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2015年5月

マルティン・シュタットフェルト ピアノ・リサイタル

ドイツのピアニスト、マルティン・シュタットフェルトのピアノ・リサイタルに行きました。場所は渋谷のさくらホール。「J.S.バッハへのオマージュ」と題しての、オール・バッハ・プログラムです。

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このコンサートは沿線フリーマガジンで見つけたのですが、”グレン・グールドの再来”という謳い文句に反応して^^ チケットを取りました。

1980年生まれのマルティン・シュタットフェルトは、2002年バッハ国際コンクールで優勝。以後、世界各国のオーケストラと共演するとともに、数々の音楽祭に参加、バッハ音楽の後継者として活躍しています。日本には2005年以降、続けて来日しているそうです。

今回は、バッハの若年期の作品を中心としたプログラム。多くはオルガンやヴァイオリンのために作られた作品ですが、それをシュタットフェルトが自らピアノのために編曲して演奏するもので、彼の音楽世界をより深く感じ取ることができました。

グレン・グールドの再来とのことですが...グレン・グールドのバッハが、音のひとつひとつがクリアで力強く、かつスピード感があり、パッションあふれる演奏なのに対して、シュタットフェルトは、流れるようなタッチで優美で繊細に演奏されていて、個性はかなり違うと感じました。

彼自身が編曲していたこともありますが、柔らかい音づくりで、バッハを演奏しているという感じがしません。アンコールで弾いたシューマンやモーツァルトの方が、むしろしっくりくるように感じられました。好みは分かれると思いますが、私はこういうバッハの表現もあるんだなーと新鮮な感動を覚えました。

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グレン・グールドは高さ30cmの極端に低いマイスツールを持参して演奏することで知られていますが、シュタットフェルトの椅子も、かなり低めに設定されていました。ご本人も意識しているかもしれませんが、そんなところも比較される所以かもしれませんね。

長身でクールなお顔立ちは、どことなくベネディクト・カンバーバッチを思わせます。女性ファンが多そうですが、会場に来ていたのは幅広い年齢層で、男性も多かったです。お仕事帰りにさくっと一人で聴きにいらした方も多く、すてきだなーと思いました。なごやかな雰囲気のコンサートでした。

【 関連記事 】
notes 「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」(ドキュメンタリー)(2011/11)

プログラムは、「続きを読む」にて。

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オーベルジュ・ド・リル トウキョウ

初夏の陽光きらめく日...ブログフレンドのzooeyさんとノルウェーまだ~むさんからお誘いをいただいて、ランチをごいっしょしました。場所は、六本木のフレンチレストラン、「オーベルジュ・ド・リル トウキョウ」です。

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駅から西麻布方面にぶらぶら歩いて約10分。六本木通りから一本入った静かな通りにある白い洋館のレストランです。

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メインダイニングは地下1階。優美ならせん階段を下りていくと、気分は「風とともに去りぬ」。^^ 物語のある空間に、気持ちが華やぎます。

こちらのお店は、フランス・アルザス地方の歴史あるオーベルジュ(宿泊施設つきレストラン)の東京店だそうで、ロマンティックな雰囲気は女性の集まりやウェディングにもぴったり。こちらで夏らしくさわやかなランチのコースをいただきました。

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(左)フィンガーフードの、ハーブのマドレーヌとプチタルト。

(右)旬のそら豆を使ったアミューズ・ブーシュ。淡いグリーンのそらまめのムースと、白バルサミコを使ったムースが2層に重なっています。

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ヤリイカのマリネとセロリのサラダ仕立て コキヤージュ(貝)のヴィネグレットソース。グリーンを生かした、目にもさわやかな夏らしい一品でした。

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メインディッシュはカジキマグロのロティ。かなり肉厚ですが、実が柔らかく淡白なお味でした。旬のアーティチョークは、こりっとたけのこのような食感が楽しめました。

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(左)デザートの前のシャーベット。

(右)チョコレート味とバニラの2段重ねのクレームブリュレと、コーヒー味のアイスクリーム。さくっとしたリーフパイを添えて。

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食後のコーヒーと小菓子(ガトーショコラ、ラズベリーのマカロン、ピスタチオのケーキ、クッキー)

オリーブ油やヴィネガーを生かしたお料理は、見た目は繊細なフレンチながらイタリアンのような軽やかなお味。おしゃべりを楽しみつつ、最後までおいしくいただきました。お二人にお目にかかれたのは今回が2度目で、私はとてもくつろげました。楽しい時間をありがとうございました。

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箱根 山のホテルのつつじ

先週、箱根・芦ノ湖のほとりの山のホテルにツツジを見に行ってきました。

四季折々の花々が楽しめる山のホテルの庭園ですが、特にこの時期は45000坪の敷地に、30種3000株というツツジがみごとな花を咲かせます。台風6号とそのあとの濃霧とで、ツツジの開花はピークを過ぎたとのことでしたが、それでも色とりどりの花々が美しいパッチワークを見せていました。

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芦ノ湖を滑るように進む遊覧船。

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色とりどりのツツジが遠くまで続いています。すでに咲き終わっているツツジもありましたが、白いツツジはこれから咲くところで、たくさんつぼみをつけていました。

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広大なツツジ園の奥に、しゃくなげ園があり、こちらもちょうど見ごろを迎えていました。シャクナゲは植込みで低木をよく見かけますが、ここのは2m以上の大木ばかりで驚きました。葉っぱも花も大ぶりなツツジの親分といった風情で、まるで自分がツツジ園に迷い込んだ小人になった気分。

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4月21日にリニューアルしたばかりの山のホテル。庭園の通路も階段からスロープに、バリアフリーになりました。

都内のバラはそろそろおしまいですが、こちらのローズガーデンはまだひとつも咲いていなくて、来月から見ごろを迎えるようです。近いようでも山の上なので、1か月ほど開花時期が遅いのですね。

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ツツジ園と芦ノ湖が一望に見渡せるテラスでお茶にしました。左のシュークリームはバターたっぷりの濃厚なお味。私は久しぶりにトラディショナルないちごのショートケーキをいただきました。箱根は大涌谷の噴火の影響で例年よりややお客様が少ないそうで、今が穴場かもしれませんね。

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ソーダ水のな~か~を~、海賊船がと~お~る~
夕方になると、霧が出てきました。

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このあとは、日帰り温泉の箱根湯寮に寄って帰りました。この日は午後1時半に東京を出て、家に着いたのが8時半ごろ。箱根にいたのは正味4時間ほどでしたが、いいリフレッシュになりました。

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「真夜中のゆりかご」

スサンネ・ビア監督の最新作、「真夜中のゆりかご」(En Chance Til / A Second Chance)を見ました。美しいデンマークの湖畔の町を舞台に、対照的な2組の夫婦の間に起こった悲劇を描くサスペンスドラマです。

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刑事のアンドレアス(ニコライ・コスター=ワルドー)と妻アナ(マリア・ボネヴィー)は、生まれたばかりの息子の世話に奮闘しつつ、幸せな日々を送っていました。ある日アンドレアスは、通報を受けて乗り込んだアパートの一室で、薬物中毒のトリスタンと彼に虐待される妻、汚物まみれの赤ん坊を目にして衝撃を受けます。

その数日後、夜中に大切なわが子が突然死していることに気づいて、取り乱すアナとアンドレアス。アナを落ち着かせ、息子を車に乗せて家を飛び出したアンドレアスは、出来心からトリスタンの家に忍び込み、育児放棄されている赤ん坊とわが子を取り替えてしまいます...。

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スサンネ・ビア監督は、「ある愛の風景」、「アフター・ウェディング」、「未来を生きる君たちへ」など、どの作品も考えさせられる深いドラマがあって大好き。お気に入りの監督さんです。

本作は、薬物中毒や家庭内暴力、育児放棄などの社会問題を織り込みつつ、サスペンスとしてのおもしろさもあって、引き込まれました。

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息子の突然の死にパニックに陥り、つい出来心から過ちを犯してしまったアンドレアス。母親にとっては、亡くなった息子の代わりなどいるわけもなく、アンドレアスの行動はまったく理解できないものですが、彼にとっては妻を救い、トリスタンの息子も救える、最良の方法だと思ったのでしょうか。

その最初のボタンの掛け違いが、次から次へと別の悲劇を招いていく...という話だと思っていたので、最後の思いがけない結末にはあっと驚かされました。そしてこの作品のほんとうのテーマは別のところにあったのだ、と知りました。

思えば、最初から違和感を感じていたのです。

夜中、息子が動かないと気づいたとき、すぐに病院に連絡しようとするアンドレアスを、アナはなぜ止めたのか。あの時、息子は仮死状態だっただけかもしれず、すぐに医師に診せれば助かる可能性だってあったのに。親だったら、たとえ0.001%の可能性であろうと、最後まであきらめようとはしないはず。

その時のもやもや感が、最後に納得に変わってすっきりしました。^^

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主要キャストの5人の俳優さんはみんなすばらしかったです。

アンドレアスの同僚シモンを演じるウルリッヒ・トムセンは、ビア作品ではおなじみの俳優さん。シモンは妻と別れて酒びたりのしょうないおじさんだけれど、何もいわずともアンドレアスをまるごと受け入れる男の友情にぐっときました。

トリスタンを演じるニコライ・リー・コスの悪人ぶりもすごかったですが、その妻役のリッケ・メイ・アンデルセンの熱演に圧倒されました。もともとはモデルさんで、映画は本作が初出演と知って、さらに驚きました。

穏やかなラストには希望が感じられ、幸せな余韻を味わいました。

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「ギリシャに消えた嘘」

ヴィゴ・モーテンセン主演、パトリシア・ハイスミスの「殺意の迷宮」を映画化したクラシック・サスペンス、「ギリシャに消えた嘘」(The Two Faces of January)を見ました。「ドライヴ」の脚本家、ホセイン・アミニの監督デビュー作です。

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1962年、アテネ。ツアーガイドをしているライダル(オスカー・アイザック)は、パルテノン神殿でどことなく父に似たチェスター(ヴィゴ・モーテンセン)と、若く美しい妻コレット(キルスティン・ダンスト)に出会います。夕食をともにし、ライダルは翌日、夫妻のガイドを引き受ける約束をします。

しかしその夜、ホテルにやってきた男を不慮に殺してしまったチェスターは、何も知らないライダルの手を借りて、男を部屋に運びます。面倒を避けるためにホテルを出たチェスターとコレットは、ライダルの協力を得て逃避行の旅に出ますが...。

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パトリシア・ハイスミス原作といえば、アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」、再映画化されたマット・デイモンの「リプリー」と、どちらも大好きな作品です。今回は主演のヴィゴをはじめ、キルスティン・ダンスト、オスカー・アイザックと、雰囲気のあるすてきな俳優さんたちが出ているので、楽しみにしていました。

60年代のアテネとクレタ島を舞台に、ゴージャスで美しい男女が繰り広げる心理的な駆け引きと、破滅へと向かう展開が旅情たっぷりに描かれ、「太陽がいっぱい」の世界を彷彿とさせる、おしゃれで上質なサスペンスを堪能しました。

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優雅で洗練された身のこなしのチェスターとコレットですが、実はチェスターは投資家詐欺で、裏社会の人たちからだまし取ったお金を持ち逃げして、ギリシャに飛んできたのでした。そして、彼を追ってやってきた探偵ともみ合ううちに、誤って殺してしまったのです。

投資家詐欺といえば、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」や「ブルー・ジャスミン」を思い出しますが、いずれも本人は破滅の憂き目にあい、妻に逃げられているところが興味深い。結局、お金でつかんだ幸せは、お金とともに消えてしまうということなのでしょう。

ライダルが、どうして袖振り合っただけのチェスター夫妻に近づき、危険を冒して逃避行の手助けをするのか、不思議といえば不思議ですが、父に似たチェスターへの思慕か、美しいコレットへの恋心か...危うい魅力に惹かれていくうちに、抜き差しならない状況に陥ってしまったのかもしれません。

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ことばのわからない、情報が入りにくい状況の中で、新聞の写真や警察官の姿などを見るたびに、彼らが少しずつ心理的に追い詰められて行く様子がスリリングに描かれます。さらに、だんだん親密になっていくランダルとコレットにチェスターが嫉妬を募らせ、3人の関係もバランスをくずしていきます...。

最後の最後が自白で終わったのはちょっぴり残念でしたが...その直前までどうなるのかわからない、緊迫した展開が楽しめました。

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ヴィゴは、今月末から「涙するまで、生きる」、来月には「約束の地」、と続々の主演作の公開が予定されていて、こちらも楽しみです。

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ティラミスパンケーキ & グリルドチーズ・サンドウィッチ

最近の朝食から...。

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ネットでちょこっと話題になっていたティラミスパンケーキ。むくむくと興味がわいてきたので、想像して作ってみました。

プレーンなパンケーキを焼いて、表面にコーヒーシロップ(水・インスタントコーヒー・砂糖・ラム酒)をはけでたっぷりとぬり、ティラミスクリーム(クリームチーズ・ヨーグルト・生クリーム・砂糖)をのせココアをふるいます。これを2段重ねにしてできあがり。

家にあるもので作ったので、カルアミルクのかわりにラム酒、マスカルポーネのかわりにクリームチーズを使っています。見た目はボリュームがありそうですが、チーズとヨーグルトがさわやかで、植物性の生クリームを使っているのでふんわり軽い口当たりに仕上がりました。

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映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」で、主人公のシェフが息子のために作るまかないのグリルドチーズ・サンドウィッチがとてもおいしそうで、気になっていました。作り方もしっかり見せていましたが、表面にバターをたっぷりぬっていて、かなりカロリーが高そう...。

movie "Chef" movie - Grilled Cheese Scene   

私は、お手軽ローカロリーバージョンで作りました。チーズだけではさびしいのでハムもはさみ、クロックムッシュ風にしてみました。まずは2枚の食パンにそれぞれとけるスライスチーズをのせ、間にハムをはさみます。

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熱したフライパンに薄くグレープシードオイルをぬり、サンドしたパンをおき、ガラスのパイ皿を重しにのせます。

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いい感じに色がついたら、ひっくり返して反対側も焼きます。チーズがとろりととけて、両面が焼けたらできあがり。

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チーズがとろ~り、適度な塩味がクセになる味でおいしくいただきました。

食パンはふだんはホームベーカリーを使って自分で焼くことが多いですが、表面の焼き色をきれいに仕上げたかったので、機械でスライスされている市販の食パンを使いました。これは8枚切りですが、10枚切りのサンドウィッチブレッドでも。簡単にできて、忙しい朝にもぴったりです。

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渡辺謙さんと、「王様と私」

ハリウッドでも活躍されている俳優の渡辺謙さんが、今リバイバル上演されているブロードウェイミュージカル「王様と私」(The King and I)で、王様役で主演していらっしゃいます。(公式HP

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はじめて発表があった時には、謙さんがミュージカル?歌やダンスを披露するの?!とその意外性にびっくりしましたが、以来、見に行く予定があるわけでもないのに、私までどきどきと楽しみにしていました。

しかも会場は、リンカーンセンターのビビアン・ボーモント劇場。ニューヨークを代表するオペラやバレエ、オーケストラのホールや、ジュリアード音楽院などが集まった総合芸術施設の中にある、格調高い劇場です。

約1か月のプレビューを経て、いよいよ4月16日から本公演が始まりましたが、舞台は辛口のニューヨークの批評家たちからも評価が高く、作品賞はじめ9部門でトニー賞にノミネート。なんと謙さんも、ミュージカル部門主演男優賞にノミネートされました。

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演出家のバートレット・シャー氏からこの申し出があった時、謙さんは”英語で?ミュージカル?”と驚き、最初は無理だと固辞されたそうです。でもシャー氏の中では、英語や異文化と格闘し、挑戦し続けている謙さんが、劇中の”王様”と重なる部分があったのでしょうね。

そして堂々として風格のある謙さんは、舞台にも映えて、王様にぴったり!という気がします。 「王様と私」は1951年にブロードウェイで初上演、さらに1956年に映画化され、いずれもユル・ブリンナーが王様を演じています。先日、映画版をDVDで見ました。

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1860年代のシャム(現在のタイ)。王様が、王子たちの家庭教師としてイギリス人女性のアンナを迎え入れ、文化の違いに戸惑いながらもそれを乗り越え、心を通い合わせていく...というお話です。

イギリス人女性ががシャム王国を啓蒙するという、西欧社会の上から目線がちょっぴり気になりますが^^ 王様を尊敬しながらも物怖じしない新しい女性と、国を愛し、家族を愛し、柔軟な感覚で他国とわたりあえる近代化の道を模索していく王様が、魅力的に描かれています。

"Getting to Know You""Shall We Dance"など、おなじみのミュージカルナンバーも楽しい。"Shall We Dance"の場面では、謙さんがダンスしているところを想像して、なぜか涙ぐんでしまいました。

boutique "Shall We Dance" performed by Yul Brynner and Deborah Keer

謙さんの舞台でのダンスシーンを見つけたので、あわせてリンクしておきますね。会場は大もりあがりで、ああ、やっぱり生の舞台はいいなーと思いました。

boutique "Shall We Dance" performed by Ken Watanabe and Kelli O'Hara

55歳にしてミュージカルというはじめての経験に挑戦された謙さんに感動し、励まされました。

現地でも好意的な記事が出ています。
pencil Ken Watanabe Moves From 'Samurai' to 'The King and I' (NYT 2015/03/12)
pencil Review: 'The King and I,' Back on Broadway (NYT 2015/04/16)

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中目黒 Ti Picchio & 目黒天空庭園

目黒川沿いにあるイタリアンレストラン、Ti Picchio(ティ ピッキオ)でお昼をいただきました。

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ビルの3階にあって、窓から目の前に桜並木が見渡せます。桜が咲く頃はさぞみごとな景色でしょうね。あれからわずか1か月ですが、今はすっかり新緑の季節で、生い茂る葉っぱで川面が見えないほどです。

こちらのお店では、ナポリ、アマルフィ料理がいただけます。ランチは3種類から選ぶパスタに、前菜、デザート、コーヒーがつくコースでした。

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前菜は、鴨の燻製、生ハムなど。私は右下の、赤唐辛子をぴりりときかせたイワシのマリネが気に入りました。

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パスタはディナーにもお出ししているという、手長エビとズッキーニのフェットチーネをいただきました。少々お値段は張りますが、これが絶品。手長エビのみそと殻のおだしがきいて、とても濃厚なお味でした。

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ドルチェは、パンナコッタとカタラーナ(プリンを凍らせたアイス)。コーヒーといっしょにおいしくいただきました。食後は、目黒川沿いを大橋方面にぶらぶら歩きました。

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COW BOOKS というすてきな古本屋さん。

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どこかのオフィスでは、何種類ものバラが咲いていました。右のピエール・ドゥ・ロンサールは、今ブームですね。家のまわりでもよく見かけます。

山手通りに出たら右折して、246との角にある目黒天空庭園を訪れました。ここは首都高3号線と中央環状線を結ぶ、大橋ジャンクションの屋上にあるドーナツ形の公園です。(追記:池尻大橋駅より徒歩3分) 空から見ると、こんな感じになっています。

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開園から2年がたち、木々が成長してだいぶ公園らしくなっていました。

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公園は緩やかなスロープとなっていて、その向こうに首都圏の風景が続きます。ビルを借景にしているのが都会ならでは。

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公園はそのままクロスエアタワーとつながっています。アプローチには図書館ほか、目黒区の施設があり、その上はタワーマンションとなっているようです。階下にこんなすてきな公園があったらいいですね。

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菜園やぶどう棚があるほか、樹木もいろいろありました。(左)のバイカウツギは香りがすばらしかった! (右)のハコネウツギはピンク~クリームのグラデーションが美しく、愛らしいお花でした。

【 備忘録 】
ウツギ: バラ目 アジサイ科 ウツギ属 ウツギ (別名:卯の花)
バイカウツギ: キク類 ミズキ目 アジサイ科 バイカウツギ属 バイカウツギ
ハコネウツギ: マツムシソウ目 スイカズラ科 タニウツギ属 ウコンウツギ (別名:ベニウツギ)

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「グッド・ライ~いちばん優しい嘘~」

リース・ウィザースプーン主演のヒューマンドラマ、「グッド・ライ~いちばん優しい嘘~」(The Good Lie)を見ました。スーダン内戦で両親と住む場所を失い、アメリカに移住することになった若者たちとの交流を描いた物語です。

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予告を見て、ピンとくるものを感じて見に行きましたが、期待を裏切らない、とてもすてきな作品でした。題材はシリアスですが、ウィザースプーンのさばさばとした魅力もあって、重すぎず、感動を押し付けず、軽やかにユーモアを交えて描いているのがとてもよかった。

そもそも私は、この映画を見るまで、スーダン内戦の実情も、その難民を受け入れるプロジェクトのこともまるで知らなかったので、それだけでもこの作品に出会えてよかった、と心から思いました。

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1983年にはじまったスーダン北部による南部への攻撃のために、両親と家を失ったマメールたち兄弟は、命からがらエチオピア、さらにケニアを目指します。1200km以上歩いてようやくナイロビの難民キャンプにたどりつきますが、ここで彼らは13年もの間、避難生活を送ることになるのです。

その後、”ロストボーイズ”とよばれる彼ら難民を受け入れるプロジェクトがアメリカではじまり、2000年、すっかり青年に成長したマメールたちは、幸運にもアメリカに移住する切符を手にします。

カンザスシティの空港でマメール、ジェレマイア、ポールの3人を迎えたのは、職業紹介所で働くキャリー(リース・ウィザースプーン)。しかし電話も見たことのない彼らを就職させるのは至難の業で、いらつきながらもあれこれ世話を焼くうちに、キャリーは彼らと少しずつ心を通わせていきます...。

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渡米早々、マクドナルドと緑のゼリーでアメリカ文化の洗礼を受けるマメールたちが、それからも何かとカルチャーギャップにとまどう様子がユーモラスに描かれます。英語が堪能な彼らですが、この地で生きていくことは、これまでの苛酷な人生とは違う意味での、さまざまな苦労がありました。

おなかをすかせたホームレスが目の前にいるのに、消費期限の迫った食品を廃棄処分にしなければならない、資本主義社会ならではの理不尽な現実など、彼らの目を通して考えさせられることもありました。

彼らがあまりに純粋で、まじめないい子たちなので、時にそれがあだとなって、悪い人たちにだまされたり、道を踏み外したりしたらどうしよう…と、心配ではらはらしてしまう場面もありました。

マメールたちがアメリカに来た翌年の2001年、アメリカ同時多発テロ事件が起き、アメリカはスーダンからの難民の受け入れをストップします。そんな中、生き別れた兄テオがケニアの難民キャンプにいるらしいという情報を得たマメールは、ナイロビに探しに行くことを決意します...。

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ラストでマメールがくだした決断は尊く、ほろ苦いものではあったけれど、明るい未来も感じられ、これがベストの方法だったのだ、と受け入れられました。

ロストボーイズを演じる俳優たちは、いずれも戦地を逃れて世界各地に移住した元スーダン難民で、中には少年兵にされた経験をもつ俳優さんもいました。そしてあくまでわき役に徹するウィザースプーンの、肝っ玉母さんぶりが気持ちよく、このすてきな物語をひきしめていました。

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GWのあれこれ

5連休が終わり、今日からお仕事という方もいらっしゃると思います。我が家のGWのあれこれをまとめてアップします。

この日は家族そろってコストコへ。いつもは素通りする、カラムーチョの大袋とか、Dr. Pepperを1カートン(!)とか、よけいなものを買うことになりましたが、思わぬ掘り出しものもありました。

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G.H.CRETORS のポップコーンです。家の近くの輸入食品店で見つけて以来、我が家のお気に入りとなっていましたが、その大袋がコストコにあって思わず手に取ってしまいました。

これはシカゴ・ミックスというフレーバーで、キャラメル味とチーズ味がひとつの袋に入っているのですが、意外な組み合わせがクセになり、後を引くおいしさ。1袋737g...って考えただけで恐ろしいですが、しばらく楽しめそうです。

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これも今回初めて買ったもの。コリアンスタイルのビーフジャーキーです。ビーフジャーキーはコストコに何種類かありますが、これはおしょうゆベースで日本人好みのお味。私はビーフジャーキーは苦手ですが、お肉好きにはうれしいおやつとなりそうです。

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日本のコストコは本のコーナーがあまり充実していないのが残念ですが、アナ雪関連の絵本やスティッカーがたくさんありました。これは、イギリスの動物写真家ティム・フラックの写真集。美しい中にも強烈なメッセージが伝わってくる本です。

コストコのあとは、洋服が買いたいという家族の希望で、ラゾーナ川崎に行ってみました。コストコから車で約15分、川崎駅前の好立地ながら駐車スペースがたっぷりあるのがうれしい。学生にぴったりのカジュアルファッションのお店がたくさんあって、いいお買いものができました。

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家族が雑草抜きをしてくれたので、ガーデニングセンターにハーブや野菜の苗を買いに行きました。私はバジル、パセリ、スペアミント、タイム。家族はゴーヤ、トマト、なすにチャレンジするそうです。左に見えるのは、数年前に植えたローズマリー。伸び放題ですが、触れるとよい香りがして癒されます。

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八雲のつ久しさんの柏餅。こしあんと、草もち生地の粒あん、小ぶりでふっくらとしてどちらもおいしい。

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GW限定の無料配信で、「イントゥ・ザ・ストーム」(Into the Storm)(2014)を見ました。ディザスタームービーは荒唐無稽なところがあってつい避けてしまいますが、これはおもしろかった! 巨大なトルネードが発生する設定にはリアリティがありましたし、映像も臨場感があって大迫力でした。

災害を乗り越えることで父子が絆を取り戻すというサイドストーリーは、ありがちな設定ながらていねいに描かれていて共感できましたし、おばかなYou Tuber2人組がコメディリリーフとしていい味出していました。^^ のんびりすごすお休みにぴったりの楽しい作品でした。

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この木、なんの木?

ゴールデンウィーク、いかがおすごしですか? 私は家族や母校の集まりなどあるものの、家のまわりでのんびりとすごしています。先日、都内某所ですてきな花を見つけました。

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のびのびと枝を伸ばす大木が、見ているだけで気持ちいい。いったい何の花かしら?と思って、後で、春、ピンク、房の花、樹木などなど、あれこれ組み合わせを変えて画像検索したのですが、それらしきものが見つかりません。

最初、大きな葉っぱから”朴葉焼き”のホウノキを思い出してしまった食いしん坊の私ですが、ホウノキはモクレン科でタイサンボクのような花なのです。

次に”藤の房は下に、桐の房は上に伸びる”というのを思い出しましたが(そこから桐は、学校の名まえにもよく使われますね)、桐の花を調べると、花も葉の形もまるで違います。

次に、上に伸びる房の形から、カシワバアジサイの仲間かも?と思いましたが、これも名まえからうかがえるように、葉の形が全然違います。

万事休す...で、もう一度あらためて、写真をじ~っと見ているうちに、房のような花にばかり目がいってましたが、葉っぱの形とつき方からアプローチしてみたらどうだろう、と仕切り直したところ、ようやく「トチノキ」の仲間である、と探し当てることができました。

特に「セイヨウトチノキ」には、「マロニエ」という別名があり、ピンとくるものがありました。そして、通常「マロニエ」は白い花ですが、これはピンクの花をつける『ベニハナトチノキ』という木であることがわかったのです。 (一部反転しています。)

あー、すっきりした。^^ しかも、図書館で植物図鑑などを調べることなく、全部スマホで調べられちゃうというのがすごい時代ですね...。花の名まえがわからない時は、葉っぱからアプローチするのもひとつの手だな、と思いました。

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池にはハスの花が...心安らぐ風景です。

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つがいの鴨が飛んできました。ブルーのワンポイントがあるこちらはオスかしら? 写真を撮ろうと近づいたら、夫婦で飛び立っていきました。もう少ししたら、よちよち歩くひな鳥たちを連れた姿を見ることができるかもしれません。

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CICADAのランチと、ファーマーズマーケット

根津美術館に行く前に、青山スパイラルの裏手にあるCICADA(シカダ)でお昼をいただきました。天王洲のT.Y. HARBOR BREWERYや、代官山T-SITEのIVY PLACEと同系列のレストランで、ここはタパスやタジンなど地中海料理がメインです。予約でいっぱいでしたが、1時半までならと案内してくださいました。

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タジンと迷いましたが、私はメカジキのグリル サルサソースをいただきました。モロッコ風スパイスの効いたフラットブレッドがもちもちとしておいしい。アジアのリゾートをイメージしたシックな空間もすてきでした。

店員さんたちはみんなEXILEみたいにかっこよくて、一生懸命がんばっているのもわかるのですが、おそらく接客のトレーニングを受けていないのでしょう。動きや受け答えが自信なさげでぎこちないのが気になりました。おしゃれなお店ですが、そこがちょっと残念。

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食事のあとは併設されているベーカリーbreadworksで、チャパタとバゲットを買っていきました。美術館に行く前だったので、バゲットは半分にカットしてもらいました。屋外のベーカリーカフェも気持ちよさそうでした。

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美術館のあとは、青山通りを渋谷方面に歩いて、国連大学前で週末に開かれているファーマーズマーケットをのぞいていきました。

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この日は野菜のマルシェのほか、アンティークマーケットや、ドイツワインの屋台も出ていて大賑わいでした。私も少しお買い物しましたよ。

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スーパーではなかなか手に入らない立派なルッコラを2束と、ほんのり紫が美しいあやめ雪かぶ。手作りのラー油。左のベリーはマルシェではなく、青山通り沿いにとまっていたトラックの屋台で買いました。早速いろいろ作りましたよ。

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(左)ルッコラとしいたけ、プチトマトのサラダ。(右)あやめ雪かぶとツナのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。

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(左)レアチーズケーキ。(右)ショートケーキ。どれもおいしくいただきました。

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