紅葉の京都(1) 南禅寺
先週、学校の休みにあわせて家族と2人で京都に紅葉を見に行ってきました。最初は日帰りで行くつもりでしたが、せっかくだからゆっくりしてくれば?とのことばに急遽泊まってくることになりました。
ところが出発の日は、予報通りに朝からみぞれ混じりの雨。のちに雪に変わったと知りましたが、11月に東京に雪が積もったのは54年ぶりだとか。@@ 交通状況が心配でしたが、雪でも定刻通りに出発する新幹線に、日本の底力を実感しました。
途中、雪が積もっているところもありましたが、西へ行くほどお天気がよくなり、約2時間後に京都に着いた時には晴れ間が広がっていました。地下鉄を乗り継いで、まずは南禅寺に向かいました。 臨済宗大本山 南禅寺 公式HP
大型バスが次々停まり、観光客で賑わっていましたが、境内が広々としているので、落ち着いて散策できました。写真は歌舞伎で石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな~」のセリフで知られる三門。上層に上ることもできます。太い柱を額縁にして、向うに見える紅葉も美しい。
三門をくぐって、後ろをふり返ったところ。
あいにく前日、前々日の強風で、葉っぱがだいぶ散ってしまったらしいですが、それでもまだまだ美しい紅葉を堪能することができました。
晩秋のこの時期は、散り紅葉も風情があります。手前は紅葉、向うはすっかり散ってしまった銀杏。赤と黄色の2色に染め分けられた落ち葉のじゅうたんがすてきでした。
境内を通る、琵琶湖疎水の水路閣。赤レンガでできた明治の近代建築ですが、不思議と禅寺の空間にマッチしています。上には今も水路が流れ、さわやかな水音が心地よい。
このあと、狩野派の障壁画(復元)や、みごとな庭園を見ることができる方丈の中へ。方丈庭園は江戸時代初期の代表的な枯山水庭園で、「虎の子渡しの庭」ともよばれています。目の前に広がる白砂は池ではなく、川を模しているのが、ほうき目から伝わってきます。
こちら方丈の奥にある「六道庭」は緑の苔が美しい。岩と白砂の「妙心庭」もあり、対になっていました。
お茶室の向うに真っ赤な紅葉。
再び三門を背景に。
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