金沢能登(7) 兼六園 ~ 石川県観光物産館
金沢21世紀美術館から通りをわたって...金沢を代表する名所、兼六園を訪れました。加賀藩の歴代藩主によって長い年月をかけて作られてきた広大な回遊式庭園で、日本三名園に数えられています。
真弓坂口からゆるやかな坂道をのぼっていくと、うっそうとした木立の中にひっそりと瓢池(ひさごいけ)が現れます。池のほとりから味わいのある建物がせり出して、軒先には藤棚が木陰を作り、川床のように涼しそう。
ここは瓢池のすぐ奥にある三芳庵という料亭の別棟で、お抹茶のほか、お昼のお弁当がいただけるとのこと。1時間後に予約を入れて、先に園内を散策することにしました。
日本庭園なのに噴水が?と不思議に思ったら...霞ヶ池との高低差を利用して水圧で噴き上げる、日本最古の噴水だそうです。
兼六園の中心に広がる霞ヶ池。雪吊りがはじまる頃には、ニュースでもおなじみの風景です。右手前に見えるのは2本足の徽軫灯籠(ことじとうろう)。琴の弦をささえる琴柱(ことじ)の形に似ていることから名付けられたそうです。
左に見えるのは蓬莱島、右に見えるのは内橋亭。梅、桜、燕子花、紅葉、雪景色...四季折々の美しい風景で知られる兼六園ですが、夏の緑もなかなかよいものです。
霞ヶ池のまわりをぐるりとまわって...園内を歩いて驚いたのは、開園中も庭師やお掃除の方がおおぜい働いていらっしゃること。美しい庭園はこうした努力で支えられているのですね。
霞ヶ池のほとりに小高い山があったので上ってみました。霞ヶ池を拡張した時に掘った土を盛り上げて作ったそうで、登り道が渦を巻いていることから栄螺山(さざえやま)と名付けられています。卯辰山を借景にしたここからの眺めもすばらしい。
この日はとても暑かったので、広い園内を半分ほど歩いてギブアップ。時間の頃合いもちょうどよく、最初に訪れた三芳庵にもどりました。なぜか貸切り状態?で窓側のよいお席でゆっくり静かに食事が楽しめました。
金沢伝統料理の治部煮のほか、お造り、焼き物などあってどれもおいしかった。お部屋の雰囲気も窓からの眺めもよく、しばし幸せな時間がすごせました。
このあとは、兼六園から坂道を下りたところにある石川県観光物産館へ。手作り体験クーポンをいただいていたので、和菓子づくりに参加したかったのですが、希望者が多くすでに締め切りとのことで、代わりに金箔細工にチャレンジしました。
型紙を用意してくださるので素人でも比較的簡単にできるはずですが、それでも欠けたり、よれたり、思った以上に難しい。>< 悪戦苦闘してなんとか形になった時にはほっとしました。^^;
1階には石川、金沢の老舗の銘菓、特産品がずらりとそろっていて、おみやげはすべてこちらでまとめて購入しました。包装紙はもちろん、個別に渡す時のバッグまですべてそのお店のものが用意されていて、日本のおみやげ文化を熟知した心遣いに感動しました。
| 固定リンク
「グルメ」カテゴリの記事
- 大坂屋砂場と、切腹最中(2016.12.28)
- 久しぶりの...Brasserie Tomo(2016.12.19)
- Bistrot Grand Soleil &銀座のクリスマス(2016.12.14)
- 紅葉の京都(5) 清水寺と、イノダコーヒ(2016.12.10)
- 紅葉の京都(4) 東福寺(2016.12.08)
「旅行」カテゴリの記事
- 富士山づくしのお正月 2017(2017.01.04)
- 紅葉の京都(5) 清水寺と、イノダコーヒ(2016.12.10)
- 紅葉の京都(4) 東福寺(2016.12.08)
- 紅葉の京都(3) 鞍馬~貴船ハイキング(2016.12.05)
- 紅葉の京都(2) メキシカンと川床スタバ(2016.12.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
セレンさん☆
兼六園は安定の美しさですね!
きりっとした風情に、日本の美を感じます。
お料理も庭園散歩にぴったりですね~
金箔細工、私も昔やりました!
また行って見たいな~
投稿: ノルウェーまだ~む | 2016年9月 6日 (火) 23時31分
☆ ノルウェーまだ~むさま ☆
おはようございます。
兼六園、やはりみごとな庭園ですが
暑くて途中でばててしまったのがちょっぴり心残り。
またお花が美しい時期に改めて訪れたいです。
水辺や藤棚の風景を眺めながらいただくお弁当もおいしかったです。
まだ~むさんも金箔細工、されましたか!
アクティビティもいい思い出になりますね。
投稿: ☆ ノルウェーまだ~むさま ☆ | 2016年9月 7日 (水) 08時08分
そう、金沢って冬は豪雪地帯なのに
夏は滅茶苦茶暑いんですよね。
兼六園、あまりにも昔行ったきりで忘れてしまいました。
下記事、サンパカ、青山からなくなったと思ったら
金沢に行っていたのですね~!w
やはり蔦に包まれているのでしょうか?
投稿: zooey | 2016年9月 8日 (木) 22時47分
☆ zooeyさま ☆
おはようございます。
ちょうど7月末の一番暑かった時期で
東京が32℃の時に、金沢は連日35℃でした。
兼六園は私も20年以上ぶりで訪れましたが
霞ヶ池の風景を見ると、雪吊りのニュースを思い出しました。
金沢のカカオサンパカ、蔦はありませんでしたが
町家をそのまま生かした作りで、黒いのれんがかかっていましたよ。^^
投稿: ☆ zooeyさま ☆ | 2016年9月 9日 (金) 06時47分
こんにちは!
兼六園はさすがに素晴らしいですね。
アップされてる写真だけでも、その見事さが伝わってきます。
この日は猛暑日だったのですね。半分しか見れなかったのは残念ですけど、熱中症になるのも危険なのできりあげて正解だったと思います。
その後の金沢料理は美味しかったでしょうね~~。
治部煮が気になります。職場のわりと近くに石川県のアンテナショップがあるので、今度物産を見にいきたくなりました。
投稿: ごみつ | 2016年9月 9日 (金) 11時59分
☆ ごみつさま ☆
こんばんは。
兼六園、かな~り広いですが美しい庭園でした。
暑くて少々ばててしまいましたが...
魅力がお伝えできたらうれしいです。
これから紅葉や、雪景色もきっとみごとだろうな~と想像しました。
瓢池を眺めながらいただくお弁当もおいしかったです。
銀座に石川県のアンテナショップがありますね。
私も今度のぞいてみようかな~☆
投稿: ☆ ごみつさま ☆ | 2016年9月10日 (土) 00時50分