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「ウォールフラワー」

公開時から楽しみにしていた「ウォールフラワー」(The Perks of Being a Wallflower)をようやく見てきました。「パーシー・ジャクソン」のローガン・ラーマン、「ハリー・ポッター」のエマ・ワトソン、「少年は残酷な弓を射る」のエズラ・ミラーが共演する青春映画です。

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高校に入学したチャーリー(ローガン・マーラン)は、作家になることを夢見る内気な男の子。クラスメートたちになかなかなじめずにいましたが、同じ授業を受けている上級生のパトリック(エズラ・ミラー)に声をかけたことで、その義妹のサム(エマ・ワトソン)とも仲良くなり、彼のたいくつな日常が一変します...。

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映画を見ながら、なんだかライ麦畑みたい~と思ったら、原作は1999年に発表され、「ライ麦畑でつかまえて」の再来と話題になった大ベストセラーだそうです。原作者のスティーヴン・チョボスキー自らが監督・脚本を務め、製作にはジョン・マルコヴィッチが加わっています。

80年代のアメリカの高校生のファッションや音楽、文学、映画、ライフスタイルのあれこれがかっこいい。私も彼らとちょうど同世代なので、海をこえて同じ音楽を聴いていたんだなーと感慨深く思いました。お気に入りの曲をカセットテープにダビングして友だちと交換したり、とかね。

チャーリーがどきどきしながら踊りの輪の中に入っていく時にかかっていたDixys Midnight Runnersの”Come On Eileen” ダンスパーティでかかっていたスローナンバーはAir Supplyの”All Out Of Love” サムが大好きだというDavid Bowieの”Heroes” など。どれも懐かしかったです。

彼らは当時の日本の高校生よりずっと洗練されてはいるけれど、感じ方とか考え方とか、共感できる部分がたくさんありました。些細なことで傷ついたり、どきどきしたり、自信をなくしたり、それでいて自分は特別なんだと思ったり...そんな年頃のことが懐かしくなりました。

高校初日からうまくなじめず、卒業するまでの日を指折り数える日々、自分と感性が合う友人と出会った喜び、好きな女の子に気持ちが伝えられないもどかしさ、進路が決まるまでの不安...そこにアメリカらしく?ドラッグやパーティ、同性愛などもちりばめられています。

チャーリーは賢くて、自分の世界を持ったすてきな男の子ですが、自分のことをさえないと思い込んでいます。人と違うことを魅力にかえてしまう”はみだしもの”の友だち、彼の中に才能を見つけ導いてくれる国語の先生、そうした出会いによって、過去の心の傷を乗り越え、成長していく姿がまぶしかったです。

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キャストもみずみずしく魅力的でした。童顔のローガン・ラーマンくんは、思春期の揺れ動く心をみごとに表現していました。ニートなスーツ姿が小さな紳士といった感じで、とてもかわいい。

ショートヘアーのエマ・ワトソンは、自由奔放な少年っぽさが魅力。そして「少年は残酷な弓を射る」での怖ろしい少年役が強烈だったエズラ―・ミラーくんが、明るくコミカルな全く違うタイプの男の子を演じていたのが新鮮でした。

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きらきらと明るいだけではなく、複雑な背景もさりげなく描かれていて...若者たちに圧倒的に支持されたという原作も読んでみたくなりました。

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映画」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

「欲望のバージニア」のDVDにこれの予告編が入ってて、「うわ~!やっぱり見たかった~~!!」ってなっちゃいました。(笑)
記事の写真を見ても、この映画の瑞々しさを感じます。
公開、終わっちゃたから、DVDになったら是非見たいです。

ローガン・ラーマン君はやっぱ可愛いな!lovely

エマ・ワトソンも可愛い。エズラ・ミラー君は、ちょっと嵐の松潤に似てない?(笑)

投稿: ごみつ | 2014年1月13日 (月) 02時23分

☆ ごみつさま ☆
こんにちは。
青春映画ですが、ちょうど同時代をすごしてきた
若者たちの姿が描かれていたので、なおのこと感慨深く見ました。
洗練されたビジュアルも魅力的でしたよ。
DVDになったら是非ご覧になってみてください☆

ローガン・ラーマンくん、たぶん映画を見たのが
これが初めてだと思いますが、とてもかわいいですね!
エマ・ワトソンもすてきな大人の女優さんになりましたね。
エズラ・ミラーくん。そうそう!私も松潤に似てるって思いました。
どちらのファンにも怒られちゃうかもしれないけどね。^^

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2014年1月13日 (月) 10時12分

こんにちは☆
これまだ公開していたのですね。
評判が良かったし気になっていたのに、見ずじまいでした。
青春のきらきらもまぶしい作品のようですね。
音楽もよさそう♪
原作読んでみたいですね~

投稿: ノルウェーまだ~む | 2014年1月13日 (月) 12時48分

☆ ノルウェーまだ~むさま ☆
こんにちは。
「ウォールフラワー」先週ようやく見てきました。
一応まだ上映しているところもあるみたいですが
LASTぎりぎり...ということで、ほぼ満席でしたよ。
口コミで人気が広まっているようですね。

この年頃特有の心の揺らぎがデリケートに描かれていて
ちょっぴり切なくなるようなすてきな作品でした。
きらきらしているのですが、複雑な背景も垣間見えて
そんなところも若者の心を惹きつけるのでしょうね。
キャストも魅力的でした☆

投稿: ☆ ノルウェーまだ~むさま ☆ | 2014年1月13日 (月) 23時15分

つい、先日に高校時代の新年会がありました。
とても懐かしく、会って少し話しているうちに、
ドンドンと当時のことが思い出されすぐにうちとける
ことができました。
そんな、当時のことを思い出しながら見てしまう
映画化もしれませんね。

今年も、ジャンルごとに一年を振り返って、いらっしゃいましたが、
沢山の本や、映画、アートなど、今年もまた楽しいことが
一杯だとい思います。
また、情報をお願いしますね^^

投稿: イザワ | 2014年1月15日 (水) 02時50分

☆ イザワさま ☆
こんにちは。
イザワさんは、今でもよく高校時代のお友だちと
会っていらっしゃいますよね。仲がいいですね。^^
新年会、楽しくすごされたことと思います。
今、高校生の人も、かつて高校生だった人も、それぞれが
自分の中の青春の一ページを思い出すような作品だったと思います。

今年もたくさんの感動に出会えるといいなと思います。
いつもおつきあいくださり、ありがとうございます。

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2014年1月15日 (水) 18時49分

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