデザイナー アンリ・ラパンが内装を手がけました。2階はご家族が生活される場で、一部を除いて宮内省内匠寮の技師たちが設計しました。

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2階の照明いろいろ。(中)は天井に乱反射する光の模様がきれいでした。

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(左)殿下の書斎は、戦後は吉田首相の公務室として使われました。(右)3階にあるウィンターガーデンは温室として作られた部屋。市松模様のモダンな空間でした。

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(左)最後に… 玄関横にある第一応接室です。アンティークな佇まいが美しい。(右)庭園側から見る建物の姿。直線を強調したスタイリッシュでモダンなデザインです。

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コメント

セレンさんこんにちは*

庭園美術館は私も以前一度だけ伺ったことがあります。
昔の日本家屋のようなこじんまりとした建物の中に、入り口に始まり階段やタイルなど、アールデコの可愛らしい雰囲気がとても調和していてちょっぴりときめいてしまう建物でした。(女性向きな感じでしょうか?笑)

ライトや装飾がとても素敵ですね。
真ん中の大客室の装飾を観て、先日伺った知り合いの『鎌倉彫り』を重ねて思い出しました。
日本とヨーロッパの異なる文化に(勝手に)共通を見出して何だか嬉しくなってしまいました。

投稿: アサ | 2011年10月31日 (月) 12時57分

こんにちは。maple

東京都庭園美術館、私も大好きな場所です。

美術展のみならず、今回ご紹介になってる様な建物や、調度品、内装を楽しめる素敵な美術館ですよね。

でも改修のために3年も閉鎖するとは知りませんでした!

ペンギンちゃんの置物、書斎やウインターガーデンとか見た事がないので、今回の改修に向けて、普段は見れないところも公開されてるのかしら?penguin
私も閉鎖前に見に訪れれば良かった・・と残念です。

照明のデザインは本当にステキですね~。

投稿: ごみつ | 2011年10月31日 (月) 13時44分

こんばんは!
何とも豪華なお屋敷!だったんですね。
撮影も面白そうです。

当時の贅沢の限りを尽くしたようなお屋敷。
素敵ですね!

投稿: イザワ | 2011年11月 1日 (火) 01時04分

☆ アサさま ☆
おはようございます♪
アサさんも庭園美術館に行かれたことがあるのですね。
昔の日本家屋のようなこじんまりとした建物…というのは
たぶんお茶室のことでしょうか。
お屋敷のインテリアは温かみのある暖色系で、
アールデコが中心ながら、優美なアールヌーボー調の装飾もあって
女性好みかもしれませんね。うっとりとする空間でした。
金属のレリーフ模様の壁、繊細な模様が
たしかに鎌倉彫に通じるものがありますね。
和洋を問わず、職人さんの技術はすばらしいですね!

投稿: ☆ アサさま ☆ | 2011年11月 1日 (火) 10時05分

☆ ごみつさま ☆
こんにちは♪
庭園美術館は、ほんとうにすてきな空間ですね。
企画展には何度か訪れたことがありますが
今回は建物とインテリアを、じっくりと味わってきました。

オープンハウスは毎年行われているようですが
今回は長期休館の前とあって、いつもは公開されない
お部屋も見ることができました。
ごみつさんがご指摘された、ペンギンちゃんのお部屋、
書斎、ウィンターガーデンも、今回は特別公開だったのですよ。
さすが、よく気がつかれましたね!

照明のデザインは、クラシックでエレガントな雰囲気が
どれもすてきでした。
ちょっと地味ですが(笑)ラジエーターカバーも
お部屋毎に凝った意匠で感動しました。(大食堂はお魚でした)

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2011年11月 1日 (火) 10時20分

☆ イザワさま ☆
こんにちは♪
クラシックでエレガントな、すてきな空間でした。
当時パリで大流行していたアールデコをすぐさま取り入れ
しかも一流のフランス人デザイナーを呼び寄せて作った
まさに贅を尽くした建築だったのでしょうね。
現存する、貴重な歴史資料といえるかもしれません。

お部屋の佇まいから、装飾のひとつひとつに至るまで
どこを切り取ってもフォトジェニックな、絵になる空間でした。

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2011年11月 1日 (火) 10時52分

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