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2015年1月

「ANNIE/アニー」

トニー賞受賞のブロードウェイ・ミュージカルを再映画化した作品、「ANNIE/アニー」(Annie)を見ました。

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アニーは1982年に映画化された時に見た懐かしい作品。細かいストーリーは忘れてましたが、ラストが爽快ですごくおもしろかった!という記憶は残っていたのです。予告を見るたび、主題歌のTomorrowに感動して胸がいっぱいになっていたので、今回見るのを楽しみにしていました。

アニーを演じるのが、昨年「ハッシュパピー バスタブ島の少女」で史上最年少でアカデミー主演女優賞にノミネートされた、天才子役のクヮベンジャネ・ウォレスちゃんというのも楽しみでした。

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アニーといえば赤毛のくりくりヘアというイメージが定着していましたが、今回は自毛で演じる初めてのアニー。^^ 物語の舞台が、オリジナルの大恐慌時代から現在のニューヨークに移されていて、今の時代にあった、映画らしい自然なキャラクターになっていたのがよかったです。

アニーと心を通わせる大富豪のスタックス(ジェイミー・フォックス)が携帯電話会社のCEOで、ニューヨーク市長戦に出馬して選挙活動中...という設定も新鮮。この他、キャメロン・ディアスがまさかの悪役で、いじわるな里親のミス・ハニガンを演じています。

また、ウィル・スミスとジェイ・Zが製作に名を連ねていて、おなじみのミュージカルナンバーが原曲のイメージそのままに、洗練されたアレンジになっていたのもすてきでした。冒頭、アニーがクラスメートたちとのりのりでヒップホップ?を繰り出すところから、もうワクワクしました。

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身寄りのないアニーはいつか両親が迎えにくることを信じて、今はミス・ハニガンのもとでほかの里子たちといっしょに暮らしています。ある日、小犬を追って道を飛び出し、車に轢かれそうになったところをスタックスに助けられ、ニュースに取り上げられます。

これを選挙戦に利用しようと、アニーとしばらくいっしょに暮らすことを申し出るスタックス。アニーもスタックスといたら、両親が気づいて迎えに来てくれるかもしれない、と期待をふくらませます。ともに孤独な二人は少しずつ心を通わせるようになりますが、そこにアニーの両親だという人が現れて...。

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スタックスが住む高級アパートメントのペントハウスがスマート住宅になっていたり、連れ去られたアニーを探すのに街の人たちが投稿するSNSが大活躍したり。2年前に始まったシティバイク(自転車シェアリング)のシーンもあって、今のニューヨークが描かれていたのが楽しかった。

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スタックスは、炊き出しのボランティアに参加するなどして、あの手この手で支持率をあげようとしますが、それがことごとく裏目に出てしまいます。一方、無心でとっさにとった”アニーを助ける”というふるまいが、人々の心に届くことになるのです。

いじわるなミス・ハニガンも最後には良心を取り戻したし、誰もが持っている善意の心が行動を突き動かすという展開はありきたりではあるけれど、音楽のもつ力もあって素直に心に響きました。

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ミス・ハニガンと子どもたちが住んでいるレンガ造りのアパートメントは、セサミストリートみたい。顔を思い切りしかめていじわるな悪役を演じるキャメロン・ディアスもとってもキュートでした。カメオでいろいろな俳優さんがちょこちょこ登場してたのが、思いがけないサプライズで楽しかったです。

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「ハリウッドと日本をつなぐ」

キャスティング・ディレクターとして、数々の日本人俳優をハリウッド映画に送り出してきた奈良橋陽子さんの著書、「ハリウッドと日本をつなぐ」を読みました。

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私が奈良橋陽子さんを初めて知ったのは、たしか「終戦のエンペラー」が公開された時だったでしょうか。公式サイトを見て、なるほどハリウッド映画に日本人俳優が出演する時、役柄にふさわしい俳優を日本で見つけ、橋渡しするお仕事があるのだなあと納得したのです。

とはいえハリウッドと日本では映画作りが違いますし、文化の違い、ことばの壁もあります。奈良橋さんの仕事はキャスティングに留まらず、俳優の英語の特訓、オーディションの準備、そして出演が決まると契約から撮影中のサポートまで、多岐にわたることを本書を読んで知りました。

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奈良橋さんは少女時代をカナダで過ごし、日本の大学卒業後にニューヨークの演劇学校で学ばれました。帰国後は、英語学校や演劇学校を設立され、70年代に人気ロックグループ ゴダイゴの作詞で、その名を広く知られるようになったそうです。

ハリウッド映画の日本人キャスティングとして初めて手がけた仕事は、スピルバーグ監督の「太陽の帝国」(1987)だそうです。私も伊武雅刀さんが出演されていたのを覚えていますが、この時少年兵を演じていたのが片岡孝太郎さんだったとか。お二人はその後、「終戦のエンペラー」にも出演されています。

この他、「ラストサムライ」、「バベル」、「ウルヴァリン:SAMURAI」「パシフィック・リム」、「47 RONIN」など、ビッグネームのハリウッド作品に関わってこられ、渡辺謙さん、菊地凛子さんなど、数々の俳優さんが国際的に活躍されるきっかけとなりました。

ハリウッド映画に初めて抜擢された俳優さんにとって、アメリカにおける演技のメソッドと映画作り、そして日本人の心を理解する奈良橋さんの存在は心強く、俳優さんは安心して本来の仕事である”演じる”ことに集中できるのだろうなと思いました。

奈良橋さんは、俳優がオーディションを受ける際に、必ずしも英語は必要ではないとおっしゃいます。それ以上に大切なのは、どうしてもやり遂げたいという情熱なのだと。その気持ちがしっかりしていれば、3ヶ月のトレーニングで自然と英語で演じられるようになるそうです。

奈良橋さんは世界で活躍できる俳優を育成するために、ご自身がニューヨークで学んだメソッドをもとに、演劇学校を設立されました。そしてこれからは、世界と勝負できる映画を作りたいと力強くおっしゃる奈良橋さんの、今後のご活躍がますます楽しみです。

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「ジャッジ 裁かれる判事」

「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jr.が、名優ロバート・デュバルと共演するヒューマンドラマ、「ジャッジ 裁かれる判事」(The Judge)を見ました。

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(ゴッドファーザー風?アメリカ版ポスター)

シカゴで腕利きの弁護士として働くハンク(ロバート・ダウニーJr.)は、母の訃報を受け、葬儀に出席するために久しぶりに故郷インディアナ州に帰ります。しかし長らく絶縁状態だった父ジョセフ(ロバート・デュバル)はあいかわらずよそよそしく、ハンクは疎外感を味わうのでした。

葬儀が終わり、逃れるようにシカゴにもどる途中、兄ヘンリーから連絡が。長年判事を務め地元の誰からも信頼されていた父が、ひき逃げ殺人の容疑者として逮捕されたというのです。そんなはずはないと信じるハンクは、父を救うべく弁護人として立ち上がりますが...。

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ポスターのイメージから、堅苦しい法廷サスペンスを想像していましたが、父と子の確執の秘密にせまる、味わい深いヒューマンドラマでした。ダウニーJr.の持ち味もあって、かなり笑えるシーンがあったのも、物語を重苦しさから救っていてよかったです。

ロバート・デュバルのいぶし銀の演技と、ダウニーJr.とのかけひきは見ごたえがあり、ひとつひとつのエピソードをていねいにすくいあげながら、すべてが明らかになるクライマックスは圧巻でした。派手ではないですが心に残る、お気に入りの一作になりました。

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冒頭、ハンクがどういう人物かさらりと描いていますが、これがはからずも後の核心部分につながっていて、うならされました。彼は頭の切れる凄腕の弁護士ですが、顧客から多額の報酬を受け取り、巧みな弁舌で黒を白にするのが得意。離婚話が進んでいますが、愛娘とは大の仲良しです。

ハンクは帰郷すると裁判所を訪れ、父の仕事をぶらりと見に行きますが、そのワンシーンから、ジョセフが長年の間、正義一筋に生き、時に大岡裁きのような血の通った判決も下す、地元の人たちから信頼されている判事なのだということが伝わってきました。

家族はほかに、自動車修理工の兄と、知的障害をもつ心優しい弟。兄ヘンリーはかつてメジャーリーガーになると将来を期待されながら、ハンクが起こした自動車事故のために怪我をし、夢打ち破れた過去がありました。

そして男家族の中で、ただひとり太陽のような存在だった母。そんなあれこれが、なにげないやりとりや、過去のホームビデオの映像から少しずつわかってきます。小さい頃、あんなにかわいがってくれた父は、どうして自分を受け入れてくれないのだろう...。

努力して一流大学を主席で卒業し、法曹の道に進んだのも、父に認められ、愛されたかったから。それがかなわず、拝金主義の弁護士になったハンクを見て、ふと「エデンの東」を思い出しました。

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父ジョセフは、母の葬儀のあった夜、お酒に酔って車ででかけ、暗い夜道で人を轢いてしまいます。ハンクはあくまで事故とみていましたが、犠牲者が、かつてジョセフが判事として関わった因縁の相手であったことから、殺人の可能性が疑われ、ハンクは厳しい裁判を戦うことになるのでした...。

裁判の過程についてはここでは触れませんが、ジョセフが関わった過去の事件と父子の確執、一見まったく関係のない2つのことがひとつにつながるドラマティックな展開に、手に汗握りました。

相手の弁護士はなかなかの強者でしたが、勝負のあとは粋な計らいも。これまでずっと抱え続けてきた大きな荷物をおろすことができて、ジョセフはようやくほっとしたことだろうな、と思いました。

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「トラッシュ! この街が輝く日まで」

「リトル・ダンサー」のスティーブン・ダルトリー監督、「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス脚本による、ブラジルはリオデジャネイロのスラムを舞台にしたイギリス映画、「トラッシュ! この街が輝く日まで」(Trash)を見ました。

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ブラジル、リオデジャネイロのスラムに住むラファエル、ガルド、そしてラットの3人。いつものようにゴミ山でお金になるものを探していたラファエルは財布を見つけ、ガルドと現金を山分けしますが、中には他にロッカーの鍵、数字の書かれた写真、ロトカードなど、いわくありげなものが入っていました。

のちに警察がゴミ山に財布を探しに来たことで、拾った財布に重大な秘密が隠されているとさとったラファエルは、ガルド、ラットとともに、警察の追跡をかわして、真相を解明すべく奔走します...。

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大好きなスティーブン・ダルトリー&リチャード・カーティスのタッグ、ということで楽しみにしていた作品。スラムのゴミ山で生活の糧を得る子どもたち、何やら犯罪のにおいもするし...シビアな世界を描いた社会派ドラマと思いきや、サスペンスとアドベンチャーの要素のある、痛快で楽しい作品でした。

なんといっても、真相を探し求めてスラム街を縦横無尽に駆け巡る、3人の少年たちが実に魅力的。彼らは現地のオーディションで選ばれた少年たちで、映画出演は初めてとのことです。このほか、少年たちを親身に支える神父にマーティン・シーン、ボランティアの優しいお姉さんにルーニー・マーラが脇を固めます。

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問題の財布に入っていたのは、ある大物議員の汚職の証拠につながるもので、大金と帳簿のありかをしめすヒントでした。ラファエルたちはそんなことは知るよしもないのですが、ここに”正しい何か”があることを敏感に感じ取り、知恵をしぼって暗号を少しずつ解き明かしていきます。

ロッカーに入っていた手紙をもとに刑務所にいる人物を訪ね、聖書に隠されたことばをさがし、少しずつ目的の場所に近づいていく...それは彼らにとって命懸けの危険な行いですが、見ている私たちにはわくわくする冒険譚でもありました。

ずっとスラムに育って、学校にも通っていないようですが、彼らはとても賢くて、そして勇気がある! ガルドがあの長い手紙を全部覚えていて、刑務所で語って聞かせる場面は感動的でした。あそこから謎解きが大きく前進したのですから。

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しかし大物議員の手下と成り下がっている悪徳警官フェデリコは、なんとしてでも財布を取り戻すことを命じられ、ラファエルを執拗に追い続けます。子どもだからといって容赦せず、時に激しく痛めつけることも。

腐敗した政治家や警察の描き方はややステレオタイプと見えなくもないですし、純粋な子どもたちを正義のアメリカ人が助けて告発するという展開もなんだかなーと思わなくもないですが^^; それを差し引いても、いきいきと演じる子どもたちがかわいくて、物語としてのおもしろさもあり、素直に感動できる作品でした。

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クライマックスではどうなることか、最高にドキドキしましたが...いざという時、女は強い。^^ (写真は関係ありません)

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風邪にサイダー?

一昨日、人混みを歩いていてウィルスに感染したらしく、急性胃腸炎にかかってしまいました。昨日はまったく起き上がれなくて、一日寝込んでいたので、コメントのお返事もままならず、失礼しました。

症状は一冬前のクリスマスの時と同じで、いわゆるおなかにくる風邪なのですが、これまでめったに風邪をひいたことがなかったので、2年続けてひくなんて...と軽くショックを受けています。少しずつ体力が衰えているのかも。

さて、こういう風邪の時は何も食べてはいけないのですが、アメリカの小児科では、のどが渇いたら、スプライトを口を湿らせるように少しずつ飲むよう指導されます。日本人の感覚ではびっくりしますが、水分と栄養(糖分)が補給できるので、点滴代わりになるのでしょうね。

(ちなみに、このあとアメリカではクラッカー→チキンヌードルスープと徐々に胃を慣らしていきますが、日本でしたらおかゆ→うどんですね。)

そのことが頭にあったので、昨日、「帰りにサイダーを買ってきて」とメールしたら、案の定、サイダー??と不思議に思ったようですが、とにかくいろいろ買ってきてくれました。

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理由を話したら、「普通は、こういう時にはスポーツ飲料でしょう」と言われてしまいました。GREEN DAKARAは10%未満とはいえ果汁が入っているので少々心配でしたが(果汁はよくないので)、昨夜飲んだ時にはだいじょうぶでほっとしました。

今日はだいぶ楽になって、食欲も出てきたので、あとでおかゆを食べようかな~と思っています。インフルエンザも流行っているようですし、皆様もどうぞ気をつけておすごしくださいね。よい週末を。

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コストコと、奥多摩ドライブ

連休の最終日に、コストコに買い出しに行きました。いつもは川崎店に行くのですが、この日は朝、多摩方面に寄る用事があったので、はじめて多摩境店に行ってみました。住所は町田市ですが、地図を見ると相模原や八王子の近くです。

あまりなじみのないエリアなので、行く道々の風景が新鮮で、ちょっとしたドライブ気分を味わいました。開店30分前に着きましたが、早めに入れたので、すいているうちにお買いものをしていたら、なんと調布に住む友人にばったり会い、びっくりしました。@@

多摩境店は、品揃えは川崎店とほぼ同じですが、休日のわりにはすいていて、ゆったりお買い物できました。川崎店はとにかくいつも混んでいるのです。おそらくカバーするエリアの世帯数が、全然違うのでしょうね。

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コストコでは季節商品を見るのも楽しみですが、この日は来月のバレンタインデーに向けて、大箱入りのチョコレートやトリュフのコーナーができていました。でも私はレギュラーの棚で、お菓子作り用のチョコレートチップと、FERRERO ROCHER(フェレロ ロシェ)のチョコレートを買いました。

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この日はハンガーも買いました。薄手なのでクローゼットの中でかさばらず、表面がベルベットで、洋服がすべらないのがうれしい。2年前くらいに試しに買ってから気に入って、少しずつこのハンガーにシフトしています。これで3箱目です。

コストコはうちから少々遠いので、年に2、3回くらいしか行けませんが、行くと大きなカートいっぱいに買いこみます。多摩境店のまわりは大地の向こうに美しい山梨の山々が見えて、「シェーン!カムバ~ック!」という感じの風景が広がっています。しばしアメリカを堪能しました。

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コストコに行く道すがら、私が「奥多摩に行ったことがない」と言うと、急遽「じゃあ、今から行ってみようか」ということになりました。16号線を延々進み、八王子の市街地を過ぎると、だんだん人家が少なくなり、立派な瓦屋根の家がそこここに建つ、ほっこりとした田舎の風景が続きます。

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青梅市に入って、街道沿いに「ことぶき」さんという趣のあるおそば屋さんを見つけ、お昼をいただきました。私は(右)のとろろそばにしましたが、おそばの太さがやや不揃いなのが、手打ち感があっておいしかったです。このあたりは梅の名所でもあるようです。

このあとは山道に入ります。くねくね道をしばらく走ると...

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奥多摩湖に着きました! 小河内ダムによって堰き止められてできた人造湖ですが、冬枯れの山に囲まれ、青い湖水がとても美しかったです。この水は、発電や飲み水として使われているそうです。

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小河内ダムの展望台(3階建ての建物)から見る奥多摩の山々。トレッキングコースもいろいろあるようです。ここは東京都の西の端です。

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ダムに沈んだ集落の人が置き忘れたのでしょうか。朽ちたオート3輪が、かつての面影をとどめていました。「カーズ」にこんな感じの車が出てきたような?と思ったら、哀愁を帯びた表情も、なんだか愛らしく見えてきました。

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「96時間/レクイエム」

リーアム・ニーソン主演のサスペンスアクション、「96時間/レクイエム」(Taken 3)を見に行きました。「96時間」「96時間/リベンジ」に続くシリーズ第3作。前作に引き続き、監督はオリビエ・メガトン、製作/脚本はリュック・ベッソン。

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元CIA捜査官ブライアン(リーアム・ニーソン)は、離婚した元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)との関係を修復し、再び家族の絆を取り戻しつつありました。しかし、レノーアが何者かに殺され、ブライアンは殺人容疑をかけられてしまいます。ブライアンは彼を追う警察をかわしつつ、真の犯人を見つけるべく奔走しますが...。

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リュック・ベッソンらしい、スリリングですかっとするアクションが楽しい「96時間」シリーズ。前作では、ややパワーが落ちたかな?と感じたものの、見るとやっぱりおもしろくて大満足でした。一年のスタートにぴったりの、わくわくするお祭りムービーです。

前作まで、敵は東欧の人身売買組織だったので、今回もその組織が復讐にきたのかと思ったら、まったく新しいストーリーでした。黒幕が誰で目的は何か、想像するのも新鮮。ブライアンは、あいかわらず強い!そしてありえないほど不死身。^^ そんなところも安心して楽しめました。

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ブライアンを追う警察のボス、ボッツラーにフォレスト・ウィテカー。ボッツラーは早くからブライアンがただ者ではないことに気づいて、部下にも油断しないよう的確な指示を与えますが、ブライアンはその上を行ってて、いつも直前で逃げられてしまいます。

そんなわけでボッツラーがちょっとまぬけに見えてしまうのですが、最後のセリフから察すると、実はボッツラーはブライアンが真犯人を見つけてくれると、内心期待してしていたのではないかしら? この2人のいたちごっこはなかなか楽しかったです。

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今回、ブライアンが五感をフル活用して推理する場面がなかったのが残念でしたが、娘のキム(マギー・グレイス)との仲良しぶりは健在で微笑ましかったです。キムが”あの”トイレに入るってどうしてわかったんだろう?と不思議でしたが、序盤でお互いに「行動が読める」と言ってたのが伏線だったのかな?(笑)

それと、犯人の犯行動機は借金に追われて、ということだったけど、あれだけの資産を所有していて、返せないなんて。動機としては弱い気がするけど、まあ、細かいことは気にしないことにしましょう。^^

アクションも大迫力でしたし、ラストは最高に魅せてくれました。あれは、スタントさんがたいへんだったと思う。@@ 妻のレノーアは亡くなってしまったけれど、新しい家族も増えることですし、リーアムの体力次第では続編もあるかもしれませんね。

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2014年をふりかえって (本・アート・舞台)

前回にひきつづいて...昨年読んだ本と、アート、舞台について、感じたことを書き留めておきます。

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昨年読んだ本は32冊と、だいたい例年通りのペースでした。話題の本、旬な本を優先して読みましたが、今年は何かテーマを決めてじっくり取り組むのもよいかな?と思っています。感想はほとんど書けませんでしたが、印象に残った3冊をピックアップしておきます。

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金成隆一 「ルポ MOOC革命 無料オンライン授業の衝撃」
感想はリンク先を。昨年大いに刺激を受けた本です。

赤崎勇 「青い光に魅せられて 青色LED開発物語」
ライターによる語り起こしで、赤崎先生の自伝と青色LEDの研究、開発までのあゆみが書かれています。プロジェクトX的な話が大好きなので感動しました。

マララ・ユスフザイ 「わたしはマララ」
マララさんのことばを通して、パキスタンやイスラム社会の一端を知ることができる貴重な本。世界的ジャーナリストが支え、読み応えのある一冊となっています。

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昨年もアートやデザイン、建築など、幅広い美術展を見ることができて幸いでした。旅先で憧れのアサヒビール大山崎山荘美術館を訪れたのもいい思い出です。今年は美術展ではなく、昨年気になったアーティストたちを挙げておきます。

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ミヒャエル・ボレマンス: アドバンテージ展 @原美術館
デンマークのヴィルヘルム・ハンマースホイや、アンドリュー・ワイエスにも似た静かな画風が私好み。お気に入りのアーティストになりました。

笠原恵実子 Offering Collection @ヨコハマトリエンナーレ2014
10年かけて撮影された世界の献金箱の数々がひとつのアートに。

Red (Hong Yi)
ネットで話題になったマレーシアの若手アーティスト。初めて割り箸のジャッキー・チェンを見た時はその発想にあっと驚きました。興味のある方はコチラをどうぞ。

drama 舞台 drama

昨年は、「ウォー・ホース ~戦火の馬~」マシュー・ボーンの「白鳥の湖」オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」と、ずっと待ち望んでいた舞台を見ることができて幸せでした。ちなみにどれも、きっかけとなったのは映画です。(それぞれ「戦火の馬」、「リトル・ダンサー」、「ゴッド・ファーザー Part Ⅲ」)

今一番見たいのは、「リトル・ダンサー」をミュージカル化した「ビリー・エリオット」。現在ライブビューイングがTOHO系の映画館で上映されていますが、やっぱり舞台で見たいのです。いつか来日を心待ちにしています。

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2014年をふりかえって (新作・旧作映画)

2014年をふりかえって...昨年見た新作映画、旧作映画の中から特に心に残った3作品をそれぞれ書き留めておきます。

movie 新作編 movie

昨年見た、2014年公開の新作映画35本の中から3作品を選びました。いつもながら渋めのセレクトですが、偶然にもどれも実話に基づく作品でした。感想の詳細はリンク先をご覧ください。

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あなたを抱きしめる日まで(Philomena)
こういう作品に弱いのです。今思い出しても涙ぐんでしまいますが、ジュディ・デンチ演じるフィロミナの勇気ある決断に心を打たれました。スティーヴ・クーガンとの凸凹コンビも実にチャーミング。

レイルウェイ 運命の旅路(The Railwayman)
4月に劇場公開されましたが、拷問のシーンがあると知って躊躇し、ようやく先月DVDで見ました。感想はできれば後日に。第2次世界大戦を舞台にした悲劇と和解のドラマです。

ストックホルムでワルツを(Monica Z / Waltz for Monica)
音楽を題材した作品が好きです。今年も「パガニーニ 愛と狂喜のヴァイオリニスト」、「ジャージー・ボーイズ」、「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」など、すてきな出会いがありましたが、最後に温かい感動を残してくれた作品です。

cd 旧作編 cd

あまり記事にできませんでしたが、2013年以前に公開された旧作・名作映画は72本見ました。(DVD/BD:66本 TV:6本) その中から特に心に残った3作品です。

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25年目の弦楽四重奏(A Late Quartet)
フィリップ・シーモア・ホフマン目当てに見ましたが、これは掘り出し物でした。タイトルから円熟味のある重厚な音楽映画を想像していましたが、意外にもスリリングで、でも深みのあるヒューマンドラマでした。感想はできれば後日に。

ディア・ハンター(The Deer Hunter)
ジャージー・ボーイズ」に登場する、フランキー・ヴァリの「君の瞳に恋してる」が使われていると知って鑑賞。ベトナム戦争を舞台に戦争の狂気と悲劇を描いた作品。恐怖と悲しみに打ちのめされました。

エデンの東(East of Eden)
ジョン・スタインベック原作、エリア・カザン監督、ジェームズ・ディーン主演の名作。今さら私がいうまでもないですが、これは傑作でした。J・ディーンの繊細な演技が胸に迫ります。そしてアブラの優しさ。ラストは忘れられません。

snow おまけ snow

昨年追いかけた俳優たちを告白?します。

フィリップ・シーモア・ホフマン
2月に突然亡くなられ、大きな衝撃を受けました。昨年は、劇場公開された「誰よりも狙われた男」のほか、DVDで「25年目の弦楽四重奏」、「カポーティ」を見ましたが、どれもすばらしかった。改めて喪失感をかみしめています。

クリストファー・ウォーケン
主役を演じることは少ない気がしますが、いつも味のある演技に魅了されます。昨年は劇場公開された「ジャージー・ボーイズ」のほか、DVDで「ディア・ハンター」、「25年目の弦楽四重奏」を見ました。

真田広之さん
「レイルウェイ 運命の旅路」を見たのを機に、ジャームズ・アイヴォリー監督の「最終目的地」、「上海の伯爵夫人」を見ましたが、どれも魅力的でした。これからも注目していきたい日本が誇る俳優さんです。

そして忘れてならない、ロビン・ウィリアムス。昨年は劇場公開された「大統領の執事の涙」のほか、訃報を受けてから「ガープの世界」、「レナードの朝」、「ミセス・ダウト」と見ました。これからもことあるごとに彼の作品を見返しては、元気をもらうことになりそうです。

今年もたくさんの感動に出会えますように。

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伊豆で迎えるお正月 2015

あけましておめでとうございます

~ 今年もどうぞよろしくお願いします ~

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お正月は恒例の家族の集まりがあり、今年は伊豆熱川で新年を迎えました。熱川は5年前のお正月以来です。東の海に面しているので、ホテルの部屋から初日の出を見ることができました。

この日の日の出は6時52分。6時半頃に起きて外を見ると、空はすでに明るみ、水平線付近がほんのりオレンジ色に色づいていました。太陽がまもなく上ってくるという気配が濃厚に感じられて、わくわくしながら待ちました。

水平線近くに薄雲が漂っていて、くっきりとした日の出ではありませんでしたが、宇宙の一部になったことが実感できる、神秘的な経験でした。すがすがしい一年の幕開けとなりました。

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元旦の朝食は、ホテルのバイキングでお雑煮とおせち料理をいただきました。このあと、鏡開きやおもちつきがあり、お正月らしい朝をすごしました。

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チェックアウトした後は、国道135号を北上して城ヶ崎海岸を訪れました。大室山が4000年前に噴火した時に溶岩が海に流れ出し、その後海の浸食作用によってこのような荒々しい断崖絶壁の海岸ができました。

写真は門脇吊橋から見る門脇岬。複雑に入り組む黒い溶岩の海岸に、波がザッバ~ンと力強く打ちつけては砕ける風景は大迫力でした。

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吊橋を渡って門脇岬を少し歩きましたが、だいぶ手前を歩いていても足がすくみます。岬の先の岩場に腰掛けて海釣りを楽しんでいる人たちがいましたが、その勇気に感心しました。濃紺の太平洋は吸い込まれそうに美しく、怖いほどでした。風は強かったですがお天気に恵まれ、大島をはじめ伊豆七島がよく見えました。

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写真ではわかりにくいですが、(海に落ちた男の伝説から名づけられた)半四郎落しと門脇岬の間に架かる門脇吊橋は高さが23mあり、歩くとぐらぐら揺れてスリル満点でした。

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吊橋をもどって門脇埼灯台を上りました。上が展望台になっていて、ガラス越しですが360°の風景をぐるりと見て回ることができます。(右)は南方面。はるか遠くに爪木崎が見えました。

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このあとはお昼を食べたり、おみやげを買ったりして、早めに帰途に着きましたが、伊東を過ぎたあたりからみるみる雲が発達し、熱海のあたりでバラバラと霰が降り始めました。それがやがて雪に変わり、小田原を過ぎたあたりでは写真のようなみごとな銀世界に。@@

東京に着く頃にはすっかりやんでいましたが、朝からのめまぐるしいお天気の変化にびっくりしました。こんな波乱含みの?元日となりましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。

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