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水戸(3) 水戸偕楽園

「山翠」さんでお昼にした後は、ぶらぶらと水戸偕楽園まで歩きました。偕楽園は1842年に水戸藩第9代藩主 徳川斉昭によって開設された公園で、岡山の後楽園、金沢の兼六園とともに日本三名園のひとつに数えられています。園内に100種3000本の梅が咲き誇る、梅の名所としても知られています。

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(左)表門から入ってすぐのところに一の木戸があり、その先に青々と美しい孟宗竹の竹林が広がっていました。心惹かれながらも、それを横目にまずは梅林めざして歩きました。今年は梅の開花が遅れたので、ひょっとしたらまだ少しは咲いているかも、と淡い期待を抱きましたが…

(右)残念ながら、梅はほとんと終わってしまっていました。>< それでもわずかに咲き残った梅の花が目をなぐさめてくれました。

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健気に咲く姿が愛らしい。梅というと楚々としたイメージがありますが、写真で見る梅の季節の偕楽園は、一帯がピンク色に染まる華やかさでそれはそれはみごとでした。梅の時期には偕楽園前に臨時駅がオープンするくらいですから、人出もすごいでしょうが… いつの日か訪れて見てみたいものです。

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園内には、斉昭自らが設計された休憩所、好文亭があります。梅の別名 好文木から名付けられた、二層三階建ての本体と平屋建ての奥御殿からなる建物です。廊下を曲がるごとに違った景色が広がるのが楽しく、客人をもてなす心が伝わってきました。(右)お庭に咲く、大輪の白い椿が美しかったです。

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(左)各お部屋の襖に、梅、桜、萩、紅葉…と、それぞれ違う季節の花が描かれているのが楽しい。私が気に入ったのは竹の間です。すがすがしい竹林の風景はモダンアートのようでもあり、かっこよくてしびれました。(右)お家のどの場所から見ても絵になる景色が広がっています。

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3階楽寿楼からの眺めです。偕楽園から隣接して遠くに見える千波湖までが、偕楽園公園として整備されています。視界をさえぎるものがなく、手入れの行き届いた美しい庭園が見渡せました。この眺めには、当時招かれたお客様たちもさぞ喜ばれたことでしょうね。

台所から3階まで、お料理を上げ下げするエレベーターがついているのも、当時としては画期的だったのでは? 遊び心の感じられる工夫が、楽しかったです。

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3階から見えていた、偕楽園から拡張された公園の方を歩くと、梅の代わりに桜がちょうど見頃となっていました。(左)二季桜の大木の前では、水戸の梅大使たちが出迎えてくれました。水戸黄門のご一行もいらっしゃいましたよ。^^ (右)山の木々を彩る桜が美しい。

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(左)最初に見た竹林を通って表門にもどり、偕楽園をあとにしました。(右)マンホールも梅のデザインです。

この後は水戸芸術館にもどって車に乗り、大洗海岸まで足を延ばしてみました。肌寒い日でしたが、高波を求めてサーファーたちがたくさん海に入っていましたよ。私たちは魚市場によって、いろいろ海の幸を買って帰りました。

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コメント

こんにちは!

わ~、素敵なところですね、偕楽園!
私、まだ行った事ないんですけれど、いつか是非訪れてみたくなりました。
梅は残念でしたが、桜が見事ですね!着物の女性たちが、梅大使さんですか?

襖の絵も素敵だな~。最後の写真の竹林も見事ですね。
ホント、これはいつか足を延ばしてみたいです。

アートと自然、色々と満喫できた旅行になりましたね。

投稿: ごみつ | 2013年4月 9日 (火) 17時43分

☆ ごみつさま ☆
こんにちは。
偕楽園、梅の名所で知られていますが行ったことがなかったので…
水戸芸術館を訪れるのに合わせてよってみました。
庭園も好文亭も、すばらしかったです。

残念ながら梅はほとんど終わってしまっていましたが
(あと1週間早かったらもう少し咲いていたかも…)
桜に椿、馬酔木などの季節の花々や、すがすがしい竹林が楽しめました。
梅大使は着物の女性たちで、10人くらいいらしたでしょうか。
水戸黄門(若かった^^)ご一行とともに
笑顔でお客様たちを迎えていらっしゃいましたよ。

東京からも意外と近いので、機会がありましたら是非☆

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2013年4月10日 (水) 10時00分

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受信: 2013年6月 9日 (日) 09時21分

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