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My Favorite Movies & Books in 2011

2011年を振り返って… 昨年見た新作映画、旧作映画、また読んだ本の中から、特に気に入ったものを、それぞれ3作品ずつピックアップしました。感想の詳細については、リンク先をご参照くだされば幸いです。

movie 映画・新作編 movie

2011年に見た新作映画31本の中から、特に気に入った3作品です。

Hereafter Paper_birds Rise_of_the_planet_of_the_apes

ヒア アフター (Hereafter)
冒頭に大津波のシーンがあったために、公開早々に打ち切りになってしまいましたが、その後の展開の部分は、むしろ震災の衝撃を受けた私たちへのメッセージであると感じました。非科学的なことが嫌いな私に、精神世界の豊かさを示してくれた作品です。

ペーパーバード 幸せは翼にのって (Pájaros de Papel/Paper Birds)
これぞヨーロッパ映画!という、深い味わいに満ちた作品でした。第二次世界大戦の前哨戦といわれるスペイン内戦について、今年はもう少し知識を深めたいです。

猿の惑星:創世記(ジェネシス) (Rise of the Planet of the Apes)
テクノロジーとドラマがみごとに結びついて、すばらしいエンターテイメント作品となりました。お猿のシーザーの繊細な心の動きを表現した、アンディ・サーキスの演技に圧倒されました。

cd 映画・旧作編 cd

2010年以前に公開された旧作・名作映画は、昨年は84本見ました。(劇場:4本 DVD:60本 TV:20本) その中から苦心して選んだ3作品です。

Schindlers_list Good_will_hunting_2 The_bridge_on_the_river_kway

シンドラーのリスト (Schindler's List)
ナチスを題材にした映画や本は、昨年も「夜と霧」「ヒトラーの贋札」「ミケランジェロの暗号」「サラの鍵」…など、硬軟あわせていくつもの出会いがありましたが、その中でも間違いなくこの作品は、私の心の中でいつまでも生き続けることと思います。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち (Good Will Hunting)
マット・デイモン、ベン・アフレックの、若き日のみずみずしい才能に触れることができた作品。キャスティングもよかった。ロビン・ウィリアムスに、泣かされました。

戦場にかける橋 (The Bridge on the River Kway)
どのような状況にあっても、人は心を高く上げ、誇りをもって生きることができる、ということを示してくれた作品。しかし一方で、それを無にしてしまう戦争の愚かしさも心にしみました。

book  book

本は硬軟新旧あわせて、昨年は37冊読みました。10日に1冊ですから、遅読の私としてはまあまあのペースでしょうか。その中から、特に心に刻まれた3作品です。

Yoru_to_kiri La_planete_des_singes Verbrechen

ヴィクトワール・E・フランクル 「夜と霧」
(Ein Psychologe erlebt das Konzentrationslager)

私に生き方の指針を示してくれた作品。東日本大震災が起こるちょうど2ヶ月前にこの作品に出会ったということが、私には神様に計画されたできごととしか思えません。

ピエール・ブール 「猿の惑星」 (La Planète des singes)
1968年の映画「猿の惑星」の原作。発想の独創性、イマジネーションの豊かさ、時空を超えた抜群の構成力、そして人間社会への痛烈なアイロニー。時を経た今も色あせない名作です。

フェルディナント・フォン・シーラッハ 「犯罪」 (Verbrechen)
この作家との出会いは、私には衝撃でした。感情を交えず事実を淡々と描写しているのにもかかわらず、愚かなる人間への愛おしさにあふれた作品。どなたかが書かれていた「神の視点」という表現に頷きました。

          clover          clover          clover

このほか、リストには入っていませんが、昨年はデンマークやスウェーデンなど、多くの北欧映画に出会えたこと、また舞台芸術では、歌舞伎のおもしろさに目覚めたことが、私には大きな喜びでした。こと文化においては、英語圏だけが必ずしもメインストリームでない、というのはうれしい発見でした。

今年もたくさんのすてきな作品との出会いを楽しみにしています。

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コメント

こんにちは!

昨年はたくさん映画もご覧になって、読書も充実してますね!
私もドラマにばっかかまけてないで、もっと新しい作品にも触れないとな~・・と刺激を受けました。happy01

新作の中では「ヒア・アフター」は私もランクインさせたかった作品です。今でも時々、マットの孤独と、彼の孤独を支えたディケンズの事をよく考えてます。

旧作は2本が戦争映画ですね。戦争をテーマにした作品は、ドラマが深くなるので、私も毎回上位にあがってきます。「グッド・ウィル~」は号泣です。

私にとっても「夜と霧」は人生における大切な1冊です。「犯罪」はセレンさんの記事を読んだ後、ドイツ語オリジナルを発注していま積んであります。good

それと昨年は、やっぱりお猿さんブームの年だったのですね!私も、今度、是非原作読んでみますね!

今年もたくさん感動に出会えると良いですね。shine

投稿: ごみつ | 2012年1月 6日 (金) 16時58分

多くの映画、本を楽しめた2011年でしたね。
その時々の映画評、読書評を拝読させていただき、
ありがとうございました。
とても参考になりました。
今年も沢山の良い作品にであえるといいですね。
私、今年は本も映画ももっと楽しめればと思っています。

投稿: イザワ | 2012年1月 7日 (土) 02時10分

☆ ごみつさま ☆
おはようございます♪
いえいえ私の方こそ、ごみつさんにご紹介していただいて
すてきな作品にたくさん出会うことができ感謝しています。

ヒアアフターは、レビューでの評判はあまり芳しくなかったですが
とても私好みの作品です。

戦争映画は、以前は避けていたところがありますが
最近はむしろ進んで見ているかもしれません。
おっしゃるように、人間ドラマが深くなるから
それだけに人の心を打つのでしょうね。

「夜と霧」は出会えたことに感謝しました。
そう、こうして振り返ってみると、やはり昨年は
お猿さんイヤーでしたね。(笑)

今年もよい作品にたくさんめぐり会えますように…。

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2012年1月 7日 (土) 09時12分

☆ イザワさま ☆
昨年も、すてきな作品にたくさん出会えた年でした。
なかなか全部を記事にすることはできませんが
メモを見るとその時々の思いが蘇ってきます。
こうして一年を振り返るのもなかなかよいものですね。

今年もいい作品との出会いがありますように…。

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2012年1月 7日 (土) 09時18分

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