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メゾンエルメス フォーラム 「クリスチャン・ボヌフォワ展」

映画の後に、銀座メゾンエルメス8階のフォーラムで開催されている「クリスチャン・ボヌフォワ展」(~2月28日まで)を見に行きました。

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クリスチャン・ボヌフォワは、フランスを代表する現代美術のアーティスト。今回は、日本で開催される初めての個展だそうです。新聞でこの企画展を知り、ひと目で私好みの作品!と楽しみにしていました。これまでの代表作のほか、本展のために制作された新作が展示されています。

会場は、ガラスのブロック壁越しに柔らかく自然光が入る明るい空間。白い壁によって不規則な形に区切られ、アートの森を散策するように見て回ることができました。会場構成は、建築家の中山英之さんです。

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網戸のような?目の粗いキャンバスに、白いアクリル絵具と鉛筆を使って描いた作品、カラフルな薄紙をコラージュして重ね合わせた作品などがありました。

正面に見えるのは「バベル」という作品。こちらから見ると、背景が黒く見えますが、反対側に回ると、こちらが透けて見えます。目の粗いキャンバスが片側だけ光を通し、マジックミラーのような効果を生み出していたようです。

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「背中」シリーズから。ボヌフォアは、1970年にマティスのレリーフ状の彫刻作品「背中」と出会って衝撃を受け、アーティストを志したそうです。Matisse

ちなみに、こちらがマティスの「背中」。ボヌフォワは、この作品の正面が見たいという思いから、これまで30年努力してきたとか。でも私はボヌフォワの作品を見て...

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マティスの「青い裸体」を思い出しました。

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壁いっぱいに薄紙をコラージュし、ピンで留めつけた作品。パステルカラーの構成がなんともロマンティックですが、おもちゃ箱をひっくり返したようなにぎわいがあって、子ども部屋みたいに楽しい。

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こんな感じの連作も。会場では、ボヌフォアがフランスの彼のアトリエを訪れた学生たちにレクチャーしている、約50分のフィルムも上映されていました。

プロフィールを読むと、美術史家としてスタートしたとありますが、フィルムではその前に記号学を研究していたとお聞きし、作風の謎が解けた気がしました。記号学といえば、「ダヴィンチ・コード」のラングドン教授を思い出しますが、アートとどこか通じるものがあるのかもしれませんね。

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最後は、今回の企画展のために制作されたという「銀座上空の黄道十二宮の星座」。吹き抜けの宇宙を感じさせる空間に、ボヌフォワの世界がいっぱいに広がって、うわ~っと圧倒されました。

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コメント

こんばんは☆
素敵な作品ですねー
私は始めて見ました。
芸術ってもうこれ以上工夫しようが無い・・・と思っていても、凡人には想像も付かない技法が、まだまだ存在するのだなーと感心させられますね。

投稿: ノルウェーまだ~む | 2014年1月24日 (金) 00時29分

色使いが鮮やかで、心ウキウキするような感じですね。
写真展だけでなく、他のジャンルの芸術を見ていると
刺激を受けますね。
美術館めぐり、久々にしたくなりました。

投稿: イザワ | 2014年1月24日 (金) 03時20分

☆ ノルウェーまだ~むさま ☆
こんにちは。
私もこのアーティストを初めて知りましたが
色使いがとてもきれいで、大好きなマティスに通じる世界があって
気に入りました。
薄紙を重ねたコラージュは、失礼ながら
子どもの工作みたいとも思いましたが...^^
おしゃれな空間にマッチしていましたよ。

投稿: ☆ ノルウェーまだ~むさま ☆ | 2014年1月24日 (金) 08時18分

☆ イザワさま ☆
こんにちは。
一足先に春がやってきたような、きれいな色使いの作品でした。
銀座はショップが経営している小さなギャラリーがたくさんあって
気軽にアートに触れられるのがうれしいですね。
新進のアーティストの作品が、無料で見られる
というのがまたすばらしいです。
また気軽にあちこち立ち寄りたいと思います☆

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2014年1月24日 (金) 08時25分

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