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2013年12月

「ゼロ・グラビティ」

ずっと楽しみにしていたSF大作の「ゼロ・グラビティ」(Gravity)をようやく見に行きました。空気も音も重力も存在しない暗黒の宇宙空間から、限りなく美しい生命の星 地球へ。90分間のサバイバルを堪能しました。

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地表から600km上空の宇宙。スペースシャトルのメディカル・エンジニア ライアン(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士のマット(ジョージ・クルーニー)は、船外作業をしている時に予想外の事故が起こり、宇宙空間に放り出されてしまいます。

スペースシャトルは大破し、宇宙服に残された空気はわずか2時間分。地球との交信手段も断たれ、たった1本のロープでつながっているだけの2人は、絶望的な状況の中から生還を目指しますが...。

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とにかく圧倒的な映像美。今まで経験したことのない映像世界を心ゆくまで堪能しました。前置きなしに、物語はいきなり高度600kmの宇宙空間からはじまりますが、ライアンの動きに合わせて、天地がくるりと入れ替わり、自分が無重力空間にいるような錯覚に陥ります。その臨場感は、時に宇宙酔いしてしまうほど。

登場するのはサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーのほぼ二人。(ヒューストンのミッション・コントロールとして、エド・ハリスが声の出演) 物語は実にシンプルで、宇宙に投げ出されてから数々のトラブルを乗り越えて、無事に地球に帰還するまでが描かれます。

その過程は”偶然の幸運”の連続ともいえるものでしたが、”必ず生きて帰る”という強い意志によって、人はわずかな可能性をたぐりよせ、とてつもない力と運命を引き入れることができるのかもしれない...とも思いました。

その一方で、どうしようもないこともまた起こりうるのです。宇宙は絶対空間で、ちょいと力を加わるとそのままどこまでも進んでしまう...。そして、地球の周りにあれほど宇宙ゴミ(デブリ)が飛んでいることにも驚きました。そこは別の意味で大きな危険が潜む空間なのだと知りました。

宇宙から見る地球は崇高な美しさでしたが、その実体はすべてを包み込む、温かく愛おしい命のゆりかご。そして地面に触れた時、重力の存在を私もはっきりと感じることができました。

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今年も私の拙いブログにおつきあいくださり、どうもありがとうございました。
皆様、どうぞよい新年をお迎えください。

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ミュージカル 「オペラ座の怪人 ~ケン・ヒル版~」

体調をなんとか立て直して... 楽しみにしていた来日中のミュージカル、「オペラ座の怪人 ~ケン・ヒル版~」を見に行ってきました。場所は、東京国際フォーラムです。

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「オペラ座の怪人」はブロードウェイで見て、その音楽のすばらしさに圧倒された大好きなミュージカル。ところが私が見たのは(よく知られているのは)アンドリュー・ロイド=ウェバー版(ALW版)とよばれるもので、今回のケン・ヒル版はそれとは全く別の作品なのだそうです。

ケン・ヒル版は、ガストン・ルルーの原作を最初にミュージカル化した、”原点”ともいうべき作品。音楽はヴェルディ、グノー、オッフェンバックなどの、オペラのアリアの名曲の数々で、そこにケン・ヒルが、物語に沿った歌詞をつけています。

そんなわけで、幕が上がって、バレリーナがひとりくるくると舞うオープニングに始まり、演出も音楽も私の知っているALW版とはまるで違うので、最初は少々とまどいましたが、だんだんこのちょっぴり古風なミュージカルが愛らしく感じられるようになりました。ALW版と比べながらあれこれ楽しめました。

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物語は、パリ・オペラ座に棲む謎の怪人が、美しい歌姫クリスティーヌに恋し、彼女をわがものにしようと誘拐する、幻想的で怪奇的、ミステリアスなラブストーリーです。

クリスティーヌにはラウルという恋人がいますが、かねてから”音楽の天使”に歌の指導を受けていました。実はその天使の正体こそが、怪人だったのです...。音楽と愛のはざまで揺れ動くヒロインの優しさ、ファントムの偏執的な愛の悲しい結末が胸にせまりました。

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ALW版では、クリスティーヌの才能に嫉妬するカルロッタ、また、クリスティーヌをめぐるファントムとラウルの駆引きなど、人間ドラマが濃厚に描かれますが、ケン・ヒル版は比較的あっさりしているように感じられました。そして結構コミカルな展開が多いのが意外でした。

エンターテイメントとして華やかなALW版と比べると、登場人物も少なく、どうしても地味な印象がありますが、なんといってもオペラのアリアを歌う俳優さんたちの歌声がすばらしかったです。ミュージカルは、まさに現代におけるオペラなんだな...と実感しました。

ケン・ヒル版の5回の来日公演でファントム役を全て演じているというピーター・ストライカーさんの歌声もすばらしかったですが、私はクリスティーヌを演じる女優さん(名まえは失念)ののびやかな美しい歌声に魅了されました。

舞台装置では、特にオペラ座地下の洞窟の場面が圧巻でした。舞台一面にドライアイス?が大量に放出されて水面が表現され、そこにファントムがクリスティーヌを乗せたボートがゆっくり進んでいきます。幻想的な美しさにうっとりと引き込まれました。

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クリスマスの食卓 2013

23日のお昼に、家でクリスマスのお祝いをしました。メインのお料理をはじめ、メニューはだいたい決まっていますが、記録を兼ねてご紹介させていただきますね。(私自身も毎年、過去の記録をふりかえりながら何を作るか決めています。) おつきあいくだされば幸いです。

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スパークリングワインで乾杯し、前菜とサラダを取り分けました。

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(左)ポテトサラダの生ハム包み。雪の結晶のピックを飾って。 (右)海老とアボカドの春巻き。レシピはコチラ。海老の赤とアボカドのグリーンが皮からほんのり透けてきれいです。

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(左)鯛のカルパッチョ。薄切りにした鯛のお刺身を並べ、ソース(ワインビネガー・シークワーサー果汁・オリーブ油・塩・マスタード少々)をかけて、ピンクペッパーとあさつきを散らします。 (右)常備菜の自家製ピクルス。

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サラダ・ニソワーズ(ニース風サラダ)。レシピはコチラ。色とりどりの野菜を華やかに盛り合わせました。

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長ねぎのポタージュ。私は「聖夜のポタージュ」と名づけました。長ねぎをしんなりするまで弱火で炒め、じゃがいもを加えて炒め合わせます。ブイヨンでことこととじゃがいもが柔らかくなるまで煮込んだらブレンダ―でが~っ。

お鍋にもどして豆乳でのばし、塩で味を調えます。ピンクペッパーとあさつきをトッピングしました。長ねぎの甘さと、わずかな青くささがじんわり堪能できました。

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メインのお料理は、毎年ローストターキーを焼いています。レシピはコチラ。ターキーは、2、3日前から廊下において解凍し、詰物をして塩こしょうします。今年は3825g(8.5ポンド)のヤングターキーが手に入ったので、160℃のオーブンで4時間15分焼きました。

テーブルで切り分けて、ハニーマスタードソース(レシピはコチラ)を添えていただきました。

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デザートは、ここ何年かブッシュドノエルに見立てたロールケーキを用意しています。クリームチーズと生クリームを合わせた少し酸味のあるクリームとベリーで、さっぱりと仕上げました。コーヒーとともにおいしくいただきました。

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夜はTVで全日本フィギュアを見て、どきどきしたりうっとりしたり。楽しくすごしましたが、なんと私は急性胃腸炎(おなかにくる風邪)にかかってしまいました。(決して食べ過ぎではありませんよ。^ ^) 今日は朝から寝込んでいましたが、今はだいぶよくなりました。

空気が乾燥してウイルスが蔓延しやすくなっているので、皆様もどうぞ気をつけてくださいね。楽しいクリスマスをおすごしください。

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「NOEL ノエル」

先月、突然の自動車事故で亡くなられた俳優のポール・ウォーカーさんに追悼の気持ちをこめて… DVDで「NOEL ノエル」(Noel)を見ました。2004年公開の、クリスマスのニューヨークを舞台にしたアンサンブル劇です。

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ポール・ウォーカーのほか、スーザン・サランドン、ペネロペ・クルスなど、豪華俳優陣が共演しています。「ラブ・アクチュアリー」のようなクリスマスをテーマにしたアンサンブル劇ですが、こちらはちょっぴり切なくて、ほろ苦くて...でも心温まる作品でした。

離婚して今は独り身のローズ(スーザン・サランドン)は入院する母を抱えながら、出版社で働いています。歳を重ねた今も魅力的な彼女ですが、過去に傷つき、自分が置かれている状況を思い、幸せを求めることに臆病になっています。

警察官のマイク(ポール・ウォーカー)は、美しい婚約者ニーナ(ペネロペ・クルス)と幸せの只中にいますが、彼女を愛するがゆえに、嫉妬深く束縛してしまいます。彼は愛ゆえに自分に自信が持てず、臆病になっているのです。

このほか、妻を亡くしたカフェの従業員(アラン・アーキン)、信仰を失った元神父(ロビン・ウィリアムズ)など、登場するのは、悩んだり、傷ついたり、それぞれに事情を抱えた人たち。そんな彼らに神様は、小さな奇跡を起こします。さりげなく、控えめな展開が、心にじんわり響きました。

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ポール・ウォーカーといえば、「ワイルド・スピード」シリーズでの颯爽とした姿が印象的ですが、この作品でのいじけ男には、若い頃の繊細な気持ちを思い出しました。ニーナへの誠実な告白に胸がきゅんとしました。いろいろな役柄を、もっと見てみたかった...心よりご冥福をお祈りします。

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【 おまけ 】 映画の冒頭と最後で、サウス・ストリート・シーポートの「歌うクリスマスツリー」が映っていたのが懐かしかったです。おじさまたちのアカペラによる野外クリスマスコンサート。これもまた、ニューヨークの冬の風物詩でした。(以前、コチラで記事にしています。)

サウス・ストリート・シーポートのHP(コチラ)を見ると、今年はThe Milestonesというフレッシュな4人組の歌声(こちらも楽しそう!)に代わっています。たしかに、かなりお年を召したメンバーもいらしたので、厳寒でのコンサートはたいへんそうだな…と思っていました。長い間すてきな歌声をありがとうございました。

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ジンジャーブレッドクッキー & マーブルチーズブラウニー

最近作ったお菓子から、2つご紹介させていただきますね。まずは、クリスマスの時期になると作るジンジャーブレッドクッキー。先日ちょっとした打ち合わせの時に持っていきました。クリスマスのクッキー型はいろいろ持っていますが、今回は一口サイズでつまみやすい小さなジンジャーマンのみで作っています。

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レシピは、お気に入りのWilliams Sonomaの本から。

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ジンジャーのほか、シナモン、オールスパイス、クローブといろいろなスパイスが入るジンジャーブレッドクッキーは複雑な味わいです。とにかく香りがすばらしく、焼いている間に一気にクリスマスの気分に包まれます。

甘みはブラウンシュガー(私は三温糖で代用)のほか、モラセスというどろっとした蜜のようなものを合わせるのが特徴です。生地は粉を多めに、しっとりしながらも、しっかりとした食感に仕上げます。

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(左)アイシングは、粉砂糖・卵白パウダー・水少々を少しずつ混ぜて、だれないよう、しっかり固めに練り上げます。細い口金をつけた絞りだし袋に入れて描いていきます。ボタンのところに、小さなクリスマスカラーのアラザンをつけました。

(右)型で抜いたら残りの生地はまとめて伸ばし、繰り返し型で抜いていきます。最後の最後に1つも抜けないほど小さくなった生地はそのまま伸ばして焼き、メッセージを入れました。

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昨年からやめてしまいましたが、以前はジンジャーブレッドクッキーでお菓子の家を作っていました。よかったら、ご覧になってみてくださいね。

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これはまた別の日、「おいしい焼き菓子のレシピ」という本から、マーブルチーズブラウニーを焼きました。

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ブラウニー生地を型に流した上に、クリームチーズ・粉砂糖・ラム酒を混ぜて作った生地をところどころにのせ、おはしを使ってマーブル模様を描いて焼きました。

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しっとりとコクのあるブラウニー。泡立てた生クリームとバナナを添えて、おいしくいただきました。

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【 おまけ 】 渋谷マークシティの前にディスプレイされていた、「靴下屋」さんのクリスマスツリー。赤色系の靴下だけでできています。あまりのかわいさに、ついパチリでした。

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クリスマスツリー 2013

先週ようやくクリスマスツリーを出しました。組み立ててから飾りつけまで意外と手間がかかるので、そろそろ小さいサイズに変えようかな...と迷いつつ、見るとやっぱり飾ってよかったとほっとします。ちなみにツリー本体は20年前に東急ハンズで購入したものですが、生の木を飾っていた時期もありました。

旅先で少しずつ集めたクリスマスオーナメントを飾っている我が家のツリーですが、全体の統一感が欲しいな...と思っていたところ、ほとんど衝動買いですが、10月にコストコでセットのオーナメントを購入しました。

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赤だけのセット、レインボーカラーのセットなど、いろいろな組み合わせがありましたが、迷いに迷って、赤・グリーン・ゴールドのセットにしました。各色マットとシャイニーがあります。合わせて、LEDライトも買い足しました。

昨年ようやく、ライトをLEDに替えましたが(その時の記事はコチラ)、透明なコードがツリーに目立つかも…と気になっていたので、今回たまたまグリーンのコードを見つけて即決でした。ライトの色は温かみのあるシャンパンゴールドです。

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ライトと新しいオーナメントだけ取り付けたところ。オーナメントにフックがついていなかったので、家にあった細い赤いリボンでツリーに結びました。もっとポップな感じになるかと思っていましたが、意外とクラシックな雰囲気です。

これに、今まで活躍していたオーナメントを加えて飾りましたが、今年はだいぶ厳選して、少なくしました。ガーランド、ツリートップの代わりのリボンを飾り、足元をツリースカートで覆って仕上げます。

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今年は思い切ってイメージチェンジと思っていましたが、今までとあまり変わらないような...^^; なんとなくカントリーテイストですが、結局これが私の好みなのかもしれません。

ツリートップは気に入ったものが見つからないまま、リボンを星に見立てて飾っていますが、かわいすぎるので、来年こそは新しいリボンに変えたいです。

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お気に入りのオーナメントから。
(左)ニューヨーク州クーパースタウンにある野球の殿堂。
(中)ペンシルバニア州ハーシーのキスチョコ。
(右)バーモント州のスキーロッジで見つけたレッド・カーディナル。

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(左)アンティーク・トイの飛行機。
(中)バージニア州ウィリアムズバーグの古い裁判所。
(右)南の島アルーバのイグアナ。

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昨年買った透明コードのLEDライトは、屋外に移動しました。写真では明るく見えますが、実際にはもう少し落ち着いた色です。

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出光美術館 「江戸の狩野派」

招待券をいただいていたので、出光美術館で開催していた「江戸の狩野派」展(12月15日にて終了)をぎりぎりで見に行ってきました。江戸幕府の御用絵師として活躍したアーティスト集団、江戸狩野の魅力を堪能しました。

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狩野派は、室町幕府の御用絵師となった狩野正信を始祖とする日本絵画史上の最大画派。江戸時代になると本拠地は江戸に移り、京に残った”京狩野”に対して”江戸狩野”とよばれました。

狩野探幽を祖とする江戸狩野は、伝統を継承するため手本に忠実に学び、独創性がないと批判されることもありましたが、写生や模写を重んじる手法は、のちに尾形光琳や丸山応挙ら後世の画家たちに大きな影響を与えることになりました。

大胆な余白を取り入れた瀟洒で洗練された表現、漢画を手本に日本古来のやまと絵を融合させた独自の様式など、数々の作品を通じて理解を深めることができました。鳥をはじめとする写生画のみごとさにも感動しました。

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狩野常信の「鳥写生絵巻」より。いわゆるスケッチ、習作のようなものですが、翼を広げた姿や羽の生え方、脚や水かき、うろこ?のような模様まで正確に細密に描かれていて、思わず引き込まれて見入ってしまいました。

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狩野常信の「波濤水禽図屏風」(右隻)。鳥の姿は写実的ですが、波の形がぐりんぐりんととぐろを巻くように大げさに描かれていて、その対比がおもしろく感じました。

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最後に展示されていた、京狩野と江戸狩野の競演も見応えがありました。こちらは京狩野。狩野永納の「遊鶴図屏風」(左隻)です。松のほか牡丹の花など描かれ、流麗、華やかな表現です。

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対するこちらは江戸狩野。狩野安信の「松竹に群鶴図屏風」(右隻)です。並べられた↑の京狩野と比べると、そっけないほどにシンプルに感じられますが、私はこちらの方が好みです。余白の取り方など、モダンな感覚で、今の時代に合うからかもしれません。

そして心憎い演出は、展示される狩野派の作品に呼応するかのように、出光美術館が所蔵する同じモチーフ(富士、花、鳥など)の大皿や茶碗、壺など、古九谷や鍋島焼などの名品が合わせて展示されていたこと。こちらもすばらしく、見応えがありました。

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出光美術館の休憩室から見る、皇居方面の風景です。清々しい冬の青空と緑豊かな皇居の眺め、整然と美しい街並みに心洗われました。江戸城跡(皇居)を見ながら、狩野探幽が描いた障壁画に思いを馳せる...すてきな余韻の時をすごせました。

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銀座の2つのギャラリーとクリスマスデコレーション

品川で食事した後、見たい企画展があって、銀座にある2つのギャラリーを訪れました。

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ポーラ銀座3階にあるギャラリーで12月25日まで開催されている、フォトグラファー今城純さんの個展です。今城純さん...HPを拝見すると、ファッション誌のポートレートを中心にご活躍されているようですが、今回は北欧のクリスマスをテーマとした展覧会です。

どの作品も光の露出を高めにして(早速この日習った知識が役に立った^^)撮られているのが特徴で、夢の中を散歩しているようなロマンティックなお写真でした。夜空なのに街は明るく、幻灯機の中をのぞいているような、幻想的で不思議な世界が広がっています。

童話のようなかわいい街並み、そこで生活している人たちが、長くて寒い冬に、クリスマスを指折り待ち望んでわくわくしている気持ちが伝わってくるような、ほんわかと心温まる作品でした。

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「ミキモトの広告にみる美の世界」展 @ミキモトホール

ミキモト本店6階にあるギャラリーで1月13日まで開催されている企画展です。今年は、ミキモト真珠発明120周年にあたるそうです。(世界で初めて真珠の養殖に成功した、御木本幸吉さんについては以前コチラで記事にしています。)

20歳の時、人命救助をしたことが新聞に大々的に取り上げられた御木本幸吉さんは、早くから広告の力に注目していたそうです。最初は外国人向けに英字新聞に広告を出していましたが、皇太子様(現天皇陛下)と美智子様がご成婚されたのを機に、日本の新聞雑誌にも広告を出すようになりました。

当初から一流のデザイナーやカメラマンに依頼して作っていたという広告は、どれもアートの感覚とファッションセンスにあふれ、時代を越えた魅力を感じました。商業アートの変遷に触れつつ、真珠の魅力も再発見できる楽しい企画展でした。

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銀座の華やかなクリスマス・デコレーション。特にカルティエとその向かいにあるブルガリは、まるで競争しているみたい。どちらもビルを丸ごとラッピングする大胆な飾りつけで目を引きました。

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おなじみミキモトさんのクリスマスツリーと、和光さんのウィンドウディスプレイ。わくわくと気持ちが華やぎました。

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グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン @品川

品川アトレにあるグランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン(Grand Central Oyster Bar & Restaurant)でお昼をいただきました。ここは、ニューヨークのグランドセントラル駅構内にある歴史あるオイスターバーの日本1号店です。

ドーム型の煉瓦造りの高い天井、赤と白のギンガムチェックのテーブルクロス、3つ折りのメニュー、そしてテーブルの上のお塩までニューヨークのお店と同じで、懐かしさでいっぱいになりました。客席の中央に飾られた大きなクリスマスツリーは、しっとりと落ち着いた雰囲気があってとてもきれいでした。

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週末はランチのコースがありますが、なぜか牡蠣が含まれていないので、コース一人分に牡蠣のお料理を足して、2人でシェアしていただきました。

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生牡蠣4種類を組み合わせた、オイスタープラッター。手前からアメリカ、オーストラリア、兵庫、長崎の牡蠣です。新鮮でぷるぷるしてみずみずしい。カクテルソース、ホースラディッシュ、ビネガーを少量加えていただきます。最後は殻に残ったジュースまでぐいっと飲み干して。白のシャルドネによく合いました。

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こちらはコースのお料理から。(左)はサーモンのカルパッチョ、(右)はクラムチャウダーです。クラムチャウダーはトマト味のマンハッタンスタイルと、クリーム味のニューイングランドスタイルから選べて、これはニューイングランドスタイル。濃厚な風味、上に砕いて散らすオイスタークラッカーが懐かしいアメリカの味です。

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人気No.1のオイスターロックフェラー。殻つきの牡蠣に、クリームソースとほうれん草をのせてオーブンで焼いた一口サイズの牡蠣グラタンです。熱を加えることで牡蠣のうまみがじゅわっと引き立ちます。ぷりぷりとした食感も楽しめて、生牡蠣とはまた違ったおいしさがありました。

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こちらはコースのお料理から、(左)豚ばら肉とさつまいものスパゲティはユニークな取り合わせ、(右)食後のシャーベットはさっぱりとおいしかったです。

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この日は、品川のキヤノンさんでデジタル一眼レフカメラの使い方教室に参加しました。3年前にデジタル一眼を使い始めましたが(といっても、ふだんはほとんどiPhoneですが)、ずっと自己流で撮っていて、せっかくのカメラの機能をまるで生かしてなかったのです。

今さらながら、この機会に一から覚えたいと思いました。この日受けたのは基礎の基礎といった内容ですが、小さなつまみや表示ひとつひとつに意味があることがわかって、私には大きな発見でした。やはり、なんとなく使うのと、しくみを理解して使うのとでは、意識の上で大きく違ってきます。

この日は主に絵のついた簡単撮影モードを使っての練習でしたが、特に露出補正を覚えたのは大きな収穫でした。こんなことも知らずに、今まで何をやってたんだろう…と我ながらあきれました。次は応用撮影を覚えて、少しでも撮りたいイメージに近づけていけたら、と思います。

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「ビッグデータの正体」

今年の流行語大賞は惜しくも逃しましたが^^ 間違いなく今を読み解くキーワードとなったビッグデータ。この春に出版されて以来気になっていた本書がおもしろかったので、感想を書き留めておきます。

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ビクター・マイヤー=ショーンベルガー ケネス・クキエ
ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える
(Big Data: A Revolution That Will Transform How We Live, Work and Think)

若い頃に日米で統計学の授業を取っていたものの今ではすっかり忘れていますが、この本は読み物として楽しめました。かねてより統計は実験データや市場調査の分析などに使われていましたが、その方法は、”有効な”データを選ぶことで、全体を予測するというものでした。

そして今、コンピュータの処理能力が飛躍的に高まり、大容量のデータを扱えるようになったことで、統計の世界は激変しました。この本は、昨今の巨大データ分析が私たちの生活をどのように劇的に変えたか、功罪合わせてわかりやすく紹介しています。

ビッグデータの最大の特徴は、有効なデータだけでなく、ゴミも含め全てのデータをすくい取ることにあります。

例えば自動翻訳。もとはIBMが手掛けていましたが、結局うまくいかなかったのは”正しい”文章だけを対象としていたからだそうです。今、この分野の最大手はGoogleですが、スペルや文法などの間違いを問わず”全ての”ことばや文章を対象とすることで、精度を上げることに成功しました。

Google検索でスペルを間違えて入力しても自動的に正しい語を提示してくれるのは、検索エンジンに学習機能が備わっているから。そして私たちが検索エンジンを使えば使うほど、学習能力が高められていく画期的なしくみになっています。

この他、ビッグデータでリードしている企業は、Amazon、Facebook、Twitterなど。私たちがネットで情報を得たり買い物したりと便利さを享受できるのは、同時にこれらの企業にデータを供給しているからでもあります。今やGoogleの検索語を分析することで、インフルエンザの流行を予測できるとまでいわれています。

Amazonの本業は本を売ることではなく、顧客情報の収集・分析といえるかもしれません。ここで得られる情報は、多くの異業種にとって再利用したい貴重な情報となっています。(先日、日本でもSuicaのデータの再利用が問題になりましたが、法整備を早急に進める必要があります。)

一方、ビッグデータの落とし穴として、相関関係と因果関係の取り違いによる判断ミス、プライバシーの侵害、監視社会の危険性などについて触れられていました。結局、ビッグデータを正しく生かすのも、使う側の人間性や賢さにかかっていることを、心に留めておかなくてはいけないと思います。

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「ヒルズ ダル・マット」 のパスタ・ランチ

映画の後に、六本木ヒルズに新しくオープンしたカジュアル・イタリアン、「ヒルズ ダル・マット」(Hills DAL-MATTO)でお昼をいただきました。ランチのコースはいくつかありましたが、私たちは前菜とパスタがそれぞれ5種類くらいから選べるセットをいただきました。

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前菜です。私は(左)の白身魚のカルパッチョを選びました。この日の白身魚はカレイ。こりこり、ぷりぷりっとした食感があって、とてもおいしかったです。細かく刻んだ数種のハーブとピンクペッパー、小さな小さなベビーリーフが、ところどころに違うアクセントを添えて複雑なお味が楽しめました。

(右)はイタリア風メンチカツ。たぶん、ポルペッテ(肉団子)の生地に衣をつけて揚げたものだと思いますが、肉汁がぎゅっとつまって、一口サイズで食べやすく、おいしかったです。

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パスタがメインなので、なかなかボリュームたっぷりでした。(左)は豚バラ肉のアマトリチャーナ。家でもよく作る大好きなパスタです。赤唐辛子がぴりっと効いてほどよくスパイシー。トマトソースにはミルクか生クリームが少々入っていたようで、まろやかなお味でした。

私は家ではあまり作らないクリームタイプのパスタにしました。(右)はマッシュルームのクリームパスタ。トリュフも入っているはずですが、よくわからなかったです。^^; キャンベルのクリームオブマッシュルームを思い出しましたが、きのこは何種類も入っていて複雑な味わいでした。

クリームタイプのパスタは、食べている間にだんだん飽きてしまうので、時々アマトリチャーナと取り換えっこしながら、おいしくいただきました。

食後はセガフレード(Segafredo)のおいしい深煎りのコーヒーを。既におなかがいっぱいでしたが、店員さんにデザートもたくさん種類がありますよ、と上手に勧められ、ひとつシェアして食べてみることにしました。

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いろいろある中から、ブラック&ホワイトのチョコレートムースを選びました。チョコレートの濃厚さはあるのですが、甘さはあっさりと控えめ。小さなマカロンがふわふわさくっとおいしかったです。

お店は黒を基調にしたモダンな雰囲気で、開放感があってふらりと入りやすかったです。カウンターから半個室まであって、いろいろなシチュエーションで使えそうです。

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食後はお店をあれこれのぞきました。大好きなカードショップのペーパーミント(Paper Mint)さんで、今年のクリスマスカード(ホリデーカード)を買いました。アイボリーと抑えた赤がシックで美しい和テイストのカード。お店のウィンドウディスプレイがとてもかわいかったです。

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そして広場では、今年もクリスマスマーケットがオープンしていました。ショップは混んでいたのでちょこっとのぞいただけですが、スパイスの入った温かいグリューワインでひと休み。クリスマス気分を楽しみました。

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「キャプテン・フィリップス」

トム・ハンクス主演、2009年にソマリア海域で起きた海賊による貨物船人質事件を映画化した作品、「キャプテン・フィリップス」(Captain Phillips)を見ました。監督は、「ボーン」シリーズ、「グリーン・ゾーン」のポール・グリーングラス。

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2009年4月、アフリカへの援助物資を積み、ソマリア海域を航行していた貨物船マースク・アラバマ号は、4人組の海賊にハイジャックされます。船長リチャード・フィリップス(トム・ハンクス)と乗組員は彼らを救命艇に乗せて追い出すことに成功…と思うや、今度はフィリップスが人質として捕らわれてしまいます。

小さな救命艇に拘束され、たった一人で海賊と命がけの駆引きを続けるフィリップス。一方、事態を知った米国は海軍特殊部隊ネイビーシールズを派遣、フィリップス救出に向けて動き出します…。

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予告を見た時にはそれほど興味がなかったのですが、アメリカでの評価があまりに高くて気になっていた本作、早速週末に見てきました。後から「グリーン・ゾーン」の監督さんと知って納得。無駄をそぎ落としたリアルでタイトな展開、2時間強にわたる緊張感の連続に、だれることなく引き込まれました。

主演のトム・ハンクスはほぼ全編にわたって出演していますが、船長としての誇りと責任感、恐怖と強靭な精神力、そして救出された直後の興奮状態までみごとに表現していて、迫真の演技に圧倒されました。

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ソマリア海航行中、身元のわからない漁船が刻一刻と近づいてくる恐怖。民間である貨物船は武装できないため、放水して追い払うくらいでしか抵抗できないのが、見ていてもどかしかったです。(今はソマリア海冲を航行する時は、護衛艦をつけられるそうです。→コチラ

海賊の横暴を許さず、自国民を徹底的に守るアメリカの国力にも圧倒されました。救命艇と軍艦では、まるでアリとゾウみたい。米軍に取り囲まれた海賊たちは、心身ともに追い詰められますが、後の祭り。シールズによるプロの救出劇も見応えありました。

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海賊行為は犯罪ですが、大国に漁場を荒らされ仕事を奪われた彼らにとって、生きるためにすがる唯一の手段でもあったようです。しかし危険を冒して大金をせしめたところで、元締めに巻き上げられ、彼らの手元にはほとんど残らない…。そうした事情も描かれていました。

アメリカにあこがれ、「いつかアメリカに住みたい」と夢を語る海賊のリーダー ムセの願いが、皮肉な形で実現することとなった結末に、複雑な思いが残りました。

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小松菜のスムージー &アドヴェントに入りました

夏といわず、一年を通じて朝食にスムージーを用意しています。朝、慌ただしくてフルーツを食べるのがめんどう…という時も、スムージーだと喜んで飲んでくれるので、手軽にビタミン補給できて便利なんです。夏と違って、冬はキンキンに冷たく作ることはありませんが、それでも朝の一杯が頭をシャキッとしてくれます。

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ブレンダーに、フルーツ、ヨーグルト、豆乳、はちみつを入れて、が~っと作るのが我が家の定番。フルーツは、バナナはとろみが出るので必ず入れますが、それにパイナップルとベリーを合わせるのが気に入っています。(ブレンダーについてはコチラ

最近は、少しずつ野菜も試しています。いつものベリーのスムージーにキャベツを入れてみたら、味が全くわからず拍子抜けしました。気をよくして今度はレタスを入れてみましたが、キャベツに比べるとわずかに青くささを感じました。でもこれはこれで体によさそう。

先日は初めて小松菜を入れてみました。バナナと皮をむいたりんご、小松菜はとりあえず一株入れただけですが、色がきれいなミントグリーンになって感激しました。

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何が入っているのか、家族にも当てられなかったくらい、青くささも全くありません。これは新たな我が家の定番になりそう。次はほうれん草を入れてみようかしら、と期待がふくらみます。またいろいろ試して、黄金の組み合わせを見つけようと思います。

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さて、昨日からアドヴェント(待降節)に入りました。この週末は私も、アドヴェントカレンダーやクリスマスリース、タオルなどを出してきて、少しずつワクワク気分を楽しんでいます。

アドヴェントカレンダーはいろいろなタイプがありますが、手作りしても楽しいですね。これは壁掛けタイプで、だいぶ前にアメリカのドラッグストアで見つけたものです。小さなポケットは小さなお菓子やおもちゃを入れられるようになっていて、雪の結晶のしおりがついています。

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