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2017年1月

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(Rogue One: A Star Wars Story)を見に行きました。監督は「GODGILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズ。

「エピソード4」でレイア姫がR2-D2に託した、帝国軍の最強兵器”デス・スター”の設計図を、反乱軍はいかにして帝国軍から手に入れたのか?を描いた物語。時系列としてはエピソード4の少し前という設定です。

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今年最初に見た映画です。壮大なスケールで描かれるドラマティックなストーリーで、一年のはじまりに見るのにぴったりの作品でした。そういえば、昨年も「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」から一年がはじまったのだった...と思い出しました。

主演のフェリシティ・ジョーンズが演じるのは、幼い時に天才科学者の父(マッツ・ミケルセン)が帝国軍に捕えられ、たったひとりで生きてこなくてはならなかった反乱軍の戦士ジンという役どころ。父から託された希望を未来につなぐべく奮闘する、意志のこもったまなざしが印象的でした。

前半は少々退屈しましたが、ローグワンが結成されてからはスイッチが入って一気に引きこまれました。帝国軍がいかにもレジメンタルといった感じの統率のとれた軍隊なのに対して、反乱軍が性別も人種もさまざまで多様性に富んでいるところが、今の時代にふさわしい。

自らローグ(ならず者)と名付けたように、彼らのやっていることは奇襲には違いないけれど、兵力を持たない彼らが持てる力と知恵と勇気を総動員して、自由のために命をかけて戦う姿は尊く、どうしても感情移入して、応援したくなってしまいます。

彼らを見ながら、私はふと、アメリカ独立戦争を思い出しました。

当時、赤い制服を着たイギリス軍は訓練を積んだ世界最強の軍隊。それに対してアメリカ軍は正式な軍隊を持っておらず、いざという時に武器を持って戦う急ごしらえの軍隊でした。制服もなく、ぎざぎざの隊列で戦いましたが、ヨーロッパ諸国の予想に反して、イギリスからの独立を勝ち取ることができたのです。

こういう話に弱い私は、名もなき戦士たちの戦いに胸が熱くなりました。

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少々お知らせ...。

新春早々、現在使っているココログの容量がそろそろいっぱいになることに気がつきました。近いうちに引越しする予定ですが、決まりましたらまた改めてお知らせいたします。今後ともどうぞよろしくお願いします。

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My Favorite Movies & Books in 2016

2016年をふりかえって...昨年見た新作映画、旧作映画、読んだ本の中から、特に心に残った作品を書き留めておきます。

movie 新作映画 movie

今年選んだ3作品は、偶然ですがどれも私にとって訪れたことのない、あまりなじみのない国の作品になりました。少々粗削りながら、その国ならではの背景や事情が伝わってきて、未知の世界へと誘われました。感想の詳細はリンク先をご参照ください。

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オマールの壁 (Omar)

イスラエルに分断されるパレスチナの現実を描いた、ハニ・アブ・アサド監督の作品。テーマはシリアスながら、サスペンスやロマンスを交え、エンターテイメントとしても引き込まれました。この後見た、同監督の「パラダイス・ナウ」「歌声にのった少年」も心に残る作品でした。

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シング・ストリート 未来へのうた (Sing Street)

ブルックリン」「フラワーショウ!」など昨年はアイリッシュ映画の当たり年でした。本作はアイルランドのダブリンを舞台に、80年代のブリティッシュサウンドにのせて描いた青春ドラマ。ジョン・カーニー監督の原点ともいうべき作品で、主人公たちの青りんごのようなみずみずしさに、心をぎゅっとわしづかみにされました。

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ストリート・オーケストラ (Tudo Que Aprendemos Juntos / The Violin Teacher)

ブラジルのサンパウロを舞台に、スラム街の生徒たちと挫折を知ったヴァイオリニストの、音楽を通じた成長を描いたヒューマンドラマです。過酷な環境の中で生きる子どもたちに、表現する喜びや心の安定を与える、音楽の力に感動しました。バッハとサンバのコラボレーションも楽しかった。

cd 旧作映画 cd

あまり記事にできませんでしたが、旧作映画もたくさん見ました。その中から3作品をピックアップします。どれも主演俳優の演技に圧倒された作品です。(リンクからallcinemaのサイトに飛びます。)

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蜘蛛女のキス (Kiss of the Spider Woman)

久しぶりに再見して、新鮮な感動を覚えました。ブエノスアイレスの刑務所を舞台に、同性愛者モリーナ(ウィリアム・ハート)と政治活動家バレンティン(ラウル・ジュリア)の愛を描いた作品。私の中ではモリーナが、遠藤周作の小説に登場するガストンの姿と重なって見えました。

バレンティンへの愛のために命を落とし、ごみ置き場に捨てられるモリーナ。そしてラストの奇跡(と私は思った)へと続く一連の場面はイエスの物語を思い出しました。プイグの原作もすばらしかったですが、ラストは味気ない警察の調書となっているので、最後の美しい映像がなおのこと心に残りました。

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ソフィーの選択 (Sophie's Choice)

メリル・ストリープ主演のホロコーストの悲劇を描いた物語。ポーランド語、ドイツ語、ポーランド訛りの英語を巧みにあやつる、ストリープのすさまじい演技に圧倒されました。タイトルの意味をずっと考えながら見ていたので...明かされた想像を超える衝撃的な事実に打ちのめされました。

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プレイス・イン・ザ・ハート (Places in the Heart)

30年代のアメリカ南部を舞台にした、サリー・フィールド主演の細腕奮闘物語。リアルアメリカ、リアルサウスが描かれていて、懐かしさもあり、心揺さぶられる作品でした。盲目の下宿人(ジョン・マルコヴィッチ)がエドナ(フィールド)に容姿を尋ねるシーンが大好きです。

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こちらもほとんど記事にできませんでしたが、多くのいい作品と出会いました。一番のお気に入りはこちら。(リンクからAmazonサイトに飛びます)

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東理夫 「アメリカは食べる。 アメリカ食文化の謎をめぐる旅」

エッセイストでブルーグラス奏者、テネシー州名誉市民でもある著者によるアメリカ食文化論。といっても高所から語るのではなく、その土地に根を張って生きる生活者の目線で書かれていて、アメリカの広い国土をドライヴ旅行しているような気分になれる楽しい本です。

アメリカ料理の特徴は、localizationとstandardization(と私は思った)。移民たちが手に入る材料でなんとか工夫して作った故郷の料理が独自の進化を遂げ、広い国土に住む誰もが安心してありつける食べ物として、缶詰や冷凍食品、チェーンレストランが発展した。それが今のアメリカの食につながっているのだと思いました。

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富士山づくしのお正月 2017

あけましておめでとうございます

~ 今年もどうぞよろしくお願いします ~

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お正月は大きなバンを借りての恒例の家族旅行で、今年は伊豆修善寺で新年を迎えました。例年、太平洋岸は晴れることが多いですが、特に今年は風もなく穏やかで、日本晴れとよぶのにふさわしいすばらしいお天気に恵まれました。

旅行中は、いろいろなスポットから富士山の雄姿を見る機会があり、そのたびに神々しい美しさに息をのみました。地元の方も、これほど富士山がきれいに見えることは珍しいと声をそろえるほどで、縁起のいい新年の幕開けとなりました。

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東名高速から海沿いの西湘バイパスを通って、箱根の山道を通り抜け、最初に訪れたのは一年前にオープンした三島スカイウォークです。全長400m。日本最長の歩行者専用の吊り橋で、橋の上から正面に富士山、後ろに駿河湾というみごとな眺望が楽しめました。

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この日は風がほとんどなかったのですが、吊り橋はミシミシと音を立てて大きく揺れ、スリル満点でした。橋といっても向うに道は続いていないので、渡ったらまたこちらに渡ってもどります。橋の建設のために周囲の森の木々が伐採されていたのが、ちょっと痛々しく感じられました。

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お昼は沼津港の魚市場で、海鮮丼をいただきました。魚市場は活気にあふれて大賑わい。駿河湾から水揚げされる新鮮な海の幸を見て回りながら、お正月準備の気分を楽しみました。ここから見る富士山は、形がみごとに整っていて美しかったです。

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3時頃に修善寺に到着。宿でひと休みしてから、私たちだけで翌日の下見を兼ねて温泉街を散策してみました。桂川沿いの風情ある竹林の小径を歩いて修善寺(お寺)へ。大晦日の夕方の境内はひっそりとして、新年を待つばかりに清められ、厳かな雰囲気でした。

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こちらの手水はなんと温泉です。手を清めると、ほどよい温もりが心地いい。鐘楼堂では除夜の鐘の準備が整い、ぼんぼりに明かりが灯されて幻想的な風景でした。

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この後は宿にもどって温泉に入り、夜は伊勢海老のほか伊豆の食材を使った心づくしのお料理を堪能しました。初めて食べて感動したのは、天城の清流で獲れるという幻の魚、あまごのお刺身。見た目は鮭に似ていますが、とろりと甘く淡白なお味でした。イカの三升漬けは家族が気に入ったので、おみやげに買い求めました。

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初日の出は、宿の方に教えていただいて、修善寺から西へ車で30分ほどのところにある達磨山(だるまやま)の展望台から見ました。山の縁がチリチリと燃えるように色づき、太陽が現れるのを今か今かと待つ緊張感が心地よい。宇宙の神秘を感じるこの瞬間が好きです。

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さらに達磨山からは、駿河湾越しにみごとな富士山を見ることができました。日の出の時刻の富士山は、ほんのり赤く染まり、なんとも神々しい姿でした。今年は初日の出以上にこの富士山が心に残りました。

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家族そろって元旦のお祝いのお膳をいただいた後は、前日の下見をもとに温泉街を散策しました。元日の清々しい空気の中、青空に輝く竹林の緑がとても美しかったです。

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お昼に伊東に寄ってから、伊豆スカイラインを通って帰途に着きました。途中で立ち寄った滝知山園地から、富士山と駿河湾の絶景を眺めていると、パラグライダーの人たちが新春の空中散歩を楽しんでいるところでした。寒そう...ですが見ている側にも爽快な風景でした。

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最後に、いつもは行きに立ち寄る大観山で、富士山と芦ノ湖の風景を眺めました。芦ノ湖が山の影に沈み、朝とはひと味違う神秘的な風景でした。

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