グルメ

大坂屋砂場と、切腹最中

虎ノ門にあるお蕎麦の老舗、大坂屋砂場さんに少し早めの年越しそばを食べに行きました。

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オフィス街にひょっこりと現れる、趣のある和風建築が目を引きます。大坂屋砂場さんは創業1872(明治5)年の老舗で、今ある建物は1923(大正12)年、関東大震災前に建てられました。

「砂場」は、「藪」「更科」とならぶ江戸三大蕎麦のひとつに数えられますが、もとは大坂城を築く際に、資材の砂置き場で蕎麦屋を開業したことに由来するそうです。お昼の時間を少しはずして訪れたので、ほどなくして席に着くことができました。

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中は伝統的なお蕎麦屋さんらしい造りですが、きれいに改修され、空調が目立たないよう埋め込まれています。店内は満席で活気にあふれ、仲居さんが忙しそうにきびきびと動いていますが、応対がていねいでくつろげました。

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私はふだんはとろろそばや、なめこおろしにすることが多いですが、この日は気分で季節の”白魚の天せいろ”をいただきました。むちっと弾力のあるおそばはとてもおいしかったです。見た目以上にボリュームがあり、食後にとろりとしたそば湯で体を温めると、すっかりおなかいっぱいになりました。

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ほかには芝海老かき揚げ天せいろに、桜えび天せいろと、この日はなぜかビジュアル的にみんな同じおそばになってしまいました。^^ 天ぷらは単品でもいろいろ頼めるので、好きなおそばに追加してもいいですね。お酒と肴のメニューも充実しています。

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おいしいお蕎麦を堪能したあとは、虎ノ門ヒルズの前から新しくできた環状2号を新橋方面に向かい、御菓子司 新正堂さんを訪れました。こちらのお店のお目当ては、忠臣蔵の季節にぴったりの、その名もずばり”切腹最中”です。

お店が田村屋敷跡にあり、(のちに忠臣蔵へとつながる)浅野内匠頭が切腹した場所であることから、ご主人が発案され、お店の看板お菓子となっています。

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皮からあんがはみ出すほどにぎっしり入った最中は、見た目のインパクトもさることながら、しっかりとした甘みがあっておいしい。話のタネにはいいけれど、贈答用にはどうかしら...と思いきや、12月14日の討ち入り前後はもちろん、ちょっとしたお詫びの品として場所柄ビジネスマンに人気があるそうです。

ちなみに小判の形をした、縁起物の”景気上昇最中”もありました。^^ 商売上手なご主人のアイデアの勝利ですね。

このあと、新正堂さんの向かいにあるタミヤ プラモデルファクトリーをのぞいてから、伊東屋さんに用事があったので、銀座三丁目まで延々歩きました。結構な距離ですが、銀座通りを歩きながら街の変化を見るのが楽しい。

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来年春にオープンする銀座松坂屋の跡地のビル(GINZA SIX)は、工事の覆いが取れてほぼできあがっていました。外観は意外とシンプルですが、中はどんな風になるのでしょう。

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カルティエの新ビルもいつの間にかできていました。こちらはぴかぴかながらパリを思わせるシックな外観です。

追記 (2016.12.30)

今年も残すところあと一日となりました。皆さま、どうぞよい新年をお迎えください。

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東京国際フォーラムの毎年恒例干支ツリー。来年は酉年です。

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久しぶりの...Brasserie Tomo

先日、いつも仲良くしていただいているzooeyさんとノルウェーまだ~むさんと、忘年会を兼ねてランチをごいっしょしました。場所は麻布十番にあるフレンチレストラン、Brasserie Tomo(ブラッセリ― トモ)さん。

予約してくださったまだ~むさんからうかがった時に、聞いたことある...と思ったら4年前の夏に訪れていました。(その時の記事) 当時の印象と変わらず、ご夫婦が切り盛りする飾らない雰囲気のレストラン。和のテイストを取り入れたお料理はどれもおいしかったです。

ウェルカムドリンクにはじまり、アミューズ、前菜、スープ、メインディッシュ、デザート、コーヒーがつくコースをいただきました。

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ドリンクは、アルコールに弱いのでジンジャーエールをいただきましたが、ぴりっとドライな口当たりでお食事によく合いました。

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アミューズというより、お通しみたいですが^^ すっきりとしておいしかったです。アミューズと前菜は、お箸でいただきました。

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前菜も、フレンチというより懐石料理のよう。白ワインはもちろん日本酒に合いそうですが、とろりとしたムースはバゲットにたっぷりのせても美味でした。赤い葉っぱがお料理を美しく引き立てます。

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スープはシャンピニオン(きのこ)のポタージュ。今の季節にぴったりです。

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メインのお料理は3種類から選びます。私はお魚料理をいただきました。皮はパリッと、身はむっくりとしておいしかったです。付け合わせは秋野菜のラタトゥイユ。かぼちゃやしめじも添えられ、秋らしい味わいです。さやえんどうの飾り切りが和の雰囲気です。

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デザートはココナツミルクのブラマンジェとりんごのゼリー、フルーツ。どちらもさっぱりとしたお味で、和テイストのお食事とのバランスがよかったです。

お話がはずんで、気がつけばお店のランチタイムが終わる時間になっていました。楽しいひと時をありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします♪

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Bistrot Grand Soleil &銀座のクリスマス

所用で西荻窪に出かけた折に、Bistrot Grand Soleil(ビストロ グラン ソレーユ)さんでお昼をいただきました。駅からほど近い住宅街にある、こじんまりとしたフレンチレストランです。前菜、スープ、メインディッシュ、デザート、コーヒーがつくコースをいただきました。

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前菜は、アルザス地方の郷土料理タルト・フランベです。薄いパン生地に野菜やチーズをのせて焼くピッツァ風のお料理ですが、さくさくっとした軽い食感がおいしかった。左奥に見えるのは食べるほおずきです。初めていただきましたが、スモモのような甘酸っぱいお味でした。

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紫芋のポタージュは色がきれい。甘みがあってほっとするお味でした。

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メインディッシュは、4、5種類ある中から選びます。私はお魚料理をいただきました。むっくりとした真鯛(だったかな?)のグリルに何種類もの野菜を添えたボリュームたっぷりの一品。目に美しく、わずかに酸味を感じるクリーミィなソースも絶品でした。

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デザートは、紅茶のクレームブリュレと、コーヒーのアイスクリーム。優しい甘さで重すぎず、コーヒーによく合いました。

西荻窪は昔からアンティークのお店や個性的な喫茶店がありましたが、最近は雑貨屋さんやカフェが増えて、ひそかに人気が高まっているようです。町が発行する散策マップも出ていました。昔ながらの商店街と落ち着いた住宅街、適度なにぎわいがあってほっとする町です。

                              

これはまた別の日。銀座に買い物に出かけたら、街がクリスマスでキラキラしていました。

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東急プラザ銀座 地下2階エントランスのクリスマスツリーは、ディズニーの「美女と野獣」がテーマ。大好きなミュージカルなので、流れる音楽を聴きながらうきうきしました。来年はエマ・ワトソン主演の実写映画が公開されるので、こちらも楽しみ!(映画の詳細はコチラ

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銀座中央通りには、大きな植木鉢のイルミネーションが並んでいました。お花のライトが精巧できれい。

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和光のディスプレイも毎年楽しみにしています。すごい人だかり...と思ったら、シロクマ親子のディスプレイでした。もうひとつのペンギンのディスプレイの前はそれほどでもなかったですが、ペンギン好きの私には好都合。^^ じっくり眺めてにんまりしました。

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紅葉の京都(5) 清水寺と、イノダコーヒ

東福寺でお昼をいただいたあとは、東大路通りを北へと歩き、清水寺に向かいました。五条坂から、比較的すいている茶わん坂を上っていくと、沿道には着物レンタルのお店がたくさんあってびっくりしました。

金沢でも加賀友禅の体験コースがあってすてきだなーと思いましたが、京都はもっとカジュアルに着物の着用体験ができるようで、日本人、外国人問わず、和服を着てきれいに髪を結い上げた女性やカップルを、あちらこちらで見かけました。

清水寺は京都を代表するお寺で、紅葉の名所でもあることから、今回訪れた中で一番にぎわっていました。人の波に乗りながら、本堂の中を通って、そのまま修復中の奥の院の方へと進みました。
 清水寺 公式HP

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本堂(清水の舞台)の横からパチリ。4階建てのビルの高さに相当するという舞台の下には錦雲渓という林があり、その名の通りに錦の風景が広がっていました。向こうに見えるのは京都の市街地。こうして見ると、京都が盆地であることがよくわかります。

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この角度から見る本堂の姿は、写真や映像でおなじみですね。清水寺は創建778年という古いお寺ですが、何度か焼失し、現在の本堂が再建されたのは1633年とのこと。

錦雲渓の崖に、139本の欅(けやき)の柱を一本の釘も使わずに組み上げた上に、410枚以上の檜(ひのき)の板を敷き詰めた舞台を設えています。この舞台では、平安時代から現在にいたるまで、雅楽や能、狂言、歌舞伎など、さまざまな芸能が奉納されてきました。

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眼下に広がる錦雲渓。山の斜面で陽当たりがいいからか、だいぶ紅葉が進んでいて、すっかり葉を落としている木もありましたが、柔らかいグラデーションがきれいでした。

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子安塔からは本堂から三重塔までの大パノラマが見渡せました。この時期は夜の特別拝観があり、建物や渓谷の紅葉がライトアップされます。その向こうには京都市街の夜景も広がって、きっと忘れ得ぬ美しい光景でしょうね。

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清水寺を出たあとは、清水坂~三寧坂~二年坂と、お土産屋さんが軒を連ねる参道をぶらぶらと歩きながら、お買いものを楽しみました。昔の記憶と比べると、町並みがきれいに整備され、すっかりおしゃれな通りになっていて驚きました。

二年坂の先には、石畳を敷き詰めた”ねねの道”という新しい通りができていて、八坂神社まで続いていました。そこからさらに祇園を通って、四条通りを歩きます。地下鉄に乗る前に、京都の老舗コーヒー店イノダコーヒがあったので、ひと休みしました。

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店内はいかにも”昔ながらの喫茶店”といった感じの懐かしい雰囲気です。私はレモンパイとコーヒーのセットをいただきました。レモンカスタードにふわふわメレンゲの乗ったレモンパイは、手作り風の優しいお味。おいしいコーヒーとともに、人心地着きました。

軽食メニューも充実していて、たくさん歩いておなかがすいた家族はハムピラフを食べていました。^^ 京都旅行記はこれでおしまいです。おつきあいくださり、ありがとうございました。

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紅葉の京都(4) 東福寺

翌日は、朝から東福寺を訪れました。京都屈指の人気の紅葉スポットなので、大混雑を覚悟していましたが、東京の人混みに鍛えられている身には?思ったほどではなくほっとしました。場所によっては人もまばらで、静かな時間がすごせました。
 東福寺 公式HP

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東福寺は、広大な境内を渓谷が横切り、その谷あいに2000本もの楓が植えられています。木々の間を縫うように歩きながら、赤や黄色に燃える紅葉の美しさに息をのみました。

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中でも、渓谷に架かる屋根つき橋、通天橋からの眺めは絶景。眼下の谷間にうねるように紅葉のじゅうたんが広がっています。通天橋から続く渡り廊下からの眺めもすばらしかったです。

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ややピークをすぎて葉が散っているところもありましたが、冬枯れの木の枝が、紅葉をソフトな色合いに見せていて、それもまた趣があってすてきでした。

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通天橋のあとは、方丈に入り、建物の四方に配された4つの枯山水の庭園を見ました。造園家・重森三玲(しげもり・みれい)が昭和14(1939)年に完成した庭園で、鎌倉時代の禅庭の風格をそのままに、スタイリッシュでモダンなデザインを取り入れています。

写真は、円柱の余材を使い、北斗七星を構成する東庭。奥に見える生垣は天の川を表しています。

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こちらは石と苔を市松模様に配した北庭。四角が少しずつまばらになっていて、エッシャーのメタモルフォーゼを思い出しました。

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このあと屋根つきの偃月橋(えんげつきょう)をわたると、即宗院という塔頭(たっちゅう=付属の小院)があったので入ってみました。薩摩藩の菩提寺だそうですが、平安時代に連なる名園の跡地とのこと。池を囲んで紅葉があり、自然の風景をそのまま生かした庭園がみごとでした。

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つい赤い紅葉に目が行きますが、黄色いもみじもきれいです。

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お昼は東福寺の塔頭のひとつ、栗棘庵(りっきょくあん)へ。ここでは紅葉の季節限定で、美しいお庭を眺めながら、近くの「京料理 高澤」さんのお弁当がいただけます。重厚な門をくぐって入り口まで美しい紅葉に迎えられ、わくわく期待が高まりました。

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やがて運ばれてきたお弁当は、焼き物、煮物、和え物...とひとつの器に何種類ものお料理が取り合わされ、その美しさとおいしさに感激しました。

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お食事のあとは、縁側からお庭に出てぐるりと周りを散策しました。風雅で美しい紅葉のグラデーションにうっとりしました。

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紅葉の京都(2) メキシカンと川床スタバ

南禅寺の周辺には湯豆腐の名店がたくさんありますが、気分ではなかったので地下鉄で乗換駅の三条京阪に移動して、三条通りをぶらぶらと...。高瀬川のほとりにメキシカンのお店を見つけたので、こちらでお昼をいただくことにしました。

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森鴎外の「高瀬舟」で知られる高瀬川は、桜の紅葉が舞い、情緒があってすてきでした。右にちらりと見えているのが、Mexican Dining AVOCADO(メキシカンダイニング アボカド)さんです。川に面したテラス席にも惹かれましたが、やや肌寒かったので屋内の席へ。

5種類くらいあるランチメニューは、どのお料理にもスープとアボカドのミニスムージーがつきます。

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十六穀米のタコライスはボリュームたっぷり。上にはもちろんアボカドと、温泉たまごがとろ~り。

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私はやわらか若鶏のブリートをいただきました。クレープのように薄く焼いた大きなトルティーヤの上に、生野菜とチキン、アボカドがのっています。2種類のサルサをかけて包み、ナイフで半分にカットして、がぶりとかぶりつきました。さっぱりジューシィでおいしい~。懐かしいTexMex(メキシコ風アメリカ料理)の味です。

メキシカンはアメリカではポピュラーで、気軽に食べられるおいしいお店がそこかしこにありましたが(日本の中華のようなイメージ)、日本ではなかなか気に入ったお店がなくて寂しい思いをしていたのです。

メキシコらしい陽気なインテリアも楽しくて、こういうお店が東京にもあったらな~と後でHPをチェックしたら、なんと新宿と下北沢にもあることがわかりました。今度は都内で足を運んでみようと思います。

                              

食後のコーヒーは、場所を変えて。メキシカンの斜め前に京都の老舗コーヒー店、小川珈琲があったのでそこに入ろうと思ったのですが、家族の希望でその並びのスターバックスに入ることに...。

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こちらの京都三条大橋店は、スターバックスのコンセプトストアのひとつで、夏は京都の伝統にならって、鴨川べりに川床(納涼床)が設けられます。

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こんな感じ。(HPよりお借りしました)

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今の季節は残念ながら川床はありませんが、窓から見える鴨川の河原の風景が気持ちよかったです。

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三条大橋の上から見る鴨川の流れ。琵琶湖疎水、高瀬川、鴨川...と、京都ではそれぞれに趣のある川の風景が心に残りました。

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柳原良平 海と船と港のギャラリー &横浜オクトーバーフェスト

10月10日の体育の日、みなとみらいにある横浜みなと博物館に「柳原良平 海と船と港のギャラリー」(~11月6日まで)を見に行きました。昨年、柳原さんが亡くなられた後に横浜市に寄贈された作品の中から、約150点が展示されている回顧展です。

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柳原良平さんは美大卒業後、サントリーに入社。”アンクルトリス”の広告デザインで人気を博しました。子どもの頃から船が大好きだった柳原さんは、港が見える横浜に住み、横浜港をはじめ、国内、世界各地の港や船をモチーフとしたイラスト、絵画を描き続け、また船にまつわる本も数多く執筆しています。

アンクルトリスの角張った独特のイラストが、切絵で描かれていることを今回初めて知りましたが、このほか、ペン画、水彩画、油彩画、リトグラフなど、多彩な表現で描かれる海と船と港の世界は、どれものびのびとして明るく、旅情をかきたてられました。

特に横浜出身の私にとって、横浜港は小さい頃からの大切な思い出とともにある場所なので、懐かしさで心がぎゅ~っと締めつけられました。大きな客船だけでなく、観光船やコンテナ船、港で働く船など、どの船も表情豊かに生き生きと描かれていて、柳原さんの船への大きな愛情が伝わってきました。

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横浜港 (リトグラフ 1990)

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飛鳥入港 (油彩画 1995)

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さて...横浜みなと博物館の前のドックには、1984年に引退した帆船日本丸が保存され、一般公開されています。この日は年に12回ある”総帆展帆”(そうはんてんぱん)の日でした。(年間スケジュールはコチラ

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いつもはたたんである帆を、この日は訓練を受けたボランティアの方たちがマストに上り、約1時間かけて29枚すべて広げます。高いところに上るのはなかなか勇気がいりますが、女性のボランティアも多いそうですよ。

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すべて広げるとこのような晴れ姿に。この日は国際信号旗を船首から船尾まで飾る”満船飾”(まんせんしょく)もあって、いっそう華やか。優美な姿に魅了されました。

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このあと、汽車道を歩いていると、今月グランドオープンしたばかりの水陸両用バスが、海上を進んでいるのが見えました。横浜みなと博物館の横に乗り場があり、関内~大桟橋~みなとみらいの横浜らしい風景を、海から、陸から見て回れます。(詳細はコチラ

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沿岸のスロープをのぼって...ここから陸路を走ります。横のクジラさんのイラストがかわいい。見慣れた風景も、いつもと違った目線で見れるかも? 機会があれば、乗ってみたいです。

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この日は赤レンガ倉庫で「横浜オクトーバーフェスト2016」(10月16日で終了)もありました。オクトーバーフェストはドイツ・ミュンヘンで開催される世界最大のビール祭り。横浜は日本のビール産業発祥の地ということもあり、2003年から開催されているそうです。本場ドイツからもたくさんのビールが来日していました。

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特設会場の中ではドイツの楽団による生演奏があり、歌って、踊って、飲んで、食べて...と大盛り上がりでした。私たちは建物の外の席に座りましたが、それでも熱気が伝わってくるほど。ふだんはめったにないことですが、隣の席の人たちとも自然と会話がはじまります。

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ビールのことはさっぱりわからないので、選ぶのは家族にまかせて...ドイツのローカルビールがたくさんあって興奮していました。右のLicher(リヒャー)は以前住んでいた小さな町のビールらしい。ジョッキはデポジット制で返すとお金がもどってきますが、これは記念に持ち帰りました。

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THE APOLLO (アポロ)

銀座東急プラザ最上階にこの春オープンした、オーストラリア発のモダンギリシャ料理レストラン THE APOLLO (アポロ)にお昼を食べに行きました。

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(HPよりお借りしました)

若い頃にギリシャを訪れた時、お料理がどれも口に合わなくて困った経験があったので、ちょっぴり心配していたものの、こちらのお店には好奇心を刺激され、オープンした時から気になっていました。

ギリシャ料理をフィーチャーしたモダンで洗練されたオーストラリア料理は、どれもおいしくて大感激。白を基調としたスタイリッシュな空間と遊び心のあるお料理に、日常を離れたわくわく感を楽しみました。

お料理はギリシャの伝統的なスタイルでサーヴされ、ひとつのお料理をシェアしていただくようになっています。食前酒、前菜、メインディッシュ、サイドディッシュ、デザート、コーヒーがつくコースをいただきました。

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前菜は3品。こちらはトマト、きゅうり、カラマタオリーブをドレッシングであえ、塩味の効いたフェタチーズをのせたグリークサラダ。食べる時にはフェタチーズを崩し、全体に混ぜていただきます。

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イエローえんどう豆のディップ&アポロオリジナルのピタブレッド。ピタブレッドは小さなピッツァボックスに入れてサーヴされます。ディップがとってもおいしくて、たっぷりつけていただきました。イエローえんどう豆と聞くと、メンデルの法則を思い出します。^^

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食前酒にいただいた”ペアセフォーネ”というカクテルがおいしかった! ウォッカベースのカクテルにほんのりパクチーがアクセントになっていて、きりっとスタイリッシュな味わいでした。

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メインディッシュには、豚肩ロース肉のグリルをいただきました。お肉の扱いの上手さは、さすがオーストラリア。表面は香ばしく、中はほろりと柔らかかったです。

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サイドディッシュにアスパラガスとフェタチーズ。

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デザートのレモンパイは、すごくユニークでした。レモンカードにクッキークラムをのせ、その上にメレンゲをしぼりだしてベイクしています。伝統的なレモンパイよりヘルシーで、さっぱりとおいしくいただきました。

                              

ギリシャ料理の話をしたら、知人からおもしろい映画を教えてもらいました。

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マイ・ビッグ・ファット・ウェディング (My Big Fat Greek Wedding)

シカゴに住むギリシャ系アメリカ人の結婚騒動を描いた、2002年のロマンティック・コメディ。”女に学問はいらない。ギリシャ人と結婚するのが一番”という頑固親父のもとで育ったヒロインが、自分で人生を切り開き、文化の壁を乗り越えて結婚するまでが、ユーモアたっぷりに描かれます。

オリジナルは、ヒロインを演じたニア・ヴァルダロスによる、自身のエピソードをもとにした一人舞台。それがトム・ハンクスの妻で同じくギリシャ系のリタ・ウィルソンの目に留まり、映画化への運びとなったそうです。大家族の煩わしさとともに、絆の強さと愛情の深さが伝わってきて、温かい気持ちになる作品でした。

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四川 @都ホテル

9月のある休日、白金の都ホテルにある中華料理のレストラン「四川」(しせん)にぶらりとお昼を食べに行きました。
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都ホテルは家から行きやすいのと、駅から少し離れていることもあってあまり派手でなく、隠れ家的な雰囲気があるところがお気に入り。この日はお店の看板料理の麻婆豆腐がつくランチセットを楽しみました。

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メニューは半月毎に変わります。この日は9月の後半だったので、まだ少し夏の名残りを感じさせるラインナップでした。前菜は棒棒鶏風の和え物と搾菜、酸味を効かせたスープ。

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そしてごはんといっしょに麻婆豆腐が運ばれてきました。唐辛子をはじめ、何種類もの香辛料を使った麻婆豆腐は薬膳のような複雑な味わい。ピリリと辛いだけでなく、体にもよさそうです。

家族が辛いものが好きなので、実は麻婆豆腐は得意料理のひとつ。^^ でもたまにプロのお料理をいただくといろいろ勉強になります。

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メインのお料理は4種類の中から選ぶので、そのうち3つを選んでシェアしていただきました。これは茄子と豚肉の細切りの四川風の辛い炒めもの。

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白舞茸と牛肉の炒めもの。これも青唐辛子がぴりりとした味わい。

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そして海鮮を四川風に辛く仕上げた炒めもの。海鮮は淡白にいただくことが多いですが、たまにはこういうのもいいですね。四川料理なので、全体的に唐辛子を効かせたお料理が多いですが、ごはんによく合いおいしくいただきました。

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食後はお庭を散策しました。それほど広くはないですが、深々とした緑に心が落ち着きます。ところが...9月の終わりとはいえ、夏のような暑さだったこともあり、この日はなぜか短い時間に私だけ盛大に蚊に刺されてしまいました。><

この少し前にNHKの「ガッテン!」を見て知ったのですが、蚊に刺される人は足の裏の常在菌の種類が多いのだそうです。(決して不潔なわけではないですよ! 詳細はコチラ) この(世界を感染症から救うかもしれない)貴重な発見をしたのが高校生というのもすばらしい。感動しました。

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La Brianza (ラ・ブリアンツァ)

映画を見た後に、六本木ヒルズに新しくオープンしたイタリアン・レストラン La Brianza (ラ・ブリアンツァ)でお昼にしました。
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以前、麻布十番の本店を訪れた時は満席で入れず、先日六本木ヒルズのこちらのお店を訪れた時はパーティで貸切りで、今回3度目にしてようやく入ることができました。映画が約90分と短かったので、早い時間に行けたのが幸いしました。とにかく人気のレストランなので、予約をした方が確実です。

前菜、パスタ、デザートをそれぞれ選ぶプリフィクスのコースをいただきました。

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奥に写っているのは、最初に運ばれてきたおつまみパン。バジルペーストを練り込んだ小さな揚げパンですが、塩味が効いておいしかった。

前菜は、私はお店のお勧めというカプレーゼにしました。オーダーする時はつまらないかな?と心配だったのですが、とんでもない。イタリア直送という水牛のモッツァレラは、はんぺんのようにふわふわとろとろで、初めて出会うおいしさ。感激しました。

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地鶏の鶏ハムがたっぷり入ったボリュームいっぱいのシーザーサラダ。

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パスタは、私は真鰯のシチリア風パスタにしました。松の実とカリカリパン粉、フェンネルがアクセント。先日に続いて、最近の私は鰯のシチリア風パスタが食べたい気分が続いています。鰯がほろほろと柔らかくておいしかった。今の季節でしたら、秋刀魚で作ってもおいしそう。

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こちらはパンチェッタを使ったスパゲティ・アマトリチャーナ。8月のイタリア中部地震の被災地であるアマトリーチェの名物料理で、復興支援メニューとなっていました。(詳細はThe Huffington Post

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クレームダンジュ風のチーズデザート。さわやかな酸味がおいしい。

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こちらはおなじみティラミス。ひと口サイズがちょうどいい。

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カフェラテにはかわいいラテアートも! 思わずにっこりしました。

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