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「きみに読む物語」「ラースと、その彼女」「ラブ・アゲイン」

最近、「ドライヴ」「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」と続けて主演作を見てから、ライアン・ゴズリングが気になって、過去の作品を追いかけて、いくつか見てみました。作品によってカメレオンのように変貌するライアンに翻弄?されつつ、映画はそれぞれ魅力的で、どれも楽しめました。

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きみに読む物語 (The Notebook)

ニコラス・スパークスの同名のベストセラー小説を映画化した、2004年のヒット作。とってもスイートなラブストーリーです。最近はなかなかロマンティックな恋愛映画に出会えなかったのですが、この作品には満足。久しぶりに心地よく泣けました。^^

入院中の認知症の婦人のもとに通う男性が、彼女に話して聞かせる物語。それは1940年代、アメリカ南部の小さな町を舞台にした、良家の令嬢アリー(レイチェル・マクアダムス)と製材所で働く青年ノア(ライアン・ゴズリング)のラブストーリーでした…。

身分の違い、戦争、そしてライバルの出現… と二人の間に次々と立ちはだかる壁。ありがちな設定ながら、老婦人同様、先が気になってお話に引き込まれました。数々のロマンティックなシチュエーションも印象的で、この物語が今につながっていると知った時には、うれしい衝撃に打たれました。

みずみずしく、清潔感あふれる若い二人がなんとも魅力的。古風で奥ゆかしい恋が、なおのこと切なく、心に響きました。「ひとりの女性を愛し続けたことを誇りに思う。」という男性の冒頭のことばが、最後に改めて温かい余韻を残しました。

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ラースと、その彼女 (Lars and the Real Girl)

2007年に公開されたハートフルな人間ドラマです。小さな田舎町に住むラース(ライアン・ゴズリング)は、内気で純粋な心を持つ青年。ある日、隣家に住む兄夫婦に、ガールフレンドとして紹介したのは、ビアンカという名の等身大の人形でした…。かなり風変わりな設定ですが、私はこの作品、とっても気に入りました。

セラピストのアドバイスで、兄夫婦や町の人々は皆、ラースに話を合わせ、ビアンカに人間の女性として接します。最初は滑稽とも思えるのですが、誰ひとりとしてラースを傷つけない、小さな田舎町の、教会を中心とした善意あふれるコミュニティが心地よく、理想郷のように感じられました。

ビアンカが少しずつ町の人たちになじむにつれて、ラースの内面にやがて変化が訪れます。ビアンカはラースの心が作り出した、現実からの避難場所。ラースがその殻を破った時に、初めて大人としての一歩を踏み出すことができたのだと思います。さわやかなラストも印象的でした。

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ラブ・アゲイン (Crazy, Stupid, Love.)

2011年公開のロマンティック・コメディです。倦怠期を迎え、離婚の危機にあるキャル(スティーヴ・カレル)とエミリー(ジュリアン・ムーア)。気がつけばすっかりオヤジ化していたキャルを、バーで知り合った遊び人のジェイコブ(ライアン・ゴズリング)が、魅力的な男性へと改造します…。

オールスターキャストによる、楽しいラブストーリー。さえないキャルに思いをよせるベビーシッター、そのベビーシッターに恋するキャルの息子、プレイボーイのジェイコブが唯一口説き落とせないハンナ(エマ・ストーン)… 片思いの連鎖が、最後にはみんなハッピーにつながります。

ジュリアン・ムーアとマリサ・トメイ、大人の女性のかわいらしさが印象的でした。

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コメント

今晩は。

わ~、R・ゴズリングのおっかけをしてたのですね。happy01
この中では「きみに読む物語」だけかなり前に見ました。
かなりベタなお話ですが、私はとても好きです。
主演の2人も、この後成功したのも嬉しいですよね。

「ラースとその彼女」も面白いストーリーですね。ラース役はかなり繊細な演技力を必要としそうなので、ライアンがどう演じているのか気になります。

「ラブ・アゲイン」はDVDの予告編で面白そうかも?って思ってた作品です。キャストが素敵なので是非見てみたいです。

たくさんご紹介有難う~。happy01

投稿: ごみつ | 2012年5月28日 (月) 20時55分

気になった俳優さんの出演作を集中的に
観るのも面白いですね。
作品の他に俳優さんの成長や意外な一面など
発見がありそうです!

投稿: イザワ | 2012年5月29日 (火) 01時36分

結局ドライヴを観に行くことはできなかったのですが、いずれ家でみたいと思っています。
きみに読む物語とラースとその彼女はちょっと気になる映画でした。
それぞれ全く違う映画のようですが、この俳優さんはどんな役でもこなしてしまう人なんですね。ますます見たくなりました!

投稿: olive | 2012年5月29日 (火) 08時59分

☆ ごみつさま ☆
こんにちは♪
そうなんです。秘かにR.ゴズリングを追いかけてみました。^^

「きみに読む物語」は、かなり甘々ですが、すてきな作品ですね。
久しぶりにロマンティック気分にひたれました。^^
二人ともまだ若くて、ほんとうにかわいかったですね。

「ラースと、その彼女」は最初はちょっと引いてしまうのですが
ユーモアもあって、ほっこり温かい気持ちになれる作品でした。
ライアンは、「ラブ・アゲイン」の時とは正反対の役で
とても同一人物とは思えません。@@

「ラブ・アゲイン」は気楽に楽しめる作品でした。
ラブ・アクチュアリーみたいに、いろいろな恋模様が
最後にひとつに収まる展開もみごとでしたよ。

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2012年5月29日 (火) 15時54分

☆ イザワさま ☆
そうですね。
気になっていた俳優さんなので、いろいろな顔を見ることが
できて、楽しかったです。
役柄によって、全く違う人物に見えて
すごい俳優さんだな~と驚きました。

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2012年5月29日 (火) 16時03分

☆ oliveさま ☆
ドライヴはおもしろかったのですが、刺激が強いので
今はご覧にならなくて正解かも… です。
いずれ落ち着かれたら、ご覧になってみてください☆

「きみに読む物語」は女性向きかな…?
甘い甘いラブストーリーですが、ロマンティック気分にひたれました。
「ラースと、その彼女」は設定が個性的で
好き嫌いはあるかもしれませんが、心温まるお話でしたよ。
機会がありましたら是非☆

投稿: ☆ oliveさま ☆ | 2012年5月29日 (火) 16時09分

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