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ミュージカル 「オペラ座の怪人 ~ケン・ヒル版~」

体調をなんとか立て直して... 楽しみにしていた来日中のミュージカル、「オペラ座の怪人 ~ケン・ヒル版~」を見に行ってきました。場所は、東京国際フォーラムです。

The_phantom_of_the_opera_1_2

「オペラ座の怪人」はブロードウェイで見て、その音楽のすばらしさに圧倒された大好きなミュージカル。ところが私が見たのは(よく知られているのは)アンドリュー・ロイド=ウェバー版(ALW版)とよばれるもので、今回のケン・ヒル版はそれとは全く別の作品なのだそうです。

ケン・ヒル版は、ガストン・ルルーの原作を最初にミュージカル化した、”原点”ともいうべき作品。音楽はヴェルディ、グノー、オッフェンバックなどの、オペラのアリアの名曲の数々で、そこにケン・ヒルが、物語に沿った歌詞をつけています。

そんなわけで、幕が上がって、バレリーナがひとりくるくると舞うオープニングに始まり、演出も音楽も私の知っているALW版とはまるで違うので、最初は少々とまどいましたが、だんだんこのちょっぴり古風なミュージカルが愛らしく感じられるようになりました。ALW版と比べながらあれこれ楽しめました。

The_phantom_of_the_opera_2_3

物語は、パリ・オペラ座に棲む謎の怪人が、美しい歌姫クリスティーヌに恋し、彼女をわがものにしようと誘拐する、幻想的で怪奇的、ミステリアスなラブストーリーです。

クリスティーヌにはラウルという恋人がいますが、かねてから”音楽の天使”に歌の指導を受けていました。実はその天使の正体こそが、怪人だったのです...。音楽と愛のはざまで揺れ動くヒロインの優しさ、ファントムの偏執的な愛の悲しい結末が胸にせまりました。

The_phantom_of_the_opera_3

ALW版では、クリスティーヌの才能に嫉妬するカルロッタ、また、クリスティーヌをめぐるファントムとラウルの駆引きなど、人間ドラマが濃厚に描かれますが、ケン・ヒル版は比較的あっさりしているように感じられました。そして結構コミカルな展開が多いのが意外でした。

エンターテイメントとして華やかなALW版と比べると、登場人物も少なく、どうしても地味な印象がありますが、なんといってもオペラのアリアを歌う俳優さんたちの歌声がすばらしかったです。ミュージカルは、まさに現代におけるオペラなんだな...と実感しました。

ケン・ヒル版の5回の来日公演でファントム役を全て演じているというピーター・ストライカーさんの歌声もすばらしかったですが、私はクリスティーヌを演じる女優さん(名まえは失念)ののびやかな美しい歌声に魅了されました。

舞台装置では、特にオペラ座地下の洞窟の場面が圧巻でした。舞台一面にドライアイス?が大量に放出されて水面が表現され、そこにファントムがクリスティーヌを乗せたボートがゆっくり進んでいきます。幻想的な美しさにうっとりと引き込まれました。

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舞台」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。cherry

いよいよ年も押し迫ってきましたね!
年末、休みが少なく、疲れもあって、ブログ記事が滞っております。
映画とか、京劇とか、つくりたいのがたまってるんだけど・・。coldsweats01

今回の観劇までに、体調が戻って良かったですね!
「オペラ座の怪人」って言ったら、ウェーバー版になじみがあるでしょうから、最初はしっくりこないかもしれませんが、こちらがミュージカルの原点との事で、興味深く楽しめた様ですね。
有名なオペラのアリアに、歌詞をつけてるんですね。

年末に楽しい時間が持てましたね~。

さて泣いても笑ってもあと3日ですね!!!(*^ω^*)ノ彡

投稿: ごみつ | 2013年12月29日 (日) 02時34分

こんばんは!
やっと、昨日、年内最後の納品がすみましたが、
まだ、若干やり残しも(笑)
でも基本的に終了です^^

オペラ座の怪人、2つのタイプがあって、話も違うのですね!!

今年のクリスマスのお料理も美味しそうですね。
本物のターキー  凄い!!

投稿: イザワ | 2013年12月29日 (日) 03時35分

☆ ごみつさま ☆
こんにちは。
いよいよ今年も押し詰まってきましたね...
そんな中、年内ぎりぎりまでお仕事、お疲れ様です。
ブログ記事、気長に楽しみにしていますね☆

おかげさまで、体調は今はすっかりもとにもどりました♪
観劇の日はまだ本調子ではなかったのですが、無事に行けてほっとしました。

ケン・ヒル版の「オペラ座の怪人」、ウェバー版が大ヒットしてからは
上演されることはほとんどなくなったようですが
たぶん根強いファンがいらっしゃるのでしょうね。
ちょっと人形劇のような古風な味わいがあって、かわいらしかったです。
オペラのアリアを歌いながら劇が進行する...というのは
最初に上演された時はかなり画期的だったようですよ。

昨日はようやくゼロ・グラビティを見てきました。
なんとか年内に記事にできるかな...

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2013年12月29日 (日) 16時56分

☆ イザワさま ☆
こんにちは。
イザワさんも年内ぎりぎりまでお忙しかったですね。
ようやくお仕事納めでしょうか。
今年もお疲れ様でした。

オペラ座の怪人、お話は同じですが
演出と音楽は全く別のものとなっています。
ちなみにこの2つのほかに、(宝塚などで上演されている)
アーサー・コピット版というのもあるそうですよ。

クリスマスのお料理にもうれしいコメント、ありがとうございました☆

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2013年12月29日 (日) 17時05分

こんばんは☆
いよいよ年の瀬が押し迫ってきてますね。
今年は予定外の用事が飛び込んできてしまい、んもう!ということで、大掃除を半分で諦め、あとは年明けに宿題にしちゃいました。
明日から帰省します☆

オペラ座の怪人、写真をみるとおっしゃるとおりちょっと古風なかんじがしますね。
舞台装置もシンプルみたいだし・・・
またそのシンプルさが演技を歌をよりじっくり見せてくれていいのかもしれないですね。

投稿: ノルウェーまだ~む | 2013年12月29日 (日) 18時09分

セレンディピティーさま
こんにちは。
今年もあっという間に今日を入れてもあと2日になりましたね。
なんだか実感が沸かずにいます。
知りませんでした。今来日中の「オペラザの怪人」が開演されている
ことも「ケン・ヒル版」があることも。お写真から古風さがなんとなく伝わりました。
私はきっとALW版をみたのですね。
この時期に観るといっそう歌の響きも切なさも感情移入して染み入りそうです。

大掃除まだまだ終わりそうにありません。。。
日頃の罰を感じながら頑張ります(笑)
セレンディピティさん、よいお年をお迎えください。
そしてまた来年も素敵なブログを楽しみにお邪魔させていただきます。

投稿: aki | 2013年12月30日 (月) 11時57分

ルルーの原作は読んでいますが、舞台は観た事ありません。脚本にも違いがあるのですね。どう違うのか分かりませんが、機会があったら観てみたいですね。
そう言えば原作の翻訳も、訳者によって違いは出ます。時間があれば春樹版の翻訳と、当初の翻訳との違いもじっくり検討してみたいものです。
余談ですが、この冬は野菜が高いですね。医者から言われて、野菜中心の献立を試行錯誤中ですが、出費の多さに驚いています。
それでは、良いお年をどうぞ。

投稿: ヌマンタ | 2013年12月30日 (月) 12時41分

☆ ノルウェーまだ~むさま ☆
こんにちは。
今年もあと残すところ1日半ですね。
私はもう何年も前から年末大掃除はしないことにしていますが^^
春のお花で気持ちよく新年を迎えたいと思います。
まだ~むさんは今日からご実家なのですね。
もうそろそろ着いていらっしゃるかな?
ご家族おそろいでよいお正月をお迎えくださいね☆

オペラ座の怪人、ちょっと古風なところが新鮮でもありました。
舞台装置はひょっとしたら巡業用かもしれませんね。
クラシックの発声による歌声がすばらしかったです。

投稿: ☆ ノルウェーまだ~むさま ☆ | 2013年12月30日 (月) 14時01分

☆ akiさま ☆
こんにちは。
早いもので、今年も残すところあと1日半ですね。
ホリデーシーズンの余韻を楽しみながら観劇納め?に行ってきました。
今回のオペラ座の怪人の来日公演は、テレビ東京開局50周年の
記念事業だそうです。
クラシックな舞台でオペラのアリアの数々を楽しみました。

akiさん、いつもきれいにしていらっしゃるので
大掃除の必要などなさそうですが、これからラストスパートでしょうか。

よいお正月をお迎えくださいね。
来年もどうぞよろしくお願いします☆

投稿: ☆ akiさま ☆ | 2013年12月30日 (月) 14時16分

☆ ヌマンタさま ☆
こんにちは。
ヌマンタさんは、以前原作のレビューを書いていらっしゃいましたね。
ストーリーは大きなところではほとんど同じでしたが
細かい違いがありました。
ケン・ヒル版は最初に舞台化されたものなので
より原作に近いとのことですが...
もし舞台をご覧になるのでしたら、まずはALW版(ウェバー版)を
ご覧になることをお勧めします。
(日本では劇団四季が上演しているようです。)
なんといっても演出や音楽が華やかで、気持ちを盛り上げてくれるので
より物語の世界に入りやすいと思います♪

野菜、年末に向けて、価格がぐぐっと上がっていますね。
年が明けて、少し落ち着くといいですね。

昨年はお世話になりました。
ヌマンタさんもどうぞよい新年をお迎えくださいね。

投稿: ☆ ヌマンタさま ☆ | 2013年12月30日 (月) 14時32分

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