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2013年9月

大統領のサーモン・ファルシー

映画を見た後に、東急本店前のBrasserie VIRON(ブラッスリー ヴィロン)でお昼にしました。ここではル・シネマとのタイアップ企画で「大統領の料理人」に登場するお料理が用意されています。(詳細はコチラ) 他のレストランやケーキ屋さんでもタイアップ企画があるようです。(コチラ

VIRONは1階がパン屋さんとケーキ屋さん、2階はレストランになっていますが、クラシックなパリの雰囲気があって、パンもお料理もおいしくて大好きなお店です。お昼時で少し待ちましたが、間もなくカウンターがあいたので、そちらに案内していただきました。

お昼のメニューの中から、私はもちろん、映画に登場するサーモンのファルシー(chou farci au saumon)をいただきました。

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映画では大きく作ったファルシーを切り分けていましたが、お店ではひとり分の小さなサイズになっていました。見た目はロールキャベツ風で、ころんとしてかわいいです。

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キャベツの中には、ほぐした鮭の身がたっぷり。香り豊かなクリーミィなソースがまろやかでおいしくて、淡泊なサーモンによく合いました。バゲットでお皿をきれいにぬぐって、最後までおいしくいただきました。

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ちなみに映画に登場するサーモンのファルシーはこちら。映画では、ちりめんキャベツとサーモンの身を交互に何層にも重ねていました。葉付きの小さなにんじんを添えただけの素朴な盛り付けがすてきです。

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こちらは映画とは関係ないお料理ですが、やまゆり豚のグリエです。一見、お肉を焼いただけのシンプルなお料理に見えますがが、どんな秘密があるのか、お肉がむくっとしてお塩の風味も絶妙でとってもおいしかったです。付け合せのじゃがいものグラタンも私好みでした。

食後にデザートも欲しくなって、コーヒーといっしょにいただきました。いろいろあって迷いましたが、お店のギャルソンのお勧めで、限定メニューのシャルロット・ポワール(洋梨のシャルロット)をシェアすることに。

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ひと切れがどど~んと大きいですが、シャルロットも中のムースもふわっと軽やかで、ぺろりと食べてしまいました。洋酒で甘く煮た洋梨が濃厚なお味で、いいアクセントになっていました。

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こちらは、同じく文化村のザ・ミュージアムで開催されている「レオナール・フジタ展」とのタイアップ企画だそうです。テーブルの真ん中に、シャルロット・ポワールが描かれています。

映画とアートに思いをはせての、楽しい食事になりました。

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「大統領の料理人」

ミッテラン大統領のプライベート・シェフを務めた女性料理人の奮闘を描いた映画、「大統領の料理人」(Les Saveurs du Palais / Haute Cuisine)を見ました。登場するおいしそうなお料理の数々にワクワク。妥協を許さないプロの仕事ぶりに感服しました。

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フランスの田舎でお料理学校と小さなレストランを営んでいたオルタンス(カトリーヌ・フロ)は、ある日突然、彼女のお料理を知る一流シェフ ジョエル・ロブションの推薦で、ミッテラン大統領のプライベート・シェフに抜擢されます。

新しい仕事場は、パリ中心部にあるエリゼ宮殿とよばれる大統領官邸の厨房。しかしそこは、古くからの厳格な秩序と規律のもとに男性料理人たちが働く保守的な世界で、オルタンスはたちまち孤立してしまいます。そんな中、彼女はただ大統領が喜ぶことを願い、心を込めて最高の味を追求していきます…。

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おいしいものが好き、主演のカトリーヌ・フロが好きなので、楽しみにしていた作品。映画はいきなり白く凍てつく南極の大地から始まり、意表を突かれましたが、モデルとなったダニエル・デルプシュさんは、大統領の料理人を2年務めた後、なんと南極基地の料理人になられたそうです。

大統領のプライベート・シェフというキャリアがあれば、どこのレストランからも引く手あまただったと思いますが、あえて最果ての地を次の仕事場に選んだことに、彼女のエリゼ宮での2年間がいかに過酷だったかが、伝わってくる気がしました。

選ばれし一流のシェフたちがしのぎを削るエリゼ宮の厨房。美食家で知られる大統領は、公務以外の食事では、飾らない家庭料理を食べたいとの思いから、オルタンスを雇い入れましたが、男性シェフたちはそんなオルタンスに嫉妬し、大人げない嫌がらせをします。

彼女を支えたのは、おいしいお料理を作って大統領を喜ばせたいという思いでしたが、公務に忙しい大統領と顔を合わせることもままならず、ただ給仕係の話を聞き、もどってきたお皿を見て、気に入っていただけたかどうか、気持ちを推し量るしかありません…。

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しかし彼女のひたむきな努力は、お料理を通じて大統領の心に届いていたのです。ようやく大統領と話す機会を得て、盛り上がるお料理談義。大統領に、「実は政治よりもお料理に興味がある」とジョークを言わせるあたり、さすがはくいしんぼう大国フランスの映画だなあと、うれしくなりました。

オルタンスの得意は”シンプルな家庭料理”。しかし実際には、テーマに合わせてメニューを組み立て、最高の食材を求め、何度も試作を重ねて、ようやく一連のお料理が仕上がるのです。シンプルの裏側がいかに奥深いことか。妥協を許さないプロの仕事を垣間見ました。

大統領の家族のパーティのために、伝統的な郷土料理を用意することを決めたオルタンスが、ぼろぼろの古い料理書と格闘して古いレシピを調べる場面は、特に心に残りました。それから夜の厨房にふらりとやってきた大統領とつまむ、トリュフたっぷりのタルティーヌ。数々のシーンが印象的でした。

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お菓子工房 2013

毎年この時期に作っているバザーのお菓子。今年はアメリカンなクッキーを中心に5種類用意しました。

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チョコチップ&アーモンドスライスクッキー。

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生地の一部をココアにかえて作った、ダブルチョコ&アーモンドスライスクッキー。

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チョコチップの代わりにマーブルチョコレートを使って作った、マーブルチョコ&アーモンドスライスクッキー。

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ナッツ・レーズン&コーンフレークスクッキー。少しずつ残っていたくるみ、アーモンドスライス、ココナッツロングを合わせて軽くローストし、レーズンとともに生地に加えました。まわりにコーンフレークスをまぶして焼きます。

以上4種類は、青山の焼菓子屋さん A.R.I. の森岡梨さんのレシピをアレンジして作りました。それぞれ約30個ずつ焼きましたが、だんだん焼きむらができたり、大きさが違ってきたり、少しずつばらつきが…。均一の品質で作れるプロはやっぱりすごいな…と改めて思いました。

家にある材料でほかに何かできないかな… とふと思いついて、久しぶりに栗原はるみさんのレシピでレーズンクレセントを作ることに。

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暑い日だったのでバターがだれて、うまくクレセント(三日月形)にならなかったので、レーズンフィンガーになりました。^^ ほろほろとくずれる、バターとアーモンドの香り豊かなクッキーです。

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さて、次はラッピング。アメリカで集めていたかわいい柄のプラスティックバッグやカーリングリボンを使いました。季節的にはハロウィーンですが、バレンタインデーや独立記念日、イースターまで総動員して…

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クッキーの種類別に袋を分けてラッピングしました。リボンをカールして結び、手書きのラベルを貼ってできあがり。

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段ボール2箱に入れてデリバリーしました。手間はかかりますが、あれこれ考えながら準備するのは楽しい。心地よい達成感を味わいました。

過去のバザーのお菓子記事をリストアップしておきます。

cake 2012年(マフィン4種)
cake 2011年(パウンドケーキ5種)
cake 2010年(フィナンシエ・キャロットケーキ・ガトーショコラ)
cake 2009年(ポルポローネ4種)
cake 2008年(チョコチップクッキー・シフォンケーキ・パウンドケーキ2種)

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「マン・オブ・スティール」

ザック・スナイダー監督がリブートするスーパーマンの新シリーズ、「マン・オブ・スティール」(Man of Steel)を見ました。心の葛藤を乗り越えてヒーローとして生きることを決意するスーパーマン誕生の物語を、迫力のアクションとともに描きます。クリストファー・ノーラン製作総指揮。

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ジョー・エル(ラッセル・クロウ)は、滅びゆく惑星クリプトンで生まれたばかりの息子カル=エル(ヘンリー・カヴィル)を宇宙船に乗せて地球へと送り出しますが、自らはゾッド将軍(マイケル・シャノン)に殺害されてしまいます。

地球にたどり着いたカル=エルは、ジョナサン(ケビン・コスナ―)とマーサ(ダイアン・レイン)のケント夫妻によってクラークと名付けられ、大切に育てられます。しかし、成長した彼のもとに、クリプトン星の生き残りであるゾッド将軍が現われ…。

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タイトルはスーパーマンではなく、マン・オブ・スティール(鋼鉄の男)。バットマン・シリーズをリブートしたクリストファー・ノーラン監督が製作総指揮を務めているということで、人間味あふれる新しいスーパーマンが誕生するのでは、と楽しみにしていました。

はたして「バットマン ビギンズ」のスーパーマン・バージョンといったところで、スーパーマンことクラーク・ケントが自らの生い立ちとアイデンティティ、持てる特殊能力に苦悩し、やがて地球を守るという使命に目覚めるまでが、誕生や少年時代のエピソードにまでさかのぼって、ていねいに描かれます。

脇を固めるのが演技派の名優揃いなので、人間ドラマとして見応えがあり、引き込まれました。赤いマントのおなじみのコスチュームがなければ、アメコミが原作ということを忘れてしまいそう。両親から受け継いだ遺伝子と、義父母の限りない愛情が彼の心を強くしたのだな…と胸が熱くなりました。

前半でクラークの内面的な成長の過程がしっかりと描かれるので、後半に満を持して?のスーパーマンの登場に心躍りました。ゾッド将軍との戦いでは、これでもかの破壊ぶり。パワフルでスピーディなアクションを堪能しました。

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新生スーパーマンを演じるヘンリー・カヴィルは、正義の味方にふさわしい正統派の二枚目で、爽やかな体育会系ヒーローというよりは、愁いをたたえた知的な雰囲気が魅力でした。

ケヴィン・コスナ―は、前作「カンパニーメン」に続いて味わいのある役どころ。温かくて包容力があって、全身でクラークを愛する姿に心打たれました。カル=エルが地球のこの地に降りたのは、この両親にめぐり合うためだったのだな…と思わずにはいられません。

実父を演じるラッセル・クロウは、最初の方で殺されてしまうので、もったいない~と思ったら、その後も時々クラークの意識の中に現れては、彼を見守ります。^^ 堂々とした体つきは、甲冑姿がほんとうによく似合うな~と思わずにんまりしてしまいました。

続編では、ベン・アフレック演じるバットマンとの対決だそうで…?? どちらも好きな俳優さんなので、どんな展開になるのか楽しみです。

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37 Steakhouse & Bar のウィークエンド・ブランチ

映画を見た後、六本木ヒルズのけやき坂にあるステーキハウス、「37 Steakhouse & Bar」で遅めのお昼をいただきました。本来はニューヨークスタイルのポーターハウス(熟成された骨付き肉のステーキ)のレストランですが、お昼はカジュアルなランチメニューが用意されています。

週末はブランチメニューとなっていて、パンケーキやエッグ・ベネディクトからサンドウィッチやパスタ、ステーキまで、と幅広いラインナップでした。

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私は自家製ローストビーフのサンドウィッチをいただきました。細長いパンを使ったサブマリンサンドウィッチで、レタスやトマトとともに、薄くスライスしたローストビーフを何層にも重ねているのがアメリカ流。

ソースはホースラディッシュ・マヨネーズでしたが、私はもう少し辛味をぴりっと効かせるのが好みかな…。たっぷり添えられたフレンチフライは、ケチャップをディップしながらいただきました。

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こちらはクラシック・ハンバーガー。トッピングにマッシュルームを追加しています。こちらもボリュームたっぷりでおいしそう。

広々とした店内は、ゴージャスな中にもカジュアルな、アメリカのステーキハウスらしい作り。テラスがあって、外のグリーンに気持ちがなごみます。席がゆったりとしていてくつろげました。

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台風が過ぎ去るのを待って、玄関の花を秋モードにしました。

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唐辛子やアスターなど、どれにしようか迷いに迷って、最終的にジニア(百日草)に決めました。ビビッドなピンクに心惹かれましたが、秋らしくオレンジ~クリームのグラデーションで。玄関前に階段があるので、道行く人にも見えるように、少し前傾させて植え込むようにしています。

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ドアのリースも一足早くハロウィーンバージョンにしました。もうすぐ秋本番です。

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「サイド・エフェクト」

スティーヴン・ソダーバーグ監督によるサイコサスペンス、「サイド・エフェクト」(Side Effects)を見ました。新薬の副作用によって引き起こされた殺人事件と、その裏側に潜む陰謀を描きます。最後まで読めない展開にはらはらしました。

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違法株取引で逮捕された夫(チャニング・テイタム)が服役を終え出所して間もなく、妻エミリー(ルーニー・マーラ)は交通事故を起こしてしまいます。診察にあたった精神科医バンクス(ジュード・ロウ)は、それを鬱病による自殺未遂と診断、エミリーの治療にあたります。

エミリーが再び自殺未遂を起こしたため、バンクスはかつて彼女を治療していたシーバード博士(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に相談、新薬アブリクサを投与します。快方に向かっていたかに見えたエミリーでしたが、ある日、薬の副作用で夢遊状態になり、夫を刺し殺してしまいます…。

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ソダーバーグ監督の引退作品ときいて気になっていましたが、キャストがいずれもひと癖ある実力派揃いで、期待通りに楽しめました。ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズの三者三様の心理的駆け引きが見事でした。以下、ネタバレ気味に感想を。

夫の出所を健気に待ちわびているかに見えたエミリーでしたが、演じているのが「ドラゴン・タトゥーの女」のルーニー・マーラなので、最初から、これは何かあるぞ、とにらんでいました。^^ しかも、前の主治医がキャサリン・ゼタ=ジョーンだなんて。これは何もないはずがない。ますます怪しい。

でもはたして、精神疾患の”ふり”なんてできるものでしょうか…。そしてそれを見破ることはできるのでしょうか。日本でも、サイコパスな犯罪が起ると精神鑑定を行いますが、肉体的な病気と違って病巣が目に見えないので、ちゃんと正しく診断できるのかな?と疑問に思うことがあります。

もしも被疑者がうまく精神疾患者を演じることができたら…。ましてや強力な協力者がいたとしたら…。そして、もしも医師が故意に間違った診断を下したら…。罪を逃れることも、あるいは相手を陥れることも、入念な準備をすれば可能かもしれないと思うと、ちょっと恐ろしくなりました。

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エミリーが会社の同僚と、日常会話の中でふつうに抗鬱剤の話をしているのは、アメリカだな~と思いました。鬱は心の風邪といいますが、日本ではまだまだこういう話を大っぴらにするのは抵抗があるような気がします。

医師が新薬の治験に協力することで製薬会社から法外な報酬を得たり、あるいは株価を故意に操作して莫大な利益を得たり。ストレスフルな薬物依存社会と、拝金主義。アメリカ、特にニューヨークのような大都市が抱える現代の社会問題も、さりげなく伝わってきました。

サスペンスとしては動機が弱いかな?と思いましたが、最後のどんでん返しが小気味よかったです。心理ゲームとして楽しめました。

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浅草散策 お買いもの&おいしいもの

お昼を食べてから、浅草の街を思いつくままにぶらぶらしました。この日の経路はこんな感じ(グリーンの線)です。ずいぶん歩きました。^^ しばしおつきあいくだされば幸いです。

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吾妻橋を渡ってから、まずは外壁が外されて元のレトロなデザインにもどった松屋浅草へ。

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外装デザインは昔にもどりましたが、中も外もすっかり新しくてピカピカでした。1階のお菓子売り場をちょこっとのぞいてから、7階の和雑貨のフロアに上りました。ここは海外のお客様向け?のおみやげコーナーみたいな感じになっていました。

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1階の小物売り場でひと目見て気に入ったハンカチを衝動買い。ブラウンとボルドーの秋色がこれからの季節にぴったり♪ 7階には、御徒町の日本百貨店(以前の記事はコチラ)が入っていました。お茶道具のイラストのかわいいお懐紙を購入しました。

松屋を出ると、雨がぽつぽつと降り始めました。傘は持っていましたが、あわてて道路を渡ってアーケードのある新仲見世通りへ。昔ながらの商店街をぶらぶら歩いていると、途中で予報通りにゲリラ豪雨になりました。まさにバケツをひっくり返したような大雨。@@

雨宿りついでに、浅草に行くと必ず立ち寄るやげん掘さんでいつもの七味唐辛子を購入。昭和なお店を冷やかしながら西方向にぶらぶら歩いていくと、ようやく雨が上がりました。アーケードを出て国際通りを南に向かい、老舗のパン屋さん ペリカンを訪れました。

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お店の中はパン工場といった感じで、お客様用の小さなカウンターがあるのみ。奥で職人さんたちが忙しそうに働いていらっしゃいます。創業以来 食パンとロールパンのバリエーションのみ作り続けていて、その一本気なところが今の時代には新鮮に感じられます。

人気のパン屋さんなので、私がふらりと訪れた午後には食パンはもう売り切れでしたが、ロールパンが2袋買えてよかった♪ (予約、全国配送も行っています。詳細はHPで)

そのあと、かっぱ橋商店街をのぞくか、浅草寺のあたりをふらふらするか迷って、結局浅草にもどることにしました。途中、雷門通りにあるいづ美さんという甘味処でひと休みしました。

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かき氷にも惹かれましたが、あんみつにしてよかった♪ 優しい甘さのこしあんに、疲れが癒されました。

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浅草寺までぶらぶら歩き、最後に雷門横の黒田屋さんでブックカバー用の和紙を買いました。夏らしい金魚柄がかわいくてひと目ぼれ♪ 帰りの銀座線は、復刻版(実は最新式)の黄色い車両でした。今までなかなかこの車両に当たらなかったのでうれしかったです。

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【 おまけ 】 ペリカンのロールパンは、翌日の朝、たまごハムサンドにしていただきました。ふっくらとしてとてもおいしかったです。

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浅草 「レストラン アラスカ」

夏のある日、浅草で食事と散策を楽しみました。お昼は、吾妻橋のアサヒビール本社ビル21階にある老舗のフレンチ、「レストラン アラスカ」でいただきました。

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お店からは、浅草の街並みが一望に見渡せます。この日は今にも雨が降り出しそうな生憎の空模様でしたが、緑の木立に囲まれた浅草寺、ひときわ高い浅草ビューホテル、手前を流れる隅田川、川を行き来する水上バス… と、浅草らしい風景を楽しむことができました。

惜しいのは、窓が浅草側にあるので、押上側にある東京スカイツリーが見えないこと。このビルが建てられた当時は、まさか押上にあんなに高いシンボルタワーができるなんて思わなかったですものね…。

お料理は、メインのお料理が選べる、プリフィクスのコースをいただきました。食前酒は、アサヒビールではなく^^ フランボワーズ(ラズベリー)を浮かべたスパークリングワインです。

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前菜は、スモークサーモンとガーデンベジタブルをサラダ風に盛り合わせた一品。ハニーマスタードドレッシングを添えられています。ハニーマスタードは、私はお肉に合わせることが多いですが、お魚にもよく合いんだなあと思いました。むっくりしたサーモンがおいしかったです。

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冷製のコンソメスープ。お皿の縁の模様がスープに映り込んでしまっていますが、なめらかに透き通った美しいスープです。

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私はメインのお料理に、帆立貝と舌平目のメダイヨン仕立てをいただきました。帆立貝の周りに舌平目を巻きつけてソテーしてあります。2種類の海の幸を2種類のソースで楽しむお料理は、コクがあって複雑な味わいでした。

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こちらは、米沢豚のラグー。お肉がほろほろに柔らかくなるまで煮込んだシチューです。コクのあるソースは深い深い味わい。

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デザートはパッションフルーツのムース。とてもかわいらしい盛り付けでした。

お店の雰囲気は今の時代には古めかしい感じもしますが、お料理は細部にわたってていねいなお仕事ぶりがうかがえて、どれもおいしかったです。老舗のお味を堪能しました。

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吾妻橋からのベストショット。ビアジョッキを模したビルが、食事をしたアサヒビール本社ビルです。

このあと、散策編に続きます。

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「スター・トレック イントゥ・ダークネス」

人気SFシリーズの最新作、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」(Star Trek Into Darkness)を見ました。J・J・エイブラムス監督によってリブートされた新シリーズの第2弾で、「スター・トレック」(2009)の続編にあたります。3Dの美しい映像を堪能しました。

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西暦2259年。カーク船長(クリス・パイン)率いるUSSエンタープライズは、ある惑星を調査中、予期せぬトラブルに遭遇。絶体絶命の危険に陥ったスポック(ザカリー・クイント)を救うために重大な規則違反を犯したとして、カークは船長職を解かれてしまいます。

そんな折、ロンドンでテロ事件が発生し、ジョン・ハリソン(ベネディクト・カンバーバッチ)なる人物によって艦隊本部が爆破されます。カークは再びエンタープライズの指揮官に任命され、ハリソンを追ってクリンゴン人が支配する惑星へと向かいますが…。

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「スター・トレック」は過去のシリーズも見ていないし、どうしようかな… と迷っていましたが、結果的にはとっても楽しめました。前作の「スター・トレック」(2009)をDVDで見て予習しておいたので、すぐに物語の世界に入れたのがよかったと思います。

クールでスタイリッシュな映像、迫力あるアクション、宇宙を舞台に繰り広げられる壮大なドラマ… 人気の秘密はいろいろあるのでしょうが、なんといっても、この作品の魅力は、登場人物たちのキャラクターにあるなーと思いました。

決断力・行動力に優れるものの感情や勘に頼り、結果がよければすべてオッケ~というカーク船長と、常に冷静で論理的に判断するものの、時にそれがゆき過ぎて融通が利かないスポックという凸凹コンビをはじめ、メンバーがそれぞれ個性的で、ちょっとした会話のやり取りが楽しい。

チャラチャラしたカークを見ていると、これでよくキャプテンが務まるな~とむかっとすることもありますが、ここぞというところで情に厚いところが憎めない…。一方、純粋で、感情を理性で必死に抑えようとするスポックが私は好きなので、彼に惹かれるウフーラ(ゾーイ・サルダナ)の気持ちがよくわかります。^^

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今回、悪役を演じたベネディクト・カンバーバッチは、(女性ではないけれど)クールビューティといった感じのすてきな俳優さん。冷酷に見えて悲しみを秘めた演技がすばらしかったです。スポックとのバトルは、肉弾戦とは違う、まれにみる美しさがあって引き込まれてしまいました。

そして、エンドロールの映像と音楽がかっこいい♪ 新しくメンバーに入ったキャロル・マーカス(アリス・イヴ)とカークとの恋のゆくえ?も気になりますし、次回作も楽しみです。

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夏野菜とソーセージのオイル蒸し煮 / グルスキーな風景

国立新美術館を訪れた後は、ぶらりと東京ミッドタウンへ。アメリカンなケーキが食べたくなって、Dean & Delucaのカフェでひと休みしました。

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素朴な手作り風のバナナクリームパイと、リッチでコクのあるチョコレートケーキ。どちらもしっかりとした甘さがあっておいしかったです。美術展に行くと、知らず知らずのうちにたくさん歩いてしまいますが、甘いスウィーツとおいしいコーヒーがそんな疲れをほぐしてくれます。

ショップで試食したソーセージがおいしかったので、夜は夏野菜といっしょにオリーブオイルで蒸し煮にしました。

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お鍋にオリーブ油を気持ち多めに入れて、たまねぎ、なす、カラーピーマン、モロッコいんげん、赤唐辛子を入れて炒め、塩で味つけします。ソーセージを加えてひと混ぜし、ふたをして蒸し煮にしてできあがり。最後に塩こしょうで味を調えます。

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カラフルな夏野菜を、たっぷりおいしくいただきました。

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アンドレアス・グルスキー展を見ていたら、グルスキーさんがどんな風景に興味を持ち、どんな風景からインスピレーションを受けられるのか、なんとなくわかってきて親しみがわいてきました。よけいなお世話ですが、グルスキーさんが好きそうな風景を勝手にピックアップしてみました。

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日本の棚田

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南極のペンギンコロニー

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メキシコのヴァスコンセロス図書館

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イタリアのチンクェテッレの街並み

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グルスキーさん、いかがですか? (たいへん失礼いたしましたsweat01

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国立新美術館 「アンドレアス・グルスキー展」

国立新美術館で開催されている、「アンドレアス・グルスキー展」(~9月16日まで)を見に行きました。ドイツの現代写真家、グルスキー氏による日本初の個展です。写真を表現手段とした、全く新しいタイプのアートに衝撃を受けました。

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今、世界で最も注目されている写真家のひとり、アンドレアス・グルスキーの作品展ということで楽しみにしていましたが、作品を拝見して、はたして氏を写真家とよんでいいものか、ふと考えてしまいました。なぜなら彼は、画像という素材に加工に加工を重ね、全く新しい作品を作り出しているから。

視覚が捉えた風景そのものではなく、画像を補正・加工することで、心に投影されたイメージを形にしている、といったらいいでしょうか…。うまく説明できませんが、作品の多くは、縦横2m、3mを超える大きなもので、まずその迫力に圧倒されました。

上のフライヤーの作品は、「カミオカンデ」(岐阜県にあるニュートリノ検出装置)です。グルスキー氏は雑誌の記事を見て着想を得たそうですが、無限の光が作る整然とした幾何学模様の美しさに息を呑みました。後から付け加えられたという水と小舟が、幻想的な風景を作り出しています。

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「99セント」。ロサンゼルスのディスカウントストアを撮影し、加工した作品で、はるかかなたまで、ありえないほどたくさんの日用品が整然と並んでいます。アメリカの消費社会を表現したこの作品、ウォーホルの「200個のキャンベル・スープ缶」(記事はコチラ)に通じるものを感じました。

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「ライン川 Ⅱ」。サイズは約40×70cm。川の対岸に密集する建築物はデジタル処理で消され、川、土手、道がどこまでも水平に続いています。写真というより、心象風景を描いた一枚の絵画のよう。淡い色彩の静かな風景に、デンマークの画家ハンマースホイを思い出しました。

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「バーレーン Ⅰ」。砂漠の中のサーキット場でしょうか。白と黒のコントラストが美しく、これまた抽象絵画のよう。

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「パリ、モンパルナス」は、横4m以上ある大きな作品。2地点から撮影された画像を組み合わせ加工することで、水平にどこまでも続くアパルトマンが表現されています。

「フランクフルト」という作品も印象的でした。フランクフルト空港の発着便案内が、縦横びっしりと並んでいます。「パリ、モンパルナス」と構図は似ていますが、24時間眠らない現代社会を表現しているように感じました。

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「東京証券取引所」。氏が1990年に来日した時、新聞の写真を見て着想を得たそうです。同じテーマで「シカゴ商品取引所 Ⅲ」という作品も展示されていましたが、東京のダークスーツに対して、シカゴはカラフルな服装だったのが、それぞれの社会をうまく描き分けていておもしろかったです。

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「バンコク」のシリーズから。バンコクと題された作品が7点ありました。どの作品も、川面に光が当たった部分とそうでない部分とが、モノトーンの美しいコントラストを作っていますが、よく見るとおびただしいゴミが浮かんでいて現実に引き戻されます。

このほか、北朝鮮のマスゲームを圧倒的なスケールで表現した「ピョンヤン」、衛星から撮られた大海原を紺碧の青で表現した「オーシャン」など、どの作品も印象的でした。

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「タイピスト!」

フランス発のノスタルジックなロマンティック・コメディ、「タイピスト!」(Populaire)を見に行きました。1950年代のフランスを舞台に、タイプライター世界大会に挑む女の子の奮闘を描きます。カラフルでポップな映像が魅力的でした。

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1950年代のフランス。憧れの秘書になるために故郷の田舎町を飛び出したローズ(デボラ・フランソワ)は、保険会社に採用されるも、仕事は失敗してばかり。そんな彼女の唯一の特技であるタイプの早打ちに目をつけた上司のルイ(ロマン・デュリス)は、大会に出るよう提案します…。

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ピンクのキュートなスティール写真に惹かれ、楽しみにしていた作品。「オーケストラ!」「アーティスト」のスタッフが制作に関わっているということで期待していました。古くてかわいいものが好きな私には、50年代のファッションやインテリア、車、音楽…とわくわくしながら楽しめました。

映画としては、「アーティスト」のレトロさと、「マリー・アントワネット」のカラフルさと、「アメリ」のガーリーさを合わせたような感じでしょうか。ドジな女の子が、厳しいコーチとともに夢に向かって奮闘していく姿は、どことなく昔の少女まんがを思い出さなくもなく、ありがちな展開ながらほっこりと楽しめました。

女性が社会進出しはじめた50年代、女性にとって秘書が憧れの職業であり、タイプライターの早打ちができることが、ひとつのステイタスだったそうです。ローズは自己流の一本指打法?ですさまじい速さでタイプしていましたが、地方大会ではあえなく敗退。それからルイによる厳しい特訓が始まります。

それも、体力をつけるためにジョギング、姿勢をよくするためにピアノ…という基礎能力からの徹底ぶり。一本指打法を直すために、タイプライターのキーを使う指ごとに色分けして練習。そんな努力が実り、ローズはついに全国大会、さらに世界大会へと勝ち進みます。

大会は、参加する女性たちがみんなドレスアップしていて、実に華やか。大会を勝ち進むごとに、自信にあふれ、どんどんきれいになっていくローズがまぶしかったです。世界大会の時での、ピンクのタイプライターにローズピンクのドレスをコーディネイトさせた装いもかわいかった♪

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昔、まだ家庭用のPCもワープロもなかった時代に、私もオリベッティのタイプライターを持っていたな~と、懐かしく思い出しました。映画に登場し、ローズのスポンサーにもなっていたのがフランスのJapyというメーカー。これは実在した会社で、映画の原題のPopulaireはJapyの機種名から来ているそうです。

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それから世界大会で、ルイの親友のボブが、アメリカ人にゴルフボールを使って印字するタイプライターのアイデアを授ける場面があるのですが、これはのちにIBMで商品化されていると知りました。思いがけずタイプライターの歴史がいろいろわかって楽しかったです。

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ヒロインのデボラ・フランソワは、イノセントな中に小悪魔的な一面ものぞかせ、ミア・ワシコウスカに似ているな~と思いました。相手役のロマン・デュリスは王子様としては少々物足りなく思いましたが、フランスでは人気の俳優さんだそうです。「アーティスト」のベレニス・ベジョが、すてきなマダムを演じています。

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