金沢能登(4) 輪島の朝市 ~ ヤセの断崖 ~ 8番らーめん
輪島に泊まった翌日、ホテルをチェックアウトしてから名物の朝市を訪れました。
日本三大朝市のひとつに数えられ、一千年以上の歴史があるそうです。会場となる商店街には露店がずらりと並び、大にぎわい。あちらこちらで売り子さんたちの元気のいい声が飛び交っています。
やはり海産物のお店が多く、宅配便で送ることもできますが、私は輪島塗のお箸と、布を編んで作ったかわいい草履を室内履き用に買いました。
朝市をひと通り見てまわったら、車に乗って能登半島を西に向かいました。能登の北西部の海岸は能登金剛とよばれ、複雑に入り組んだ海岸線と断崖絶壁、奇岩の風景で知られています。まずは松本清張さんの「ゼロの焦点」の舞台となった”ヤセの断崖”を訪れました。
駐車場から気持ちのよい遊歩道を歩き進むとと、目の前に広大な青い海とゴツゴツとした岸壁の絶景が現れます。「ゼロの焦点」といえば荒々しい波がざっぱ~んと断崖絶壁に打ちつける風景が脳裏に刷り込まれていたので、穏やかな海の風景に拍子抜けしながらも、その美しさに息をのみました。
とはいえ、切り立った岸壁はやはりスリル満点。だいぶ手前に柵がついているので落ちる危険はありませんが、中には柵を乗り越えて先の方まで歩く人もいて、見ててひやひやしました。冬の寒風吹きすさぶ頃は、また違った風景が広がっているのでしょうね。
ヤセの断崖からさらに遊歩道を歩き進むと、”義経の舟隠し”という場所があります。源頼朝の追手から逃れて奥州へと向かう義経と弁慶が、ここに48隻の舟を隠したといわれています。間口5m、奥行き100mの細長い断崖絶壁は迫力満点。足がすくみました。
手前に細長い入り江があるのがわずかにわかるでしょうか...たしかにここでしたら舟を隠しても、誰も気がつきませんね。ここはあまり観光地化されていなくて、売店ひとつないのも私好み。心に残る風景となりました。
このあとは、車に乗って海岸沿いをさらに南に進みます。途中、波が浸食してできたという巌門(がんもん)という洞穴を見たあとで、どこかでお昼を食べようということになりました。
しばらく和食が続いたので、家族の希望でご当地ラーメンの「8番らーめん」に行ってみることに。創業50年、北陸地方で絶大な人気を誇るラーメンチェーンだそうです。ちなみに石川県加賀市の国道8号沿いに第1号店を出したのが名まえの由来だとか。iPhoneでそんな情報を仕入れつつ、一番近い高浜店を目指します。
お昼時とあって、店内は大にぎわい。カウンターのほかテーブル席が多く、ファミリーに人気なのもうなづけました。左はお店の看板メニューの野菜ラーメンバター風味、右は野菜担々麺です。お店のトレードマークの8番かまぼこが光ってますね。^^
さておなかがいっぱいになったら、いよいよ金沢に向かいます。
| 固定リンク | コメント (8) | トラックバック (0)