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「キル・ユア・ダーリン」

ダニエル・ラドクリフ&デイン・デハーン共演の実話に基づくサスペンス、「キル・ユア・ダーリン」(Kill Your Darlings)を見ました。1944年のコロンビア大学を舞台に、のちにビート・ジェネレーション(ビートニク)とよばれ活躍する文学者たちの青春時代を描きます。

Kill_your_darlings_1

1944年、ニューヨーク。コロンビア大学に入学するも、正統を重んじる大学の姿勢に退屈を覚えていたアレン・ギンズバーグ(ダニエル・ラドクリフ)は、図書館で出会った美しい青年ルシアン・カー(デイン・デハーン)の自由奔放な言動に惹かれ、彼を追い求めます...。

今月からTSUTAYA限定でレンタルがはじまった劇場未公開作品。デハーン&ラドクリフ共演という情報のみで予備知識なく見たので、最初は、生意気な学生たちが勉強もしないで悪いことばかりして...なんて思っていたのですが、このメンバーがすごいのです。

「吠える」のアレン・ギンズバーグ、「裸のランチ」のウィリアム・バロウズ、そして「路上」(「オン・ザ・ロード」)のジャン・ケルアック...彼らは50年代にビート・ジェネレーションとよばれ、ヒッピーたちから熱狂的に支持された詩人、作家たちです。

Kill_your_darlings_3

そして彼らの中心にいたのがデハーン演じるルシアン・カー。彼は妖しく危険な魅力をふりまいて、まわりの男たちを翻弄していきます。そして彼らの気持ちを利用しつつ、大学の論文をちゃっかり書いてもらったりしているのです。^^;

たしかに周りにこれほどの文才が集まっていたら、とても自分で書く気にはなれなくなってしまうかも。彼らは、たまり場に出かけては酒やドラッグを嗜んだり、夜中に図書館に忍び込んで禁書を並べたり...と、悪行を重ねつつ^^ 青春を謳歌します。

しかし、ルシアンの取り巻きの中に、偏執的な想いを寄せるデヴィッド・カマラーという男がいたことで、事態は思わぬ方向へ。追い詰められたルシアンは、デヴィッドを殺害してしまうのでした...。

Kill_your_darlings_2

黒縁眼鏡にもさもさヘアで、ちょっぴり冴えないアレンを演じるラドクリフくん。対するデハーンは、ガラス細工のように繊細で美しいルシアンを好演。猫のように気まぐれで、悪魔のように残酷で...男心をくすぐる魔性をもったルシアンは、間違いなく後にビートニクたちの創作に影響を与えたのだろうな、と確信します。

ドキッとするシーンもありますが...美しいものを追い求める芸術家が、その対象としてルシアンに惹かれてしまうのは、ごく自然の感情として受け止められました。お勧めしにくい作品ですが、デハーンくんの魅力が堪能できて、私はまあまあ楽しめました。

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コメント

こんばんは!

え!何、これ面白そう!
D・ラドクリフがアレン・ギンズバーグ、演じてるんだ!
がんばってるね~、彼、

男色傾向の強い、作品っていう事ですよね?
なんか、ルシアンはアルチュール・ランボーみたいだけど、彼自身には文才はなくて、抗しがたい魅力をふりまいてる「オム・ファタール」なんでしょうか。

とにかく凄く面白そうなので、今度是非見てみます!ご紹介有難う~~!happy02

投稿: ごみつ | 2014年5月24日 (土) 01時44分

セレンさん☆
これ興味あります~
ふたりがキスするやつですよね?
お互いあまり背が大きくないので、学生といってもまだまだ通用しますねぇ。
これDVDなのですね。ちょっと探してみます☆

投稿: ノルウェーまだ~む | 2014年5月24日 (土) 15時01分

☆ ごみつさま ☆
こんにちは。
この作品、まあまあおもしろかったです。
ラドクリフくん、がんばってましたが
デハーンがとにかく圧倒的でした。
彼はこういう破滅的な役どころが似合いますね。

ルシアンは殺害事件で服役した後は
UPI通信の記者になったそうです。
文学の才能はともかく、彼の危ない魅力は
ビートニクたちの創作意欲をかきたてたのでしょうね...

きゃーきゃー言いながらご覧になってみてください。wink

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2014年5月24日 (土) 16時43分

☆ ノルウェーまだ~むさま ☆
こんにちは。
そうです~
2人のキスシーンはごく自然な雰囲気でとても美しかったですよ。
ただ、それ以上のシーンははたして必要あったか?
少々疑問に思いましたが...
最近の俳優さんたちは仕事とはいえたいへんですね。think

よかったらTSUTAYAで探してみてください~☆

投稿: ☆ ノルウェーまだ~むさま ☆ | 2014年5月24日 (土) 16時56分

ラドクリフというとハリポタのイメージですが、
違う作品にも出始めているんですね。
大作を演じた俳優さんは世間的になかなかそのイメージから
抜けらせてもらえずに、その後の俳優活動が大変なことが
多いですが、彼は子役から順調にいきそうですね^^
最近、TSUTAYAで結構借りているので、時間がとれたら
見てみたいと思います。。。期間限定か~(笑)

投稿: イザワ | 2014年5月25日 (日) 03時20分

☆ イザワさま ☆
こんにちは。
ラドクリフくん、ハリポタのイメージが強いですが
今後はそこから脱却して、いろいろな役に
チャレンジしていくのでしょうね~
これからの活躍が楽しみです。

期間限定ではなく、TSUTAYA限定です。
強気の囲い込み戦略で、最近話題作でも
結構TSUTAYA限定って多いですね...

投稿: ☆ イザワさま ☆ | 2014年5月25日 (日) 12時15分

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