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ミケランジェロ・プロジェクト &外苑の銀杏

ジョージ・クルーニーが監督・製作・脚本・主演を務める実話に基づく歴史ドラマ、「ミケランジェロ・プロジェクト」(The Monuments Men)を見ました。マット・デイモン、ビル・マーレイ、ケイト・ブランシェットら、オールスターキャストが出演。
art ミケランジェロ・プロジェクト 公式HP

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ナチスドイツがヨーロッパを席巻し、重要な美術品を次々と略奪していた第2次世界大戦下。アメリカの美術館館長フランク・ストークス(ジョージ・クルーニー)は7人の美術専門家による特殊部隊「モニュメンツ・メン」を結成。危険を潜り抜け、美術品保護のために奔走しますが...。

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この日は「エベレスト」と迷って、時間の関係でこちらを見ました。先日見た「黄金のアデーレ」は同じ題材ながらひとつの名画にまつわる物語でしたが、この作品は戦時中、ナチスドイツに略奪された美術品を取り戻すために奮闘した、”モニュメンツ・メン”という特殊部隊にスポットを当てています。

7人のメンバーは全員美術の専門家で、戦闘の訓練を受けていませんが、命がけで戦地を巡り、ナチスに奪われた美術品を探し保護します。その数なんと500万点。中にはミケランジェロの聖母子像やダ・ヴィンチのモナリザ、そのほかラファエロ、フェルメールなどの錚々たる絵画が含まれます。

しかもヒトラーは、戦争に負けたらこれらの美術品を全て破壊するつもりでいたとか。先日、ISがシリアのパルミラ遺跡を破壊したというニュースには大きな衝撃を受けましたが、私たちが今、目にすることのできる世界の至宝の数々は、知られざる努力に支えられ、困難な時代を生き抜いてきたのだと胸が熱くなりました。

この映画で問いかけられている「芸術と人の命とどちらが大切か」というテーマは重く、簡単に答えられるものではありませんが、人は先人が残したものから学ぶのであり、過去を未来につなぐことが、今を生きる私たちの役割なのだと心に留めました。

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映画を見た後、外苑に移動して、黄葉の銀杏並木を見に行きました。この日は朝は激しい雨が降って、午後から晴れ、汗ばむほどの暖かさになるという変なお天気でした。夜のニュースによると、午前中の激しい雨風で、外苑の銀杏の葉は一気に落ちてしまったそうです。

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葉が落ちて、木は寂しくなりましたが、黄色い葉っぱが歩道を埋め尽くし、これもまた味わい深い風景でした。

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道路わきにただひとつあった紅葉もきれいでした。

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先月オープンしたニューヨーク発のハンバーガー屋さん SHAKE SHACK(シェイク・シャック)も、ハンバーガー好きとしては気になるところ。午後4時頃はさすがに列が短かったですが、おなかがすいていなかったのでまた別の機会に。

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日の短さを実感しつつ、晩秋のお散歩を楽しみました。

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コメント

こんばんは。
イタリアやフランスにある絵画や彫刻が大好きなので本作はとても興味深かったです。
「黄金のアデーレ 名画の帰還」でも取り上げられていましたが、モニュメンツ・メンのおかげで取り戻せて良かったです!
ジョージ・クルーニーは大好きな俳優の一人ですが、彼は才能ある素晴らしい人物だと思います。年を重ねてますます素敵になっていくジョージの次作に期待したいです。

そうそう昨年も外国人でいっぱいだった並木道。ニュースで外国人でいっぱいと聞いて今年は行くのはやめにしました。これからずっとそうなのでしょうね?でもお金を落としてくれる彼らに感謝しなくてはいけませんね。

投稿: margot2005 | 2015年12月20日 (日) 21時17分

私はこれは飛行機の中で観てしまったので
今ひとつ感動も浅く、感想文もスルーしてしまいました。
それにしても「黄金のアデーレ」とこれといい、
砂漠を女性一人で歩く話といい、かぶるものが多かったですね?
外苑の銀杏、青山在住の友人が、今年は枝を短く切ってしまったので
見応えがないと言っていました。

投稿: zooey | 2015年12月20日 (日) 21時54分

☆ margot2005さま ☆
こんばんは。
ヨーロッパは芸術の宝庫ですが、それにしてもこれだけの作品を
よくも集めたものかと驚きました。私もアートを見るのは好きで
ヨーロッパで見たことのある作品がいくつか登場したので
モニュメンツ・メンが保護しなかったら、決して出会うことは
なかったのだろうな...と思うとぞっとしました。

ジョージ・クルーニーはいい俳優、監督さんですね。
監督作品では「グッドナイト&グッドラック」なんて好きです。

最近はどこも外国の方が増えていますが
この日はそれほどでもなかったですよ。
見頃を過ぎていたからかもしれませんが...
葉はだいぶ散っていましたが、味わいがあってよかったです。

投稿: ☆ margot2005さま ☆ | 2015年12月21日 (月) 00時32分

☆ zooeyさま ☆
こんばんは。
「黄金のアデーレ」の方がドラマを深く掘り下げていて好みでしたが
「ミケランジェロ~」もまた違った視点で興味深く見れました。
ほんと、今年は同じ題材、テーマで重なることが多かったですね!

枝の刈り込み、私は気にならなかったです。
もっとも葉はだいぶ散ってしまっていて見頃は過ぎていましたが...
これもまた晩秋の趣があって、味わい深い風景でした。

投稿: ☆ zooeyさま ☆ | 2015年12月21日 (月) 00時39分

セレンディピティさんは本当によく映画をご覧になりますね!思ったのですが、日本は映画を年末にすべて持ってくる様で、観る方は大忙しですね。おっしゃる通り、以前だったら第二時大戦ものは戦闘ものが主でしたが、現代は、こういった裏話(?)的なものが目白押しでしたね。去年のThe imitation game当たりから面白いように続いていますね。この映画はみませんでしたが、The woman in goldは観ました。Helen Mirrenの佇まいは素晴らしいです。

この外苑の銀杏並木はよく長男を散歩させた思い出があります。東京でまっすぐ歩ける、歩行練習にもってこいの場所ですよね。今年10月に里帰りしたのですが、東京があちこち五輪を前に建て替え工事のオンパレードでびっくりしました。私はいつも寄るところが決まっているのですが、久しぶりに皇居を散歩して姉と二人で銀杏を拾い(笑)、東京會舘でお茶でもと思ったらない!大規模工事中!銀座でミキモトへちょっと…と思ったらここもない!大笑いしました。他の日もこんな調子で、「東京、元採れるのか?」って、心配になってしまいました(笑)

ところで、こちらでは11月下旬にThe danish girlが公開になりました。遅くなりましたが先週行こうかとおもったら、とっくに上映が終わっていました。とういことで原作を読むことにしました。今、読み終わったのですが、私には話だけで十分切なく感じたので、映画は観なくてもいいや…って思いました。時代は同じく第二時大戦前の話ですが、アメリカではこういうテーマ(しかも実話)は受け入れられないのかなって感じました。セレンディピティさんの感想が楽しみです。そちらでもそろそろ公開ですかね?忙しいですね・・・

投稿: Schatzi | 2015年12月21日 (月) 02時53分

☆ Schatziさま ☆
こんにちは。
日本は夏休みと冬休みに大型作品を公開することが多いようです。
アメリカも、年末はオスカー狙いの見応えのある作品が目白押しですよね。
日本は数か月遅れで春頃から公開になるので今から待ち遠しいです。
The Woman in Goldはドラマとしても引き込まれましたが
なんといっても毅然として美しいHelen Mirrenが魅力的でした。

外苑の銀杏並木は東京にはめずらしく?整然として美しい空間ですね。
私は意外と人通りの少ない冬枯れの季節も好きです。
あの銀杏並木を抜けて絵画館のところをぐるっと回ってもどるのは
いいお散歩コースですね。

都内は今どこも再開発、建替えブームで工事中ですよ!
オリンピックの運営費も当初の6倍に膨れ上がるといいますし
ほんとうに大丈夫か?日本?ですよね。
開催前に破産しないことを祈るばかりです。

The Danish Girlは日本では来年3月に公開です。
妻役はThe Man from UNCLEでヒロインを演じた女優さんですよね。
トレイラーを見ただけで、私もEddieの切ない演技に圧倒されました。
映画でもLGBTは今ちょっとしたブーム?で
Cate BlanchettとRooney MaraのCarolも話題になっていますが
批評家はともかく一般には受けない題材かもしれませんね。
映像で見るよりそっと小説で読みたい気もします。

投稿: ☆ Schatziさま ☆ | 2015年12月21日 (月) 10時02分

セレンさん☆
お近くまでいらっしゃっていたのですね!
外苑もすっかり葉が落ちてしまったなんて、まだ外苑散歩もしてないのに~~(涙)
でも黄色の絨毯はしばらく楽しめそうですね☆

ミケランジェロプロジェクトは、現代のISの痛ましい行いと重なって、なんだか人間はいつまでたっても愚かだなぁと思わずにはいられないですね。

投稿: ノルウェーまだ~む | 2015年12月22日 (火) 00時21分

☆ ノルウェーまだ~むさま ☆
こんばんは。
この日は豪雨→強風→9月下旬の暖かさという奇妙なお天気のために
葉っぱが一気に落ちてしまったようで、
めずらしく夜のニュースになっていました。
でも黄色いじゅうたんも趣があってきれいでしたよ。

ミケランジェロ・プロジェクトはどうしてもISの愚行と
重ねて見てしまいますね。
今の時代においても考えさせられる作品でした。

投稿: ☆ ノルウェーまだ~むさま ☆ | 2015年12月22日 (火) 00時50分

こんにちは。TB&コメントをありがとうございました。
実際に、戦争が愚かしい、と思うのは、こうした遺産も全部陣取りゲームにすり替えてしまう所だと思います。
MONUMENTS MENの苦労が報われて、今こうして作品を無傷のまま観られるのは幸せですね。

とーこーろーでー!
私も実はSHAKE SHACK行ってみたい!!です!
どんなんでしょうかねー?味はさておき、ちょっと寒そうだ。

投稿: ここなつ | 2015年12月22日 (火) 18時31分

☆ ここなつさま ☆
こんばんは。
>陣取りゲームにすり替えて
今回は、ソ連がナチスが没収した美術品を狙っていた...
と描かれていましたが、考えてみれば大英博物館なんて
世々の戦利品を展示しているようなものですものね。^^;
人道的な支援を行ったMonuments Menの存在は偉大ですね。

Shake Shack、気になりますよねー。
アメリカ人の知人が早速食べに行って
おいしかった~と興奮していました。
オフシーズンの冬場は、意外と穴場かも?

投稿: ☆ ここなつさま ☆ | 2015年12月24日 (木) 00時34分

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