「バトルシップ」
アメリカの大手玩具メーカー ハスブロー(Hasbro)が、「トランスフォーマー」シリーズに続いておくるSFアクション大作、「バトルシップ」(Battleship)を見ました。ユニバーサル映画100周年記念作品。ハワイを舞台に繰り広げられるエイリアンとのバトル、迫力ある海戦シーンを楽しみました。
原案となったのがHasbroのボードゲームBATTLESHIPと知って、楽しみにしていた作品。これはアメリカに昔からあるポピュラーなゲームで、日本ではタカラから「レーダー作戦ゲーム」という名前で販売されています。我が家にもあって、10年くらい前はよく遊んでいました。
↑はオールドスタイルバージョンですが、HasbroのHPを見ると、今はもっとかっこいいリアルなデザインになっていて、ビデオゲームも出ているようです。論理ゲームの一種で、ゲーム盤がなくても紙と鉛筆さえあれば自分で桝目を書いてできるので、私も小学生の頃よく遊んだ記憶があります。
さて、映画の方はといえば、ハワイ沖で各国の連合艦隊が大規模な軍事演習を行っていた時に、突如として正体不明のエイリアンの母船が出現し、攻撃をしかけてくる…というお話。米海軍の新人将校アレックス(テイラー・キッチュ)と、日本の海上自衛隊の指揮官ナガタ(浅野忠信)が団結して、エイリアンと戦います。
予告を見た時から荒唐無稽な設定というのは承知の上でしたし、冒頭のチキンブリトーにまつわる展開からB級感いっぱいでしたが…^^ 中盤、対エイリアンの海戦バトルが始まると、臨場感あふれる迫力ある映像でとっても楽しめました。
レーダーの効かないエイリアンとのバトルはまさに手探り。ターゲットの位置を”津波警告ブイ”によって設定していたり、攻撃するか否かを赤と緑のランプの点滅によって判断していたり… ボードゲームをものすごい拡大解釈してバーチャルに表現しているところに、思わずにやりとしてしまいました。
そして全ての船が破壊されて万事休す… というところで、なんとパールハーバーに停泊している戦艦ミズーリが登場。今どきこんなアナログな船は操縦できない、という若者たちに代わって、退役軍人のおじいちゃんたちが大活躍します。こういう展開も、アメリカらしくて泣かせます…。
そして今回うれしかったのは、浅野忠信さんが主演のテイラー・キッシュと同じく、ほぼ主役級で活躍していたこと。アメリカに先駆けて日本で公開されたり、と多少商業的な戦略は見え隠れするものの^^ 素直にスカッと楽しめる作品でした。
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コメント
今晩は!
いきなりウケました!(笑)見に行かれたのですね。
セレンディピティさんの記事に、ちょっとつっこみたいところがたくさんあるのですが(笑)、とりあえずこの作品、まあまあだったでしょう?
このアメリカ映画らしいスカっとした馬鹿さ加減が良いんですよね。
そうそう冒頭のチキンブリトーのシーンは、ラストシーンに向けてのどうでもよい伏線でもありましたね。あ、ここで使う?みたいな。(笑)
それとこの「バトルシップ」ってゲームがベースになってるのは聞いてたのですが、コンピューターゲームかと思ってました。もともとはボードゲームなんですね!このボードゲームのイラストの「いや~、お父さんやられちゃったな」みたいなシーンが良い感じです。背後のお母さんと妹の投げやりな視線も良い。
ミズーリのシーンはけっこう泣けるんですよね~。ただ、あの船でどうしてあの宇宙船に勝てるのかがいまだに理解できません。(笑)
浅野忠信は良かったですよね。「ソー」ではセリフもひとつだし、地味~な扱いだったので、今回の活躍ぶりは私も嬉しかったです。サッカーも勝ったしね!
海上自衛隊、よくがんばった!(笑)
投稿: ごみつ | 2012年5月14日 (月) 22時42分
私は子供の頃、紙と鉛筆で弟や友達と楽しんだくちです^^
結構楽しめますね。
そのゲームがもとになって映画が作られたんですね。
アメリカ映画の楽しさと日本人俳優の活躍!、
楽しめそうな映画ですね。
投稿: イザワ | 2012年5月15日 (火) 02時31分
おや、懐かしいゲームですね。我が家にもありましたが、如何せん妹たちがこの手のゲームに関心を示さず、無理矢理やらせても投遣りで、やりにくいゲームでした。さりとて学校にもっていくわけにもいかず、イザワさんが書かれているように、紙と鉛筆で方眼紙に書いて遊んだものです。連休中に見ようと思っていたのですが、なぜか他の映画を見る羽目に。もう少し休みにも余裕が欲しいです。
投稿: ヌマンタ | 2012年5月15日 (火) 12時39分
☆ ごみつさま ☆
こんにちは♪
あ、ウケましたか?(笑)
この映画、想像通りに馬鹿馬鹿しかったですが、
そこがおもしろかったです。
浅野忠信さんの活躍も見れたし、私としては大満足でした。
あ、記事に書くの忘れましたが、最後のボーナス映像も
楽しかったですね。私は恥ずかしながら
劇場できゃ~っと悲鳴あげちゃいましたよ。^^;
そうそう、バトルシップはもとはボードゲームなんですよね…。
この箱のレトロなイラストがなんともすてきでしょう??
古き良き時代のアメリカのファミリーといった感じで。^^
それにしてもあの地味なゲームが、こんなにすごい
映像になってしまうなんて驚きです。
映像は最新なのに、ボードゲームをもとにしていたり
ミズーリが登場したり、どこかノスタルジーを
刺激するところが心憎かったですね☆
投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2012年5月15日 (火) 15時03分
☆ イザワさま ☆
イザワさんも、やはり紙と鉛筆で遊ばれたのですね。
当時の子どもたちの間で流行っていたのでしょうか。
なかなか楽しかったですね。
私も好きで、よく遊んでいました♪
ストーリー自体は少々荒唐無稽ですが
ハリウッドならではのスケールの大きな映像が楽しめました。
浅野忠信さんの活躍も見れて、うれしかったです。
投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2012年5月15日 (火) 15時13分
☆ ヌマンタさま ☆
ヌマンタさんも、やはり小さい頃に遊ばれたのですね。
たしかにあまり女の子向きの遊びではないかもしれませんね。
私は当時からこの手のゲームが大好きで、
紙に線を引いてよく遊んでいました。^^
映画はちょっと馬鹿馬鹿しいところもありますが
映像は迫力があってすばらしかったです。
特撮のお好きなヌマンタさんは、きっと気に入られるのでは…。
投稿: ☆ ヌマンタさま ☆ | 2012年5月15日 (火) 15時42分