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2012年6月

レンジで作るラタトゥイユ

最近お気に入りの、電子レンジで作るラタトゥイユです。

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パスタ(ペンネなど)、トマト、たまねぎ、にんにく、カラーピーマン、セロリ、だしパックの中身、オリーブ油、塩、水(100ccほど)を耐熱容器に入れ、ラップして電子レンジに15分かけるだけ。途中で様子を見ながら、何回か混ぜ合わせます。

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茅乃舎さんでいただいたレシピなので、和風のだしパックを使っていますが、洋風の野菜だしでもおいしくできましたし、市販の顆粒だしやコンソメなどを使ってもよさそう。塩分はお好みで調整するとよいと思います。野菜もお好みで。ピーマンは、2、3色使うと彩りが華やかになります。

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パスタを生のまま電子レンジにかけるなんて!と最初は半信半疑でしたが、水分が入るので、ちょうどいい具合にいっしょにゆであがりました。とにかく簡単にできておいしくて、ここのところ何度も作っています。

季節柄、ラタトゥイユを検索して見てくださる方が多いので、過去のラタトゥイユ記事をあわせてリストアップしておきますね。

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(左) トマトを入れないラタトゥイユ
(右) ローステッド・ラタトゥイユ (オーブンで作るラタトゥイユ)

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(左) ヴィネガー風味のラタトゥイユ (白ワインヴィネガー入り)
(右) モロッコ風ラタトゥイユ (パプリカパウダー、クミンパウダー入り)

最後にご近所の紫陽花を…。

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身長より高い大木で、「セザンヌ色の紫陽花」と勝手に名付けて、前を通るのを楽しみにしています。写真は2週間ほど前のもので、今はもうだいぶ色づいているかもしれません。

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「アメイジング・スパイダーマン」

「メン・イン・ブラック3」の後に6分間の特別予告を見たら、いち早く見てみたくなって… 早速翌日、先行上映の「アメイジング・スパイダーマン」(The Amazing Spider-Man)を見に行ってきました。新監督、新キャストによる、大ヒットシリーズ「スパイダーマン」のリブート版です。

ヒーローものは特に好きというわけではないのですが、スパイダーマンは第1作の時からのファンです。今回はスパイダーマンの誕生から再び練り直したアナザー・ストーリーということで、どんな展開になるのか、楽しみにしていました。

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既に大枠は知っているストーリーですが、今回は主人公ピーター(アンドリュー・ガーフィールド)の両親に関わる秘密など、前作には触れられていないパートもあって、最初から最後まで飽きることなく楽しめました。アクションシーンも期待通りの大迫力で、3Dならではの臨場感を堪能しました。

とはいえ、旧作になじみすぎてしまっているせいか、「ピーターだったら、こんなことしないはず…」と、勝手に自分が作り上げたイメージとのギャップに、とまどってしまうこともありました。

そして、私の中ではやっぱりヒロインはMJなのです。グウェン(エマ・ストーン)もかわいくて魅力的なのですが、私は、何度も失敗しては落ち込み、でもあきらめずに夢に向かって奮闘する、MJのキャラクターが好きです。

決して新作に不満というわけではなく、すごくおもしろかったし、見てよかった!とも思っていますが… 新作の世界観になじむのには、もう少し時間が必要かもしれません。いくつか謎を残している部分も気になりますし、続編が今から楽しみです。

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アンドリュー・ガーフィールドがアクションというのは最初は意外に思いましたが、スパイダーマンはもともとが普通の(どちらかというと気弱な)男の子という設定なので、違和感はなかったです。旧作よりやや理系オタク?になっていましたね。^^

コナーズ博士(リス・エヴァンス)は、自分の失った片腕に、トカゲの再生機能を使おうとして、リザードに変身してしまいますが、その後もどうして醜い姿より強さを選ぶのか、私には理解できなかったです。でも、人間の弱い心を描いているのは、旧作からの一貫したテーマ?でもありますね。

このほか、セリフや設定など、旧作と対応している場面がいくつかあって、いろいろ比較しながら楽しめました。

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六本木 「カフェ・デイジー」

六本木のデンマーク料理レストラン、「カフェ・デイジー」(Cafe Daisy)でお昼をいただきました。国立新美術館のすぐ近くにあって、アートの後のひと休みにもぴったりのお店です。この日は、メインのお料理にスープとデザート、コーヒーのつく”本日のランチ”をいただきました。

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最初に運ばれてきた本日のスープは、かぼちゃの冷たいポタージュです。スパイスの香りがほのかに効いた、なめらかなスープでした。ひんやりとした口当たりが心地よかったです。パンは2種類あって、どちらも素朴なお味。オリーブ油をディップしていただきました。

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メインのお料理は3種類から選びます。こちらはミートローフ。デミグラスソースがかかって、ハンバーグのような味わい。お肉が柔らかくておいしかったです。付け合せのポテトの重ね焼きはバターと生クリームの濃厚な味わい。きゅうりの酢漬けがさっぱりとしたアクセントとなっていました。

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私は、オムレツとサーモンのマリネをいただきました。オムレツはふわふわで、なめらかな味わい。温かいオムレツと、冷たいサーモンとのコンビネーションが楽しめました。ガーデンサラダとポテトサラダが添えられています。

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デザートは、レアーチーズケーキのブルーベリーソースがけ。コーヒーといっしょにおいしくいただきました。

インテリアは、ナチュラルウッドの飾らない雰囲気で落ち着けますが、ルイス・ポールセンの照明やカール・ハンセンの椅子など、デンマークブランドがところどころにさり気なく配されていて、こだわりを感じました。

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「メン・イン・ブラック3」

ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ主演のSFアクションコメディ、「メン・イン・ブラック3」(Men In Black III)を見ました。地球に住むエイリアンを取り締まる秘密組織、MIBに所属するエージェントの活躍を描くシリーズ第3弾。笑って、はらはらして、最後にほろりとして… エンターテイメント・ムービーの王道をいく楽しい作品でした。

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月にある銀河系刑務所に収容されていた凶悪犯、ボグダイト星人のボリスが脱走し、ニューヨークで任務にあたっているMIBエージェントのJ(ウィル・スミス)とK(トミー・リー・ジョーンズ)の前に現れます。ボリスはKに、「おまえはすでに死んでいる」ということばを残して逃亡、Kも消えてしまいます。

1969年にKによって逮捕されたボリスが、その前にタイムワープしてKを殺そうとしていると知ったJは、Kを救うべく自らもタイムワープしてボリスを追います。そこで出会った40年前の若き日のK(ジョシュ・ブローリン)とともに、ボグダイト星人から地球を守るため奮闘します…。

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すかっと楽しめて、おもしろかった! 今回、期間限定のReal 3Dという眼鏡での鑑賞でしたが、冒頭は遊園地のライドに乗っているような臨場感とエイリアンのグロさに、頭がくらくらしてしまったほど。とはいえ、その後の展開と迫力のアクションシーンから目が離せなくて、気がつけば眼鏡の存在を忘れていました。

マシンガントークのJと、ポーカーフェイスのKという凸凹コンビがいい味を出していますが、40年前のKを演じるジョシュ・ブローリンが、現在のKを演じるトミー・リー・ジョーンにみごとにそっくりで驚きました。姿だけでなく、しぐさや表情、性格?も特徴をよく捉えていて、若き日のKはきっとこうだったんだろうなあと思いました。

40年前と現在とで、JとKの年齢的な関係が逆転しているのもおもしろい。Jにしてみれば、Kの子どもに会っているようなものだな…と思っていたので、最後に2人の関係が明らかになった時には、ドキッとしました。秘密がわかって、二人の友情とも運命共同体ともいえる、絆の強さに納得しました。

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JとKが中華料理店に乗り込んだときの食材は気持ち悪かった。>< たしかにチャイナタウンには見慣れない食材がたくさんあって、西洋人から見ると得体の知れないものを食べているように見えるのでしょうが…。

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「ソウル・サーファー」

サメに襲われて片腕を失った13歳の天才サーファー、ベサニー・ハミルトンの実話を映画化した作品、「ソウル・サーファー」(Soul Surfer)を見ました。致命的な事故から、不屈の精神でサーファーとして再起をはたしたベサニーと、彼女を支える家族の物語に、さわやかな感動に包まれました。

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ハワイのカウアイ島に住むベサニー(アナソフィア・ロブ)は、生まれながらにしてサーフィンが大好きな少女。地方大会で優勝し、スポンサーもついて、プロサーファーへの道を順風満帆に進んでいました。しかし、ある朝練習中にサメに襲われ、左腕を奪い取られてしまいます。

奇跡的に一命をとりとめたベサニーの心をとらえるのは、再びサーフィンがしたいという思い。間もなくトレーニングを再開し、波にも乗れるようになりましたが、復帰後の最初の大会では結果は散々に終わり、厳しい現実を突きつけられます…。

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事故が起こる前は、海が大好きなベサニーの、サーフィンに明け暮れる健やかな日常が描かれます。ハロウィーンもサンクスギビングも教会の礼拝も、ハワイならではの南国仕様なのがおもしろい。^^ そして、ベサニーが波乗りするハワイの海のダイナミックな美しさに魅せられました。

大会の結果に打ちのめされたベサニーは、いったんサーフィンを離れ、教会のボランティアで、津波に被災したタイのプーケット島の支援に訪れます。家族も家も全て失った人々や、波を恐がる子どもたちと接する中で、ベサニーはさまざまな思いを抱きながら帰国。彼女を待っていたのは、世界中から届いた励ましの手紙でした。

神様から与えられた試練に、一度は絶望の淵に立たされたベサニーでしたが、彼女のチャレンジ精神は多くの人たちに希望を与え、それはまた、ベサニーにとっても大きな喜びとなり、生きる力となったのです。ベサニーの「過去はもどらない」ということばからは、潔い前向きな気持ちが伝わってきました。

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アナソフィア・ロブは、「チャーリーとチョコレート工場」や「テラビシアにかける橋」でのおしゃまな女の子が印象的でしたが、この作品では、彼女の意志の強いまっすぐな眼差し、健やかな美しさが胸を打ちました。

みごとなサーフシーンは、ベサニー・ハミルトン本人がスタントを務めているそうです。最後に大波に乗る場面の息の呑むような迫力に、大きなカタルシスを感じました。

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レモンのお菓子と最近のあれこれ

初夏にぴったりの、最近作ったレモンのお菓子です。

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タルト生地を型にのばして空焼きし、冷ましておきます。レモンクリームを作って、温かいうちに型に詰め、冷蔵庫で冷やしてできあがり♪

レモンの酸味が口いっぱいに広がる、清涼感たっぷりのお菓子です。今回はシンプルに、ゼスターでむいたレモンの皮をくるりと飾りましたが、生クリームをしぼって薄切りのレモンを飾ってもかわいいです。

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bell ケーク・オ・シトロン bell
バター・砂糖・小麦粉・たまごを同量ずつ混ぜて作る、カトルカール(パウンドケーキ)と呼ばれるケーキのひとつ。レモンの皮のすりおろしを入れると、夏にさわやかな焼き菓子となります。

今回はそのままシンプルにいただきましたが、上にレモン風味のアイシングをぬると、本格的な仕上がりになります。

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先月、4年以上使っていた携帯電話が一部壊れてしまったので、iphoneに切り替えました。当初はメール機能が使いにくいと聞いていましたが、いつの間にかMMSの機能が追加されて、使いやすくなっていました。文字入力も以前の携帯に比べてラクになりましたし、辞書も賢くて満足しています。

今までは、ちょっと調べる時も、いちいちPCを立ち上げなければならなかったので、タイミングを逃さずにその場でさっと調べられるのがうれしい。解像度が高くて画面が見やすいですし、操作性がスムーズでストレスがなくなりました。新しい道具はわくわくします。

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夏に向けて、寝室のカーテンを遮光性の高いものに替えました。これはひと目見て気に入って、インテリアショップのKEYUCAさんでオーダーしました。ピンクとラベンダーとベージュが混ざったようななんともデリケートな色合いで、縦にドットのラインが入っています。

厚手の裏地がついているので、カーテンを閉めると、写真で見るよりずっと暗い印象です。形状記憶素材で、家で洗濯できるものうれしい。これで暑い夏をなんとか乗り切りたいです。

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最後に、我が家の紫陽花を…。少し前まで薄青色でしたが、今は梅雨空の下、鮮やかな紫色になっています。(左)は4年前に買った紫陽花、(右)は2年前に箱根で見つけた「ダンスパーティ」という品種です。どちらも植木鉢から植え替えたものですが、見違えるように大きくなりました。

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「ジェーン・エア」

キャリー・ジョージ・フクナガ監督、ミア・ワシコウスカ主演の19世紀のラブ・ストーリー、「ジェーン・エア」(Jane Eyre)を見ました。原作はシャーロット・ブロンテの同名小説で、過去に何度も映像化されている名作です。「闇の列車、光の旅」で鮮烈なデビューを飾ったフクナガ監督の第2作ということで、楽しみにしていました。

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幼い頃に両親を亡くしたジェーン(ミア・ワシコウスカ)は、引き取られた親戚の家やその後の寄宿学校で、辛く過酷な少女時代を送ってきましたが、前向きな強い心で苦難を乗り越えてきました。

卒業後、由緒あるソーンフィールド館で住み込みの家庭教師を務めることになったジェーンは、数ヵ月後、留守がちな屋敷の主、ロチェスター(マイケル・ファスベンダー)と初めて顔を合わせます。

ロチェスターの不躾な質問にも、毅然とした姿勢で答えるジェーン。ジェーンの内なる強さに徐々に惹かれたロチェスターは、ジェーンに求婚し、彼女もそれを受け入れます。しかし、ジェーンにようやく幸せが訪れたかに見えた結婚式当日、ロチェスターの恐ろしい秘密が明らかになります…。

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「プライドと偏見」のような古典的な恋愛ドラマに惹かれます。「ジェーン・エア」は原作も過去の映画作品も見ていなくて、新鮮な気持ちで楽しみました。幸せをつかみかけては、砂のように指の間からこぼれ落ちてしまう、主人公ジェーンの不遇な運命を嘆き、応援しながら、物語の展開に引き込まれました。

ロチェスターの秘密を知ったジェーンは屋敷を飛び出し、行き倒れ寸前になっていたところを、牧師のセント・ジョン(ジェイミー・ベル)に助けられます。信心深いセント・ジョンに守られ、ジェーンの生活もようやく落ち着いて、二人はこのまま惹かれ合っていくのかな?と思いましたが…。

私がはっとしたのは、吹雪の夜に、セント・ジョンがジェーンの家を訪れた場面です。ノックの音を聞いた時、ジェーンの心に浮かんだのは他でもないロチェスターの姿でした。このとき、ジェーンの心は、今もロチェスターのもとにあるのだ… とはっきりわかりました。

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舞台となったイギリス・ダービーシャー州の荒涼とした自然は、ジェーンのこれまでの過酷な人生を表しているよう。でも薄墨色に彩られた映像は、ジェーンへの優しい眼差しにあふれていました。意志の強さを持つミア・ワシコウスカの、清らかな美しさが印象的でした。

天涯孤独なジェーンに母親のような親愛をよせる、フェアファクス夫人を演じるジュディ・デンチの圧倒的な存在感。「リトル・ダンサー」(Billy Elliot)のジェイミー・ベルは、立派な青年に成長していて驚きました。

フクナガ監督の次なる作品は、スティーブン・キング原作の「IT」だそうで、こちらも楽しみです。 (ニュースはコチラ

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小淵沢(2) サントリー白州蒸溜所

清春芸術村の後は、そこから車で20分ほどのところにある「サントリー白州蒸溜所」を訪れました。ここでは、「白州」をはじめとするサントリーウイスキーと、「サントリー天然水」を作っていて、工場の一部をガイドツアーで見学できるほか、広い敷地内に博物館やレストランなどが併設されています。

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(左) 入り口で受付をすませて敷地に入ると、そこは南アルプスの森の中。遊歩道を歩くと木々を抜ける風が心地よく、鳥たちのさえずりが聞こえます。まるで国立公園にいるようです。心がふわっと軽くなるのを感じました。

(右) ガイドツアーの予約を取ってから、レストランでお昼をいただきました。レストランも森の中にあり、テラスでの食事が気持ちよかったです。地元の食材を使ったお料理はどれもおいしそう。私は「富士桜ポークと地場野菜のシチュー」をいただきました。

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食後はガイドツアーの時間まで、バードサンクチュアリを散策しました。梅雨時の森は豊かな水をたたえてみずみずしく、歩いていると体の中まで緑に染まりそうでした。鳥たちは木々の高いところにいるようで、姿を見ることはできませんでしたが、さまざまな歌声を聴くことができました。

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そして森を抜けると、急に明るくなって視界が開け、草原が広がっていました。池の向こうにまた森が、そしてそのはるか向こうに青い山並みが見渡せます。夢のような風景でした。

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さて、ガイドツアーは3つのコースがありますが、私たちはウイスキーと天然水、両工場の見どころを回るツアーに参加しました。エコバスに乗って、最初にウイスキー貯蔵庫を訪れました。

白州蒸溜所は、山と森に囲まれた世界でもめずらしい蒸溜所だそうです。ウイスキーの味わいには環境が重要なファクターとなっていて、「白州」は森の緑の香りが感じられるのが特徴だそうです。樽の種類や置き場所によっても味わいが変わるので、時々位置を変えるそうです。

それでも樽によって味が微妙に違うので、それらをブレンドして最終的なお味に仕上げるのが、ブレンドマスターの熟練の技だそうです。 (右)樽詰めの機械の模型

この後は、再びエコバスで移動し、天然水のボトリング工場を見学しました。最新鋭の工場に入ると、電子カーテンが一瞬のうちに開かれ、その向こうに巨大なオートメーションの機械が続いていてびっくりしました。白州の名水は、ウイスキー作りにも使われています。

最後はお楽しみの試飲タイム。「白州」の新酒のハイボールと、12年ものの水割りをいただきました。新酒のすっきりした味わい、12年ものの芳醇な味わい、どちらもおいしくて、あまりお酒を飲まない私もすっかりファンになりました。天然水で作った透明な氷がまた、おいしかったです。

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ツアーの後は、博物館を見学しました。(左)の開業当時の蒸溜所が、今は博物館となっています。海外のウイスキーに劣らない、日本人の口に合った最高のウイスキー作りを究めてきた創業者はじめ先人たちの挑戦のドラマに、(こういう話に弱いので^^)心が熱くなりました。

(右) 博物館の上は展望台になっていて、南アルプスの緑深い山並みが見渡せました。帰りは渋滞に巻き込まれてやれやれでしたが、充実した小旅行になりました。

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小淵沢(1) 清春芸術村

梅雨の晴れ間の休日、山梨の小淵沢方面にドライブに出かけました。中央自動車道の長坂ICを下りて、まず向かったのは清春芸術村。ここは、銀座の吉井画廊のオーナーが、親交のあった白樺派の作家たちの夢を実現するために作った複合文化施設です。緑豊かな敷地に、美術館やアトリエなどが点在していました。

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廃校になった小学校の跡地に作られたという芸術村。鉄の門をくぐり抜けると、正面に「ラ・リューシュ」があります。パリのモンパルナスにある集合アトリエを再現したもので、オリジナルはエッフェル塔のG・エッフェルが設計、若き日のシャガールやモディリアーニたちが住んでいました。

ここに芸術村が作られた時、まず最初に建てたのがこのラ・リューシュだそうです。芸術家育成の場として、貸アトリエとして使われています。ちなみにラ・リューシュとは”蜂の巣”という意味です。

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(左) 敷地を奥に進むと、奇妙なツリーハウスを発見。これは、「徹(てつ)」と名付けられたお茶室です。設計は藤森照信さん。作家の阿川弘之さんが命名し、縄文建築団(赤瀬川原平、南伸坊さんら)が建設したそうです。はしごをかけて上るというのが、楽しいですね。

(右) もとが小学校だったからか、いくつもの大きな桜の木々が、広大な敷地を取り囲んでありました。桜の季節は、みごとな風景が見られるでしょうね…。写真の木は、一度台風の暴風雨で根元から真二つに割れたのが、それから奇跡的に蘇ったそうです。

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手前の黄色いオブジェは「エッフェル塔」という名前だったので、現代アート?!と思ったら、パリのエッフェル塔のらせん階段が取替えられた時の、古い階段の一部だそうです。奥に見える四角いコンクリートの箱は、安藤忠雄さん設計の「光の美術館」です。

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「光の美術館 クラーベ・ギャラリー」は、スペインの現代アーティスト、アントニ・クラーベさんの作品を展示する美術館。照明がなく、建物のスリットから入る自然光だけで鑑賞します。陰影をつけることで立体的に見えるよう描かれた作品など、光の入り方が計算されたアートでした。

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(左) 白樺林の中に建つ「ルオー礼拝堂」。宗教画家ルオーを記念して建てられたもので、ルオーが彩色したキリスト像と、ステンドグラスがあります。祭壇には自然光が柔らかく降り注ぎ、コンクリート造りなのに温かみを感じる礼拝堂でした。設計は谷口吉生さん。

(右) 森の小道を上ると、新宿から移築されたという、洋画家の梅原龍三郎さんのアトリエがあります。画材やキャンバスなどがそのままに置かれ、たった今までそこにおられたような空気が感じられました。

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(左) こちらも谷口吉生さん設計の「清春白樺美術館」。ゆるやかな階段を上りながらゆっくり見て回れる展示室は、木の床と白い壁のナチュラルモダンなデザイン。ピアノが置かれ、まるで誰かのお家にお邪魔したかのようでした。この日は、ベルナード・カトランの作品展とルオーの常設展を見ることができました。

(右)梅原龍三郎さんが愛用していたという移動アトリエが、ブックストアになっています。改造したトラックの荷台は絵を描くスペースとなっていて、小さな水道もついていました。大きな窓と屋根があり、雨の日も安心して描けますね。^^

美しい緑とアートの融合に、心豊かな時間がすごせました。

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「ダーク・シャドウ」

ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演のファンタジー・コメディ、「ダーク・シャドウ」(Dark Shadows)を見ました。1966~71年にアメリカで放映された人気ドラマの映画化で、デップが演じるのは、200年の眠りから覚めたヴァンパイア。バートン監督らしいアーティスティックな映像世界が楽しめました。

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18世紀、イギリスからアメリカ・メイン州に移住して、水産業で財を成したコリンズ家。息子のバーバナス(ジョニー・デップ)にふられた召使のアンジェリーク(エヴァ・グリーン)は実は魔女で、復讐のためバーバナスの両親と恋人を死に追いやり、さらにはバーバナスをヴァンパイアに変えて、棺桶に閉じ込め埋めてしまいます。

約200年後の1972年、工事現場から掘り出され、棺桶からよみがえったバーバナムが懐かしい屋敷を訪れると、コリンズ家はすっかり没落し、エリザベス(ミシェル・ファイファー)はじめ、末裔たちがひっそりと暮らしていました。

「家族こそが宝」と信じるバーバナスは、隠し財産をもとにコリンズ家再興をめざしますが、街は水産会社を経営するアンジーことアンジェリークが幅を利かせていました。バーバナスのかつての恋人にそっくりの家庭教師がコリンズ家にやってきたことで、アンジェリークの嫉妬の炎が再び燃え上がります…。

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ティム・バートン監督は、特にファンというわけではないのですが、独特の色彩感覚や、幻想的な映像世界に惹かれます。今回も、登場人物たちの青白メイクとクラシックなファッション、ゴシック調のお屋敷、岸壁と荒れ狂う海…など、美しい映像に魅了されました。

200年の眠りから覚めたバーバナスが、すっかり変わってしまった現代社会にとまどいつつも、全く気にせず自分のペースでどんどん入っていくところがおもしろい。特に古くさい話し方のバーバナスと、現代っ子のキャロリン(クロエ・グレース・モリッツ)とのちぐはぐな会話がおかしかったです。

72年のアメリカン・カルチャーが垣間見えるのも楽しい。屋敷を改築する時に流れていたのは、カーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」。バーバナスが読んでいた本は、エリック・シーガルの「ある愛の詩」。映画館では「スーパーフライ」が上映され、森の中ではヒッピーたちがラブ&ピースを語ります。

そしてなんといっても、魔女のアンジェリークが美しくて魅力的でした。真っ赤なオープンカーで颯爽と登場する場面の鮮やかさ。聞覚えのある曲だと思ってエンドロールをチェックしたら、パーシーフェイス・オーケストラの「夏の日の恋」(Theme from A Summer Place)でした。

アンジェリークとバーバナスのラブシーンは、まるでタンゴを踊っているみたい。バーバナスはヴァンパイアなので、当然人に襲いかかる場面もあるのですが、あまりグロテスクでなくてほっとしました。襲う前に一応「すまない」と断っているところが、なんだか憎めなくておかしかったです。^^

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ルバーブのクランブル & アーモンドケーキ

先日、八百屋さんで長野産のルバーブを発見。うれしくて、早速買ってきました。

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ルバーブは、見た目はフキかセロリといった感じですが、味はレモンに似ています。日本ではなかなかお目にかかれませんでしたが、最近、長野で栽培されるようになったとか。ぱりっと新鮮で、お値段もお手頃でした。これから手に入りやすくなったら、うれしいな。

私がルバーブを初めて知ったのは、「赤毛のアン」がきっかけでした。とはいえ実物を初めて見たのはだいぶ後、アメリカに引越してからです。ジャムを作ったり、パイに入れたりしますが、私が一番好きな食べ方はクランブルです。この日も早速クランブルを作ってみましたよ。

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(左) ルバーブを一口大にカットして、グラニュー糖をまぶし、耐熱容器に入れます。

(右) クランブル(小麦粉、砂糖、冷えたバターを混ぜてパラパラにし、そぼろ状にしたもの)をルバーブの上にのせます。

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オーブンで焼いたら、できあがり♪ そのまま熱々をいただいても、冷めてからでもおいしいです。

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お皿に取り分けていただきます。クランブルの間からひょこひょことのぞくピンクがかわいい。ルバーブのさわやかな酸味を、クランブルの甘さが和らげてくれました。野生を感じる素朴な甘酸っぱさがおいしかったです。

赤毛のアンの舞台となったカナダのプリンスエドワード島を訪れた時に、名物のバケツいっぱいのムール貝とロブスターをいただいた後のデザートが、このルバーブのクランブルでした。私にはなつかしい旅の味でもあります。

後日またもやルバーブを買ってきて、今度はアーモンドケーキに入れてみました。

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小麦粉のほかにアーモンドパウダーがたっぷり入るバターケーキです。ベリーやパイナップル、あんずなど、その時々の季節のフルーツを散らして作りますが、今回ルバーブをのせてみました。ルバーブのさわやかな酸味が、コクのあるアーモンドケーキによく合って、おいしかったです。

ルバーブはおいしいのですが、火を入れると色が茶色っぽくなり、見た目には地味な仕上がりとなります。いちごとの相性が抜群なので、ジャムやクランブルを作る時に、ルバーブといちごを合わせて作ると、彩りよくきれいに仕上がります。

cherry ルバーブといちごのジャム(2010/05/09の記事)

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【 おまけ 】 ジョエル・ロブションのパン屋さんで、ルバーブのペストリーを見つけました。こちらのお店は、ルバーブをほろほろになるまで煮込まず、形をそのまま生かした仕上がりで、歯ごたえが楽しめました。

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国立新美術館 「セザンヌ パリとプロヴァンス」展

六本木の国立新美術館で開催されている、「セザンヌ パリとプロヴァンス」展(~6月11日まで)を見に行きました。混雑を覚悟していましたが、雨の日の朝一番に出かけたので、比較的ゆったりとセザンヌの世界を堪能することができました。

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今回の展覧会は、セザンヌの作品ばかり約90点を、創作拠点となったパリとプロヴァンス、2つの場所に注目して展示しています。南仏のエクス=アン=プロヴァンスに生まれたセザンヌは、画家としての成功を夢見てパリに出ますが、その後もプロヴァンスとパリを20回以上往復したそうです。

作品は初期から晩年にかけて、風景画、肖像画、静物画…とジャンル別に見て回ることができましたが、各作品のタイトルの下に青かオレンジのラインが引かれていて、どちらの拠点で描かれたものかわかるようになっていました。比較しながら楽しく見ることができました。

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風景画の展示室の壁は鮮やかな緑で、子どもの頃、絵の具箱に入っていた”ビリジアン”という色を唐突に思い出しました。風景画は油絵ながら、どれも水彩画のような軽やかな色彩とタッチで描かれていて、さんさんと降り注ぐ明るい陽光が感じられました。

私が特に気に入ったのは上の「坂道」という作品。写真ではお伝えしきれませんが、淡い緑と青のコンビネーションが夢のように美しく、家々の屋根がそれに調和してとろけるようでした。絵心のない私も、パステルを持ってどこかにスケッチ旅行に行きたい… そんな衝動に駆られました。

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セザンヌおなじみのサント=ヴィクトワール山を主題にしたものは、3点展示されていました。私の心を捕らえたのは「トロネの道とサント=ヴィクトワール山」という作品。これも遠景のブルーと近景のグリーンの対比が印象的で、山の堂々たる風格に、気持ちが静まるようでした。

パリとプロヴァンスの違いが一番際立っていたのは、肖像画でした。セザンヌは、パリではコレクターや画商といった支援者たちを描き、プロヴァンスでは家族や農夫、庭師など、より身近な人々を描いていました。

セザンヌは女性モデルと接するのが苦手だったそうで、肖像画では気兼ねのいらない妻をモデルによく描いていたようです。また他には、男性を誘惑する脅威の存在としての女性を描いた作品もあって、セザンヌの内気な一面に触れたような気がしました。

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肖像画と違い、自分で対象を自由に配列し、構成することのできる静物画は、セザンヌが最も得意とするジャンルだったようです。柄の入った布、果物、壺やカップなどのオブジェ、花などを組み合わせた静物画の数々は、最もセザンヌらしさを感じました。

私はふと、最近流行のフォトスタイリングを思い出しましたが、セザンヌの静物画はまさにその元祖といえるのかもしれません。ポスターにもなっている上の「りんごとオレンジ」という作品は、さりげなさの中に緻密に計算された構成を感じました。

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こちらの「開いた引出しのある静物」は、何気ない日常の一こまのような構図に惹かれました。ナチュラルウッドのコンソールが南仏らしい素朴な雰囲気です。

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最後のコーナーでは、サント=ヴィクトワール山が一望できるレ・ローヴの丘に建てられたという、セザンヌのアトリエが再現されていました。今回はセザンヌが実際に使っていたパレットや、絵を描く対象として用いた壺やボトルなどのオブジェも展示されていて、セザンヌの世界をより身近に感じることができました。

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「コールド マウンテン」

DVDで、アンソニー・ミンゲラ監督、ニコール・キッドマン&ジュード・ロウ主演の映画、「コールド マウンテン」(Cold Mountain)を見ました。原作はチャールズ・フレイジャーの同名のベストセラー小説。アメリカ南北戦争を背景にした壮大なラブストーリーです。

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南北戦争末期。南軍の兵士として戦い、瀕死の重傷を負って入院したインマン(ジュード・ロウ)は、愛するエイダ(ニコール・キッドマン)のもとにもどるため、脱走することを決意します。それは軍の目を逃れて何百キロも離れた故郷コールドマウンテンをめざして歩く、命がけの逃避行でした。

一方、牧師の父(ドナルド・サザーランド)が亡くなり、生活の糧を失って途方に暮れていたエイダは、女だてらにたくましく生きるルビー(レネー・ゼルウィガー)に助けられながら生きる術を身につけ、ひたすらインマンの帰りを待ち続けていました…。

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南北戦争を題材にした映画といえば「風と共に去りぬ」という名作がありますが、この作品は、南部の山間でつましく生きる人々の姿を通じて、戦争の悲惨さや哀しみ、不条理を描いています。反戦のメッセージとともに、自然のふところの大きさや生命賛歌も感じられる作品でした。

物語は、インマンの逃走劇と、エイダの奮闘ぶりが交互に進行していきます。冒頭のピータースバーグの戦いの凄まじさ。そしてその後のインマンの逃避行はロードムービーとなっていて、そこでのさまざまな出会いに、私は(馬といっしょにするのは失礼ですが)「戦火の馬」を思い出しました。

戦争前のインマンとエイダは恋人とよぶにはあまりに淡い関係だったので、何が二人をここまで結びつけるのか、最初は理解しにくかったのですが、戦争という特殊な状況の中では、お互いの存在が、生き抜くための唯一のよりどころであり、支えとなっていたのかもしれないな、と思いました。

インマンが逃避行の途中で出会う若き戦争未亡人(ナタリー・ポートマン)とのエピソードや、エイダの隣人サリーの家族を襲う悲劇など、二人が関わるさまざまなできごとも、それぞれ印象的で心に刻まれました。

戦争で血を流し合う男たち、そして働き盛りの男たちが全くいなくなってしまった村は無用心で、力仕事や畑仕事もみな女たちがしなくてはなりません。ルビーの「男たちは勝手に(戦争という)雨を降らせておいて、雨が降ると大騒ぎする」ということばが心に沁みました。

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そしてこの作品の魅力はなんといっても、コールドマウンテンの自然の美しさ(撮影はルーマニアで行ったそうですが)、そしてニコール・キッドマンの圧倒的な美しさです。ニコールは今まで見た中でこの作品が一番好き。女性の私もうっとり見とれてしまいました。

ラストはハッピーエンディングではないのですが、美しいコールドマウンテンに再び平和がもどり、戦争を生き抜いた人たちの笑顔があり、新しい命がある…。そんな何気ないシーンが、心に光を灯してくれました。

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「チャヤマクロビ」のランチ

映画を見た後、ジヴェルニーのモネの庭園… とはいきませんが、お庭のあるところでお昼が食べたくて、新宿伊勢丹の「チャヤマクロビ」を訪れました。葉山の日影茶屋の系列のマクロバイオティック・レストランです。

私たちは、前菜とメインのお料理、ケーキがそれぞれ1品ずつ選べる、プリフィクスのランチをいただきました。

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私の前菜、「ひよこ豆と人参の雑穀コロッケ 豆腐タルタルカレーソース」です。雑穀のぷちぷちとした食感が楽しいヘルシーなコロッケ。ほんのりカレー味のソースがアクセントになっていました。断面がピンクの紅芯大根がきれいです。

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こちらの前菜は、「冷製Tofuオムレツ サラダ仕立て 塩麹ソース」です。豆腐オムレツは、根菜がたっぷり入ったキッシュのようなお味ですが、卵が入っていないなんて信じられません。梅肉をほんのり効かせたソース(手前)がお味のアクセントになって、見た目もかわいかったです。

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私のメインのお料理、「野菜とキドニービーンズのタリアテッレ ボロネーゼソース」です。手打ちの平べったいパスタに、細かく刻んだ野菜とキドニービーンズだけで作ったラグーがたっぷりとのっていました。スパイシーで、チリに似たメキシコ風のお味でした。

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こちらのメインは、「ソイミートハンバーグ スパイシートマトソース」です。お豆腐で作ったハンバーグは、繊維がたっぷりと入った不思議な食感。お麩が入っているのでしょうか? こちらもスパイシーなメキシコ風のトマトソースでした。野菜にもタコチップが添えてあります。

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(左) 私のデザート、「ピスタチオ ショコラ タルト」です。緑と茶色のコンビネーションが美しい。ナッツがぎっしり入っていますが、全体としては甘さ控えめであっさりしたお味でした。

(右) こちらは「和栗のモンブラン」です。たしかに栗のお味はするのですが、普通のモンブランとは何かが違う…。生クリームのかわりにお豆腐を使っているそうです。

お肉やお魚、卵、バターなど動物性のものを一切使っていないヘルシーなお料理ですが、スパイスなどを上手に利用した複雑な味わいで、ボリュームたっぷりでした。これは何を使っているんだろう??と想像するのも楽しかったです。

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デパートの上の小さなスペースですが、池があり、つつじがちょうどきれいに咲いていました。陽射しもうす曇りで、暑くもなく寒くもなく、テラスでの食事がとても気持ちよかったです。

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「ミッドナイト・イン・パリ」

ウディ・アレン監督がおくるファンタジー・コメディ、「ミッドナイト・イン・パリ」(Midnight in Paris)を見ました。ロマンティックで小粋で、アレンらしい皮肉とユーモアがぴりりと効いた、期待通りにすてきな作品でした。

Midnight_in_paris ← ポスターはゴッホとのコラボ ^^

2010年夏。ハリウッドで脚本家として成功しているギル(オーウェン・ウィルソン)は、作家への転身をめざし現在小説を執筆中。婚約者のイネズ(レイチェル・マクアダムス)と憧れのパリにやってきた彼は、ひとり夜の街を歩いているうちに道に迷ってしまいます。

すると深夜0時、どこからかクラシックカーがやってきて停まり、手招きされます。誘われるままに向かった先は、ギルが愛して止まない黄金期1920年代のパリ。パーティ会場ではコール・ポーターがピアノを弾き歌い、フィッツジェラルドやヘミングウェイたちが集っています。

さらには、ピカソやダリたちが集うサロンにも案内され、憧れの作家や芸術家たちと親しくことばを交わすようになったギルは、それから夜な夜な20年代のパリに通い詰めるようになります…。

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冒頭、静かにジャズが流れる中、次々と映し出されるパリの魅惑的な風景に誘われるように、映画の世界に引き込まれました。

主人公のギルは、アレンの分身と思しきキャラクター。婚約者のイネズが俗物のアメリカ人として描かれていたり、イネズの男友達ポールという鼻持ちならないインテリが登場したり… いつもながらのアレン節に、やれやれと思いながらもうれしくて、くすりと笑ってしまいました。

そして登場する人物たちの豪華なこと。フィッツジェラルドやロートレックは想像していた通り。ヘミングウェイはもっと野生的な人をイメージしていたけど、どちらにしてもかっこいい。ピカソやダリは、思っていたほど変わり者じゃないな… と、ギルと同じくミーハー気分で楽しめました。^^

ギルが恋するアドリアナ(マリオン・コティヤール)は実在の人物ではないですが、当時の画家たちのミューズだった”モンパルナスのキキ”がモデルでしょうか。エレガントな佇まいと20年代のファッションに魅了されました。私も古いものが大好きなので、ギルがこの年代に惹かれるのには大いに共感できました。

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登場する女性たちも皆、魅力的でした。レイチェル・マクアダムスは典型的なアメリカ人をコミカルに演じていましたし、美術ガイドを務めるのはカーラ・ブルーニ サルコジ元大統領夫人。アンティークショップの女の子(レア・セイドゥ)は、アレンの「マンハッタン」に登場した若い恋人を思い出しました…。

パリという魔法にかけられて、映画の後も、幸せな余韻に包まれました。

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アレンの40作目は「人生万歳!」(Whatever Works)、42作目はこの「ミッドナイト・イン・パリ」。順番は前後しますが、41作目の「恋のロンドン狂想曲」(You Will Meet a Tall Dark Stranger)がこの秋日本で公開されるそうです。こちらも楽しみ!(詳細はコチラ

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