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五反田 「Restaurant Français MAY」

五反田に5月にオープンしたフレンチレストラン MAY(メイ)でお昼をいただきました。恵比寿のフレンチ「モナリザ」にいらしたシェフが新しく出されたお店とうかがい、楽しみにしていました。

駅から歩いて5分。ビルの1階にあるこじんまりとしたお店はシンプルでモダン、スタイリッシュな雰囲気ですが、外の空間とつながるような明るい開放感がありました。白いテーブルクロスに、スガハラのモダンなガラス器がよく映えます。

私たちは、アミューズと前菜2品、主菜にデザートがつくプリフィクスのコースをいただきましたが、こちらの主菜は、ひとつの素材をクラシックとモダン、2種類のスタイルで楽しめるというのがうれしくも斬新な演出。わくわく期待がふくらみました。

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アミューズです。左はセロリのムース、右は牛肉のいろいろな部位を使って作ったという小さなコロッケのようなお料理です。どちらも塩味がほどよく効いてワインや食前酒に合いそうでしたが、この日はこのあと車に乗る予定があったので、冷たいお水とともにいただきました。

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最初の前菜です。(左)は一週間熟成させたパテ・ド・カンパーニュ。私は(右)のサバのタルト仕立てをいただきました。さくさくとしたパイの上に、トマトで煮込んだほろほろのサバがのっています。上にはチーズのパリパリ。どちらもみずみずしいガーデンサラダが添えられています。

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2品目の前菜です。(左)はオマール海老とパッションフルーツのガトー仕立て。ぷりぷりのオマール海老が贅沢なおいしさです。私は(右)の夏野菜を添えたガスパチョをいただきました。上にのっているのはスイカの泡。パスタをまぶしたキスのフリットは、まずサクサクした食感を楽しんでから、スープにひたしていただきます。

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主菜の1品目はクラシックなスタイルで。(左)は牛ヒレ肉のポワレ。私は(右)のほろほろ鳥のバロティーヌをいただきました。フォアグラと里芋をほろほろ鳥の胸肉で包み込んだお料理で、淡白なほろほろ鳥にフォアグラのコクがアクセントを添えていました。どちらも美しい季節野菜とともに。

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主菜の2品目は、同じ素材を今度はモダンスタイルでいただきます。(左)は牛ほほ肉のアッシュパルマンティエ。牛ひき肉とじゃがいもを重ねたフランスの家庭料理ですが、トリュフを混ぜ込んであるのが心憎い演出です。

私は(右)のサラダを添えた、ほろほろ鳥もも肉のコンフィをいただきました。パリッとした皮、むちっとしたお肉の食感が楽しめました。七宝のような真っ赤なガラスのお皿がモダンですてきです。

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デザートです。(左)はパイナップルのガトー仕立て。席でパイナップルのスープを注いで仕上げます。上にのっているのはココナッツのソルベ。ドライパイナップルの羽飾りとともに。私は(右)のクレームダンジュ(チーズクリームデザート)をいただきました。マスカット、キウイ、メロンとさわやかなグリーンのフルーツがたっぷり。

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最後は深煎りのコーヒーを小菓子(プチマドレーヌとワインゼリー)とともに。

アートのように美しく洗練されたお料理は、伝統の中にもサプライズがあって、ひとつひとつ感動しながらおいしくいただきました。

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コメント

こんばんは!

わ~、どのお料理も、アーチスティックで、写真を見てるだけでも、みとれちゃいますね!カンディンスキーとかクレーのアート作品みたい。
一皿、一皿、楽しみながらお食事出来ますね!

メインが、同じ素材で違うアレンジで出てくるのも良いですね。
何か、お腹がすいてきちゃった・・。(^_^;)

パイナップルのデザートの上に羽みたいになってるのは何ですか?

投稿: ごみつ | 2014年10月 9日 (木) 00時35分

☆ ごみつさま ☆
こんにちは♪
お料理、お味もさることながら
ひとつひとつが器をキャンバスにしたモダンアートといった感じで
美しく、目でも楽しみながらいただきました。

メインのお料理が、ひとつの素材を2つのスタイルでいただく
というのは今までにない体験でわくわくしました。
ひとつの器に2種類のお料理が盛り合わせてあるのかな?と思ったら
別々にサーヴされたので、ちょっと得した気分でした。
器も含めてひとつの作品、ということなのでしょうね。

パイナップルの上に乗っているのは、ごく薄いパイナップルスライスを
ドライフルーツにしたものでした。たしかに羽飾りみたいですね。^^

投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2014年10月 9日 (木) 17時43分

こんにちわー。
お料理と器がアートですね。それぞれが芸術作品で美術館で展示されているかのような驚きがあります。
メインの食材を2種類の調理法で楽しめるのがとても贅沢ですね。
どのお料理も丁寧に作られ盛り付けされていて、目で見て楽しみ、舌で味わうと五感で楽しめる様子が伝わってきました!

投稿: ruri | 2014年10月11日 (土) 10時47分

☆ ruriさま ☆
こんにちは♪
シンプルでモダンな器が、野菜の彩りを引き立てていました。
まだ暑い時期でしたので、ガラス器が目に涼しげでしたよ。

同じ素材でも部位やお料理の方法が変わると
まったく違った印象で新鮮にいただけるんだな~と発見でした。
シェフのお客様を喜ばせよう、驚かせようという
おもてなしの心が伝わってきました☆

投稿: ☆ ruriさま ☆ | 2014年10月11日 (土) 21時51分

セレンさん☆
なんと!素敵なお料理たちでしょう♪
セレンさんのお料理のレビューが実によく判りやすくて、思わずお腹がぐーって鳴っちゃいました。
盛り付けも素敵!って思ったら、モナリザのシェフだったのですね。
これは行かなくちゃ!!

投稿: ノルウェーまだ~む | 2014年10月12日 (日) 11時04分

☆ ノルウェーまだ~むさま ☆
こんにちは。
MAYさんのお料理、とってもおいしかったです。
盛り付けも美しく、楽しめました。

モナリザのお料理が好きなので、こちらのシェフが独立された
とうかがって、楽しみにしていました。
機会がありましたら是非☆

投稿: ☆ ノルウェーまだ~むさま ☆ | 2014年10月12日 (日) 15時11分

セレンさん☆
私コメント入れてましたねー(笑)
きっとセレンさんのブログから気になるレストランをチェックしていたのですね。どこで仕入れたネタかしら~~と思っていたのでした。

で、気になったのですが主菜が2皿あるのですね!
どうして私たちの1皿だったのかなー?HPにも2皿用意しますって書いてあるのにぃ。ぷんすかっ
ところでTBがちょっと変なかんじになっちゃってました。お手数ですが再度トライしていただけますでしょうか…?

投稿: ノルウェーまだ~む | 2015年4月23日 (木) 17時10分

☆ ノルウェーまだ~むさま ☆
おはようございます。

私もよくそういうことありますよ。^^
こちらのお店、まだ~むさんもおっしゃっていたように
コストパフォーマンスよく、お料理がていねいに作られていて
気に入りました。穴場的なお店でゆっくりすごせるのがいいですね。

メニューが違うからかな?と思いましたが(私のはMenu B)
HPを見るとどのコースもメインは2皿のようですね。なぜかしら?

TB、もう一度トライしてみたら
今度ははねられてしまいました。><

投稿: ☆ ノルウェーまだ~むさま ☆ | 2015年4月24日 (金) 08時26分

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