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2016年4月

Botanica (ボタニカ)

六本木の東京ミッドタウンにあるイタリアンレストラン、Botanica(ボタニカ)でお昼をいただきました。
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アミューズ、前菜、メインディッシュ、1皿目のデザート、2皿目のデザート、コーヒー、小菓子からなる、ランチのコースをいただきました。

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アミューズ・ブッシュの「シェフからの春の一皿」。左の真っ黒い一品が目を引きますが、これは山菜に炭をまぶして焼いたものだそうで、上には桜海老のパウダーが散らしてあります。わずかな苦味が野趣あふれる大人の味わい。見た目にもインパクトがあり、うれしいサプライズでした。

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前菜は、「京菜花と筍 蛤のオレキエッテ 山形県産の田芹の香りを添えて」。オレキエッテは耳たぶという意味の愛らしいショートパスタです。あっさりとした味わいのスープ仕立てでした。お皿の縁にさっとひと刷毛した田芹は和モダンなアートみたい。お好みでまぶしていただきます。

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メインディッシュは、「ハンガリー産鴨胸肉 千葉県産葉玉葱 インカの目覚め 有機フレンチ大根のロースト 黒オリーブのパウダーとシンプルなジュ・ソースで」。鴨胸肉が柔らかくてクセがなくてとてもおいしかった。火の入り方もパーフェクトでした。

葉玉葱は初めていただきましたが、まろやかな甘さがあって気に入りました。緑の部分と白い部分、両方のおいしさが楽しめるのがうれしい。

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「1皿目のデザート」は2種類から選びます。私はパイナップルとココナッツのソルベをいただきました。

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「2皿目のデザート」は3種類から選びます。私はあまおう(いちご)のミルフィーユをいただきました。ミルフィーユはパイ生地とクリームを重ねたお菓子で、崩れやすくきれいに食べるのが難しいですが、これはグラスに入っていて、気兼ねなくフォークでパリパリ崩していただけるのがうれしい。断面も美しく楽しめました。

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最後にチョコレートとマカロンを、コーヒーとともに。

お料理はボタニカ(植物)というお店の名前にふさわしく、野菜のひとつひとつにシェフの目利きが感じられました。鴨もおいしくて大満足。メインまでのお料理は決まっていますが、デザートが2皿あって、それぞれ選べるというのに女性向けの心配りを感じました。

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(サイトよりお借りしました)

シンプルモダンな広々とした空間。これからの季節、緑と季節の花に彩られたガーデンテラスでの食事も気持ちよさそうです。

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DVD鑑賞記録 2016 冬

DVDで見た映画の中から、まとめて感想を書き留めておきます。

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奇跡の2000マイル (Tracks)

ミア・ワシコウスカ主演の2013年オーストラリア映画。4頭のラクダと愛犬を連れて、たったひとりで7か月かけてオーストラリアの砂漠を横断した女性を描いた、実話に基づくロードムービーです。

わたしに会うまでの1600キロ」と同じテーマで、本作の方がはるかに過酷な旅ですが、なぜかあまり心に響かなかった...。彼女が旅する必然性が映画からはあまり伝わってこなかったというのもありますし、ナショナルジオグラフィックがサポートする商業旅行だと感じてしまったからかもしれません。

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女神は二度微笑む (Kahaani / Story)

2012年インド発のサスペンス映画。インドのコルカタに出張したまま行方不明になった夫を探しにロンドンから訪れた女性が、現地の若手警察官とともに真相を探ります。インドの伝統文化や現在のインド社会の様子が織り込まれ、ミステリアスな展開を盛り上げていました。

ハリウッドリメイクが決定しているというのも納得。主演の2人はナオミ・ワッツとライアン・レイノルズはどうかしら? 日本でリメイクするとしたら、米倉涼子さんと小泉孝太郎さんとか?...なんて想像しながら楽しく見ました。^^

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キングスマン (Kingsman: The Secret Service)

2014年マシュー・ボーン監督によるスパイアクション。評判がよかったので楽しみにしていましたが、漫画チックであまり私向きではなかった...。英国仕立てのスーツをびしっと着こなし、さっそうとアクションをきめるコリン・ファースはかっこよかったです。

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チャイルド44 森に消えた子どもたち (Child 44)

トム・ロブ・スミスのミステリーを映画化した、2015年のトム・ハーディ主演作品。1950年代、スターリン政権下のソ連で、子どもの変死体が次々と発見されます。”殺人が起こらない理想の国家”ゆえに、それらはすべて事故として処理されますが、親友の息子が殺されたのを機に、ひとりの捜査官が動き出します...。

スターリン独裁政権下の誰も信じることができない理不尽な監視社会や、戦争の爪痕が引き起こすPTSDなど、さまざまな背景に織込み、見応えのある重厚な社会派ミステリーとなっていました。暗くて広大な森が、そのまま謎めいた社会体制そのものに感じられました。

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フレンチアルプスで起きたこと (Turist / Force Majeure)

2014年のスウェーデン映画。スウェーデンからアルプスのスキーリゾートにやってきた4人家族が、レストランのテラスでお昼を食べている時に雪崩に襲われます。幸いたいしたことはなかったのですが、夫が妻と2人の子どもを置いてとっさに逃げたことから、妻は夫に不信感を募らせるようになり...。

妻がショックを受けて夫を責めたくなる気持ちはよくわかるのですが、あまりにネチネチとからみ続けるのでだんだんうんざりしてきました。^^; 夫も反省しているようですし、ここは大きな心で許してあげた方が、のちのち自分のためになると思いますが...。

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パレードへようこそ (Pride)

2014年のイギリス映画。1984年、サッチャー政権時代のイギリスでストライキを起こした炭鉱労働者たちを、同性愛者のグループが応援することを決めますが、マッチョな炭鉱労働者たちは、ゲイたちに支援されることに抵抗を示し、最初はなかなかまとまりません。

流れを変えたのがウェールズにある小さな炭鉱町と女性たち、というのがすばらしい。ゲイの男の子のスピーチのあとに、炭鉱町の女性たちが歌う Bread and Roses の美しさに心がふるえました。実話をもとにした本作、ラストのパレードとその後日譚にさわやかな感動を覚えました。

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スポットライト 世紀のスクープ

ボストン・グローブの記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話に基づくドラマ、「スポットライト 世紀のスクープ」(Spotlight)を見ました。「扉をたたく人」のトム・マッカーシー監督。マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムスらが共演。

pencil スポットライト 世紀のスクープ 公式サイト

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2001年、ボストン・グローブ紙に新しく着任した編集局長 マーティ・バロン(リーヴ・シュレイバー)は、特集記事「スポットライト」欄を担当する4人の記者たちに、ゲーガン神父による性的虐待事件のその後を深く掘り下げるよう命じます。

4人は事件の被害者や弁護士たちを訪ねるも、カトリック信者の多いこの地域では誰もが固く口を閉ざし、取材は困難を極めます。しかしそれでも粘り強く取材を続け、機密書類を読み解くうちに、ほかにも多くの神父が同じ罪を犯し、教会が組織的にその犯罪を隠蔽してきたという事実が浮かび上がります...。

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真摯な社会派ドラマが好きなので楽しみにしていた本作。映画はドキュメンタリータッチで淡々と描かれていますが、カトリック教会という巨大権力の不正に対して、地道な取材と緻密な調査によって立ち向かう記者たちの姿がていねいに描かれ、引き込まれました。

以前、「オレンジと太陽」や「ダウト」を見て、なんとなく感じてはいましたが、これほど多くの神父が同様の罪を犯し、カトリック教会が組織ぐるみで犯罪を隠ぺいしていたという事実に衝撃を受けました。しかも犯罪はボストンにとどまらず世界各地で行われ、バチカンも黙認していたのです。

被害者の多くは貧困など何らかの家庭の問題を抱えており、それにつけこんでの犯罪。被害を訴えようとすると弁護士が間に立ち、示談金で秘密裏に処理されていたのです。子どもたちは最も信頼する、神の代理人ともいうべき神父に卑劣な行為を強要され、拒否することもできなかった。

心身を傷つけられた子どもたちは、長きにわたって苦しみ続け、のちに薬物中毒に陥る人や、自殺に追い込まれる人も。秘密を心の奥底にしまい、表面上は幸せな生活を送っているように見える人も、幼い頃に受けた心の傷は決して消えることはありませんでした。

スポットライトの記者たちはボストン出身で、誰もがカトリックを身近なものとして育ってきました。彼らが被害にあわなかったのは、たまたま”運が良かった”だけ...それは彼ら自身の信仰心も揺るがしかねない衝撃的な事実でした。

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神父たちが犯した罪は決して許されるものではありませんが、心理療養士やある神父のことばから、彼らもまた同じような虐待を受け、閉鎖的な社会で人間として未熟なまま、神父という立場に押し上げられてきた事実がうかがえました。

プロテスタントの牧師は結婚し、むしろ牧師夫妻が力を合わせて教会を盛り立てていることを思えば、カトリックの聖職者が求められているあるべき姿は自然の摂理に反しているようにも思いますが、教義に関わることだけに解決することの難しさを感じました。

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記者たちの奮闘に敬意を払いつつも、必ずしもヒーローとして描いていないところも好感がもてました。実は記者のひとりは、かつて弁護士から虐待に関わった神父のリストを受け取っていながら、その時はそれを追求することなく、うやむやに終わらせていたのでした。

今回、外部から来たユダヤ人の上司が風穴をあけようとしたことで、スポットライトチームは動き出しましたが、難攻不落の山の前に一度は身を引いたとしても、力を蓄えた時に再びチャンスは訪れるというメッセージのようにも感じました。

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キヌアのサラダと、ぎゅうぎゅう焼き

先日、輸入食品のカルディさんで、新商品の3色のミックスキヌアというのを見つけたので買ってみました。隣に並んでいた5種のミックスサラダ豆もいっしょに。

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ミックスキヌアは黒、白、赤の3色。キヌアはアンデス原産の雑穀で、今スーパーフードとしても注目を集めています。ミックスサラダ豆は大豆、青えんどう、ひよこ豆、赤いんげん、黒大豆の5種類が入っています。どちらも蒸したものがパウチされていて、下ごしらえなくそのままお料理に使えるのがうれしい。

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キヌアとビーンズは、さっそく薄くスライスしたたまねぎといっしょにマリネにしました。このまま食べても止まらなくなるほどおいしいですが、生野菜にトッピングしたり、あえたりすると、お手軽なキヌアサラダになります。

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この日は水菜、きゅうり、トマトといっしょにあえて簡単サラダにしました。マリネ液がそのままドレッシングになります。キヌアのプチプチ、むちっとした食感がおもしろく、さっぱりおいしくいただきました。

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これに合わせて、VOGUE JAPANで紹介されていた「ぎゅうぎゅう焼き」を作りました。あり合わせのお肉と野菜を耐熱容器にぎゅうぎゅう詰めて、オリーブ油を回しかけて塩こしょうし、オーブンで焼くだけの簡単料理です。レシピはコチラ

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この日使ったのは、鶏もも肉、たまねぎ、ズッキーニ、しいたけ、パプリカ...かぼちゃ、じゃがいも、れんこん、ごぼうは、あらかじめレンジでチンして、柔らかくしてから入れました。庭のローズマリーを散らし、オリーブ油をぐるぐると回しかけてオーブンへ。 

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30~40分ほど焼いたらできあがり。冷蔵庫の残り野菜で作りましたが、プチトマトや赤ピーマンが入ると、彩りがもっと華やかになりますね。

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サラダといっしょに取り分けて。うまみがぎゅっと凝縮していて、おいしくいただきました。

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読書記録 2016 冬

最近読んだ本の中から、まとめて感想を書き留めておきます。

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シェリル・ストレイド 「わたしに会うまでの1600キロ」

リース・ウィザースプーン主演の同名映画の原作。映画もよかったですが、原作も引き込まれる作品でした。映画はトレイルの過酷さや風景が視覚的に伝わってきましたが、映像だけでは描写しきれない主人公の細やかな心の動きが、本を読むことでより深く理解できてよかったです。

特に母親や家族、夫に対しての愛情だけでは語れない確執など、本を読むことによって、映画のシーンの意味するところがようやく納得できたような気がします。シェリルにとって2作目となるこの作品がベストセラーとなり、作家になるという夢が実現できてほんとうによかったと思いました。

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馬場錬成 「大村智 2億人を病魔から守った化学者」

昨年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さんの伝記。元読売新聞記者の方が取材を続け、2012年に出版された本です。大村さんの研究者としての偉業は計り知れないものがありますが、経営者、教育者としてもすばらしい功績を挙げられていることを、この本を読んで初めて知りました。

アメリカでの2年の研究生活の間に、アメリカの大学や研究者、製薬会社と信頼関係を築き、特許契約を結び、早くから産学共同研究を推し進めたこと、存続の危機にあった北里研究所を再建したこと等々、視界の広さと先見性、実行力に感動しました。

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羽田圭介 「スクラップ・アンド・ビルド」

昨年の芥川賞受賞作。孫が祖父の死にたい願望をかなえようとするサスペンスタッチの作品だと思ったら、全然違いました。^^; 軽度の認知症の祖父と求職中の孫、現代の日本のどこにでもいそうな家族の姿が、深刻すぎず、飄々とした筆致で描かれています。孫と祖父のやりとりが、なかなかいい味出ていました。

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スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 「戦争は女の顔をしていない」

昨年ノーベル文学賞を受賞したアレクシエーヴィチのデビュー作。「チェルノブイリの祈り」同様、こちらは第二次世界大戦に従軍した女性たちへのインタビュー集です。以前、日本のひめゆりたちの話にも衝撃を受けましたが、ソ連では看護婦のみならず武器をもって戦った女性の兵士たちがいたことに驚きました。

戦争で活躍すると勲章をもらい、男性は英雄になりますが、女性は「人を殺した女」という目で見られるため復員後もひた隠しにしたこと、ましてや負傷すれば結婚は望むべくもなかったこと。戦場における女性ならではの苦悩や悲しみなど、ふつうの言葉で語られるひとことひとことが心にしみました。

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森本あんり 「反知性主義 アメリカが生んだ『熱病』の正体」

昨年頃から日本でもよく聞かれるようになった反知性主義ですが、誤用されていることが多いそうです。アメリカでは1952年のスティーヴンソンvsアイゼンハワーの大統領選挙で登場したことばですが、最近のトランプ氏の台頭に通じるものを感じて、興味を持ちました。

反知性主義はアメリカのプロテスタントにおけるリバイバルの中で生まれたものだといいます。私自身、日本とアメリカの信仰生活を比べてみて、アメリカではキリスト教が空気のような存在で、むしろ日本のクリスチャンの方がストイックだと感じていたので、本書を読んですとんと腑に落ちるものを感じました。

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村上春樹 「ラオスにいったい何があるというんですか?」

近年いくつかの雑誌に掲載された紀行文を集めた短編集。リラックスしたカジュアルな文章で書かれていて、ファンには魅力的と思いますが、あまり目新しい視点はなく、私にはやや物足りなかったです。一番印象に残ったのはタイトルにもあるラオスの章。特に現地の民族音楽の描写が生き生きとして心に残りました。

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ルーム

エマ・ドナヒューのベストセラー小説「部屋」を映画化したヒューマンドラマ、「ルーム」(Room)を見ました。7年間監禁された女性と、そこで生まれ育った5歳の息子が、救出されてから社会に順応していく過程を描きます。
door ルーム 公式サイト

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17歳の時に男に誘拐され、裏庭の狭い納屋に7年間監禁されたジョイ(ブリー・ラーソン)と、そこで産まれた息子のジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)。ジャックが5歳になった時、納屋からの脱出を決意したジョイは、ジャックにすべてを託し一大勝負に挑みます...。

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ブリー・ラーソンがアカデミー賞をはじめ、数々の映画賞で主演女優賞を総なめにした話題作。救出されてめでたし、めでたしではなく、その後の社会に適応することへの難しさにフォーカスしているところが新鮮でした。切なく胸に迫る場面もありますが、希望が感じられるラストに救われました。

何年か前にアメリカで同じような事件があり、被害者による手記が出版されたので、それを原作にしているのだと思っていたら、これはオーストリアで起こった事件をモデルにしているのだそうです。

広いアメリカをドライヴ旅行していて、人里離れた一軒家を見ると、このまま誘拐されて殺されても誰にも気づかれないかも...なんて勝手な想像をしてぞっとすることがありますが、映画では、よくあるごく普通の住宅街の、これまたよくあるタイプの納屋が舞台でした。

でもこの”ごく普通”が、かえって犯罪の隠れ蓑となることもあるのでしょうね。男はここで、7年間もごく普通のよき市民として、社会に溶け込んでいたのです...2つの顔を使い分けて。その事実に驚愕し、恐ろしさに身がすくみます。

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私がどうしても気になったのは、自分の人生を奪った憎き犯人の子どもをはたして愛することができるだろうか...ということでした。でもジョイはきっと悩みに悩み抜いたうえで、男の存在を抹殺し、母は母のみで母となることを心に決めたのでしょう。だから決してジャックの姿を男に見せず、触れさせなかった。

17歳で誘拐され、何の知識も情報もないままに子どもを産み、できるかぎり健やかに、愛情をたっぷり注いでジャックを育ててきた...その苦難の道は計り知れないものがありますが、母性とはなんて偉大なものだろう、とまずそのことに感動しました。

ジョイにとっては、ジャックこそが自分が生きる理由であり、心の支えでもあったのでしょうね。そしてこの狭い、不衛生な空間が、ジャックにとっては世界であり、宇宙だった...ママの愛情を独り占めにできる、彼にとっては最も幸せな時間だったのかもしれません。

ジャックの思いがけないひとことからそのことが伝わってきて、胸が締め付けられました。

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桜あれこれ 2016

今年の桜は開花時期が長かったのに、用事と重なったり、お天気に恵まれなかったりで、ゆっくりお花見できなかったのですが、近くの公園や緑道、でかけた先でちょこちょこと楽しみました。この時期はいたるところで桜が咲いていて、日々の生活の中でお花見気分が味わえるのがうれしいですね。

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開花して一週間くらい、近くの緑道にて。咲きはじめは寒い日が続いていて、この日もまだ2、3分咲きくらいでした。開いたばかりの花びらが初々しい。

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六本木ヒルズの毛利庭園にて。ちょうどお花見イベントをやっていて、すごい人でした。あいにくの曇り空でしたが、日本庭園に白い花が映えてきれいでした。

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目黒川にて。混みあっている中目黒を避けて、目黒通り付近を少し歩きました。あいにくのお天気でしたが、川沿いにずらり~と続くソメイヨシノは圧巻でした。昨日の雨でだいぶ散ってしまったでしょうが、今日あたりは花筏が楽しめそうですね。

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昨日の花散らしの雨の前日、家族を誘って公園に名残の桜を見に行きました。

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これも桜かしら? 青い空にピンクの花がとてもきれい。

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早春に咲く真っ赤なヒカンザクラはすっかり散っていましたが、オオシマザクラはまだまだきれいな花を咲かせていました。

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ソメイヨシノの下をポニーでお散歩。ちびっこたちに人気です。

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名前がわかりませんが...ソメイヨシノよりほんのり濃いピンクの桜。

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さらにピンクの濃い八重の桜もきれいでした。この日はお天気に恵まれ、シートを広げてお弁当を食べたり、おしゃべりしたり、広場で遊んだり...みなさん、思い思いにのんびりと最後のお花見を楽しんでいました。

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リリーのすべて

トム・フーパー監督、エディ・レッドメイン主演の伝記ドラマ、「リリーのすべて」(The Danish Girl)を見ました。世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人画家リリー・エルベと、彼女を支えた妻ゲルダの愛を描いた、実話に基づく作品です。
rouge リリーのすべて 公式サイト

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1926年、デンマーク。風景画家のアイナー(エディ・レッドメイン)は、妻で肖像画家のゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)に頼まれ、女性モデルの代役を務めることに。ストッキングをはき、衣装を胸に当てポーズをとったアイナーは、自分の中に眠っていた女性の存在に気づいて...。

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トム・フーパー監督の「英国王のスピーチ」や、エディが主演した「博士と彼女のセオリー」も、夫婦愛を描いたすばらしい作品でしたが、本作もまた、お互いを尊重し、力をあわせて困難を乗り越えようとする夫婦の物語であり、美しくも切ない、深い愛に心打たれました。

エディが演じるアイナー、のちのリリーは、「博士~」のホーキング博士と同じくらい難役だったと思いますが、自分の中でリリーの部分が少しずつ大きくなり、やがて体との不一致がどうしても受け入れられなくなる過程が繊細にていねいに描かれていて、その苦しみに自然と寄り添うことができました。

この役は当初は女性でなければ演じられないと考えられていたようですが、それを男性にしてみごとに演じきったエディがすばらしい! 実際リリーは、しぐさから表情まで心憎いほどに美しく、この映画に登場するどの女性よりも女性らしい、と思いました。

一方、ゲルダを演じるアリシア・ヴィキャンデルはもともと愛らしい女性ですが、映画の中では繊細で傷つきやすいリリーを支えていくうちに、姉のような、母のようなたくましい女性になっていきます。自身も傷ついているのに、それを超えた大きな愛でリリーを守り抜く姿に感動しました。

病める時も、健やかなる時も...夫婦であることの重みを改めてかみしめ、考えさせられる作品でした。

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トム・フーパー監督、エディ・レッドメインとアリシア・ヴィキャンデルが共演ということで気になっていた本作ですが、監督がデンマークの画家ヴィルヘルム・ハンマースホイにインスパイアされたという、映像表現も楽しみにしていました。

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(右)は、小説「サラの鍵」の表紙にもなっているハンマースホイの「白い扉、あるいは開いた扉」という作品ですが、監督は絵に描かれた住居を再現し、ハンマースホイの絵のような柔らかな光を映像化したのだそうです。ブルーグレイの静謐な空間が、2人の孤独な心をみごとに表現していました。

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一方パリでの、クラシックでゴージャスな空間も印象的でした。映像、美術、衣装、音楽...すべてが美しく、極上のアートのような世界に酔いしれました。

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新しい伊東屋さんと、Eggs'n Things のパンケーキ

春休み中の家族と銀座へ。和光さんに修理に出していた時計をピックアップしがてら、昨年6月にリニューアルした老舗文具店、伊東屋さんをのぞいてみました。
clip 伊東屋 HP

伊東屋さんというと、文房具がなんでも揃っていて、いつもにぎわっているという印象がありましたが、今回のリニューアルではかなり品数を厳選し、”ものを買う店舗”から”すごせる店舗”へと生まれ変わったとのこと。

空間が広々として、文具屋さんというより、雑貨屋さん?といった感じになっていました。以前、テレビ東京の「カンブリア宮殿」で、モノが売れない今の時代に対応するための、伊東社長の苦渋の決断をうかがいましたが、それにしても思い切った変革をされた、と驚きました。

私自身、最近は”お店をぶらぶらと見て歩く”ということをあまりしなくなりましたが、気持ちの余裕がなくなっているのかもしれません。こういう老舗の専門店にはいつまでもがんばって欲しいですし、応援していきたいです。

Itoya_1 (お店のHPよりお借りしました)

私が気に入ったのは7階の紙のフロア。10cm四方くらいの紙の見本が、きれいなグラデーションで壁一面に並ぶ様子は圧巻でした。毎年、紙から選んで印刷した手作りの年賀状を送ってくれる友人がいますが、彼女が見たら喜びそう。特に白はものすごい種類があって、その表情の豊かさに驚きました。

この日は本館(G. Itoya)しか見なかったのですが、あとから別館(K. Itoya)に画材売り場があると知って、見逃したのが残念。次回の楽しみにしたいです。

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伊東屋さんのあと、1丁目のキラリトギンザでひと休みすることに。いくつかあるお店から、ハワイアンパンケーキのEggs'n Things に入りました。
cafe Eggs'n Things 銀座店 HP

パンケーキは家では時々朝食に作りますが、外で食べる機会がないので気になっていたのだそうです。ちょうど午後の中途半端な時間で、並ばずに入れてラッキーでした。

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一番ポピュラーないちごのパンケーキをシェアしていただきました。ふわふわ薄手のパンケーキの上に、粉砂糖と軽く煮たストロベリー。たっぷりのホイップクリームの上に刻んだマカダミアナッツがのっています。お皿に取り分けて、グアバ、ココナツ、メープルの3種類のソースをかけていただきました。

パンケーキは羽衣のようにふわふわと軽く、とてもおいしかったです。あまりの量に食べられるかどうか心配だったホイップクリームも甘さ控えめで、見た目以上にふわ~っと軽くてびっくり。パンケーキといっしょにぺろりと食べてしまいました。

びっくりする大きさですが、2人でシェアするとちょうどいい量でした。マグカップにたっぷり入ったコナコーヒーといっしょに、おいしくいただきました。

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