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2014年12月

年末のあれこれ

今年も残すところあと1日となりました。年末のあれこれをまとめてアップします。

この日は日比谷で映画を見たあと、ペニンシュラの向かいにあるイタリアンレストラン、COVA TOKYOでお昼をいただきました。こちらのお店は、映画「ゴッドファーザー」に登場するパスタがあるというので、以前から気になっていたのです。

ところがメニューにないのでお店の方にうかがうと、夜のみで、しかもクリスマスシーズンはやっていないとのこと。しかたがないので、この日はほかのパスタセットにしました。セットにはサラダとフォカッチャ、グリッシーニがつきます。

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私は久しぶりにラザニアをいただきました。クリーミィなミートソースにチーズがからみ、複雑な味わいでとってもおいしかったです。グリッシーニのパリパリした食感も気に入りました。食後はコーヒーとチョコレートケーキをいただきましたが、濃厚なお味が私好みでした。

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各テーブルに、お店の名前の入ったりんごが置いてあるのがかわいい。店内はヨーロッパ調のシックで落ち着いたインテリア。ゴッドファーザーのマーロン・ブランドのポスターもありました。 (右)ゴッドファーザーのパスタは、ミートボールのタリアテッレです。(画像はHPより) 今回は残念でしたが、自分で作ってみようかな?

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毎年クリスマスにホテルオークラで軽食をいただくのですが、来年本館が建て直しになるので、最後のクリスマスにロビーの写真を撮りました。夜遅い時間なので、しんと静まりかえっています。左奥にクリスマスツリーが見えます。

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和のモチーフを取り入れたインテリアは独特の個性があり、レトロな味わいがあってお気に入りでした。老朽化や、オリンピックを見据えて客室を増やすなど、いろいろ事情はあるのでしょうが、なんだか寂しくなります。

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椿の大枝を大胆に投げ入れた野趣あふれるアレンジメントもこのホテルならでは。別館のカフェが新しくピカピカになっってしまったのがショックだったので、本館は今の個性をできるだけ受け継いで欲しいと願っています。

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市松に並べた花器に南天を配した禅庭のようなアレンジメント。

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クリスマスの東京タワー(車の中からパチリ)

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銀座に買い物に出かけた折に、マロニエゲート11階にあるインド料理レストラン「オリエンタル ラージ」でランチブッフェをいただきました。

カレーはチキンやお豆、カジキなど4、5種類。このほかタンドリーチキンにサラダやお惣菜、デザート...とあり、どれもおいしかったです。ナンはお店の人が焼きたてをテーブルまで持ってきてくださいます。

大理石のテーブルにゆったりとしたチェア、とアジアンリゾート風のインテリア。広い窓から見る眺望もすばらしかったです。

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最後まで食の話で恐縮ですが、これで今年のブログ納めといたします。皆様、どうぞよい新年をお迎えくださいませ。来年もよろしくお願いします。

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「6才のボクが、大人になるまで。」

リチャード・リンクレイター監督の「6歳のボクが、大人になるまで。」(Boyhood)を見ました。6歳の少年が18歳になるまでの12年間を、主要キャストそのままに12年かけて描いた壮大な家族の物語です。

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メイソン(エラー・コルトレーン)が6歳の時に、父(イーサン・ホーク)と母(パトリシア・アークエット)は離婚。母は大学で学ぶために姉(ローレライ・リンクレイター)とメイソンを連れてヒューストンに住む祖母の近くに引越し、やがて3人の新しい生活がはじまりますが...。

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父、母、姉、メイソンの主要キャスト4人をそのままに、メイソンが6歳から18歳になるまでの12年間を撮り続けたという前代未聞のヒューマンドラマ。フィクションなので4人の間に血のつながりはなく、映画として家族を”演じている”にすぎないのですが、いつしかほんとうの家族のように見えてきます。

そもそも6歳の少年が12年後どうなるか神様しかわからないわけで、おそらく脚本は毎年状況にあわせて少しずつ書き足していったのでは?と思いますが、それでいてちゃんと物語としてつながっているのがすばらしい。

12年の間には大なり小なり事件も起こりますが、映画ではそれらは時間の流れの中のひとつのエピソードにすぎず、比較的淡々と描かれています。それでも見終えた時には、人が成長し、やがて巣立っていくことがどれほどアメイジングなことか、命の神秘さえ感じ、深い感動に包まれました。

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私事ですが我が家にもメイソンとほぼ同い年の子がいて、アメリカで暮らしていた時期がちょうど重なっていたので、なおのこと感情移入して見てしまいました。映画で描かれている何気ない日常、郊外のごく普通の家庭のリアルなアメリカ生活が、なんとも懐かしく感じられました。

その時々の時代背景がさりげなく描かれているのも心憎い演出。ハリーポッターの新刊本を買うために行列に並んだり、ばりばり民主党支持の父がオバマ大統領誕生のために応援したり。Apple製品がスケルトンのiMacにはじまり、iPod、iPhoneと変遷していくのも楽しかった。

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この映画はメイソンの成長物語であり、家族の歴史の物語。母オリヴィアは向学心があり、経済的にも自立していますが、恋多き女性で、3度の結婚と離婚を繰り返します。最初の夫(メイソンたちの父親)が一番よかったのでは?と思いますが、いい父親が必ずしもいい夫とは限らないのかもしれませんね。

父メイソンSr.はアラスカに行ったり、バンドを組んだり、いい加減でふらふらしていたけれど、メイソンJr.たちにとっては母親とは違う形の愛情で見守っていてくれる、包容力豊かなお父さん。その彼もやがて会社勤めをして落ち着き、再婚して幸せな家庭を築くまでに成長?します。

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アメリカでは州立大学でも自宅から離れていることが多いので、子どもたちは18歳で高校を卒業すると、親元を出て大学の寮に入るのが一般的。だから高校の卒業式は盛大に行われるし、それは親離れ、子離れの儀式でもある...

母親を演じたパトリシア・アークエットは、最後はきっと2重の意味で喪失感におそわれたに違いないと思いました。ひとつは役柄上の母親として、もうひとつはこの映画の撮影がとうとう終わってしまうということに対して...。かけがえのない時間をぎゅっと宝石箱につめたような、心地よい余韻の残る作品でした。

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クリスマスの食卓 2014

週末に家でクリスマスのお祝いをしました。記録を兼ねてご紹介させていただきますね。

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前菜いろいろ。カジュアルに取り分けていただきます。

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(左)カマンベールチーズとラディッシュ、スモークサーモンのもりあわせ。サーモンには常備菜のたまねぎのマリネを添えています。 (右)こちらも常備菜のキャロットラペ。

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(左)海老のアヒージョ。海老、にんにく、赤唐辛子、ベイリーフをオリーブ油で煮込みます。私の好みでにんにくは控えめにしています。 (右)たこ、トマト、きゅうりのサラダ。おしょうゆ少々を隠し味に加えたドレッシング(オリーブ油、赤ワインヴィネガー、塩こしょう)で軽くマリネしています。

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なんとなく今年のテーマカラーはオレンジ?になりました。

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(左)かぶのポタージュはミントグリーンのカップで。あさつきとピンクペッパーをトッピングしてクリスマス風に。 (右)ターキーのつけあわせに、ローストポテト。黄色くコクのある”インカのめざめ”で作りました。

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(左)ディナーブレッドはホームベーカリーで生地まで作り、丸めて粉をふるってオーブンで焼きました。 (右)お花はオレンジのランをメインに。お家の形のキャンドルホルダー。

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主菜は今年もローストターキーを焼きました。3622g(約8ポンド)のヤングターキーにスタッフィング(パン・香味野菜・ハーブ・バター)を詰め、オリーブ油をかけながら160℃のオーブンで4時間焼きました。

ソースはハニーマスタードソース(レシピはコチラ)と、ターキーの肉汁で作るグレイヴィソースの2種類を用意しました。グレイヴィソースは、ターキーの肉汁をこして小鍋で少し煮詰め、隠し味におしょうゆ少々を加え水溶き片栗粉でとろみをつけて作りました。

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柔らかい胸の部分を切り分けて、野菜とソースとともにいただきます。

食事のあとは、映画鑑賞会。^^ 遅ればせながら「アナと雪の女王」を見ました。登場人物たちのくるくるとよく動く豊かな表情、伸びやかな歌声に魅了されました。

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映画のあとのデザートは、これも毎年おなじみのブッシュドノエル(ロールケーキ)です。クリームチーズを加えた酸味のあるクリームでいちごとブルーベリーを巻き込んで、さっぱりと仕上げました。

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クリスマスツリーは今年はやめようかな...と悩みつつ、あるとやっぱりうれしくて、出してよかったと思います。飾り付けは昨年とだいたい同じですが、今年はお散歩の途中で見つけたペンギンのオーナメントが仲間入りしました。

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クリスマスリースと、アドベントクランツ

来週はいよいよクリスマス。11月30日からアドベント(待降節)に入ったのにあわせて、我が家でも少しずつクリスマスの準備をしてきました。いくつかご紹介させていただきますね。

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生のグリーンを使って、ナチュラルなクリスマスリースを作りました。モミ、ヒムロ杉、クジャクヒバ、ゴールドクレスト、オリーブ、ユーカリを少しずつ束ねて、バランスを見ながらベースとなるリースの芯に止めつけていき、松ぼっくりとサンキライの赤い実を飾り、最後にリボンをつけます。

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できあがりはこんな感じ。生のグリーンはなんといっても香りがすばらしく、ドアを開けるたびに幸せな気分を味わっています。日にちが経つにつれてグリーンが少し乾燥してやせてきたので、あとから姫りんごを追加してみました。

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グリーンが濃くなり、オリーブの葉がぱりっと丸まっていますが、これはこれでいい感じ。まっ赤な姫りんごがよく合います。

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りんごが入って、かわいいリースになりました。

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これはアドベントクランツです。4本のキャンドルを立て、アドベント(クリスマスの4週間前の日曜日)に入ってから日曜日ごとにキャンドルを灯します。本来はリースのように円くしますが、私はフラワーアレンジメントで作りました。アドベントの色である、紫をテーマカラーにしています。

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ベースのヒムロ杉以外はサービス花束をうまく利用していますが^^ なかなかゴージャスな雰囲気に。写真だと少々派手に見えますが、白いシンプルな玄関がぱっと明るくなりました。

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玄関は我が家で一番寒い場所なので、冬は花持ちがいいですが、それでも4週間たたないうちに、だんだんお花がくたびれてきます。今度はグリーンだけそのままに、お花をチューリップをメインにしたパステルカラーにしてみました。こちらは春らしく軽やかな雰囲気。少し気分が変わりました。

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【 おまけ 】 いがらしろみさんの焼き菓子とジャムのお店、Maison romi-unieのシュトーレンをギフトにいただきました。イエスの枕の形ではなく、クグロフ型で焼かれたシュトーレンは、スパイスとフルーツがたっぷり入ってとても風味豊か。

今年はなかなかバターが手に入らず(先日、ようやく買えましたが)、ホリデーの焼き菓子作りも思うようにできなかったので、とてもうれしい。シュトーレンは日持ちがするので、クリスマスを待ちながら、薄くスライスして少しずつおいしくいただいています。

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十二月大歌舞伎 「義賢最期」「幻武蔵」「二人椀久」

歌舞伎座に、十二月大歌舞伎 昼の部を見に行きました。先月の歌舞伎では、吉右衛門さんや幸四郎さんの円熟の演技を堪能しましたが、今月は玉三郎さん、海老蔵さん、獅童さん、愛之助さんなど、これからの歌舞伎界を担うスターたちを中心とした華やかな舞台を楽しみました。

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源平布引滝 (げんぺいぬのびきのたき) 義賢最期
義賢最期は以前にも見たことがあり、伝統の歌舞伎ならではの様式美と、ラストに向けてヒートアップしていく立ち回りのおもしろさに魅了されたので、とても楽しみにしていました。義賢を演じるのは、前回と同じく片岡愛之助さん。

アクション活劇といった感じで見せ場の多い作品ですが、お話は少々込み入っているので事前にさらっと予習しておきました。愛之助さんが仁左衛門さんから直々に教わり、演じるのは今回が5度目という義賢は、苦悩と悲壮な覚悟がひしひしと伝わってきてとてもよかったです。

敵の軍勢との壮絶な戦い、最後は組み立てた襖ごとバタンと崩れて落ちる戸板倒し、階段から仰向けに倒れる仏倒し、とアクロバティックな場面が大迫力で、わくわくしながら引き込まれました。

女性ながら鮮やかな立ち回りで、敵をばっさばっさとやっつける小万(中村梅枝)はかっこよくてしびれるし、九郎助(市川家橘)と太郎吉くんのコミカルな立ち回りも微笑ましい。子を宿した葵御膳(市川笑也)が無事に逃げおおせた時には、思わずほっと胸をなでおろしました。

新作歌舞伎 幻武蔵 (まぼろしむさし)
脚本公募で選ばれたという森山治男さんの作品で、坂東玉三郎さんが演出。中村獅童さん演じる宮本武蔵が、姫路城の天守閣に住む妖怪を退治するという幻想的な物語です。

幕が上がると、シンプルな舞台セットと、暗がりの中にスポットライトのような照明。奏楽もなく、現代的な台詞回しに意表をつかれました。歌舞伎というより現代劇を見ているようです。動きが少なく台詞が中心の劇だったので、気持ちを集中するのがなかなか難しかったです。

玉三郎さんが長く取り組んでこられた泉鏡花の「天守物語」に通じる物語で、己の中にある過去の自分と戦う...という心理描写はなかなか深くておもしろかったのですが、久しぶりに獅童さんの人情ものが見たくなりました。

二人椀久 (ににんわんきゅう)
玉三郎さんと海老蔵さんによる幻想的な舞踏です。海老蔵さんの舞台を見るのは初めてなので(人気が高くてなかなかチケットが取れないので)、楽しみにしていました。

大阪の豪商椀屋久兵衛(市川海老蔵)は、遊女松山(坂東玉三郎)に入れあげ、座敷牢につながれています。松山に恋こがれて正気を失った久兵衛は牢を抜け出し、松山のもとへ。二人はしばしの逢瀬を楽しみますが、やがて夢は覚め、すべては幻と消えるのでした...。

伏し目がちに、憔悴しきった様子で花道に現れた海老蔵さんに、まずはぐぐっと心をつかまれました。そして玉三郎さんのはかないほどの美しさ。長唄にのせた二人の舞は、まるで綿菓子に包まれた淡い夢を見ているようで、幻想的な美しさにうっとりと見惚れました。

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「ゴーン・ガール」

デヴィッド・フィンチャー監督の最新作、「ゴーン・ガール」(Gone Girl)を見に行きました。ギリアン・フリンの同名のベストセラー小説を映画化したサイコサスペンスです。

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ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)はニューヨークで出会うや、たちまち恋に落ちて結婚。それから数年後、ニックの故郷ミズーリ州に引越し、傍目には幸せな生活を送っていた2人でしたが、5年目の結婚記念日に突然エイミーが姿を消します。

自宅には争った形跡や血痕があり、エイミーは何かの事件に巻き込まれたものと思われましたが、その疑いはやがてニックに向けられるようになり...。

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フィンチャー監督のサイコサスペンス、「セブン」があまりに衝撃的だったので、それを上回る傑作なのでは?と楽しみにしていた本作でしたが、期待値を上げすぎたのか、私にはまあまあ...といったところでした。

映画を見たあとに改めて予告を見ると、うまくミスリードして作ってあるなーとわかりますが、映画の序盤で大事なことが明らかになるので、ある程度展開が読めてしまいます。そこが私には物足りなかったのかもしれません。以下、ネタバレ気味に感想を。

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まず、映画の序盤でまもなくエイミーが生きていることは明らかになるので、彼女がニックを懲らしめるために、殺人罪を着せようと偽装していることは想像できるのですが、そのためには彼女自身が自分の存在を(永久に)消さなくてはならず、そのパラドックスをどう解決するのか?ということに興味がありました。

「セブン」では自己犠牲という形でそれを実現していましたが、エイミーの場合は誰も知らない場所で名前を変えて、別の人生を生きていくつもりだったのでしょうか。でもそれでは結局、ニックに復讐するつもりが、自分で自分を不幸にするだけのような気がするのですが...。

それに、彼女がニックを懲らしめるために「家庭」という監獄に閉じ込めるとしたら、それは好きでもない相手とこの先ずっといっしょに暮らすことであり、それこそ彼女にとっては不幸なことではないかしら?

結局エイミーは、関係のない人まで巻き込んで、一体何がしたかったのか?それがさっぱり理解できなかったですが、彼女はどこまでも童話の中の主人公のように、表面上は曇りのない”完璧なエイミー”であり続けたかったのかもしれませんね。

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ロザムンド・パイクは、007では表向きの顔とは裏腹な冷酷な二重スパイを演じていましたが、二面性があってほんとうの姿がよくわからない...というミステリアスな役どころがよく似合っていました。非の打ちどころのない美しさと、ふとした時に出ることばとのギャップが怖かったです。

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【 おまけ 】 映画を見たあと、コレド室町1階のカフェでベジタブルランチを食べたら、映画にも登場したキヌアのサラダが出てきてびっくり。(正確には押し麦だけど^^) このあと、年末の用事をすませているうち、三越前→日本橋→京橋→銀座→新橋と4駅分も歩いてしまいました。

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白金のツリーハウスカフェと、外苑の銀杏並木

庭園美術館を訪れたあと、館内の新しいカフェでお昼にしてもよかったのですが、前から気になっていたプラチナ通りのツリーハウスカフェ、irving place(アーヴィング プレイス)に行ってみることにしました。

歩けばすぐにわかると思ったのですが、通りに看板が出ていないのでつい見過ごして、途中で調べたりしてようやくたどり着きました。^^; ショコラティエ・エリカ(チョコレート屋さん)の隣のBIOTOPというお花屋さんの3階です。

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BIOTOPの外観です。この左奥に小さな階段があるので、そこから3階にあがります。緑の木々が元気よく飛び出していますが、店内はウッディな山小屋風でガーデンテラスがあり、高原のリゾートといった雰囲気でした。場所はわかりにくいですが人気のお店のようで、お子様連れや女性同士のお客様でにぎわっていました。

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ランチはサンドウィッチやパスタ、グリル料理など。サラダバーとスープ(チキンブロス)、飲み物がつきます。 (左)サラダはシンプルな野菜やお豆のマッシュ?などがありましたが、野菜もドレッシングもおいしくて、おかわりしていただきました。

(右)は蟹とアボカドのサンドウィッチ。サンドウィッチは小さなお皿にぽつんとのっていて、ちょっぴり見た目が寂しかったのが残念でした。大きなお皿にフレンチフライといっしょに盛りつけるだけで、だいぶ印象が変わると思いますが...。

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結局サンドウィッチを半分づつ食べて、サーモンのグリルはほとんど食べてもらうことに。サラダがたっぷりあったので、私にはちょうどいい量でしたが、男性には物足りないかもしれません。

(右)光が反射してわかりにくいですが、窓の外にはアポロ?のような形のツリーハウスが見えます。小さな階段がついていて、外から登れるようになっていました。

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私は反対側の窓の風景に目が釘付けでした。窓を額縁にして、街路樹の銀杏がとてもきれいでした。

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食事のあと、お店の前から千駄ヶ谷駅行きのバス(都77)が出ていたので、ふと思い立って、外苑の銀杏並木を見に行くことにしました。青山通りを過ぎたところで下りて、歩きます。

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今週の月曜日ですが、南側の木はすっかり葉を落としてしまっていました。北側は黄昏色といった感じの深くて渋い黄色で、だいぶ茶色っぽくなっている葉もありました。そして足元には、粉々にくだけた銀杏の葉の絨毯。これらが全部来年のための栄養になるんだろうなーと思いつつ、踏みしめ踏みしめ歩きました。

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一番きれいな時期(4年前の記事)はすぎてしまいましたが、晩秋の銀杏も味わいがあって、なかなかいいものです。

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新しくなった東京都庭園美術館

白金の東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)が、3年間の改修工事を終えてリニューアルオープンしたので、早速足を運んでみました。3年前の閉館前にもレポートしているので、あわせてご覧いただけたら幸いです。

drama 東京都庭園美術館 「アール・デコの館」

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この建物は1933年、朝香宮殿下ご夫妻が留学先のパリで魅せられたというアール・デコ様式を、外観から内装、家具にまで取り入れて建てられた邸宅です。1階の主要部分の室内装飾をアンリ・ラパンが担当、ルネ・ラリックのガラス工芸もみどころのひとつです。

今回は「アーキテクツ/1933/shirokane アール・デコ建築をみる」と題した企画展で、改修に携わった技術者たちが、1933年の建築と内装を今によみがえらせるために、どのような方法を考え作業されたか、建物の中を歩き、また映像を通して知ることができました。

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(左)アンリ・ラパンがデザインした、この邸宅のシンボルともいうべき香水塔。細かいひび割れが修復され、美しくよみがえりました。 (右)大広間にある大理石のレリーフ、「戯れる子供達」。

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(左)大客室の扉の上にアールデコらしい幾何学模様。 (右)大客室に2つあるルネ・ラリックのシャンデリア。今回全てのパーツに分解され、きれいにして再度組み立てられました。

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ルネ・ラリックが描いた壁紙。応接セットは1930年代のもの。

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(左)大客室のラジエーターカバー。これも分解され、さび落としなどが施されました。 (右)大食堂のラジエーターカバーは海の中をイメージしたデザイン。お魚が泳いでいます。

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大食堂は船をイメージした流線形のデザイン。湾曲した窓から見える庭園の紅葉がすばらしかったです。

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大階段から2階に上って。階段の照明には優美な薔薇の模様。

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殿下居室。今回新しく復原されたという壁紙とカーテンは、墨流し模様のようなシックでモダンな柄でした。左に見える飾り棚も、今回修復されました。

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書斎。中央に置かれたガラス板がめずらしい机は、台座が円形になっていて、くるりと向きを変えることができます。

今回の修復はひと目ではわからないところもあったので、館内で上映されているビデオ映像が役に立ちました。外壁も一度はがし落としてから塗り替え、さらに表面をこすっているのだそうです。美しい建築を影で支える職人さんたちの、繊細な仕事と高い技術に感動しました。

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今回、本館(旧朝香宮邸)の改修にあわせて、新館が改築され、ギャラリーとミュージアムショップ、カフェが新設されました。本館と新館をつなぐわたり廊下は、小さなドットのでこぼこのついたガラスの壁となっていて、その影のつくり出す模様がとてもきれいでした。

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新館(ホワイトキューブ)はぐっとモダンな空間です。ギャラリーでは「内藤礼 信の感情」という企画展が開催されていて、本館のあちこちに出没する小さな人形にほっとなごみました。

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キラリトギンザと、エスプリディオール展

映画のあと、銀座1丁目に新しくオープンしたファッションビル「キラリトギンザ」に、遅めのお昼を食べに行きました。すでにランチタイムは終わっていて、食事ができるお店があまりなかったのですが、WORLD DINERというお店でハンバーガーをいただくことにしました。

こちらはグリルのお店で、ランチとカフェタイムにはハンバーガーやステーキなどのセット、夜は鉄板焼きや焼肉が楽しめるようです。シックでモダンな店内、7階にあって、夜は夜景がきれいだろうなーと思いました。

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左はきのことゴーダチーズのバーガー、右はトマトとバジルソースのバーガー。半分ずついただきましたが、お肉の旨みがぎゅっと凝縮されたアメリカンなグルメハンバーガーは、どちらもおいしかったです。

キラリトギンザは各階にショップが2、3軒ほどで、あまり大きくなかったです。なぜかアクセサリーのお店が多いと思ったら、上層階にブライダルサロンと結婚式場が入っていました。^^;

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このあと、銀座中央通りの玉屋ASビル(Appleストアの隣)で開催されている「エスプリディオール ディオールの世界」展(~2015年1月4日まで)を見に行きました。1947年に最初のコレクションを発表してから現在までの、クリスチャン・ディオールの軌跡をたどる企画展です。

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地下1階から3階まで、ディオールの歴代のドレスの数々、香水、バッグ、資料や映像などがずらりと展示され、なかなか見応えがありました。入場無料です。

ディオールは建築を学びたかったのですが両親に反対され、パリに画廊を開きます。そこでピカソ、ダリなど多くの芸術家たちと交流するようになり、その経験がのちに彼のアーティストとしての才能を目覚めさせることになったそうです。

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(左)ほっそりとしたウエスト、チューリップ形のスカート。ディオールというと、このシルエットがぱっと浮かびます。

(右)会場にはアーティストたちとのゆかりの品々や資料が展示されていました。これは北斎にオマージュを捧げて作られたコート(2007)。このほか、ウォーホルの作品をモチーフにしたバッグ(2013-14)もありました。

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(左)私が一番気に入ったドレス。なんと大好きな作曲家、フランシス・プーランクの名前を冠したイブニングドレス(1950)です。花びらを重ねたような繊細で優美なデザインがすてきでした。

(右)香水ジャドール(j'adore)のコマーシャルフィルムで、シャーリーズ・セロンが着ているゴールドのドレスでしょうか? 2011年のコレクションから。

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ディオールのお花をイメージしたドレスや香りは、見ているだけで女性らしい優しい気持ちを思い出させてくれます。ディオールにとって花は、幼少期をすごしたノルマンディーの家の庭につながる、ノスタルジーをかきたてるモチーフなのだそうです。

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地下の「ディオールのアトリエ」コーナーでは、職人さんたちが香水瓶にリボンをかけて最後の仕上げをしているところでした。ひとつひとつていねいに手作業で行われていて驚きました。

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3階では「レディ ディオール」(1995)のバッグをモチーフにした、現代アーティストたちの作品が展示されていて楽しかったです。私が気に入ったのは、ワンダ(Wanda Barcelona)というアーティストグループの作品。紙、糸、アクリルでできていますが、透明感があってすてきでした。

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「ストックホルムでワルツを」

スウェーデン映画の「ストックホルムでワルツを」(Monica Z / Waltz for Monica)を見ました。スウェーデン出身の世界的ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの半生を描いたドラマです。

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スウェーデンの田舎町で5歳の娘を育てながら、電話交換手として働くモニカ・ゼタールンド(エッダ・マグナソン)は、いつかジャズ・シンガーとして成功することを夢見て、ライブ活動を続けていました。ある日、ニューヨークの名門クラブで歌うチャンスを得ますが、お客にまったく受け入れられず、大失敗に終わります。

憧れの歌手、エラ・フィッツジェラルドから「あなたの歌には魂がない」と言われ、傷心して帰国したモニカは、バンド仲間の助言でスウェーデン語の歌詞をつけてジャズを歌うことを考えます。するとその歌が人々の心をとらえ、モニカはスターへの階段をかけ上っていきます...。

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モニカ・ゼタールンドというジャズシンガーは知らなかったですが、ポスターのビジュアルに惹かれて気になっていた作品。早速初日に見てきました。北欧映画というと暗くて深刻な印象がありますが、これはモニカのサクセス・ストーリーであり、ロマンス、家族の物語として心に響く作品でした。

英題のWaltz for Monicaは、ビル・エヴァンスの名曲Waltz for Debbyから来ていますが、モニカがスウェーデン語で歌うジャズの名曲の数々も魅力のひとつ。ビル・エヴァンスは私も大好きなジャズピアニストなので、夢の共演はなおのことうれしく感情移入してしまいました。

ちなみにモニカを演じるエッダ・マグナソンは現在スウェーデンで活躍している歌手で、映画は今回が初出演とのこと。お顔立ちのはっきりとしたクラシックな美人ですが、写真で見る若き日のモニカにそっくりで驚きました。張りのある艶やかな歌声もチャーミングでした。

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人気が出てからも、モニカの人生は決して順風満帆とはいえませんでした。国を代表して出たコンテストでは最下位をとってバッシングされ、新進の映画監督と結婚するもうまくいかず、ついにはそれらのはけ口をアルコールに求めるようになります。

特に私は、モニカの父がまったく彼女を応援せず、ネガティヴなことばかり言うのに腹が立って仕方がなかったのですが^^; それには理由があり、彼女の幸せを願ってのことだったのだとわかった時には涙ぐんでしまいました。幸せはいつもそばにあった、というラストもすてきでした。

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モニカが着る大胆な模様の入ったレトロシックなドレス、照明をうまく使った温かみのあるインテリア、SAABなどのクラシックカー...と60年代のスウェーデンのライフスタイルが描かれているのも魅力。音楽シーンもとてもよかったです。

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モニカ・ゼタールンド(本人)

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「ワルツ・フォー・デビイ」についての過去記事はこちら。
music 真夏の夜のビル・エヴァンス 

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サウンドトラックもお気に入り。映画の余韻を楽しんでいます。

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けやき坂のイルミネーション

今年は11月30日からアドベントに入り、本格的なクリスマスシーズンとなりましたが、その前からクリスマスデコレーションやイルミネーションが、街のあちこちで少しずつはじまっていますね。

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映画を見た六本木ヒルズでは、吹抜けに繊細なシルバーの飾りがきらめく巨大なシャンデリアが登場。広場ではクリスマスマーケットの設営をしているところでした。そしてけやき坂に出ると、並木に真っ赤なイルミネーションが灯っていました。

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横断歩道から、東京タワーを背景にパチリ。こうして見ると色が柔らかく、桜が咲いているようにも見えますが、実際にはかなりはっきりとした赤い灯りです。あまり好みじゃないなーと思って歩いていたら...

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突然、ホワイト&ブルーに変わりました。時間帯によって、色が変化するようです。(詳細コチラ) 雪がきらきらしているようで、とってもきれいでした。12月25日まで楽しめます。

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この日はこのまま麻布十番に向かい、四川料理の登龍さんで食事にしました。とにかく人気のお店で、次から次とお客様が出たり入ったりしていますが、私たちが入った時はちょうどいいタイミングで、テーブルがひとつ空いていました。大皿のお料理を2つ選んで、シェアしていただきました。

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この日のおすすめ料理の中から、豆腐と海老の塩炒めです。淡白な味わいがほっとするおいしさ。途中からねぎ醤油をちょこっと混ぜて、味の変化を楽しみました。

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定番の回鍋肉(ホイコーロー)は、こっくりピリッとしたおいしさ。ごはんが進みます。

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このあと、ル・ポミエ(Le Pommier)さんでケーキを買って、帰ってからコーヒーといっしょにただきました。左は青りんごのムース、右はチョコレートとマンゴー、オレンジのケーキ。シェアして両方おいしくいただきました。

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「インターステラー」

クリストファー・ノーラン監督の最新作、「インターステラー」(Interstellar)を見ました。時空の魔術師ノーラン監督が紡ぐ、壮大な宇宙ファンタジーであり父娘の絆の物語です。

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近未来の地球。環境変化による植物の枯渇で、人類は滅亡の危機を迎えていました。宇宙開発は過去のものとなり、元宇宙飛行士のクーパー(マシュー・マコノヒー)はとうもろこし農園を営んでいましたが、あるメッセージに導かれ、NASAが秘密裏に進めるプロジェクトにたどり着きます。

銀河系外にある人類が移住可能とされる惑星を調査するミッションを託されたクーパーは、家族を地球に残すことに苦悩しつつも、人類を滅亡の危機から救うため、星間旅行へと旅立ちます...。

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ノーラン監督作品ということで楽しみにしていました。相対性理論をベースとした宇宙旅行が描かれていますが、「インセプション」の巧みな時空使いと「ダークナイト」シリーズの人間ドラマを思い出させる、ノーラン監督ならではの壮大な世界を堪能しました。

思えば高校時代に相対性理論に出会って衝撃を受け、学生時代に授業も受けましたが、いつしか新しいトピックを追いかけなくなってしまったので、久しぶりに触れる最新の理論に、よくわからないままにわくわくと好奇心を刺激されました。

本作は理論物理学者のキップ・ソーン博士が科学アドバイザーとして参加していますが、あくまで理論を積み重ねた仮説であり、リアリティとファンタジーの絶妙なバランスから紡ぎ出されるイマジネーションの世界に心地よく酔いしれました。

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映画を見ると「2001年宇宙の旅」へのオマージュが感じられ、アンサームービーでもあるのかな?と思いましたが、人間的な温かみのある作品でした。映像表現もすばらしかったですが、パーフェクトな無音が訪れた瞬間には、宇宙の恐怖も感じました。

宇宙旅行における時空の変化にだんだん追いつけなくなって、そのうちスルーして見ていましたが^^; あとからアメリカの映画サイトでタイムライン・チャートなるものを発見。これを見たら、ちょっとすっきりしました。

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圧倒的な孤独や危険と戦いながら、使命を果たすために奮闘する宇宙飛行士たち。壮大な宇宙のドラマに引き込まれながらも私がふと思い出したのは15、6世紀の大航海時代のことです。

家族をヨーロッパの母国に残したまま、地球は丸いという仮説のもとに、新大陸を目指した冒険者たち。それまで2次元の世界しか知らなかった彼らにとって、未知なる旅がどれほどの恐怖だったか初めて理解できた気がしました。水平線の向こうにはひょっとしたら奈落の底があるかもしれないのに...。

でもその時に航路を発見したからこそ、のちに宗教弾圧や飢饉を逃れて、多くの人たちが新大陸に移住することにつながったのだなーと思うと感慨深いです。映画のような話も、あと何百年?かしたら、実現するかもしれませんね。いつか宇宙への大航海時代が来るかも...なんて考えたら楽しくなってきました。

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