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「ドラゴン・タトゥーの女」

デヴィッド・フィンチャー監督、ダニエル・クレイグ×ルーニー・マーラ主演のミステリー映画、「ドラゴン・タトゥーの女」(The Girl with the Dragon Tattoo)を見に行きました。

原作はスウェーデンの作家スティーグ・ラーソンによる世界的ベストセラー小説、「ミレニアム」3部作の第1作。既に本国スウェーデンで映画化され大ヒットしましたが、今回ハリウッドで再映画化されました。

スウェーデン版がとてもおもしろかったので、今回の作品も楽しみにしていました。フィンチャー監督ならではの洗練された映像美、ヒロイン リスベットのキャラクター描写の違い…など、あれこれ比較しながら楽しく見ました。

  The_girl_with_the_dragon_tattoo_2

全体としては、北欧独特の情け容赦のない冷酷さやアクの強さが少し薄まって、マイルドな仕上がりになっている印象を受けました。バイオレンスや猟奇的犯罪の表現も穏やかになっていたように感じましたが、ひょっとしたら既にスウェーデン版を見ていて、免疫があったからかもしれません。^^

私はヒロインのリスベットに惚れ込んでいたので、今回も楽しみにしていました。フィンチャー版ではルーニー・マーラが演じていますが、「ソーシャル・ネットワーク」で見たかわいい女子学生とは全くの別人! 体をかなりしぼって顔の骨格さえ違って見えましたし、過酷なシーンにも果敢にチャレンジしていました。

ただ、隙があってどこかに”女の子”がのぞいてしまうところ、ミカエルに恋心?を抱くようになるところは、”決して誰にも心を許さないリスベット”のイメージとちょっと違う気がしました。途中、ミカエルに「あなたと仕事するの好き」というセリフがありましたが、リスベットはそんなことは絶対に言わない…と思ってしまいました。

ミカエルとリスベットが、ハリエット失踪事件の謎に少しずつ迫っていく過程は、やはりおもしろかったです。スウェーデン版では聖書の鍵を解く場面をていねいに描いていましたが、フィンチャー版ではリスベットが国内の猟奇連続殺人とヴァンゲル家に関する資料とを突き合わせて真相に行き着く場面にわくわくしました。

ハリエット失踪事件の結末はフィンチャー監督のオリジナルになっていましたが、私はこれはこれで意外性があって楽しめました。続編を匂わせる場面は封印されていたので、最終的には映画会社の判断となるのでしょうか。^^ 後日談もきれいに完結していて、気持ちのよいエンディングでした。

スウェーデン版ドラゴンタトゥーの感想は、以前こちらで記事にしています。
movie 「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」

物語は、ミカエルの名誉毀損事件、ハリエット失踪事件、リスベットの背景などが複雑にかみ合っていますし、たくさん登場するスウェーデンの固有名詞が聞き慣れないので、事前に原作を読むかスウェーデン版を見ておくと、より映画の世界に入りやすいかもしれません。

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映画」カテゴリの記事

コメント

早速ご覧になったのですね!
私も以前セレンディピティさんからこの作品のことをお聞きして以来、ずっと楽しみにしていました。
最近はなかなか劇場に行く時間がなくて見損ねた作品もたくさんあるのですが、この作品だけは!と思っています。

投稿: olive | 2012年2月12日 (日) 19時15分

☆ oliveさま ☆
ドラゴン・タトゥー、早速見に行ってきました♪
オープニングからかっこよくてわくわくしましたが
期待通りにおもしろかったですよ。
お時間ができましたら是非。 お勧めです☆

投稿: ☆ oliveさま ☆ | 2012年2月13日 (月) 10時55分

セレンさんこんにちは^^
映画ご覧になったのですね〜。
私はスウェーデン版の3部作がとても気にいってしまっていてまだ余韻があるので、こちらのハリウッド版はもうちょっとしてから見ようかなと思っていました。
やはりエンディングはフェンチャー監督のアレンジ版なんですね♪
いつか観るのが楽しみです〜。

投稿: アサ | 2012年2月13日 (月) 17時23分

☆ アサさま ☆
アサさん、こんにちは♪
ドラゴン・タトゥー、楽しみにしていたので
早速見に行ってきました。
私もスウェーデン版がとても気に入っていますが
フィンチャー版もまたよかったですよ。
あれこれ比較しながら楽しめました。
機会がありましたら、是非ご覧になってみてください。

投稿: ☆ アサさま ☆ | 2012年2月14日 (火) 11時19分

こんばんは~。
もうご覧になったのですね。
私はどうしようか迷っています。
スエーデン版3部作を見たので、全く同じならもういいかなぁ~と。
でもエンディングが違うんですね?
>北欧独特の情け容赦のない冷酷さやアクの強さ
そうなんですよ。あの結末、こんなことありなの!?って結末に、北欧は怖いなぁ~なんて思っちゃいましたよ。フィクションにしても、衝撃的で・・・。
もうちょっと悩みます。

投稿: ryoko | 2012年2月17日 (金) 22時02分

☆ ryokoさま ☆
おはようございます♪
ドラゴン・タトゥー、先にスウェーデン版を見てしまうと
どうしても衝撃が半減してしまいますが…
あれこれ比較しながら楽しく見ました。
再映画化、ちょっと早すぎたかもしれませんね。
でもフィンチャー監督にとっては、是非撮りたい
魅惑的な題材だったのだろうな、と思います。
もしお気持ちが動いたら、是非ご覧になってみてください☆

投稿: ☆ ryokoさま ☆ | 2012年2月18日 (土) 08時01分

今晩は!

先日の土曜日に私も見に行ってきました~。
記事は次の休みの日につくるつもりです。pencil

確かにセレンディピティさんのおっしゃる通り、リスベットがオリジナルよりは柔らかい感じですよね。
それによく見ると、ルーニー・マーラーはやっぱり顔が可愛い。

一緒に見に行った友人は、このアメリカ版の方が原作には近いんじゃないか・・って言ってました。
そう言えば、原作では小さくてか細く幼く見える・・みたいな描写だったんですよね。

でもスウェーデン三部作を見た後だと、どおしてもノオミ・ラパスのイメージですよね~。

それとやっぱりミカエルがD・クレイグっていうのは反則かもね。(笑)

私もこのアメリカ版もとても楽しめました。happy01

投稿: ごみつ | 2012年2月20日 (月) 22時40分

☆ ごみつさま ☆
おはようございます♪
ドラゴンタトゥー、ご覧になったのですね~☆
アメリカ版もよかったですよね。
リスベットは、どうしても先に見たノオミ・ラパスの印象が
強烈だったので、このイメージにひきずられてしまいましたが
ルーニー・マーラのリスベットもまた
はかなげな部分をあわせもっていて、よかったな…と
後から思ったりしました。
原作のイメージには、ルーニーの方が近いのですね。
映画のリメイクではなく、原作の再映画化というのも納得ですね。

D.クレイグ、かっこよかったですね☆
ごみつさんの記事、楽しみにしています。

私はこの週末は「ものすごく…」を見に行きました。
こちらもとってもすてきな映画でしたよ。

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2012年2月21日 (火) 08時28分

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