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「ボーン・レガシー」

ジェレミー・レナー主演のスパイアクション、「ボーン・レガシー」(The Bourne Legacy)を見ました。「ボーン」三部作に続くスピンオフで、ボーンに代わって新たにアーロン・クロスという暗殺者が登場します。監督は、ボーン三部作で脚本を担当したトニー・ギルロイ。

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CIAの極秘プログラム”アウトカム計画”によって、薬を服用することで強靭な肉体と精神を手に入れた暗殺者、アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)。しかしこの計画が明るみに出ることを恐れたCIAは、計画に関わる全てを抹消することを決め、アーロンは命を狙われます。

一方、薬の研究者たちも抹殺されますが、唯一マルタ・シェアリング博士(レイチェル・ワイズ)だけが逃げ延びます。薬を手に入れるためマルタのもとを訪れたアーロンは、CIAからの執拗な攻撃を逃れ、薬に代わって半永久的に効果が持続するウィルスを求めて、マルタとともにフィリピンのマニラへと向かいます…。

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ジェレミー・レナーもレイチェル・ワイズも大好きなので、楽しみにしていた作品です。前半は、「ボーン」三部作との関連を意識して、CIAの数々の極秘計画が抹消される経緯が延々と続き、少々たいくつでしたが、レイチェル演じるマルタが登場してからは、スピーディな展開でおもしろくなりました。

ジェレミー演じるアーロン・クロスは、決してスマートでかっこよくはないのですが、朴訥とした優しさがあって、そこが魅力的でした。冒頭のアラスカでひとり黙々と訓練している姿は、どこか職人のような雰囲気があって、ジェレミーのイメージによく合っていました。

アーロンとマルタはウィルスを製造しているマニラの研究所へと飛びますが、CIAが本部にいながらにしてありとあらゆる情報を分析し、二人の行方を探し当てていく展開はぞくぞくするおもしろさがありました。

居場所を突き止められるも、二人はぎりぎりのところで研究所から逃げ出しますが、CIAは今度はタイのバンコクに潜伏する工作員を投入。マニラでのバイクによる追跡劇は大迫力で興奮しました。アジアらしいごちゃごちゃした街並に、着地点のわからないアクションシーンが盛り上がりました。

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コメント

ボーン関連の作品はまだ、観たことがありませんが、
セレンディピティさんの解説を拝読していると
観たくなってきます^^
アクションものは暫く観ていないので時間ができたら
旅と映画を楽しめたらと思っています。

投稿: イザワ | 2012年10月11日 (木) 02時44分

☆ イザワさま ☆
こんにちは。
秋はイベントが多いので、イザワさんもここのところ
お仕事がかなりお忙しそうですね。
落ち着かれたら、映画やご旅行など
ゆっくり楽しんでくださいね。

「ボーン・レガシー」は前半部分が過去作品とのつながりに
なっていて、少々たいくつかもしれません。
後半はスピーディな展開とアクションシーンが楽しめました!

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2012年10月12日 (金) 14時27分

こんばんは。

ようやく秋らしい季節になってきましたね。
映画や、美術館巡りにもってこいの季節です!

「ボーン」シリーズ、私、たぶん最後の「アルティメイタム」を見てない様な気がするのよね・・。なので、面白そうだな・と思いながら「ボーン・レガシー」はどうしよう・・って思ってました。
よりあえず「アルティメイタム」借りてみようかな。

しかし、ジェレミー・レナーはブレイクしてますね~。

投稿: ごみつ | 2012年10月13日 (土) 21時38分

☆ ごみつさま ☆
こんにちは♪
ここのところ急に涼しくなって、すっかり秋らしくなりました。
都内も少しずつ紅葉が始まりましたね。

私も実は、ボーンシリーズは最初の2作だけで
アルティメイタムを見ていないのです。
アクションだし、なんとかなると思ったのですが
前半は正直ちょっとわかりにくかったです…。><
後追いで、今からアルティメイタムを見ようと思います。^^
後半、レイチェル・ワイズが登場してからは
スピーディな展開でおもしろくなりました。
ジェレミー・レナー、すてきな俳優さんですよね☆

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2012年10月14日 (日) 10時05分

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計画はトレッドストーンだけではなかった俺の名前はNo.5 公式サイト http://bourne-legacy.jp監督・脚本: トニー・ギルロイ  「フィクサー」 CIAの極秘プログラム「トレッドス [続きを読む]

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