料理本

ビル・グレンジャーのレシピから

”世界一の朝食”で知られるレストラン「bills」のシェフ、ビル・グレンジャーさんのレシピ本です。(billsについては、以前コチラで記事にしています。)

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ビル・グレンジャー とっておきの簡単レシピ (simply bill)

お店の人気メニュー、リコッタパンケーキやスクランブルエッグをはじめ、お昼や夜の食事、ケーキやデザートのレシピも充実しています。その中から、バターが少なめで、カロリーが低そうな焼き菓子のレシピを選んで作ってみました。

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 干しぶどうのスコーン Sultana scones 

レーズンとオレンジの皮のすりおろしをたっぷり入れて焼いたスコーン。私はドライミックスベリーもいっしょに混ぜて作りました。生地が思いのほかやわらかく、まとまりにくかったですが、その分さくっ、ふわっと仕上がりました。食べる前に軽くトーストして温めます。

お砂糖をほとんど入れずに作っているので、焼き上がってからリンゴンベリー(コケモモ)のジャムとクリームチーズをつけながらいただきました。

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 ナタリーのシナモンティーケーキ Natalie's cinnamon tea cake 

バター、グラニュー糖、卵、薄力粉、牛乳で作るシンプルなケーキ。私は牛乳の代わりに豆乳を使い、上にスライスアーモンドを散らして焼きました。焼き上がったら、シナモンシュガーをたっぷりふるって仕上げます。

バターは少なめですが、お砂糖がかなり入るので、できあがりはちょっと甘いかな?と思いましたが、翌日になったら生地が落ち着いて、あまり甘さを感じなくなりました。(お砂糖の量は変わらないはずですが ?! ) ミルク風味の優しい味わいです。

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 ココナッツ・ブレッド Coconut bread 

billsの不動の定番メニューという、ココナッツがザクザク入ったジャマイカ風のパンです。本のレシピを半量にして作りました。

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厚めにスライスして軽くトーストし、粉砂糖をふるいました。朝食に、パイナップルのヨーグルトがけといっしょにいただきました。トーストするとシナモンの香りが広がって、ビスコッティのようなさくっとした食感が楽しめました。

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Café & Meal MUJI のレシピブックから

先日買ったCafé & Meal MUJIのレシピブックです。

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いただきます。Café & Meal MUJIの人気レシピ

本を参考にして、早速いくつかお料理を作ってみました。お店でいただくお惣菜は、かざらない家庭料理という風に見えますが、実際に作ってみると意外とひと手間かかっていることがわかりました。でもソースやドレッシングのバラエティが豊富で、いろいろなお料理に応用できそうです。

手に入る材料を使ったり、ステップを簡単にしたり…と多少アレンジして作りました。一部ご紹介させていただきますね。

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 豚肉のトマト煮込み グリーンピース添え 
ソテーした1cm厚さの豚バラ肉を、トマトソース(にんにく・たまねぎ・トマト・トマトペースト・ローズマリー)、キャベツとともに煮込み、最後にグリーンピースを加えて軽く煮込みます。

本ではグリーンピースではなく、そら豆を使っていました。野菜の水分だけで煮込む濃厚な味わいです。

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(左) 大根とはっさくのサラダ
薄切り大根とたまねぎ、水菜、はっさくを、はっさくの皮を入れた少し甘めのドレッシングであえます。本でははっさくではなく、文旦で作っていました。野菜から出る水分で薄められたドレッシングは最後まで飲み干したくなるおいしさです。

(右) かぶのサラダ にんじんドレッシングがけ
軽く湯通しした薄切りのかぶと、水菜を合わせ、にんじんのすりおろしをたっぷり入れたドレッシングをかけます。ドレッシングの色が春らしくきれいで、ソテーしたお魚のソースとしても使えそう。

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 にんじんのヨーグルトサラダ 
細切りにしてさっと湯通ししたにんじん、水菜、プチトマトを、ヨーグルトやマヨネーズを入れたクリーミィなドレッシングであえます。にんじんの甘さにクリーミィなドレッシングがよく合って、とてもおいしかった!

(左)金美(きんび)にんじんという、黄色いにんじんを見つけたので、いつものにんじんと2色使いで作りました。金美にんじん、この写真ではごつく見えますが、肉質が柔らかく甘みがあってとてもおいしかったです。また見つけたら買ってこようと思います。

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 しょうが入りガトーショコラ 
少量のしょうがとお砂糖を煮詰めて作った、しょうがペーストを混ぜ込んで作るガトーショコラ。ほのかに感じるしょうがが大人の風味でおいしかったですが、わざわざ入れなくてもいいかな…?

家族の「薬膳料理のお店で出てくるデザートみたい」という感想が言いえて妙でした。^^

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Café & Meal MUJI

映画の後、すぐに出かける用事があったのでCafé & Meal MUJIで簡単にお昼をすませることにしました。日比谷の劇場街にあるこちらのお店は、映画や観劇の前後にお茶や急ぎの食事をするのに便利で、時々利用しています。

窓が大きく、天井が高い店内は、明るく広々として心地よく、ヘルシーで栄養のバランスのとれたお惣菜は、見た目も美しく、どれもおいしくてお気に入りです。

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温かいお惣菜1品と冷たいお惣菜2品を選ぶセット。私は、里芋とれんこんのグラタン、わかさぎとねぎのマリネ、ごぼうのイタリア風をいただきました。

わかさぎもおいしかったですが、特にごぼうのイタリア風が気に入りました。ごぼうとベーコンの洋風きんぴらといった感じですが、バルサミコを使った複雑な味わいでした。

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こちらはかぼちゃのコロッケ、レバーとこんにゃくのヨーグルトマリネ、たまごとポテトのサラダ。レバーは家ではめったに食べないので、私も少し味見をしてみましたが、クセがなくて食べやすく、おいしかったです。

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いただきます。Café & Meal MUJI の人気レシピ

お店にレシピ本があって、ごぼうのイタリア風も載っていたので思わず買ってしまいました。写真がきれいですし、お料理はどれもおいしそう。先日さっそくサラダを一品作ってみましたが、とてもおいしくできました。別の機会にご紹介させていただきますね。

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日本の郷土料理を楽しむ

おもしろいお料理の本を見つけました。

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旅して見つけて、我が家の定番になった 地方ごはん

旅先でその土地のお料理をいただくのは私も大好き。この本は、いわゆるお料理屋さんの郷土料理というよりは、全国各地の一般のご家庭で作られている、その地方独特のお料理を集めたものです。見ているだけで、その土地を旅した気分になれる楽しい本。早速いくつか作ってみました。

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 宮崎の「チキン南蛮」 

鶏もも肉は塩こしょうし、小麦粉、とき卵と順にまぶして油で揚げます。南蛮だれ(しょうゆ・酢・砂糖)にひたして盛り付け、和風タルタルソース(マヨネーズ・甘酢らっきょうのみじん切り)をかけてできあがり。

チキン南蛮は、全国区の人気があるようで、レシピも何度か見たことがあります。味つけがしっかりしていて、ボリュームたっぷり。お弁当にも好評でした。

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 鹿児島の「豚骨(とんこつ)」 

豚スペアリブの表面を焼きつけ、酒を入れた水でコトコト柔らかくなるまで煮ます。大根・にんじん・ごぼう・こんにゃくを加え、野菜が柔らかくなるまでさらに煮ます。砂糖・みそ・しょうゆを加え、全体にとろりとするまで煮てできあがり。ゆでたさやいんげんを散らします。

これはおいしかった! いり鶏の豚スペアリブ版といった感じですが、味噌のこっくりした風味に心がなごみます。ほんとうは黒砂糖と麦味噌を使うそうですが、私は三温糖と信州味噌で作りました。味は本場と微妙に違うかもしれませんが、これはこれでおいしかったです。

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 広島の「かきめし」 

かきのむき身は少量の酒としょうゆでさっと煮て、身と煮汁を分けます。お米に煮汁と水を足し、かきの身をのせて炊きます。

広島では駅弁にもあるくらいポピュラーなお料理だそうです。あさりごはんは春になると時々作りますが、冬はかきめしがいいですね。あさりごはんより、味つけは少ししっかりめ、が合うようです。

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 香川の「まんばのけんちゃん」 

小松菜と木綿豆腐をさっと炒めて、だし・油揚げを加え、みりん・しょうゆ・塩・砂糖で味付けして軽く煮ます。とき卵をまわし入れて火が通ったらできあがり。

”まんば”は高菜の一種で、”けんちゃん”とはけんちんがなまったのだとか。まんばの代わりに小松菜を使い、煮干だしのかわりにいつもの和風だしで作りましたが、しみじみとした味わいでおいしかったです。めいめいによそいましたが、こういうお料理は大皿にドンッと盛り付けるのがいいですね。

それにしても日本って狭いようで、こんなに食文化にバラエティがあって豊かなんだなあと改めて感動しました。

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アイスランド料理を楽しむ

先日、アイスランドの小説を読んだ後に、偶然アイスランド料理の本を見つけました。

Iceland_3 アイスランド大使の食卓

大使夫人がご紹介されるアイスランドの郷土料理と食のお話。トラベルガイドもあって、美しい風景に旅情をかきたてられました。早速いくつかお料理を作ってみましたよ。

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 チキン&サンドライトマト 

アイスランドではラムやシーフードを使ったお料理が多く、鶏肉やドライトマトは比較的新しい食材だそうです。薄切りのたまねぎと一口大に切った鶏胸肉を炒めて塩こしょうし、ドライトマトと生クリーム、ハーブを入れて軽く煮込みました。

ドライトマトの旨味と酸味で、クリーミィなソースが複雑な味わいに。自家製のセミドライトマトを使ったので生クリームによくなじみ、きれいなオレンジ色のソースになりました。生クリームと豆乳を半々にしたら、よりあっさり仕上がりそうです。

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 オーブンベイクトポテト&スイートポテト 

アイスランドの定番ポテト料理だそうですが、紫芋、さつまいも、じゃがいもと3種類のポテトを組み合わせました。皮をむいて一口大に切ったポテトを耐熱皿に並べ、塩こしょう。オリーブ油をたら~りし、ローズマリーの枝を散らしてオーブンで焼きます。ほくほくと秋の味覚でした。

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 おばあちゃんのオレンジパウンドケーキ 

おばあさまからの秘伝のレシピだそうです。分量が多かったので、たまごを3個→2個にし、他の材料を全て3分の2にして作りました。本ではオレンジ生地のパウンドケーキに、オレンジとチョコレートを合わせたソースをかけていましたが、私はオレンジ生地にほんの少しチョコチップを混ぜて焼いてみました。

オレンジの香りがふんわり広がるパウンドケーキ。チョコチップがいいアクセントになりました。同じ生地でマフィンやマドレーヌを作ってもおいしそうです。

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食材で珍しかったのは、パフィンとスキール。パフィンは野生の渡り鳥で、夏になるとアイスランドに何百万羽とやってくるそうです。胸肉をソテーにして食べますが、見た目のかわいらしさに似ず、鹿肉のような力強いお味だそうです。

スキールはアイスランドでポピュラーなフレッシュチーズ。いろいろなフレーバーがあり、お味はヨーグルトに似ているそうです。歴史は古く、誰もが子どもの頃から慣れ親しんだお味だそうです。

旅のページでは、美しい風景の数々に目を奪われました。赤い壁のかわいらしいお家が並ぶ海沿いの町は、カナダのプリンスエドワード島に少し似ていると思いましたが、一方では大瀑布や、湖のように広い温泉など、島国とは思えない雄大な自然があって圧倒されました。

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ハワイ料理を楽しむ

夏にぴったりのハワイ料理を、いろいろ作って楽しんでいます。

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ホノルル食堂 ハワイごはん常夏メニュー32
参考にしたのはこちらの本。ごはんにも合う味で、普段の食事に取り入れやすかったです。簡単にできるお料理が多く、気軽にトライできました。いくつかご紹介させていただきますね。

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 ロミロミサーモン (Lomi Lomi Salmon) 
サーモンのお刺身、トマト、赤ピーマン、きゅうりを大きさをそろえて切り、たまねぎはみじん切りにします。オリーブ油を加えて塩で味を調え、全体を混ぜてできあがり。

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 フリフリチキン (Huli Huli Chicken) 
鶏もも肉に、にんにくのすりおろし、塩、こしょう、パプリカパウダー、コリアンダーシード、サラダ油をもみ込みます。グリルかオーブンに入れ、皮がパリパリになるまで焼いたらできあがり。

 アヒ・ポキ (Ahi Poke) 
アヒ(まぐろ)のお刺身の角切り、海藻ミックス、たまねぎのみじん切りを合わせ、ドレッシング(ごま油、しょうがのすりおろし、しょうゆ)で和えます。あさつきのみじん切りを散らしてできあがり。

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 ハワイアン・スペアリブ (Hawaiian Sparerib) 
豚スペアリブ肉に、赤唐辛子、にんにくスライス、塩こしょう、しょうゆ、オリーブ油をすりこみ、1時間ほどおきます。お鍋に入れて、コーラを注ぎ、ことこと水気がなくなるまで煮込んだらできあがり。マッシュドポテトとともに。

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 ビーンズ・スープ (Beans Soup) 
にんにくをオリーブ油で炒めたら、ベーコンを加えて炒め、野菜(セロリ・赤ピーマン・ズッキーニ・キャベツなど)を入れてさらに炒めます。豆の水煮、トマト、ブイヨンを加えて、ことこと煮込んだらできあがり。

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 パイナップルのハウピア (Pineapple Haupia) 
ココナッツミルク、砂糖、コーンスターチ、水をお鍋に入れて火にかけ、煮立ってきたら火を弱め、泡だて器で混ぜます。とろみがついてきたら器に入れ、冷蔵庫で冷やします。細かく切ったパイナップルを飾ってできあがり。

                              

ロミロミ(揉む)、フリフリ(回転する)など、ハワイ独特の語感が楽しい。スペアリブにコーラを入れて煮込むと、最初は汚い泡がぶくぶく出てきてあせりますが、かまわず煮込むと最後には照りとなって、おいしく仕上がります。

ポキはタコで作ってもおいしいですし、ビーンズスープはお好みの野菜や豆で。ハウピアはゼラチンではなく、コーンスターチで固めます。本にはこのほか、ロコモコ、ラウラウ、カルーアピッグなどハワイを代表するお料理が紹介されていて、旅の気分が楽しめました。

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「ブランジュリ タケウチ どこにもないホームベーカリーレシピ」

ホームベーカリーを愛用して気軽にパン作りを楽しんでいます。先日すてきな本を見つけて思わず手に取りました。

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ブランジュリ タケウチ どこにもないホームベーカリーレシピ

その場のやわらかい空気がいっしょに伝わってくるような写真に、心惹かれました。紹介されているパンは、どれもホームベーカリーに材料をセットして、スイッチONしてできる簡単なもの。それぞれのレシピに、おいしく食べるためのお勧めのアイデアが紹介されています。

ブランジュリ タケウチさんは大阪で大人気のパン屋さんだそうですが、きっとすてきなお店なんだろうなあ、ということが本を見ていて伝わってきました。早速いくつか作ってみたので、ご紹介させていただきますね。

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まず最初に作ったのは「黒糖食パン」。以前、基本のレシピで白砂糖を黒糖に置き換えて焼いてみたことはあるのですが、これはそれより少し黒糖とバターの配合が多く、リッチな風合いにできました。黒糖の素朴な甘さと色が引き立ちました。

あんこといっしょに食べるのがおすすめ、ということなので、市販のこしあんをぬってみました。このままでもおいしかったですが、あんをのばして少し柔らかくした方が、パンとよくなじむかもしれません。ごまペーストも合いそうですね。

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こちらは、「ミルクハース」。ミルクの風味豊かなふかふかパンです。レシピでは牛乳を使っていますが、私は豆乳で作りました。

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このパンはトーストせず、そのまま食べるのがお勧めとのこと。はちみつやジャムのほか、サンドウィッチにもよく合うということなので、私はお昼に簡単なサンドウィッチを作ってみました。

マヨネーズ&粒マスタードをぬってレタスとハムをのせ、ラフに斜めにカットして2つ折にしました。残りものの野菜のスープとミルクティーを添えて。しっとりとした生地はクセがなく、オールマイティに使えそうです。

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こちらは、「カプチーノ」。インスタントコーヒーとシナモンを加えて焼いた、香り豊かなパンです。

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本ではセルクルで円く抜いて、軽く泡立てた生クリームとシナモンをのせてケーキ仕立てにしていましたが、私はスライスして、シフォンケーキ風にしていただきました。

スライスしたパンを斜めにカットしてラフに重ね、軽く泡立てた生クリームを添えて、シナモンパウダーをふりました。はちみつと、チョコレートクリームをジグザグにかけてデコレーションしたら、パンケーキ風の朝食になりました。

このほかにも気になるレシピがたくさんあるので、いろいろ試してみようと思います。

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スティックチーズケーキ & 紅茶のスフレチーズケーキ

チーズケーキが好きです。さっぱりしていながら、しっとりしていて、いつ食べてもおいしい。誰からも好まれるので、四季を通じてよく作ります。最近作ったチーズケーキから、2つご紹介します。

 スティックチーズケーキ 

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15cm角の小さなスクエア型で、ベイクトチーズケーキを焼きました。一見プレーンな生地ですが、ラムレーズンをほんの少し混ぜています。

小麦粉をほとんど入れないので、焼き上がりは中央が少しくぼみますが、そこがチーズケーキらしくて私は好きです。

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細長く6等分にカットして、スティックチーズケーキにしていただきました。ブルーベリーを散らして、シンプルな水玉模様の飾り付けで。

ていねいに端を切り落とす方法もありますが、私はあえて端の立ち上がりを残すのが好きです。しっとりしたチーズケーキにラムレーズンの濃厚な風味がアクセントになっておいしくいただきました。

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ちっちゃなスティックケーキのレシピブック

レシピは、黒川愉子さんのこちらの本を参考にしました。15cmのスクエア型を使って作る小さなお菓子は、どれもおままごとみたい! すぐに食べきれる量というのが、小家族にはうれしい。本の最後には、大きな型で作る場合のレシピも添付されています。

 紅茶のスフレチーズケーキ 

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紅茶の葉の粒々をたっぷりと混ぜ込んだ、スフレタイプのチーズケーキです。オリジナルレシピの材料を1.5倍にして、大きな型で焼きました。こちらも小麦粉がほとんど入らないので、中央がくぼみ亀裂が入りますが、ここまで大きく亀裂が入るのはめずらしいかも…。

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チョコレートソースをダッシュしてチーズケーキをのせ、ミントの葉とブルーベリーを散らしました。チーズケーキのボトムは、オレオを砕いて作っています。紅茶とビターなココア味のコンビネーションが楽しめました。紅茶の葉はティーバッグの中身を使うと、既に粉々になっていて便利です。

チーズケーキの生地は、卵黄と卵白を別立てにし、卵白をメレンゲ状に泡立てて加えているので、ふわふわの軽い仕上がりになりました。ボトムのオレオの黒が、きりりとシャープなアクセントとなりました。

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たかこ@caramel milk tea カフェのデザートとランチのレシピ

レシピは稲田多佳子さんのこちらの本を参考にしました。多佳子さんがもしもお店を開くとしたら…という設定で作られた本ですが、撮影に使われているカフェのカントリー風インテリアがすてきでした。

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チキンのバスク風

最近のある日の夕食から。この日はメインディッシュに、「チキンのバスク風」を作りました。

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バスク風とはフランスのスペインとの国境に近いバスク地方のお料理。ピーマンやトマトといっしょに煮込む料理をいうことが多いようです。本ではタジン鍋を使って作っていましたが、私は厚手のフライパンとガラスのふたで対応しました。

  1. 一口大に切った鶏もも肉を、マリネ液(塩・こしょう・パプリカパウダー・カイエンペッパー・にんにくのみじん切り・レモン汁・オリーブ油)につけておきます。
  2. 赤ジャンボピーマン、ピーマン、たまねぎは1cm幅に切り、トマトは角切りにします。
  3. タジン鍋(フライパン)を熱して1の鶏肉を焼き、2の野菜を加えて炒めます。
  4. 野菜がしんなりしてきたら、1のマリネ液を加えてふたをし、蒸し焼きにします。

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野菜がとろりと柔らかく、たくさん食べられるのがうれしい。炒めて、蒸し焼きにする…という手軽さながら、ピーマンとパプリカパウダーの風味が豊かで、複雑な味わいです。

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メインディッシュは香りの強い野菜を使ったので、スープは淡白にヴィシソワーズ(じゃがいものポタージュ)を作りました。冷たくしていただくことの多いスープですが、この日は作りたてを温かくしていただきました。耐熱ガラスの器を使って、見た目だけは涼しげに。

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(左)この日は久しぶりに、テーブルロールを作りました。焼きたてのパンは、ほかほかと柔らかくてやっぱりおいしい。生地をホームベーカリーで作ってから成形し、表面にオリーブ油をぬって、塩をパラパラして焼き上げました。クセがなく、食事によくあうパンです。

(右)ありあわせで作った、なんちゃってサングリア。氷の上から赤ワインとオレンジジュースを2:1くらいの割合で注いでかき混ぜ、レモンを添えました。甘すぎず、さっぱりいただけました。

Tajin_pot_2  タジンポットでつくる、今日のメインディッシュ

チキンのバスク風は、こちらの本を参考にしました。タジン鍋用のお料理本で、お鍋の選び方からスパイスについての解説なまで、初心者にもわかりやすく書かれています。お料理もモロッコ風、アジア風、ヨーロッパ風…と実にバラエティが豊富で、どれもおいしそう! いろいろ作ってみたいです。

どのお料理もフライパンで作れると思いますが、タジン鍋を使うと、きっと雰囲気が盛り上がりますね。

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レモンスクエア

レモンの皮のすりおろしと、果汁がたっぷり入った、さわやかで香り高い夏向きのお菓子、レモンスクエアを作りました。

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20cm角のスクエア型に焼いて、十分に冷めたら粉砂糖をふるいます。

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型にケーキナイフを入れて、16個の正方形に切り分けます。クッキー生地ととろりと柔らかいレモンカスタード生地が2層になっているので、切り分けるのはちょっと難しいですが、ラフな切り口が素朴なこのケーキならではです。

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アップルミントのひと枝と、削ったレモンの皮で飾りつけしました。一口ごとにレモンの香りと酸味がふわ~っと広がります。柔らかい食感もユニークで、さわやかに、おいしくいただきました。

Kids_cookies  KIDS COOKIES

レシピは、キッチン用品のWilliams Sonomaのライブラリから。アメリカの子どもたちに人気のお菓子の作り方が、子供向けのていねいなレシピで書かれています。

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レモンスクエアも、簡単に作れるよう工夫されています。

型の中で、①バターをを溶かす ②小麦粉と粉砂糖を混ぜる ③焼く ④レモンカスタードを流し入れてさらに焼く という一連の作業を行うので、最小限の道具で作れるのがうれしいです。

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