お菓子

ルバーブと、シャクヤク

いつも行くマーケットにルバーブが出ていたので買ってきました。最近は長野県で栽培していて、新鮮なものが手に入るようになりました。

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見た目は赤いセロリといった感じですが、レモンのような酸味があります。欧米ではポピュラーな野菜で、ジャムやパイなど、お菓子作りに使われます。

私はその昔「赤毛のアン」のプリンスエドワード島で食べた、懐かしいルバーブのクランブルを作ることにしました。スムージー用に買っておいた小粒のいちごもいっしょに入れて...ルバーブといちごは相性がよく、彩り鮮やかに仕上がります。

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ルバーブといちごは一口サイズにカットしてパイ皿にこんもりと入れ、グラニュー糖をまぶします。

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上からクランブル(小麦粉・バター・砂糖で作ったそぼろ)をのせて、オーブンで焼いたらできあがり。

ほんとうはクランブルはもっとたっぷりのせるものですが、カロリーと甘さを抑えるために、私はいつも量を半分にしています。でもこの方が、フルーツ本来の味が楽しめます。クランブルは桃やいちじく、秋はりんごなど、季節のフルーツなんにでもよく合います。

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できたての熱々にバニラアイスクリームをそえても、冷めたのをそのまま食べてもおいしい。甘酸っぱさがどこか懐かしい、素朴なお菓子です。

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これはまた別の日、ルバーブだけを一口サイズにカットして、ヨーグルト風味の焼菓子を作りました。これも家では、ブルーベリー、ラズベリー、パイナップルなど、季節のフルーツをのせてよく作るお菓子です。

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上から粉砂糖をふるって仕上げます。ルバーブだけだと彩りは地味ですが、その素朴さがかえっていい感じ。口に入れるとほんのり甘く、優しい酸味が広がります。

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この日はコストコでラズベリーを買ったので、ルバーブといっしょに甘く煮てジャムを作りました。お砂糖ひかえめ、あまり煮詰めすぎず、ゆるめに仕上げます。

軽く温めたコストコのミニクロワッサンに、ジャムと柔らかくしたクリームチーズ、ラズベリー、庭のミントを添えて、朝食にいただきました。ジャムとクリームチーズのさわやかな酸味のコンビネーションが、クロワッサンによく合いました。

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ルバーブと同じく、この季節に大好きなのがシャクヤク(芍薬)の花。ナチュラルブーケに仕上げたら、最初は小さなつぼみだったシャクヤクが、この暖かさでぐんぐん広がり...いつのまにかあたりがぱ~っと華やかになりました。

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イースターのキャロットケーキと、コストコ

昨日の日曜日はイースターでした。毎年この時期に作っているキャロットケーキです。レシピはスウェーデンのお菓子の本から。
 モーロットスカーカ(キャロットケーキ) レシピ

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すりおろしたにんじんと、刻んだくるみがたっぷり入る、スパイスの香り豊かなケーキです。バターではなくグレープシードオイルを使っているのでふんわり軽い口当たり。上から粉砂糖をふるい、バナナのスライスを飾って仕上げました。

                              

ところで...日本では大掃除といえば年末ですが、アメリカではイースターの前が大掃除のシーズンでした。この時期になるとパステルカラーの広告とともに、洗剤やお掃除用品がお店に並んでいたことを思い出します。

家の回りをきれいにしてイースターを迎える、というのは日本の年末と同じですが、ちょうど水ぬるむ時期でもあり、理にかなっていますね。だから、というわけではないですが、ちょうど掃除用のワイプがなくなるところだったので、先々週、コストコに買い物に行ってきました。

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手前のワイプは、日本のクイックルのような使い捨ての水拭きシート。水回りから床、棚、いたるところにささっと使えるのが便利で、長年愛用しています。昨年、容器がコンパクトになって、ますます使いやすくなりました。

右奥はアメリカでポピュラーな、ARM & HAMMER のベイキング・ソーダ(重曹)。これも掃除や洗濯に大活躍のすぐれもので、20年前にアメリカで初めて教わった時には感動しました。6.12kg入りの大袋ですが、気兼ねなく使えるのがうれしいです。

この日は他にもいろいろ買いましたが、その中から2点ご紹介しますね。

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ラグジュアリーミニクロワッサン 15個入り。昨年末に発売された新商品です。クロワッサンはバターがたっぷり入っているので、ふだんはめったに買わないのですが、このミニミニサイズに、つい心が動きました。

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この日の朝食はイースター風に。クロワッサンは軽く温めて横に切れ込みを入れ、マヨネーズ&粒マスタードをぬって、ハム、レタス、カイワレをはさみました。鳥の巣に見立てた刻みキャベツにスクランブルドエッグ。プチトマト、いちごのヨーグルトがけ、コーヒーとともに。

小さめサイズのクロワッサンがおなかに重すぎず、おいしくいただきました。生地が少し甘めなので、軽く温めてジャムを添えてもおいしい。残ったクロワッサンはひとつひとつラップにくるみ、さらにまとめてZIPLOCKに入れて冷凍し、少しずつ楽しんでいます。

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チアシード、ゴジベリー(クコの実)、ゴールデンベリーの3種類のスーパーフードをチョコレートコーティング。試食販売していて、おいしかったので買ってみました。
 スーパーフードとは (日本スーパーフード協会サイト)

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健康と美容にいいと言われているスーパーフード。効果のほどはともかくとして、おやつに時々つまんでいます。チアシードはものすごく細かいですが、一粒一粒きれいにチョコレートコーティングされていて感動しました。

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久しぶりにデッキブラシを使って掃除してさっぱり。お花は、2月から元気に咲き続けているマーガレットと、パッとサイネリア~♪ 鮮やかなフューシャピンクに気持ちが華やぎます。ソメイヨシノも咲きはじめ、いよいよ春本番ですね。

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麻布食堂と、新しい食器

映画を見た後に、西麻布にある洋食屋さん、麻布食堂にお昼を食べに行きました。六本木ヒルズの裏手からラオス、ギリシャ、ルーマニア大使館が並ぶ細い道を抜け、外苑西通りを渡って牛坂をのぼったところにあります。寒さがやわらいだ日で、ちょうどいい散策になりました。

 麻布食堂 ぐるなび

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ランチのメニューは、オムライス、ハヤシライス、ハンバーグなど、洋食屋さんの定番のお料理。私たちはオムライスの大盛りとハンバーグの定食をシェアしていただきました。

オムライスのソースは、デミグラス、ケチャップ、クリームと3種類あり、デミグラスはハンバーグと同じソースでした。トマト風味のピラフを薄焼きのオムレツで包み、きれいな舟形に整えたオムライスは、ほっとする正統派のおいしさでした。

ハンバーグはつなぎがほとんど入らないフレンチビストロ風で、お肉のおいしさがしっかりと味わえました。つけあわせのマカロニとにんじんはあくまで控えめに、主役のハンバーグを支えています。

ご夫婦が切り盛りするお店は、駅から遠く離れていることもあり、静かで落ち着いた雰囲気。居心地の良さに食後はコーヒーをいただいて、すっかりくつろいでしまいました。

                              

帰りはもと来た道を通って六本木ヒルズにもどり、お買い物を楽しみました。春物の洋服を少々と、インテリアショップのAGITOさんでセールをしていたので、気になっていた食器を買いました。

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ブルーのスポンジ柄は、アメリカンアンティークでは琺瑯の定番柄ですが、これはイタリア製です。直径24cm、ぽってりと厚みがあるカフェ風の食器で、普段使いにはぴったり。朝食プレートにもよく合います。

どんぶりは、長年トラディショナルな漆器のものを愛用していますが、たまにはカジュアルなのもいいかな~?とこれは衝動買い。

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この日は牡蠣フライに使ってみましたが、こういう洋食屋さんのメニューによく似合います。ブルーがうるさいかな?と心配でしたが、お料理を華やかに引き立ててくれました。

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そろそろ筍やグリーンピースが出ていますね。今年初めて筍&豆ごはんを炊いたので、それに合わせて和風ハンバーグとほうれんそうの胡麻和えを盛りつけてみました。

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この日はファーブルトンに。プルーンにプディング生地を流し入れて作るブルターニュ地方の焼菓子で、思い立った時に簡単にできるのがうれしい。もちっとした食感があって、私も大好きなお菓子です。素朴な風合いがブルーのスポンジ柄によく合いました。

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白いどんぶりは、まずは海鮮丼に使ってみました。漆器より、お刺身の色がきれいに映える気がします。下が鋭角にすぼまっているので、少なめのごはんでも盛り付けがぴたりと決まります。

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ウィーンの音楽と、アルジェリアのお菓子

お誘いをいただいて、神楽坂の音楽の友ホールで開催された「室内楽の醍醐味」というコンサートに行ってきました。
 室内楽の醍醐味 村田千佳さんOfficial Websiteより

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ピアニストの村田千佳さんの企画による、ウィーン・フィルの元コンサートマスター ライナー・ホーネックさんとの共演コンサートです。日本での演奏会の多いホーネックさんですが、村田さんとは2011年以来、毎年共演していらっしゃるということで、息がぴったり合っていました。

会場となる音楽の友ホールは、低いステージに椅子を並べたこじんまりとした空間で、演奏者との距離が近く、目の前で息遣いまで聞こえるような臨場感あふれる音楽を堪能することができました。

村田さんはウィーンに留学された時にホーネックさんと初めてお会いしたそうですが、その時の思い出のモーツァルトのソナタを1曲目に演奏され、おふたりの出会いに思いをはせました。演奏されたのもベーゼンドルファーというウィーンのピアノで、ウィーン尽くしの音楽の夜でした。

休憩のあとには、おふたりのトークの時間がありました。ホーネックさんの真摯で思慮深く、包容力のある話し方と、村田さんの溌剌と表情豊かな話し方は、そのままおふたりの演奏のマリアージュに通じるものがあり、オーケストラや独奏とは違う、音楽の化学反応のおもしろさを味わいました。

そういえば、まだ若かりし頃、ウィーンを訪れた日の夜にチケットをとって、ホテルの近くに室内楽を聴きに行ったことがあります。やはりこの日のような小さなサロンのコンサートでしたが、音楽が市民のふだんの生活とともにあることを実感し、深く感動したことを久しぶりに思い出しました。

プログラムは末尾の”続きを読む”にて。

                              

これはまた別の日。アルジェリア大使館の手作りお菓子をいただきました。

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アルジェリアの家庭のお菓子でしょうか。どれも素朴な風合いがあっておいしかったです。左奥のセサミボールは胡麻の風味が香ばしく、中華のドーナツにちょっと似ています。右の杏子ジャムのサブレは、見た目はタルトのようですがサクサクとした食感で、しっとり甘酸っぱいジャムがアクセントになっていました。

手前の三日月形のクッキーはチャレック(Tcharek)というお菓子。三日月はイスラムのシンボルからきているのでしょうか。クロワッサンのように生地がくるくると巻いてあり、内側はシナモンの味がしました。レシピが知りたいです。

お昼にラム肉と野菜の煮込みをクスクスにかけたものをいただきましたが、日本の肉じゃがに似ていました。(じゃがいもではなく、にんじんやひよこ豆でしたが。) ラム肉がほろほろに柔らかくてクセがなく、とてもおいしかったです。

                              

おまけで、毎年恒例バレンタインデーのお菓子を...。

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今年は稲田多佳子さんのレシピでガトーショコラを作りました。バターとたまごが控えめで、小麦粉の代わりに少量のアーモンドパウダーを使っています。材料の中心となるのはチョコレートで、外側はほろり、内側はしっとりと仕上がりました。

上から粉砂糖をふるって、軽く泡立てた生クリームとバナナのスライスを添え、おいしくいただきました。

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クリスマスの食卓 2015

23日に家でクリスマスのお祝いをしました。毎年恒例ですが、記録を兼ねてご紹介させていただきますね。おつきあいくだされば幸いです。

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まずは、フレシネ(スペインのスパークリングワイン)で乾杯。前菜は軽めに、ヘルシーなサラダを中心に用意しました。ペーパーナプキンは先日FLYING TIGERで買ったもの。

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(左)りんごとくるみのサラダ (右)菜の花のサラダ、自家製鶏ハム、トマトのサラダを盛り合わせて

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(左)キャロットラペ (右)ポテトサラダの生ハム包み

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(左)ディナーロールはホームベーカリーで生地まで作り、丸めてオーブンで焼きましたす。パンを入れた帆布のケースは、先日AKOMEYAで買ったもの。(右)黄色いテーブルブーケと、お家の形のキャンドルホルダー

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少しずつ盛り合わせていただきます。

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スープは白菜のチャウダーを用意しました。オリーブ油でにんにくのみじん切りを炒め、香りが出てきたらざく切り白菜、ベーコンを加えて軽く炒めます。野菜のブイヨンを加えて柔らかくなるまで煮込み、豆乳を加えます。最後に薄切りしいたけを加えて、香りよく仕上げました。青ねぎとピンクペッパーをトッピングして。

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主菜には毎年ローストターキーを作っています。3696g(約8ポンド)のヤングターキーにスタフィングを詰め、オリーブ油をかけながらオーブンで4時間焼きました。(作り方の詳細

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お肉を切り分け、グリルドベジタブル(かぼちゃ・舞茸)、ブロッコリーとプチトマトを添えて。ソースはハニーマスタードソース(レシピ)と、肉汁で作るグレイヴィソースと2種類用意しました。

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デザートは、毎年おなじみのブッシュドノエル(ロールケーキ)。クリームチーズの入った酸味のあるクリームでいちごとブルーベリーを巻き込んで、さっぱりと仕上げます。

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(左)毎年おなじみのクリスマスツリーと...(右)今年はフラワーアレンジメントのクリスマスツリーというのを教わりました。結構難しかったのですが、華やかにできて大満足。出窓に飾って楽しんでいます。

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今年は(左)先日マーチエキュートで買ったペンギンのオーナメントと、(右)FLYING TIGERで買った赤い鳥のオーナメントが、新しく仲間に加わりました。

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ブルーベリー狩り 2015

毎年、夏に練馬区の観光農園にブルーベリー狩りに行くのを楽しみにしています。スーパーマーケットに国産のブルーベリーが並びはじめると、そろそろかしら?とサイトをチェックしています。

 練馬区ブルーベリー観光農園開園情報

例年は8月の終わり頃に行ってましたが、今年は少し早めの8月中旬にある農園に電話すると、「もうそろそろ終わりなので、せっかく来てもらってがっかりさせては申し訳ない」とおっしゃるのです。

で、ほかの農園に電話してみると、「そろそろ終わりなのであまりたくさんはないけれど、それでも構わなければ」とおっしゃったので、「では今から伺います!」と予約を入れて出かけました。今年お世話になったのは、ファーム大泉学園さんです。

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10時過ぎ頃でしたが、私たちが一番乗りでした。写真からはまったく伝わってきませんが^^; この日は、連日のように東京が猛暑日の連続記録を更新していた頃で、朝から太陽がぎらぎらと照りつけていました。熱中症になったらどうしよう~と思いながら、少しでも大きな木に隠れるようにして、夢中で摘みました。

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今年はとにかく暑かったので、ブルーベリーができるのが例年より早かったようです。そろそろ収穫も終わりとのことで育ちすぎてしわしわになった実もありましたが、よく見ると見落としがちな隠れたところにぷっくりと大きな実が残っていて、意外とたくさん摘むことができました。

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こちらの農園では6種類のブルーベリーを栽培しているそうです。ブルーム(粉)のついた大粒のブルーベリーや、やや小粒の酸味のあるブルーベリーなど、私も全部は判別できないですが、味見をして好みの木を見つけては摘んでいきました。

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最後に持参したプラスティックコンテナに入れて量ってもらうと、2.2kgくらいでした。農園の方は、わざわざ遠くから来て(といっても車で1時間くらい)、大量に摘んでいくのを不思議に思ったようで、「ジャムを作るんですか?」「ここはどうやって知ったんですか?」など、いろいろ聞かれました。^^

私にはこういうやりとりも楽しくて、勝手に自分の田舎のような気持ちになっています。^^ 摘んできたブルーベリーは、そのままヨーグルトに入れたり、スムージーにしたり。新鮮なブルーベリーはとにかくおいしい。自分で摘んだと思うと格別です。残りは冷凍して、冬頃までゆっくり楽しみたいと思います。

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この日はブルーベリーレアチーズケーキを作りました。

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小さいココットに作って、ミニデザートにも。

過去の記事はこちら。
 ブルーベリー狩り 2010 (内堀農園)
 ブルーベリー狩り 2012 (高橋ブルーベリーガーデン)
 ブルーベリー狩り 2013 (芹沢農園)
 ブルーベリー狩り 2014 (ベリーズ愛らんど)

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バースデーの食卓 2015

週末、家族のバースデーをお祝いしました。

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カルディで買ったカリフォルニアのスパークリングワインで乾杯。

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鯛のお刺身とじゃがいも、フルーツトマトのセビーチェ。セビーチェは中南米でポピュラーな魚介のマリネですが、ケイパーやアンチョビなどを使ってイタリア風に仕上げました。

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夏野菜のグリル。オリーブ油をぬってシンプルな塩味で。

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(左)常備菜のラタトゥイユ。 (右)カルディの冷たいスープを初めて買ってみました。かぼちゃとえんどう豆と2種類買って、この日はえんどう豆にしましたが、どちらもおいしかったです。

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夏野菜たっぷり。いろいろ取り分けていただきます。

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(左)テーブルフラワーは庭の紫陽花をカットして飾りました。ANTHROPOLOGIEのキャンドルホルダーは、フィリピンのハンドメイド。

(右)メインのお料理は豚スペアリブのローストにしました。庭のハーブをたこ糸でしばり、ブラシを作ります。

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ローストパンに豚スペアリブを並べて塩こしょう。ハーブのブラシを使って時々オリーブ油をぬりながら、200℃のオーブンでこんがり色づくまで焼いていきます。

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シンプルに、レモンをしぼっていただきました。

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バースデーケーキは定番のショートケーキ。この時期はいちごが手に入らないので、キウイ、缶詰の黄桃・白桃、ブルーベリー、庭のミントを飾りました。真ん中のあいているところに、ナンバーキャンドルを飾ります。

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フルーツの酸味が広がり、さっぱりさわやかにいただきました。

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CICADAのランチと、ファーマーズマーケット

根津美術館に行く前に、青山スパイラルの裏手にあるCICADA(シカダ)でお昼をいただきました。天王洲のT.Y. HARBOR BREWERYや、代官山T-SITEのIVY PLACEと同系列のレストランで、ここはタパスやタジンなど地中海料理がメインです。予約でいっぱいでしたが、1時半までならと案内してくださいました。

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タジンと迷いましたが、私はメカジキのグリル サルサソースをいただきました。モロッコ風スパイスの効いたフラットブレッドがもちもちとしておいしい。アジアのリゾートをイメージしたシックな空間もすてきでした。

店員さんたちはみんなEXILEみたいにかっこよくて、一生懸命がんばっているのもわかるのですが、おそらく接客のトレーニングを受けていないのでしょう。動きや受け答えが自信なさげでぎこちないのが気になりました。おしゃれなお店ですが、そこがちょっと残念。

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食事のあとは併設されているベーカリーbreadworksで、チャパタとバゲットを買っていきました。美術館に行く前だったので、バゲットは半分にカットしてもらいました。屋外のベーカリーカフェも気持ちよさそうでした。

                              

美術館のあとは、青山通りを渋谷方面に歩いて、国連大学前で週末に開かれているファーマーズマーケットをのぞいていきました。

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この日は野菜のマルシェのほか、アンティークマーケットや、ドイツワインの屋台も出ていて大賑わいでした。私も少しお買い物しましたよ。

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スーパーではなかなか手に入らない立派なルッコラを2束と、ほんのり紫が美しいあやめ雪かぶ。手作りのラー油。左のベリーはマルシェではなく、青山通り沿いにとまっていたトラックの屋台で買いました。早速いろいろ作りましたよ。

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(左)ルッコラとしいたけ、プチトマトのサラダ。(右)あやめ雪かぶとツナのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。

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(左)レアチーズケーキ。(右)ショートケーキ。どれもおいしくいただきました。

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ココットエッグ&キャロットケーキ @イースター

昨日の日曜日はイースターでした。イースターはイエスの復活をお祝いする大切な祝日で、新しい命を象徴する卵や、多産で知られるうさぎなどがモチーフとして使われます。

イースターのお料理といえば卵料理やラム、ハム、(うさぎの好きな)にんじんなど。朝食に Williams Sonoma のサイトで見つけたココットエッグ(Shirred Eggs with Spinach and Paprika)を作ってみました。レシピはコチラ

shirrとは裁縫用語でシャーリング(ギャザーをよせる)のことですが、”卵を器に割ってオーブンで焼く”という意味もあるようです。このお料理、日本ではココットエッグ?とよんでいますね。オリジナルレシピではほうれん草とパプリカを使っていますが、私は家にあった菜の花とカイエンヌペッパーを使って作りました。

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ココットの内側にオリーブ油を薄く塗り、軽く茹でて刻んだ菜の花を器に入れます。卵を落として生クリームを大さじ1/2をかけ、塩、こしょう、カイエンヌペッパーを散らし、190℃のオーブンで10~14分。

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白身が固まり、黄身がとろりとしたらできあがり。

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軽く温めた雑穀入りのロールパン、いちごのヨーグルトがけ、スムージー(ブルーベリー、ラズベリー、バナナ、ヨーグルト、豆乳、はちみつ)、コーヒーとともにいただきました。黄身がとろ~り。簡単にできて、おいしかった!野菜の種類を変えて、いろいろと楽しめそうです。

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毎年イースターの時期に焼いているキャロットケーキです。レシピはスウェーデンのお菓子の本から。にんじんのすりおろしと刻んだくるみがたっぷり入ったヘルシーなケーキです。

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三温糖とスパイス(シナモン、ナツメグ)が入る、素朴で香り豊かなケーキ。バターではなくグレープシードオイルを使い、軽い食感に仕上げました。

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先月から近くの公園では、レンテンローズがとってもきれいです。レント(四旬節=イースター前の40日間)の時期に咲くことからこの名前がついていますが、日本ではクリスマスローズとよばれていますね。レントにあまりなじみがないからかもしれません。

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少しうつむきかげんで咲く姿が愛らしく、春を呼ぶ大好きなお花です。

追記: キャロットケーキのレシピは「続きを読む」をどうぞ。

続きを読む "ココットエッグ&キャロットケーキ @イースター"

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「風立ちぬ」 &シベリア風ケーキ

先月、ジブリの「風立ちぬ」がTV初放映されてたので、録画して見ました。

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久しぶりにジブリ作品を見て、まず感動したのは映像の圧倒的な美しさと繊細さ。二郎の下宿に妹(トトロのメイちゃんに似てる^^)がやってきて、いっしょに隅田川を船でのぼるシーンがありますが、そこにあのバラライカが奏でるテーマ曲が流れると、川辺の風景が旅情あふれるベネツィアに見えてくるから不思議です。

全編にわたる古風で文学的な味わいは心地よく、二郎と菜穂子の奥ゆかしいロマンスにも、どきどきと引き込まれました。宮崎監督の夢やロマンティックな一面が伝わってくるすてきな作品で、私も楽しく見たのですが、その一方で、なんとなく物足りなさもありました。

それは、戦争、ものづくり、不治の病...といくつものドラマティックな要素がありながら、そのどれもがあっさりと描かれていたからかもしれません。映像の美しさゆえもあるのでしょうが、戦争の悲惨さや、零戦設計の苦労、それが戦争に使われることへの二郎の苦悩などはあまり伝わってこなかった...。

ラストで二郎は最愛の菜穂子を結核で失い、零戦は一機ももどらず、東京は焦土となりますが、彼は慟哭することなく、嘆き悲しんでいるようにも見えません。焼け野原を遠くに眺めながら、カプローニさんと「さて、ワインでも飲みましょうか」とのんきなことを言っているのです。

そこが最初は腑に落ちなかったのですが、あとから、この作品は過去ではなく、未来を見ている映画なのかな?と思いました。愛するものをすべて失ったこの時、二郎は心の中で「今度はどんな飛行機を作ろうか」と夢をふくらませていたのかもしれません。

                              

さて、映画に登場し、話題になったシベリアを作ってみたくなりました。
 懐かしの菓子「シベリア」人気 映画「風立ちぬ」に登場 (日経2013/9/7)

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シベリアはカステラにあんこか羊羹をはさんだお菓子。そういえば昔見たことがある気がするなーと思いつつも一度も食べたことはなかったですが、お味はなんとなく想像できます。私はプレーンのスポンジケーキを焼いて3段にカットし、あんこをはさんで作りました。

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シベリアに関しては、名前の由来から発祥までよくわかっていないようですが、Wikipediaに”羊羹の部分をシベリア鉄道の線路に見立てた”という説があったので、あんこを2本線にしてみました。^^ どら焼き風の素朴な味で、コーヒーにも日本茶にもよくあいました。

ところで記事の中に、1916(大正5)年の創業以来シベリアを作っているという横浜のコテイベーカリーが紹介されていました。どこにあるのかしら?とお店のHPをチェックしてみると、なんと桜木町ではないですか。

昔は県立図書館の自習室をよく利用していたので、コテイベーカリーの前はいつも通っていたはずですが、まったく気づいていませんでした。いつか機会があったら立ち寄ってみたいです。

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