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金沢能登(3) 見附島 ~ 禄剛埼 ~ 白米千枚田 ~ 輪島

和倉温泉から橋を渡り、能登島を経由して、能登半島の先へと進みました。海岸沿いの道路を走っていると、入り江の美しい集落に心を奪われました。

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能登に点在する集落は、どの家も黒い屋根瓦と木の板壁に統一されていて、とても美しいのです。観光地でもなんでもない風景に感動して、外人さんみたいにあちこちで写真を撮ってしまいました。^^ あとから能登瓦、アテ(能登ひば)を使った、この地方の伝統的な家の造りだということを知りました。

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(画像はネットより拝借) ふと思い出したのが、アメリカのボストンに近い避暑地で知られるケープコッド。和と洋という違いはありますが、薄墨色の板壁で統一された家並みがどことなく似ています。北国独特の海と空の色、鉤形の半島...と共通点も多く、一大発見した気分になりました。

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能登半島を東へ東へ...1時間ほど走って、珠洲(すず)市にある見附島(みつけじま)を訪れました。空海(弘法大師)が布教のために佐渡から能登に渡ってきた時に、最初に”目に附いた”のが名まえの由来だそうで、その形から”軍艦島”ともよばれています。

写真ではうまく伝えられませんが、駐車場から木立の中を歩いて突然視界が開け、この島が目の前に現れた時のインパクトは強烈でした。白い岩肌の美しさが印象的ですが、ここ珠洲の特産品、七輪の材料である珪藻土(けいそうど)でできているそうです。

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さらに走って...ようやく能登半島の最先端、禄剛埼(ろっこうさき)にたどり着きました。ふもとの道の駅に車を停めて、灯台のある高台へと上ります。この日はお祭りがあるようで、会場の準備をしているおじさんたちが、早くも打ち上げの相談をしているのが微笑ましかったです。^^

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周りを海で囲まれた高台は公園になっていて、その先端に白亜の灯台がありました。意外と小さな灯台ですが、この向うは海抜50mの断崖絶壁です。明治16(1883)年、イギリス人技師が設計したこの灯台は、歴史的・文化的価値が高く、「日本の灯台50選」に選ばれています。

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目の前に広がる青い海。禄剛埼はちょうど内浦と外浦の接点にあたり、海からのぼる朝日と、海に沈む夕日をどちらも見ることができるそうです。

そろそろ日が陰ってきたので、先を急ぎます。禄剛埼から輪島に向かう途中で、車の中から塩田をいくつも見かけました。珠洲市は塩の産地で、江戸時代から続く”揚げ浜式製塩”という方法で塩を作り続けています。塩づくり体験のプログラムもあるそうなので、時間があれば参加してみたかったな...。

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輪島市に入って...最後に白米千枚田(しらよねせんまいだ)に寄りました。2011年に世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」の象徴的スポットです。田んぼの間を歩いてまわることもできますが、私たちは時間の都合で道路から見下ろすだけにしました。

Senmaida

(画像はネットから拝借) 実はこういう風景を想像していたので、一瞬あれ?と思いましたが、よく考えるとこの風景が見れるのは稲刈りしてから田植えの前までですね。今は稲がぐんぐん育つ時期で、上から見ると緑のモコモコがどことなくユーモラスでした。

この日は輪島に泊まって、温泉に入り、能登の海の幸やあわびなどを堪能しました。夕食の後は輪島市名舟村の伝統芸能、御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)のパフォーマンスを鑑賞。

戦国時代、上杉謙信の軍勢を、武器をもたない村人たちが木の皮で作ったお面と髪に見立てた海藻を身にまとい、太鼓を激しく打ち鳴らして撃退したという由来があります。プリミティブで勇壮なパフォーマンスは大迫力。襲われた上杉軍はどれほど恐ろしかっただろう...当時の夜に思いを馳せました。

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コメント

セレンさん☆
青い海と白い灯台、そして抜けるような青い空、なんて美しいのでしょう!!
私はセレンさんの水平線をきっちり水平に撮られる写真をとても気に入っているのですが、今回も見事で惚れ惚れしちゃいました。
青の色も素晴らしいですね。
バランスの良い絵作りにはセンスの良さを感じます。
ご旅行堪能されましたね~

投稿: ノルウェーまだ~む | 2016年8月27日 (土) 00時37分

☆ ノルウェーまだ~むさま ☆
こんにちは。
いつもコメントをありがとうございます。

旅行中は少々暑かったですが、お天気に恵まれて
すばらしい海の景色を見ることができました。
水平線は微妙な地球の丸みがあるので
写真に撮るのはなかなか難しいですね。
私はPCに落としてから1°単位で微調整することもあります。^^
うれしいおことば、ありがとうございます~☆

投稿: ☆ ノルウェーまだ~むさま ☆ | 2016年8月27日 (土) 15時24分

能登の集落の光景、本当に綺麗!
日本は景観条例が厳しくなくて、色や質材など統一感がないことが多いのですが
この景観は本当に綺麗ですね。
ケープコッドにも負けていません。
”揚げ浜式製塩”の風景も初めて見ました。
ちょっと間延びした茶畑のようでもありますね~w

投稿: zooey | 2016年8月27日 (土) 15時38分

☆ zooeyさま ☆
こんばんは。

能登の集落、黒い瓦と板壁に統一されていてとてもきれいでした。
風景にもよくマッチしていましたよ。
条例で決まっているかどうか定かではないですが
こうして景観が統一されているのは日本では貴重なことですね。

揚げ浜式製塩の写真は撮りそびれてしまって...
写真は千枚田(棚田)ですが、たしかに稲が伸びていると
茶畑みたいですね。^^

投稿: ☆ zooeyさま ☆ | 2016年8月28日 (日) 23時27分

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